行政による横暴が実行に移される可能性があるとき、頼りとするのは司法。
今回石木ダム事業認定についても、それはおかしい、まちがっている、
と感じている人々は少なくない。
いずれ、事業認定の取り消し訴訟や執行停止訴訟が始まるでしょう。
でも、その司法の場は期待できるのでしょうか?
期待したいけれど、今日のこのブログを見たら・・・
10月9日「裁判長、起きてください!」です。
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-a94e.html
政策エッセイストまさのあつこさんのブログ「晴れの日は楽しく、雨の日は静かに」に
掲載されていたおもしろい記事です。
クスッと笑い、その直後にため息のでるような内容でした。
「このデータは、控訴人にとっては、八ッ場ダムへの支出は違法である、ということを立証する一つの重要な根拠であり、それを3人の裁判官に示したことになる。
根拠は全部で34点にも及んだ。証人は、裁判長の顔を見上げて、弁護士の質問に答えながら一つひとつ丁寧に論証していった。
ところが、この論拠を審理する3人の裁判官のうち、真ん中の一番高いところに座っている裁判長が、寝ていたのである。
裁判長、起きてください!
傍聴人として、取材者として、そう言って起こすべきだっただろうか。」
「審理中に寝ていて、これが公正な裁判なんだろうか。
果たして、この人は、その判決文に自分の名前を記すことができるのだろうか。」
「この珍事をツイッターでつぶやいたら、連動させているFacebookから、「だから法廷は撮影禁止なのです。そう思います」とある弁護士から届いた。」
まさのさんの記事はいつもユーモアをもって書かれているけれど、
そこにある現実はかなり深刻です。