寒波による断水 5万5千世帯!

1月24日〜25日の記録的な大雪(17cm!の積雪)で長崎県内は大混乱に陥りました。

高速道路は封鎖され、空の便はもちろん、電車もバスもフェリーも一部を除きほとんど運休。

JR九州長崎支社によると、24日夜、佐世保、喜々津両駅では約150人が車中泊したそうです。

また、竹松駅で止まった列車の乗客14人は近くの県消防学校で宿泊。

長崎駅と周辺施設で約60人、長崎市立図書館内で約130人が一夜を明かしたとのこと。

わずか17cmの積雪で、帰宅困難となる長崎県! 

 

そして、もっとも多くの県民が受けた被害は、断水です。

NBCニュースによると、

3日前から続いた寒波の影響で、長崎県内の各地で水道管の凍結や破損による漏水が続出。

長崎市琴海地区のおよそ5千世帯をはじめ、午後4時現在、断水や停水しているのは、

諫早市のおよそ1万2000世帯、平戸市のおよそ1万世帯、佐世保市のおよそ7千世帯、

南島原市のおよそ5千世帯、対馬市のおよそ4600世帯、新上五島町のおよそ3600世帯

のほか五島市、松浦市、雲仙市など、県内の広い範囲に及んでいて、

合計の世帯数は5万5千世帯を超えている。

県は午前10時に災害警戒本部を設置。

同時に自衛隊に災害派遣を要請し、

松浦市、対馬市、南島原市、平戸市などに給水車を派遣し対応している。

また、各市や町では配水池やタンクの水量が大きく減少しているため、

今後も大規模な断水がおきる恐れがあるとして、各家庭に対し節水に協力するよう呼びかけている。

とのことでした。

 

5万5千世帯ということは、10万人以上の県民が断水・停水の不自由な生活を強いられているということですね〜

ライフラインに関することは、行政はもう少ししっかり取り組んでほしいものです。

ハコモノ(ダムなど)だけを造っても、配水管が古くなっていたり、質の悪い管を使っていたりしては意味がない!

ハコモノにお金をかけるより、今あるものをきちんとメンテナンスして安全安心な状態にするのが先決!

 

と思っていたら、こんな情報を見つけました。

 
 
佐世保市役所さんの写真
 

水道管の破裂などの影響で、市内で断水が発生しています。
断水に伴い、本日1月26日(火曜日)19時より随時、臨時給水を行います。
また、現在水が出ているところでも、今後断水する可能性がありますので、ご注意ください。

■臨時給水箇所 1月26日(火曜日) 18時30現在
・日宇支所
・日宇地区公民館体育室(もみじが丘)
・針尾支所
・針尾地区公民館体育室(浦頭)
・三川内支所
・江迎地区文化センター
・木場田公園
・猫山ダム公園[19:40追記]

1月26日(火曜日) 夜12時まで
1月27日(水曜日)午前10時から

 

これは佐世保市水道局からの情報ですが、これをシェアしたfacebookページには、
 
このようなコメントが添えられていました。
 

取水できないのではありません。古い大正時代の導水管だらけが原因です。

石木ダムは必要ありません。導水管の交換が先決な佐世保市です。

市議会、県議会のみなさん猿の声聞こえますか?

やっぱり小回り効かない日本の行政ですね。大統領制が必要ばい。

石木ダム建設予算を導水管交換予算に回せばいかがなものか?

これでは市民に節水呼びかけても無駄ですね。

市民および水道局員を苦しませるな。政治家殿。

 

全く同感です!   

そして、その政治家を選んでいるのは私たち市民一人ひとりなのですから、

やはり自業自得ってこと?

今からでも遅くないので、自分が選んだ議員さんに、「ダムよりメンテ!」をアピールしましょう〜

市長や水道局へ「ダムにお金をかけてる場合じゃない!」と叱咤激励しませんか〜 

 

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

「寒波による断水 5万5千世帯!」への4件のフィードバック

  1. Unknown
    今年になってから佐世保市の一日配水量は70000㌧を越えた日は元旦の一日しかありませんでしたが、水道管の凍結、破損による大量の漏水で25日107,790㌧、26日99,679㌧、27日91,786㌧と急激に跳ね上がっています。復旧が進むにつれて配水量は減少してきていますが、完全に元に戻るにはしばらくかかりそうですね。これは家庭の水需要が増えたのではなく、家庭に届く前にだだ漏れしたのが原因ですからね!(笑
    しかし、貯水率をみると24日に92.8%だったのが27日に91.5%にわずかに減少しただけです。水はたっぷりあってもその先がしっかりしていなければ何にもなりません。水源が足りないのではなく知恵が足りないのです。弱点が露呈しました。行政が何をやらなければならないかははっきりしたと思います。必要のないダム建設にムダな労力と予算をつぎ込んでいる場合ではないですよ。

  2. ありがとうございます!
    フッチーさん、助かりました!
    つい先ほど、フッチーさんのコメントを見て、全く同じことを考えていらしたんだな〜と感じつつ読んでいて、ん?、貯水率が違う!と気付きました。
    私が昨日アップした記事の中の数字と全然違う!
    すぐに水道局のサイトを開き確認すると、私が列を間違って見てました!
    大慌てで訂正しました。
    私の間違いに気づかせて頂き、本当に感謝します!!
    ああ〜、もっと早く、フッチーさんのコメントに気づいておけば良かった〜(-_-;)

  3. Unknown
    私が考えていたこととまったく同じ問題意識だったので私のコメントを参考にして記事を書いたのかな〜、と。でも、それにしては貯水率がちょっと違うけどな〜、と疑問には思っていました。早く私のコメント読まないからです(笑
    でも訂正してもまだ貯水率90%を超えてますからね〜。ほぼ満水状態です。3日間で10万㌧を越える大量の水が想定外に漏水しても佐世保の水瓶はびくともしないほど盤石だったということを証明したのではないでしょうか。
    朝永佐世保市長は佐世保市のFB(フェイスブック)で「水道管の老朽化に対する敷設替えは、年次計画で進めています。しかし、既存の山の田、川谷、菰田、相当ダムは、戦前からのダムで、この老朽化と、土砂の堆積は、もっと深刻な問題です」と言っていましたが、今回の事態を受けてもやはり老朽水道管の更新などより、既存ダムの改良、浚渫の方が大切なんでしょうかね。そのためにダムを造ることが最優先なのでしょうか。
    どう考えてもブログに書かれているように「ハコモノにお金をかけるより、今あるものをきちんとメンテナンスして安全安心な状態にするのが先決!」と思いますけどね。

  4. Unknown
    ほんとですね。考えていたことが全く同じ!
    でも、これは私たちだけではありません。
    まもり隊の仲間はもちろんのこと、知らない佐世保市民のfacebookなどでも同様の感想を見かけましたよ。
    何よりも、このページへの閲覧数が急増したことは、この問題への関心の高さの現れなので、今のうちに事実に基づいて発信しておこうと思いました。
    でもそれが、まちがった数字を発信してたなんて・・・本当に穴があったら入りたい心境です〜

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