昨夜のことです。
現在「ダムのツボ展」を開催中のパタゴニア福岡店のスタッフIさんから、嬉しいメールが届きました。
5月4日にうれしい事がおきました。
なんと、1万円の寄付が届いてます。寄付箱あけてたまげたっ!
以下その方とたまたま話したスタッフの話によると、
年齢:60代男性(とても感じのいい方で腰が低い方でした)
名前:名乗るのは控えさせてくださいとのこと。したがって署名もいただいてません。
職業:以前は河川工事の受注など行っていた大手の建設会社か土木会社に勤めていたもよう。
経緯:ボランティア仲間に、パタゴニアの環境への取り組みと、ダムのツボ展のことを聞き
来店。
思い:以前は造る側の人間だったが、今はボランティア活動の中で環境を守る側に立ち、
過去の仕事に矛盾を感じている。
官と民の関係のなかで、生きていくためにたくさんの公共事業に携わってきた。
自分たちの行ってきたことへの誇りと不安などを語られました。
石木ダムについては、その計画の無謀さ故に断固反対であるとして、
皆さんに頑張ってほしいと1万円を寄付され、
ブックレット「小さなダムの大きな闘い」も1冊買っていかれました。
しかもその1万円は、茶封筒に入れて、さりげなくカンパ箱に差し込まれていたそうです。
それに気づいたスタッフが声をかけ、きっと話が弾んだのでしょう。
結果的に、その方の今のお気持ちや、来店の経緯なども知ることができたようです。
そうなんだ〜
まるで、タイガーマスク?
いやいや、感じのいい腰の低い60代のおじさんだから・・
やっぱり「あしながおじさん」かな?
造る側だった方、自分たちは公共の福祉のためになる、意義のある仕事をしているんだ
という自負を持って頑張っていた、そういう現役時代だったのでしょうか。
今は、どんなボランティアをなさっているのでしょう?
いつ頃、どんなきっかけで矛盾を感じるようになられたのか…
もしかしたら、このような矛盾を感じている方も、世の中には案外いらっしゃるのかも…
だと嬉しい。
そして、そのような方の話を直接聴いてみたい。
どうすれば、マヤカシの公共事業をストップさせることができるのか。
ヒントになるようなお話が聴けるかもしれない。。
「原画展、企画できて本当によかった〜」
自分のことにように喜んで報告してくださったパタゴニアのスタッフIさん。
そう!
パタゴニア福岡店には、たくさんの足長お兄さんや足長お姉さんがいます!
石木川とは無縁の地で、無関係のお客様に、石木ダム問題を伝えようとの熱い思い。
そして行動力。
それはお金以上に地権者や私たちの支えとなっています。
福岡のあしなが族には、ただただ感謝。
長崎もがんばろう〜