映画「ほたるの川のまもりびと」を観た学生さんたちの感想文をご紹介します。
長崎大学環境科学部の戸田清先生が、県立大学での講義の中で、この映画について取り上げられたのです。
「大学生の感性に満ちた感想文。可能なら石木川まもり隊で公開して下さい!」とのこと。
喜んで!
というわけで、以下に転載させて頂きます。
長崎県立大学佐世保校「環境社会学」経済学部4年 2018年8月24日
○川棚町こうばる地区の石木ダム建設問題について住民たちの普通の豊かな生活を守りたいという意志が伝わる映像であった。民主主義のあり方について考えさせられる。政治の利権だけを考え、ダムの必要性について話し合うのではなく強制収用に踏み切ろうとする行政の姿勢は税金(石木ダムのために働く職員さんの労働力や交通費)が無駄使いされているように感じた。住民たちが学び団結しているからこそ、今もなお守られているのだと思った。(女)
○石木ダムの必要性について議論が50年間続いているという事実がある。1962年当時の水資源と現在の水資源を比較すると建設の必要性に違いが出るのは当然である。裁判所の判決では建設を容認であるが、公共事業である以上、地域住民以外にも市民や県民の反対は免れない。強行工事ではなく説明と審議が必要である。(男)
○ダムには治水と利水の目的がある。人びとの生活に欠かせないものであるが、建設される土地の環境を壊し、その地で生活を営んでいる人びとの日常を奪うものであることもまた事実である。石木ダムの件のように、行政の都合だけでダムを造るのではなく、人びとの暮らしのことも考えなければならないと思った。男
○豊かな自然を守るために戦う地元住民の姿はすごく正しいものがある。絶対的に必要でもない場所にダムの建設を行うのは、役所も建設を任される業者も何も考えずに行っているのではないかと思うところがある。(男)
○物心ついた時から石木ダムについては知っているが、具体的に知ることができて良かった。高校が川棚高校だった。1962年から始まり、半世紀たつが、私は全く必要性を感じない。県は何をもって建設しようとしているのか、理解できない。行政は本来、人びとの暮らしを良くする存在なのに、どうして人びとの暮らしを奪おうとするのか、理解できない。改めて考え直してほしい。こうばる地区の伝統的な祭りや文化が、ダムの建設とともになくなると思うと、とても悲しく感じる。今の日本で忘れられそうな古き良き自然と共生している暮らしは、決してダム建設で壊されてはいけない。実際にもう一度現地を訪ねたい。(男)
○1962年という前々からこの計画が考えられていることに驚いた。佐世保ではバスや看板などで「実現しよう」というものしか見ていなかったため、反対者の声をニュース以外で初めて見た。様々なところで反対活動をされていることを知り、住人たちの意見を尊重したい気がした。(女)
○ダムにより地域の人びとが築いてきた生活がなくなるということは、生活共同体の崩壊につながると考えた。地域の人びとは長期にわたって抗議運動を行うため疲れ、苦悩し心を休めることができない日々が続くためとてもきついと感じた。そのためダムは作られる前から人びとに対して精神的にも身体的にも経済的にも深刻な影響を与えてしまうと考えた。(男)
○祖父母が同じようなところに住み、自給自足の生活を営んでいました。小さいころよく、稲刈りの手伝いや、山菜を問ったり、木の実で遊んだりしていたので、とてもなつかしく感じました。季節ごとに人びとの生活の営みがよく表れていて、その生活がおびやかされているということに胸がつまりました。(女)
○生まれ育った土地を奪われないように戦う人びとの姿に涙が出そうになりました。人びとの暮らしがあるのに無理やり測量をして、ふるさとを水の底に沈めるのは酷いです。めちゃくちゃな理論をあげてダムを造ろうとする県は、なぜ作るのですか? 住民が反対しているのに無理やり工事を行うのは犯罪になりませんか? ダム反対運動も祭りもみんなが団結しておこなっていて、すてきな町だと思いました。(女)
映画が伝える力の大きさと、若者が感じ取る力の大きさを実感しました。
山田監督と戸田先生に感謝!です。
若い方にもっともっと観てほしいですね。
あなたも自主上映会やってみませんか。
長崎県内に限り、9月より自主上映が解禁になります。
詳しいことは、こちら「ほたるの川のまもりびと」情報を見て下さいね。
Facebookページはこちらです。https://www.facebook.com/savekobaru/
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カテゴリー: お知らせ
8/18(土)はヒューマンライブラリー
みなさん、毎度お世話になっております、石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。
イベントのお知らせです。
8/18(土)長崎市立図書館多目的ホールにて第10回ヒューマンライブラリーNagasakiが開催されます。
まずは、「ヒューマンライブラリー」について簡単にわかりやすく説明した1分30秒の動画がありますので是非ご覧ください。
こちらにヒューマンライブラリーNagasakiフェイスブックページもあります。
イベントのチラシはこちらです。
日時 2018年8月18日(土)
会場 長崎市立図書館多目的ホール
参加費無料
14:00~15:30 ヒューマンライブラリーガイド(研修会)
①16:00~16:30 ②16:45~17:15 ③17:30~18:00
④18:15~18:45 ⑤19:00~19:30
※最大5人の「本」とお話できます!途中入退場可。
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ほずみもブック(本)として参加します!(二回目)
ちょうど、8/17(金)から私たちの映画「ほたるの川のまもりびと」が長崎市のセントラル劇場で一週間公開されますので、この機会に合わせて今回のヒューマンライブラリーにも関心を寄せていただければと思います。
8/17と8/18の一回目の上映にはほずみも駆けつける予定です!
交流会も企画されているようです。
映画を観たあとは交流会にも参加してみませんか?
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【作者名】
石木ダム水没予定地住民(イラストレーター)
【本のタイトル】
崖っぷちからの大逆転?元気の出る里山の暮らしYes!運動
【あらすじ】
石木ダム問題は半世紀以上前に計画された県営ダム事業であるにもかかわらず、未だ完成に至っていない公共事業です。
長崎県は事業認定を盾に今後、前代未聞の大掛かりな家屋と農地の強制収用に踏み切る予定ですが、今現在も水没予定地の里山には13世帯54人が大きな一つの家族のように暮らし、皆さんが羨ましがるような自然に寄り添った暮らしを送っています。
現在、そんな石木ダム水没予定地こうばる地区が、様々な支援を受けながら全国区を目指して飛躍中です。
石木ダム水没予定地で一体何が起こっているの!?
前向きな活動にみなさんきっと元気が出ますよ。
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今度のヒューマンライブラリーでは、みなさんが前向きな気持ちになれるようなお話にしようと思っています。
数年前までほとんど県外には知られていなかった石木ダム問題がどうやって知られるようになったか、
地元の活動がどのようにして盛り上がってきたのか、
今後の展望などを楽しくお話できたらと思います。
緊急募集《千人の集いサポーター募集!》
お知らせ「ほたるの里から長崎をかえよう!!千人の集い」
まもなくやってくるゴールデンウイーク、既に予定たててますか?
5月6日もしもまだ未定なら、川棚町公会堂へ足を運んでみませんか?加藤登紀子さんなどビッグな方々がやってきて、地域とダムの問題を語り合います。もちろん、おトキさんの歌も聴けますよ~
登紀子さん以外のビッグな方々とはこちらです。
千人の集い:裏
第1部 対談:鎌仲ひとみ監督と山田英治監督
第2部 シンポジウム:
加藤登紀子さん、嘉田由紀子さん、今本博健さん、渡辺洋子さん
第3部 ミニコンサート:加藤登紀子さん
こんなに盛りだくさんなのに、入場料は1000円ポッキリ!
安いでしょう?安過ぎですよね?皆さんボランティア参加だからです。
お忙しい方々が、そこまでして来て下さる理由は何でしょうね?
それはきっと、皆さんのお話を聴けば納得!かも…。
さあ、早い者勝ちですよ。
ぜひ、地区ごとの担当者(チラシ下に掲載)へ電話して、チケットをお買い求め下さい。
なお、佐世保市内にお住いの方は、京町バス停そばの「てとて舎」で買えます。
https://www.facebook.com/tetotesha/
メールでお申し込みの方はこちらまで。→ tsuchi_tk@ybb.ne.jp
よろしくお願いしまーす!
署名へのご協力をお願いします
みなさん、こんにちは。
石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。
3/18(日)は東京でのイベント、3/20(火)は長崎地裁の裁判!
めまぐるしい日々を送っています。。
つい先日の春田おこしがはるか昔のことのようです…
そして、3/25(日)はあのイベント!
「ほたるの川のまもりびと」上映後に坂本龍一さんと津田大介さん、パタゴニア日本支社の辻井支社長が登壇するトークショーも開催されます。
私も行きます!行きますとも!!
地元から、マイクロバスでごっそり参ります、みなさん、どうぞよろしくお願いします。
[予約優先です!予約はこちら] https://ishiki0305.peatix.com/
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2018年3月25日(日) 開場 12:00 開演 12:30
会場:長崎市平和会館ホール(平和会館3階)
http://www.city.nagasaki.lg.jp/sisetsu/5090000/p011037.html
12:00開場
12:30開演(映画上映)
14:00休憩
14:10トークショー
15:10終了
全席自由席(600名)*予約優先
*駐車場は施設全体のものになるため、数に限りがあります。
公共交通機関をご利用ください。
アクセス:JR長崎駅~車 10分
~バス 13分(浜口町下車) 徒歩 5分
~路面電車13分(浜口町下車) 徒歩 5分
http://nitca.at-nagasaki.jp/facilities/detail.php?cid=1&id=4
・
そして、
#いしきをかえようキャンペーン、盛り上がっているみたいです!
色々とあって、私は街頭署名活動にはほとんど参加できていませんが、いろんな方が入れ替わり立ち替わり参加してくれています。
本当に感謝しております!
長崎県に公開討論会を求める石木ダムの署名活動ですが、今月いっぱいで締め切られます。
石木ダム問題って、とてもローカルな問題のように見えますが、「日本の公共事業の分岐点」と称しても大げさではないのですよ!
もし、石木ダムが私たち13世帯54人の人を強制排除して完成しようもんなら、これはエラくヤバすぎることなんです!
これをやらせてしまったら、今後は全国どこでも、権力を握っている一部の人が「あ、ここにこれ作りたいね〜」とひらめいたらば、必要のない事業でも、どんなに市民が抵抗しても、全部強制収用可能ということになります。
石木ダムの事業認定取消訴訟の裁判も結審し、7月9日に判決が出ますね。
この裁判には、今後の日本の公共事業の行く末がかかっているんです。
絶対に負けられない闘いです。
裁判所は国民を見ています。
みなさんが石木ダム問題に関心があるをとを示してくだされば、裁判所もその注目度を無視することはできません。
私たちが集めている署名は、石木ダムに賛成、反対を問うものではありません。
長崎県民の8割が説明不足と答えている石木ダム問題について、長崎県に公開の場で説明を求めるものです。
全国のみなさんにお願いです。
この署名に是非ご賛同を頂き、長崎県や裁判所に強いインパクトを与えるお手伝いをどうぞよろしくお願いします!
「説明不足のまま進む、税金538億円を費やす石木ダム建設。長崎県は一度立ち止まり、公開討論会を開いてください」
《電子署名はこちらから》
goo.gl/kM65dB
続・「清流に殉じた漁協組合長」出版記念イベント
みなさん、こんばんは。
石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。
ここのところ、なんだかすごく忙しくて大変です。。
でも、頑張っていますよ〜
今週は天気が良い日に我が家の田んぼの春田おこしをしました。
今年から、私も耕運機に乗る練習を始めました!
精神科の薬が随分と減ったことで、頭がぼーっとしなくなったし、ストレスでお腹を壊したりすることが少なくなりました。
以前より活動時間が長くなったので、体力も徐々についてきて耕運機に乗れるまでに回復しました。
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さて、忙しいけど、大事なイベントが迫ってきました!
ジャーナリストの相川俊英さんが新しく出版された「清流に殉じた漁協組合長」の出版記念イベントに私も登壇します。
イベントに参加するには予約が必要とのことですが、多分、当日ふら〜っと訪ねてきても大丈夫、入れると思います!
ぜひ、ご参加よろしくお願いします。
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相川さんが、イベントについての意気込み??を綴って下さっていますので、以下、添付します。
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明るく楽しいとはとても言えない新作「清流に殉じた漁協組合長」の出版を記念するイベントが今度の日曜日、午後二時から都内の麻布台で開かれます。
詳細は下記をクリックしてください。
http://www.commonsonline.co.jp/event/event2018/20180318seiryu.html
著者の当方も会場ですこーしお話をさせていただきます。
拙著は、忖度追従沈黙に覆われた日本の草の根の社会で生じた事案を客観的に綴ったもので、どなたにとっても読むのがしんどい内容となってございます。
なにしろ書かれている内容が、心地よく心に響く主義主張ではなく、できれば直視したくない不都合な事実の集積であるからです。
著者の当方、臨床政治学の本だと思っております。
臨終政治学ではないですよ。
どなたかがよくおっしゃっていた「美しい国、日本」の森友のごみのような実態は、実は、こういう無数のくさったような草の根の社会によって形成されておると存じます。
事前申し込みなどはそうお気になさらずに、ふらーとお立ち寄りいただけたらと思います。
日本はたいへん広うございます。
くさったような草の根の地域だけでなく、光り輝くような草の根の地域も数は少ないですが、たしかにございます。
当日、そうした地域の方が遠方からわざわざ都内にいらしてお話をしてくれます。
会場で直接、お話をうかがったら、必ずや「この社会もまだ捨てたものではないな!」と、思われるでしょう。
当方が現地をお邪魔してお話をうかがって感じたように・・。
そうそう、こんな機会はめったにないかと存じますよ。
気が滅入るようなお話はいつでもどこでも簡単にうかがえます。
なにしろ目の前にゴロゴロころがってございますからね。
ひょっとしてそうしたところにお住まいかもですね。
しかしながら、そうではない地域のお話をうかがうことはとっても大変なんです。
それからもうひとつ。
拙著を熟読していただいてからこの地域のお話をうかがうと、その価値がより鮮明にお分かりになるかと存じます。
そして、わたしたちにできることは何なのかについてもです。
ジャーナリスト・相川俊英
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相川さんがおっしゃっている「光り輝くような草の根の地域」!
そう、それはもちろん、長崎県東彼杵郡川棚町の「こうばる地区」のことでございます!
会場で直接、お話しするのは、そう!「ほーちゃん」でございます!!
私のお話を聞いた皆さんが、きっと「この社会もまだ捨てたものではないな!」と思えるよう…しっかりと地元のことをお話ししたいと思います。
そういえば、プロデューサーの小林武史さんも佐世保でのイベント「ほたるとマルシェ」で相川さんと同じようなことをおっしゃっていた気がします。
「この石木ダムがもし止められたら、まだまだこの世の中も捨てたものじゃないと思える…」
そんな感じのことです。
最上小国川ダムの現場で行われている「非・草の根民主主義」(イジメ)っていうのは、ここ石木ダムの現場でも起こっていることです。
そのありとあらゆるイジメにどうやって地元が立ち向かっていってるのか、そこまで30分程度の持ち時間で上手く話せるかどうか自信ないですが、最後にみんなでディスカッションの時間もあるので、そこでうまいことみなさんに引き出していただければなぁ〜と思います!
みなさんのお越しをお待ちしております!
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3月18日(日)
“ダム問題は終わっていない”
―『清流に殉じた漁協組合長』出版記念イベント
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■日時:2018年3月18日(日)14:00~16:30(開場13:30)
■登壇者:
相川俊英(『清流に殉じた漁協組合長』著者/地方自治ジャーナリスト)
遠藤保男(水源開発問題全国連絡会共同代表)
こうばるほずみ(石木ダム建設に反対する地元地権者)
■参加費:1000円
(クラウドファンディングで5000円以上
ご支援いただいた方は無料で参加することができます
チケットをご持参ください。)
■会場:東京麻布台セミナーハウス・大研修室
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5
地下鉄日比谷線 神谷町下車(E1出口)徒歩3分
都営三田線 御成門駅下車 徒歩10分
都営大江戸線 赤羽橋駅下車 徒歩8分
都営浅草線・大江戸線 大門駅下車 徒歩8分
JR 浜松町駅下車 徒歩20分
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
■お申し込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/ec53eb6b554112
BE-PAL(ビーパル)3月号に石木ダム問題が掲載
みなさん、こんにちは。
石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。
今日は、ちょっと自慢げなお知らせです。
アウトドアが好きな方はよくご存知と思いますが、あのBI-PAL(ビーパル)という雑誌(日本では一番歴史の長いアウトドア雑誌ということです)の3月号に石木ダムのことが記事になっています!
ビーパルを定期購読しているという支援者のSさんからは、すぐに「載っていたよ!」と連絡がありました。
そして、私の手元にもやってきました!
ビーパルは小学館から出されている月刊のアウトドア雑誌で、魅力は何といっても毎月ついてくる特別付録です。
3月号にはビーパルオリジナル、ビッグサイズ・トートバッッグが付いています。
なかなか丈夫そうで、今後はマルキョウの買い物袋に活躍しそうです。
さて、肝心の石木ダムについての記事は、63ページから4ページ掲載されています。
先日、石木を訪問してくださったカヌーイストの野田知祐(のだともすけ)さんが、自身の連載するエッセイの中で石木の問題について取り上げてくださったのです。
「石木川のまもりびと」というタイトルが付けられており、
石木ダムの問題(付替道路工事のことも書いてあります)石木ダムの水没予定地で暮らしている人々の暮らしや石木川の自然について、
それにこれから公開が始まる映画「ほたるの川のまもりびと」についても触れてくださっています。
なんと、石木川まもり隊のホームページからマンガ「ダムのツボ」や「こうばる支援米」が買えることも紹介していただいています!
4ページの中で石木ダム問題の要点と石木のふるさとの魅力、それに支援の方法までしっかりまとめてくださっていますよ!
また、当たり前ですが、石木ダムの記事以外でも普通に楽しめる雑誌です。
今月号の特集は「アウトドア好き100人の夢」という、私みたいに特別アウトドアをやっていない者でも読んでいて面白い内容です。
もし気になる方おられましたら、買ってみてください。
多分、付録付きの雑誌だから立ち読みはできないよね…😅
『清流に殉じた漁協組合長』出版記念イベント
みなさん、こんにちは。
石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。
先週は風邪をひいてダウンし、意外にも久しぶりにゆっくり休むことができました!
モチベーションが上がって最近は、真面目にイラスト制作をしています。
本日は、東京で企画されているイベントのお知らせです。
3/18(日)に久々、東京にほーちゃんが上陸します!
そのイベントとは…
ジャーナリストの相川俊英さんがこのほど出版された新刊、『清流に殉じた漁協組合長』の出版記念イベントです!
この本は、2014年に山形県の最上小国ダム問題で自ら命を絶った漁協組合長がなぜ自殺に追い込まれたのか、その闇に葬られた事件の真相に迫る本です。
この本は、クラウドファンディングで資金を集めて出版にこぎつけました。
ダム建設によって起きた悲劇をあなたに知ってほしい
『清流に殉じた漁協組合長』出版プロジェクト
https://motion-gallery.net/projects/oguni-dam
達成率は当初予定金額の221%、クラウドファンディング参加者数111名、集まった金額は664,000円!
よく頑張った!
実は、私もこのクラウドファンディングに参加しました。
今、手元にできたてほやほやの本があります!
がしかし、内容はやはり辛く厳しい…
山形県最上小国川ダムの現地で起こっていることは、ここ長崎県石木ダムの現地で起きていることと差して変わらないかなと思います。
要するに、めちゃくちゃいじめられている!
かわいそうすぎる!
ひどすぎる!!
気の毒でならなさすぎる!!!
石木ダムの場合は、幸か不幸か?そのいじめを主に水没予定地内で暮らし続ける13世帯54人で受け止めていますが、最上小国川ダムの場合はこのいじめを漁協組合長を筆頭に、限られた支援者でしのいでいたものと思われます。
う〜ん、そういう状況はかなり厳しい………
悲しい事件ですが、これをなかったことのように闇に葬り去られるのはおかしいと思います。
そして、私たちはこの事件を教訓に最上小国川ダムの二の舞にならないようさらなる強力な戦略のもと闘わないといけないでしょう。
私としては、長崎県石木ダム問題の水没予定地住民を代表してこのイベントに登壇し、できるだけ多くの方に石木ダム問題の危機的な状況をお伝えしたいと思います。
ただ、地元住民は前向きに元気に暮らしていますので、明るい未来のために応援よろしくお願いします!
以下、イベントの詳細です。
イベント参加ご希望の方は、『清流に殉じた漁協組合長』出版プロジェクト事務局へのお申し込みをよろしくお願いします。
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3月18日(日)
“ダム問題は終わっていない”
―『清流に殉じた漁協組合長』出版記念イベント
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★“ダム問題は終わっていない”
地方で起きている深刻な開発問題は、
なかなか知られる機会がありません。
山形県東北部で進行中のダム建設事業も同様です。
アユ釣りのメッカとして名高い最上小国川に、
現在、山形県が最上小国川ダムを建設中です。
当初、清流への悪影響も懸念し、計画に反対していた
漁業協同組合も最終的にはダムを容認することになりました。
様々な揺さぶり・圧力・懐柔工作が行なわれた末に、
反対運動の先頭に立っていた漁協の組合長が
自ら命を絶ってしまったためです。
『清流に殉じた漁協組合長』はこの地域で
一体何が起きていたのかを
徹底取材、闇に葬られた事件に迫った一冊です。
***
『清流に殉じた漁協組合長』で取り上げた
山形の最上小国川ダム事業は、
地域の課題解決に役立たず、
地域の価値を損ねる悪しき公共事業の典型です。
ダム建設問題はこれまでも、
住民の立退きや治水効果、清流への影響などをめぐり、
大きな論争になってきました。
なぜ、こうした公共事業が一向になくならないのでしょうか。
このイベントではその根本原因に迫ります。
そして、今もなお全国で進行中の
理不尽不合理なダム事業について
ゲストスピーカーの方々に
地域で今、何が起きているのか語っていただきます。
ダム問題は大手メディアで報道されなくなっただけで、
今もなお日本中で地域を分断し、毀損し続けています。
中でも長崎県が建設を強行している石木ダムは見過ごせません。
反対地権者の土地を力づくで奪う土地収用の経緯と現状について
ダム建設に異を唱え続ける当事者に語っていただきます。
————————————
■参加費:1000円
(クラウドファンディングで5000円以上
ご支援いただいた方は無料で参加することができます
チケットをご持参ください。)
■日時:2018年3月18日(日)14:00~16:30(開場13:30)
■登壇者:
相川俊英(『清流に殉じた漁協組合長』著者/地方自治ジャーナリスト)
遠藤保男(水源開発問題全国連絡会共同代表)
こうばるほずみ(石木ダム建設に反対する地元地権者)
■会場:東京麻布台セミナーハウス・大研修室
〒106-0041 東京都港区麻布台1-11-5
地下鉄日比谷線 神谷町下車(E1出口)徒歩3分
都営三田線 御成門駅下車 徒歩10分
都営大江戸線 赤羽橋駅下車 徒歩8分
都営浅草線・大江戸線 大門駅下車 徒歩8分
JR 浜松町駅下車 徒歩20分
http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html
■お申し込み
https://ssl.form-mailer.jp/fms/ec53eb6b554112
上記のリンクからお申込みいただくか事務局までメール・電話などでお申込みください。
<お申し込み・お問い合わせ>
『清流に殉じた漁協組合長』出版プロジェクト事務局
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-16-15 レックス西早稲田503
TEL:03-6265-9617 FAX:03-6265-9618
info@commonsonline.co.jp
いしきを学ぶ会 part2
長崎県川棚町こうばる地区。
ここにダム建設計画があります。
計画が進むと、この地区で暮らす13世帯は故郷を奪われてしまいます。
ダムは必要なのでしょうか。
今回は、ダム計画の歴史を振り返りながら、なぜ50年以上の長きに亘り、問題は解決しないのかを考えます。
いしきを学ぶ会 part2
治水、利水、こうばるの現状、ダムの弊害
映画「ほたるの川のまもりびと」(20分間)上映
おはなし
岩永正さん 川棚町こうばる地区在住
岩本宏之さん 川棚町こうばる地区在住
炭谷猛さん 川棚町こうばる地区在住
山口里志さん 川棚町木場地区在住
日時 2018年3月24日(土)18時開場、18時半開始
会場 長崎市民会館視聴覚室(長崎市魚の町5-1,TEL:095-825-1400)
問合せ 「いしきを学ぶ会」実行委員会095-884-1007森下
*入場無料
Facebookイベントページ
https://www.facebook.com/events/544941982547530/
石木ダム問題を考える下組・野口地区学習会
みなさん、こんにちは。
地元水没予定地住民のいしまるほずみです。
今週土曜日1/27(土)に石木ダムの学習会が開催されますのでお知らせします😉
石木ダム問題を考える下組・野口地区学習会
日時:2018年1月27日(土)18:30開始
場所:下組郷公民館(川棚町下組郷730-1)
内容:
①映画「ほたるの川のまもりびと」(20分間)上映
②石木ダム事業の概要と問題点
③川棚町の水道水の問題
④佐世保市の水は不足しているのか
⑤ダムが出来たらどうなるのか―熊本の事例から
⑥みんなで語ろう話そう―石木ダム問題
主 催:石木ダム建設に反対する川棚町民の会
連絡・問合先:090-4519-2528炭谷
今年最初の石木ダム問題を考える学習会を開催します。
皆様、ご存知の通り、昨年8月の長崎県との協議決裂で、建設予定地・川原では工事を阻止しようとする地権者・支援者と工事を強行しようとする長崎県の激しい攻防が続いています。
長崎県は、不当にも工事を続ける構えを見せていますが、川棚町民の会は今年もダム問題の周知を図り、反対の輪を増やしていきます。
無料でどなたでも自由に参加できます。
気軽に遊びに来てくださいね😊
そして、ついでにもう一件「いしきを学ぶ会実行委員会」からもお知らせです。
前回1月7日の実行委員会では、当会のイメージや情宣活動を主に話し合いました。
また、次回いしきを学ぶ会は3月24日(土)長崎市民会館視聴覚室での開催となりました。
次回実行委員会を下記の通り開催します。
「いしきを学ぶ会」実行委員会
日時:2018年1月27日(土)14時
会場:長崎市民会館アマランス会議室2(長崎市魚の町5-1,095-825-1400)
議題:学習会ツールの検討ほか
問合:080-3999-9928土森
長崎市内方面の方で、お手伝い可能な方は是非よろしくお願いします😌