第36回団結大会

今日は第36回「3.14団結大会」の日。

私にとっては7回目。幟や横断幕に飾られた川原公民館の晴れ姿も、かなり見慣れた光景に。

でも、毎年新たな看板も追加されます。

 

午後1時、いつものように石木ダム建設絶対反対同盟の歌を歌って開会。

同盟からの挨拶、この1年の経過報告、弁護団・来賓挨拶、決意表明、決議文採択という流れもいつも通り。

弁護団からは板井副団長が挨拶されましたが、その中で印象的だったのは次の2点。

 

1.かつては川辺川ダム推進派だった人吉市長がその後脱ダムに舵をきった。

 その理由は、防災安全度の視点から。どんなダムでも堤防でも溢れる可能性はある。

 溢れたときどうするか。溢れたときは逃げるしかない。

 ところが、ダムの場合は逃げるのが間に合わないことがあり、被害がより深刻になる可能性が高い。

 

2.ダムが止められない理由の一つは談合。

 国交省ではなく建設省の時代の話だが、談合によりダム建設を請け負うゼネコンが決まると、

 ゼネコンは九地建の局長の印鑑を押してもらい、それをBKに持っていきお金を借りていた。

 借りた金は返さねばならない。ダム建設が始まらなければゼネコンは困る。

 川辺川で公開討論会をやったとき、4000人が集まった。

 が、5時になると推進派の2500人が帰っていった。

 それはゼネコンによる日当動員だったから。

 

なーるほど。そういうカラクリだったのか…

 

いよいよ終盤。毎年楽しみな決議文が読み上げられ、大きな拍手で採択されました。

いつものようにユーモアと知性と決意に満ちた決議文です。

 

最後は元気いっぱいの団結ガンバロー。

 

閉会後は、美味しい手料理いっぱいの交流会。

まずは、高橋弁護士の音頭でかんぱーい!

皆さん、よく食べ、よく飲み、よく喋り・・・

きっと参加者の大半は、これが目当てではないかな〜

斯く言う私も…

  

「今こそ考えよう石木ダムと強制収用」佐世保集会を振り返って

アンケートの集約や会計処理などほぼ片付いたので、昨日、実行委員会事務局会議を開きました。

全員の共通の思いは、なんといっても500席の会場がほぼ満席となったこと、

アンケートの感想もたいへん好評だったし、その上、赤字にならなくて済んだし・・・

つまり、大成功だった!ってことでした。

主な反省点としては、 

①   子どもの保育室を用意しておけばよかった

②   席がいっぱいになってきた時の対応の準備をしてなかったので慌てた。
  パタゴニアのスタッフさんが空いている席をすばやく見つけて誘導してくれ、助かった。

などがあげられました。

 

アンケートは83人の方が提出され、その回答から参加者の年代や住んでいる場所などが見えてきました。

主な項目をグラフ化したものを見てみましょう。(集計結果のデータはこちらです) 

 集会を知ったきっかけとしては予想通り、知人や団体からが最も多いのですが、

 新聞・テレビ、チラシを見てというのも今までよりは多かったし、

 また、その他の中にはアーケード街での署名時に知ったというのもあって嬉しかったです〜

     

参加者の年代は、やはり圧倒的に熟年世代が多かったけど、

実際の割合はもう少し若い人も多かったように感じました。

たぶん若い人は忙しくて(家事育児などで急いで帰宅?)アンケートを書く時間がなかったのかな?

 

参加者の多くは佐世保市民でしたが、石木ダム建設予定地の川棚町からもかなり参加がありました。

2011年秋、やはり佐世保市で500人規模の石木ダム反対集会を開催しましたが、

そのときは全国集会で、県外からもたくさんの参加者があり、盛り上げていただいたのです。

今回はほとんどの参加者が県民ということで、県民の関心の高まりを感じます。

 

さて、いよいよ参加者の皆さんの率直な感想を見てみましょう。

多くの人に共通していた感想や、印象的だったコメントなどピックアップしてみます。

 

第1部(映画『ダムネーション』)について

○すごいと思いました。自然の力強さを感じた。

○分かりやすい内容ではありましたが、文字が早く読むのに大変な面もありました。特に私のような高齢者にはもう少し大きくゆっくりが助かります。反対表現もユーモアがあり、それもダムを減らす案に賛同へとつながり易くなったのかもと思いました。

○21世紀は環境復元の世紀と思う。この思いに自信を与えられたと思います。

○見たかった映画だったので、今日見ることができてよかったと思います。アメリカの人たちのすごさを見ました。私たちも声を上げていかなければと思います。

○いい映画だった。面白かった。自然の素晴らしさがたっぷりあり、しかし、暗い空間になると睡魔に負けてうとうとするところもあり、字幕で単調だったせいもあり(ドラマと違い)

○よくぞ見せていただいたと心から感謝しております。中村知事や市長に見てもらいたい。

○現実に撤去されていくダムとその後の自然の再生を見て、とても勇気付けられました。自然と共存していく人間の美しい姿が生き生きと迫り、かくあるべきと訴えてきました。

 

第2部(石木ダム対策弁護団や地権者からのメッセージ)について

○2年前大阪から帰って来て、正直、諫干、石木ダム、耳にはするがわかりにくい。今日の集会でようやくわかりました。ダム周辺の住民だけの問題ではない。一人の県民として憲法に照らしても反対運動を進め広げたい。

○知らないことばかりだったので、初めて聞きもっと関心を持つ必要性を感じました。

○とても分かりやすく、ダムの無用が明らかだと思った。佐世保市はこの計画を進めるなら、しっかり市民に説明しなくてはいけないと思う。(できないと思うが)
県や市に対しての憤りを感じる。

○公共事業として県が強引に進めている石木ダム建設で得をする者(組織)はどんなところなのか。アベノミクスとの関係は?県が強行する場合の対抗方法は?どのように考えておられるのか?

○石木ダム建設絶対反対の気持ちが更に強くなりました。私自身も行動を起こさないといけないと思います。石丸さんが、佐世保市と川棚町は隣人どうし。仲良くしていきましょうと言われました。石木ダム建設で佐世保市民と川棚町民の間に大きな溝を作ってはいけないと思います。

○わかりやすく説明していただいて良かった。資料をもとにした説明で理路整然としていたので納得できた。

○県、市の動きを法的にストップさせる動きはできないのか?現地からの報告、訴えには感動した。素晴らしい。佐世保市民として恥ずかしい。

○税金の使途、何の為のダム建設か考えさせられた。

○今日の集会に集まった力を見て希望を持った。屈してはならない。一番の敵は無関心であること。層を広げていかなければならない。

 

まだまだたくさんの感想が寄せられています。

お時間のある方は、こちらに全文があります。ぜひご覧下さい。

以上、集会を振り返って、まとめてみました。

 

あらためて、1・18佐世保集会に足を運んでくださった皆様に心から感謝いたします。

皆様から頂いた感想を糧に、今後も私たちにできることを頑張っていきたいと思います。

この理不尽な公共事業を一緒に止めましょう〜

 

県庁玄関前での抗議〜そのワケは…

1月26日午後3時、石木ダム建設予定地の地権者と私たち支援者は県庁玄関前に集合。

強制収用のための手続きを強行している知事に抗議をするために、

そして、先日の、1月18日佐世保集会の集会宣言文を届けるためにやってきました。

このことは、すでにご存知の方も多いでしょう。

テレビや新聞でも報道されました。

翌日の新聞には、このように報道されていました。

しかし、テレビで見た人は、少し勘違いされたかもしれません。

「県庁に押しかけ抗議」「会議室への入室を拒み…」などというキャプションを見ると、

どこかのアブナイ団体の殴り込みみたい・・・ですよね?

うーん、確かにちょっと怖いオジサンに見えますが…

 

でも、そうではありません。会議室へ向かわなかったのには理由があります。

私たちの真意、そして地権者の思いを伝えます。

 

*私たちはこれまで石木ダムの必要性をめぐって県との話し合いを求めてきました

*特にこのダム事業の最高責任者である知事との対話を求めてきました

*昨年7月、知事は1回だけ地元での説明会に顔を出しましたが、それっきりです

*そして、強制収用に向けた手続きを強硬に進めています

*話し合いで解決したいと言っていた知事が、なぜ一方的に進めるのか、私たちは理解できません
 だから知事の真意を確かめに来ました 

*しかし、知事も副知事の1人も出張で、「だから河川課が対応します」と言って、
 私たちを本庁舎の中に入れようとはせず、別館の会議室へ連れて行こうとしました

*なぜですか?地権者や私たちが来庁した時は、なぜいつも知事は出張なのですか?
 ダム推進派が来庁した時は、なぜいつも在庁していて知事室に通すのですか?

*逃げているとしか思えません。なぜ知事は逃げるのですか?
 なぜ、もう1人の副知事は出てこないのですか?
 なぜ、私たちは本庁舎に入れてもらえないのですか?

*だから延々と押し問答が続いたのです。
 私たちはわざと玄関に立ち続けていたわけではありません

 

1時間ほど訴え続けて、やっと河川課の政策監が登場しました。

地権者が思いを訴え、知事と会える場を作ってくださいとお願いしました。

政策監は「間違いなく伝えます」と繰り返すだけでした。

最後に、1・18佐世保集会の集会宣言文を読み上げ、手渡しました。

 

私たちの声を届けよう。民意を県に届けよう。未来を決めるのは私たちだから。

「今こそ見直そう石木ダム計画!必ず止めよう強制収用!」

私たちは今ここに宣言する。

 

最後のところを読みながら、気分はややトーンダウン。

声を届けに来ても、聞く耳を持たない県、逃げる知事に、どうやれば届けることができるのだろう…と。

 

沖縄を無視する国と同じだな〜

県民があれほどきっぱり選挙で意思表示したのに、国は辺野古の埋め立てを強行しようとしている。

新知事が前知事の辺野古移設容認について検証するので結果が出るまで工事をしないよう求めたのに、

聞く耳を持たず、力で押し切ろうとする国。長崎県と同じですね。。。

いえ、長崎県が国を見習っているのでしょうが。

                     

仕事と支援

いま、横浜にいます。

「石木川まもり隊」を代表して、ほーちゃんと私の凸凹コンビが、

昨日から開催中のパタゴニア展示会に参加するために今日の昼頃、この会場にやってきました。

大桟橋ホールという広くてオシャレなホールで、

アウトドアショップ『パタゴニア』の展示会がおこなわれているのです。

そこになぜ場違いな私たちがいるのかというと、

展示会場の一角に、「石木川まもり隊」のブースが設営され、

ここで署名活動もおこなわれているからです。

先週は、大阪の展示会場でも実施されました。

パタゴニアスタッフの皆さんの手でブースが作られ、署名も集めてくださいました。

「来週は横浜でやります。是非いらっしゃいませんか」と誘っていただき、

思い切ってやってきたのですが・・・

まもり隊のブースは、中央のドリンクコーナーの真ん前にあり、

多くのお客様が足を向けるところに設営してありました。

それだけではなく、日本支社長さんをはじめ営業の方やいろんな方が、

ディーラーさんやアンバサダーさんや雑誌社の方などを連れてきてくださるので、

いろんな方に石木ダム問題の話ができましたし、署名もたくさんいただきました。

 

スタッフの皆さんは、商品を売るのがお仕事のはずなのに、

その貴重な時間を惜しげもなく割いてくださって・・・

私たちは申し訳なさでいっぱいでした。

 

でも、ほーちゃんのお母さんが今朝たくさん作って持たせてくださったおにぎり、

(ほーちゃんのご両親が丹精込めた無農薬の新米を、昨日精米して炊いたご飯で握ったおにぎり)

これを署名してくださった方やスタッフの皆さんに食べてもらったら、

みんな大感激で、美味しい、美味しいと喜んでくださいました。

実際、美味しかった!

少量の胡麻と塩だけの味付けで、具は何もなく、漬物もありませんでしたが、それで正解!

他には何もいらない美味しさでした。そして、

「このお米はここで作られるんですよ〜ここにダムができると、もう、このお米はたべられなくなります」

と言うと、「えーっ!それは大変!それは止めなければ・・・」と大抵の方が真剣な眼差しに。。

 

パタゴニアスタッフさんだけでなく、ディーラーさんの中にも、

「うちでも署名を集めようと思います。この用紙もらってって、こぴーしてもいいですか?」

とまで言ってくださった方もいました。

 

私たちは感謝感激の連続でしたが、その極めつけは打ち上げの席で・・

展示会終了後、中華街のお店で約50人ほど?のスタッフと食事中のこと。

私たちの思い(どんなに感謝してもしきれないほどありがたく思っていること)を、

たまたま右隣に座っていた方に伝えると、

「僕たちのほうこそ感謝しています。パタゴニアも企業なので利益をあげねばなりません。

売上の数字を気にしながら働く場面もあります。そんな時、ただ利益追求と思うと虚しくなりますが、

この売上の一部が自然を守ることに繋がる。自分自身は何もできないけど、この売上の一部が川を守る

人たちの活動を支えていると思うと、頑張ろう!という気持ちになれるんです」

という言葉をいただき、その話し方に社交辞令は感じられなかったので信じる気持ちになりました。

なるほど、そういう考え方もあるのかもしれない…と。

しかも、その方だけでなく、その方が席をたった後、

左隣の方も「さっきKさんも言ってましたが、僕も同じ思いです。僕たちの仕事が、

僕たちにできないことをやっている皆さんのお役に立っていると思うと嬉しいんです」と。

 

まもり隊を応援してくださるのは決してトップの方の押し付けではなかった、

社員の皆さんが共有なさっている自然を守りたいという意識に裏打ちされたホンモノだった!

それを感じることができたのは、今回の一番の収穫だったかもしれません。

感動と共に、責任の重さもひしひしと・・・

 

「今こそ考えよう石木ダム」集会、満席に!

いよいよ今日は「今こそ考えよう石木ダムと強制収用〜未来を決めるのは私たち」佐世保集会の日。

お天気は上々だけど、500席の会場に見合うほどの人が集まってくれるかな…という不安は、

これ以上増えたらどうしよう…場外のモニターで見てもらわなければ…という不安に変わり、

『ダムネーション』上映会は立ち見の出る盛況に! 

10分間の休憩後、第二部(石木ダム問題を考える講演会)の始まり。

映画を見たら、帰ってしまう人が多いのではないかとの不安も杞憂に終わり、

二部もほぼ満席でした。

はじめは、「ここがヘンです佐世保の利水と川棚の治水」と題して、八木弁護士の講演。

今日も歯切れの良いわかりやすいお話で、参加者は資料を見たり、頷いたり。

続いて、石木ダム対策弁護団長・馬奈木昭雄弁護士による講演、

「石木ダムを考えることは私たちの暮らしを考えること」

つまり、石木ダムという無駄な公共事業がなかったら、私たちの暮らしに必要な、

アレもできるしコレもできる…

限られた財源をいかに有効に使うか。ダムの優先順位は低い。

税金の使い道をよく議論すべき。

そして、決めるのは私たち市民・県民の意思だと強調。

 

続いて、こうばる地権者からのメッセージ。

石木ダムに固執する長崎県を呪縛から解き放つには、世論の力しかない。

特に佐世保市民の皆さまが、「強制収用してまで石木ダムはいらない」と声を上げていただくことが、

長崎県の暴走を止めることになると訴えました。

会場はシーンとなって聞き入り、終わると同時に大きな拍手。

 

最後は、集会宣言です。

 

                    集会宣言

 

昨年9月5日、長崎県はついに石木ダム建設のための土地の収用裁決申請に踏み切った。

しかし、建設予定地に住む13世帯約60人の意思は微動だにしない。

石木川の恵みを誰よりも知っているからだ。

虚空像山が育んだ清流は、里山に豊かな収穫をもたらす。

川魚やホタルなど多くの生き物を育む。

夏は子どもたちが泳いだりもぐったり貴重な遊び場となっている。

お金には代えられないこころ豊かな生活がここにある。

幾世代に亘って培った豊かな絆がある。

この豊かさを守り次の世代に手渡したいと考える人々が今もここで暮らしている。

ひとたびダムの底に沈めたらこの豊かさは戻らない。

 

県は石木ダムの治水効果を謳い、佐世保市はその利水効果を謳うが、

今日私たちは石木ダム対策弁護団の説明を聴いて、

石木ダムが必要のないものだということをはっきり理解した。

県や佐世保市が配布する広報を見て、石木ダムの必要性を信じていた人もいるだろうが、

その必要性の根拠がいかに曖昧なものであるか気づくことができたに違いない。

その無駄な事業のために県民の貴重な税金が惜しげもなく投入されてきた。

その上佐世保市民は水道料金という形でさらなる負担を強いられている。

石木ダム計画をこれ以上進めることは、自然と地域を破壊し、県や佐世保市の財政をより圧迫するだけ。

知事や佐世保市長は次の世代を担う子どもたちにさらなるツケを回すつもりなのか? 

残すべきは、借金ではなく豊かな自然。

守るべきは、利権ではなく人々の暮らし。 

求めるべきは、ダム建設ではなく県民の声。

私たちの声を届けよう。民意を県に届けよう。未来を決めるのは私たちだから。

「今こそ見直そう石木ダム計画!必ず止めよう強制収用!」

私たちは今ここに宣言する。

                            2015年1月18日    

        「今こそ考えよう石木ダムと強制収用」佐世保集会 参加者一同

 

読み上げるのは、地元の若者。

二人の子どものお父さん。

子どもたちに、こうばるの豊かな自然を残したい!との思いが伝わってきます。

壇上で読み上げるお父さんを見て、駆け寄ろうとする子どもたちをしっかり抱き寄せるお母さん。

 

集会終了後、私たちはアーケード街をパレードしました。

幟、ゼッケン、横断幕を掲げながら、

でも、シュプレヒコールはせず、市民に静かに語りかけながらの行進でした。

参加者は169人!

なんと、集会参加者の3人に1人はパレードにも参加してくださったようです。

 

予想以上の大成功に、地権者の皆さんはもちろん、

弁護団も、パタゴニアさんも、実行委員会のメンバーと共に喜びを分かち合ってくださいました。

 

この成功の要因の一つは、メディアのおかげだと私は思っています。

新聞各紙が告知記事を書いてくださったので、それを見ての問い合わせが7件もありました。

かつてなかったことです。

それだけ県民の関心も高まってきているということでしょう。

 

この流れを止めないよう、そして、集会の成果を次に繋げるよう、

これから何ができるか、何をどう伝えるか、考えていきたいと思います。 

 

 

11・16 石木ダムのための強制収用を許さない佐世保集会

昨日の石木ダム強制収用反対集会は、予想以上の参加者で会場は熱気ムンムン・・・

気分を悪くして倒れる方が出てしまい、主催者として深く反省しています。

進行が予定より遅れていたので、そちらにばかり気が行ってしまい、

室温や換気についての気配りが全くできていませんでした。

暖房は一切入れてなかったのですが、

お天気だったので、窓越しの日差しが室温をぐんぐん上昇させてしまったのでしょう。

緒方弁護士がフォローしてくださったように、参加者の熱意が輪をかけて室温をあげた?のかも・・・

でも、倒れた方はまもなく回復され、大事に至らずホッとしました。

 

昨夜はTVニュースで、今日は新聞各紙が伝えていました。

 

本当にやって良かった!と思える集会でした。

参加者の半数近い66人がアンケートを提出し、そのほとんどが感想欄にびっしり書かれていました。

多くの人が「参加して良かった」「とても有意義な集会だった」「弁護団の話が大変わかりやすかった」と書かれていました。

具体的には、

・石木ダムは利水でも治水でも必要のないことがよくわかった

・佐世保の水の需要予測は本当におかしい、周りの人にも伝えたい

・石木ダムは自分たちの問題だと感じた、目からウロコだった

・若い地権者の言葉に感動した、今度現地を訪ねてみたい

・こんな集会を川棚でも開いてほしい

などなど、実感のこもった感想が綴られていました。

 

私自身も、聴きながら、なるほど〜、そうだ!、うんうん、

と感心したり、納得したり、共感したり・・・

 

板井弁護士:大型公共事業は住民が決定するもの。治水問題は流域住民が主人公。

馬奈木弁護士:私たちが勝つには行政を圧倒する力をつけなければならない

          それは、決して行政をやっつけることではない

          行政側よりも優れた対案を提起し、それを議論する

          これは長距離マラソン、走りながら力をつけよう

 

そして、地権者からの訴え。

 

今では4人の子の父親であるMさんは、強制測量の時、小学2年生でした。

あの時の記憶は心の傷として残っている。

子どもには同じ思いをさせたくない。

私たちは自然によって生かされている。

自然を壊すのではなく、このダム計画を壊して欲しい。

そう言うと、会場からは大きな拍手がおこりました。

 

主催者からは、強制収用反対署名への協力と、来年の佐世保大集会への参加を呼びかけましたが、

アンケート結果を見ると、66人中53人が参加、わからない9人、参加しないは0でした。

そして、実行委員や賛同人としての参加希望が8人もいて、びっくり!

 

さあて、またまた忙しくなりそうです。

来年1月18日の大集会まで、あと2ヶ月。

その間、選挙あり(多分)、お正月休みあり・・・

時間がないな〜と、仲間内では頭を抱えていますが、

ま、成るように成るさー 

 

「ダムネーション」上映会 in パタゴニア福岡

あわただしい日々が続いています。

明日は佐世保市と水道局への申し入れ、

今度の日曜日には、強制収用を止めよう!と呼びかける佐世保集会、

そして来年1月開催の「ダムネーション」上映会&大集会の準備も始まって…

 

そんな中、一昨日の11月10日、パタゴニア福岡店での「ダムネーション」上映会に参加してきました。

22日の一般公開を前に、パタゴニア店内での上映ということで、ごく少人数のものかと思いきや・・

商品を全部隅っこに移動してスペースを確保。こーんなに人が入りました。

今、スタッフの石津さんが挨拶しているところで、上映前の時点です。

この後も続々とお客さんが集まって、床が見えなくなるほど。

そして、私たちは「動物園席」に座って、階段の手すりの間から観ることに・・・

 

この映画を観るのは2回目ですが、あらためて共感し、感動させられました。

「水は血液と同じ。淀めば死に至る」

毛細血管のように地上のすみずみまで張り巡らされた川という水の流れを、

私たち人間の都合で勝手にせき止めて、静脈瘤のような水溜りをあちこちに造ってきた。

一刻も早く、この溜りを取り除いて、本来の流れを取り除かないと、地球は死に向かう…

すでに多くの生き物が、その被害を受けている。

それに気づいた人々が発信し、行動することが大事!

あらためて、そう思いました。

 

このドキュメンタリー映画に出てくる人々のような行動力はありませんが、思いは同じ。

とりあえず、この映画を上映する!

そうして、うまく伝えられない私の思いを、少しでも多くの人にわかってほしい…

そう思いました。

 

来年1月18日、アルカスSASEBOで上映しますからね。

皆さん、覚えていてくださいね。

いえ、カレンダーか手帳にご記入をお願いします。

近づいたら、チラシなど、また発信しますね〜

 

上映会の後は、身近なダム問題についてアピールの場が用意されていました。

いま話してくださっているのは、瀬戸石ダム撤去の運動をなさっているTさん、

日本初のダム撤去が進んでいる荒瀬ダムからもMさんが駆けつけ、

もちろん石木ダムも!

ほーちゃんと私の凸凹コンビで、しっかり訴えてきましたよ。

会場には、石木ダム対策弁護団のY先生や、川のシンポジウムでお世話になった九大のD先生のお顔も!

急に心強くなって、安心して話すことができました。

 

終了後も、いろんな方と立ち話。

久留米でヒナモロコを守っているおじさんたちとも久しぶりに会えたし、

「ダムネーション」の配給会社ユナイテッドピープルの代表取締役の方とも直接お話して、

佐世保上映についてお願いできたし…実り多い時間を過ごすことができました。

 

さて、ご報告はこれくらいにして、また、集会準備の方を再開しなくっちゃ・・・

 

「川のシンポジウム2014」で学んだこと

昨日は「川のシンポジウム2014」に参加してきました。

タイトルにあるように、九州の3つのダム問題にスポットを当て、

なぜ公共事業は走り出したら止まらないのか、

どうしたら河川をめぐる癒着構造を断ち切ることができるのか、

まさにそれを知りたくて・・・

 

五十嵐敬喜先生(法政大学名誉)の基調講演は、

公共事業をめぐる政・官・業・学の癒着構造の実態をあらためて痛感させられるものでした。

民主党政権下で内閣官房参与として官僚の実態を目の当たりにされてこられた先生のお話は、

生々しく具体的で、疑いの余地がありません。

「この国は公共事業という麻薬漬けになっている」

「オリンピック以降は日本全体が財政的に崖っぷちに立たされるだろう」

などの言葉に、予感が実感に変わるショックを覚えました。

 

では、どうしたら変われるのか?

政策を変更するには「立法」、法律を変えるしかない。

ダムで言えば河川法を変え、土地収用法を変えないと、誰が大臣になってもダム推進を止められない。

一方で知事の考えによって止められたダムもある。

田中元長野県知事、嘉田前滋賀県知事などの功績は大きい。

また、川辺川ダムを止めたのは地元市町村長などの意思が知事を動かした。

地元の声、世論、議会が首長を動かす。

 

つまり、現在の負の連鎖を断ち切るために私たち市民ができることは、

世論を盛り上げ、「選挙に勝つ」こと

ダム推進ではなく「中立な市・町長を選ぶ」ことと力説されました。

 

基調講演の後は、3つのダムについて、現地からの報告です。

はじめは熊本県営「路木ダム」について、路木ダム裁判原告団長の植村振作さんのお話を聞きました。

路木ダムの不要性は明らかで、治水としての理由づけのために虚偽の報告を明記するなど、

やると決めた公共事業を達成するには何でも有りき、まさに麻薬中毒患者そのものです。

 

続いて、同じく熊本県の国営「立野ダム」について、

「立野ダムによらない自然と生活を守る会」事務局長の緒方紀郎さんのお話です。

問題点がパワーポイントにしっかりまとめられ、説明もたいへんわかりやすいもので、

立野ダムは不要というよりも、「こんなの造ったらいかんやろ〜」と実感させられました。

 

最後に控えし「石木ダム」については、石木ダム建設絶対反対同盟の石丸さんが話してくださいましたが、聴くことに集中していたあまり(身内意識でハラハラドキドキ?)、写真を撮り損ねてしまいました。 ごめんなさい!

 

休憩を挟んで後半は、パネルディスカッション。

ここでも世論を広げることの大切さと難しさが語り合われました。

その中で特に印象深かったのは、「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」の中島康さんの言葉。

「住民運動はまだまだ幼く甘い。正義が必ず勝つと思っている」

「川辺川ダムで勝ったのは、球磨川流域には古代から続く河川文化があったから」 

なるほど。深いな〜と思いました。

熊本県内のダム反対運動が全国一と言ってもいいほどの実力を持っている理由が、やっとわかりました。

 

そして、その皆さんが、自分たちの路木ダムや立野ダムだけでなく、他県の問題である私たち石木ダムのことも真剣に考え支えようとしてくださっていることを、この後知ることとなりました。

それは、閉会挨拶の場面でした。

 

その役目を担っていた私は、石木ダム関係者の皆さんに前に出てきてもらい、闘い続ける決意の言葉を一言ずつ頂く予定でした。

それを提案してくださったのは、当シンポジウム事務局長のTさんでした。

3つのダム問題を考えるシンポなのに、石木ダムだけ特別扱いするのは司会者としては気が引けるし、そもそも、来月福岡地裁でおこなわれる路木ダム裁判に向けての世論作りが目的だったはず…

それではあまりにも申し訳ないと一旦は辞退したのですが、

「そんなことはない、石木ダムは今が一番大事な時、遠慮しないでください」と言われ、

その提案を有難く受け入れることにしたのです。

 

しかし、閉会の時間が迫っていましたので、一人一人言葉をもらう時間もないし、

全員前に出てきていただく時間ももったいないと思った私は、

「石木ダム関係者の皆さん、地権者と支援者の皆さん、全員その場でお立ち下さい」と言いました。

するとTさんが飛んできて、「いや、だめだ、前に出てもらって!」と言うのです。

驚きつつも慌てて訂正し、急ぐよう促すと、皆さんもすぐに出て来てくれました。

そこでTさんは用意していた手作りの横断幕(A4の用紙に1文字ずつ書き込んだもの2つ)を皆さんに持たせてくださいました。

あまりにも思いがけない行為に一瞬驚き、

次に反省し(私が用意すべきことでした)、

そして、胸が熱くなりました。

  

このシンポジウムの総指揮官として、ここ2,3日はきっと寝る間もないほどお忙しかったはず。

そんな中で用意して下さった横断幕。。

 

今日、私が一番学ばせてもらったことは、

ダムを止める理論やノウハウよりも、「支え合う思い」の大切さでした。 

 

もうすぐ「水を大切にする日」!

もう9月!早や9月!昨日9月1日は防災の日でしたね。

まもなく9月6日「水を大切にする日」がやってきます。

何?「水を大切にする日」?そんなの知らん!という方がほとんどでしょう。

「水を大切にする日」は、佐世保市独自の記念日なのです。

市のHPにはこのように書かれています。

 

平成6年、北部九州一帯で起こった異常渇水により、水源に乏しい佐世保市では264日間にも及ぶ給水制限を余儀なくされました。
このことは、市民生活はもとより、街の経済にまで大きな打撃を与えました。
本市では、これを教訓とし、今後に生かすため、市内全域に給水制限を実施した9月6日を「水を大切にする日」と定め、平成7年以降、水に関する啓発を行っています。
市民の皆様ならびに事業者の皆様におかれましては、「水を大切にする日」を通じて、「水の大切さ」について改めて考えていただく機会として下さいますようお願い致します。 

 

で、実際どんなことをおこなっているかというと、

こんなうちわを会場で配っていたり、

「水を大切に」の幟を持ってパレードしたり・・

って、それはいいんだけど、何やら変な横断幕が・・・

水不足は続いています?今までもこれからも?!

そう、この日の目的は、水を大切にしよう〜という啓蒙運動にはほど遠く、

市民の皆さん、あの昔の渇水の苦労忘れちゃいないでしょう?

あの時は大変でしたね。皆さんは忘れかけているかもしれませんが、

実は今も水不足は続いているんですよ。

幸い大きな干ばつが起きてないので皆さんは気づかないでしょうが、

いつまた、あの渇水被害がおこるかもしれないんですよ、

怖いですね〜、困りますね〜、どうしましょう?

やはり、石木ダムをお願いするしかありませんね〜

ということで、市長、市議会議長、国会議員等々勢ぞろいで石木ダムをアピールする、

それが、「水を大切にする日」の実態なのです。

上の写真は、全て一昨年のものです。

 

昨年の9月6日は、事業認定の告示がなされた日。

長崎県や佐世保市が待ちに待ってた事業認定です。

反対地権者の土地を強制的に取得してダムを造ってもいいですよ。

それほど石木ダムは公益性の高い事業なのですからという認定を国からもらった日。

なので、こんなイベントなど昨年はやっちゃいません。

 

いっぽう私たちは、やりましたよ。

ほーちゃんの川魚の絵を使って作ったオリジナルうちわを配って、

石木ダム問題をアピール。

そして、石木ダム反対や、強制収用しないでください!の署名集めをしました。

老若男女たくさんの方が署名してくださいました。

 

あれから1年。

いよいよ知事は収用裁決申請の決断をしました。

8日までに、県収用委員会に手続きすると、8月26日に発表しました。

その日が、今日なのか、明日なのか・・・私たちにはわかりません。

が、その方針を撤回してほしい!と、明日知事に訴えにいきます。

地権者の皆さんと共に。

10時半過ぎに県庁前に集まります。

お近くの方、同じ思いの方、一緒に集いませんか?

 

話がすっかり横道にそれてしまいましたが、

私たちは、今年も9月6日の「水を大切にする日」に、佐世保のアーケード街で、

署名活動と、うちわやリーフレットを配ります。

 

今年のうちわは、こちらです。

なーんだ。去年と同じじゃん!

と思うでしょ?

ほんの少し違ってますよ。

どこが違うでしょう?

正解者にはうちわをもう1本プレゼント!

な〜んてことはいたしません。

 

よかったら、お立ち寄りください。

9月6日(土)13:00〜15:00、

四ヶ町アーケード街島瀬公園そばで、やってまーす!  

強制収用を目指す裁決申請決定に、抗議文を送りましょう!

「9月8日までに裁決申請する」という方針決定を知事が明らかにしてから、

県や佐世保市へ抗議のメールやFAXが、続々と送られています。

 

意思表示は大切です!

黙っていたらわからない。

私たちの意思を為政者に届けましょう。

 

まだ、9月8日までには時間があります。

まだ収用委員会に申請されたわけではありません。

知事は今アメリカへ出張中。

今日あたり、ラスベガスでカジノについて視察、意見交換なさっているころでしょう。

来月2日、知事が帰国した時にたくさんのラブレター(抗議文)でお迎えできるよう、

一人でも多くの方が送信してくださいますよう、切に願っています。

 

長さも、書き方も自由。

好きなように思いのまま書いてください。

 

これまで、こちらに届いた文面をご紹介します。

 

<千葉県SMさんから川棚町長へ>

川棚町町長  山口文夫様へ            
 石木ダムのための収用裁決に反対してください。
私は長崎県佐世保市川棚町の石木ダム建設予定地から遠い、千葉県松戸市に住む一市民です。このような遠隔地でも、佐世保市や川棚町の貴重な財産であるホタルの里に、不要で無駄なダムが建設されると聞いて黙っていられず、お願いをしたいと思います。人口減少縮小社会に入った日本では、各地で飲み水、工業用水、農業用水が余るようになってきました。漏水対策も進み、節水家電も普及してきた現代は、昔よりずっと、水需要が減ってきているのです。一方、大雨洪水や土砂災害は近年酷くなってきていますが、この対策も昔ながらのダム建設では防ぎようがなくなってきたのです。つまり、利水にも治水にもダムは不要な時代になりました。
ましてや、川棚町こうばるの美しい自然は、失われつつある日本の原風景とまで言われる貴重な財産です。そこに住む人々も、50年もの間、「お金が欲しいのではない、ここに住みたいだけだ」と言って13世帯もの地権者がダム建設に反対しているではありませんか。その方々を強制的に追い出して、のどかな故郷を湖の底に沈めてしまうような愚策に手を貸すことをやめてください。人々を慣れ親しんだ父祖の地から追い出すだけでなく、ゲンジボタルの乱舞する、希少な川魚のつどう石木川中流域の自然生態系そのものを消滅させてしまうことになるのは明らかです。
このような暴挙を食い止めて、ぜひ歴史に名を残す町長さんになってください。石木ダム建設中止にお力を貸してください。お願いいたします

 

<埼玉県YHさんから長崎県知事へ>

治水にも利水にも必要のない石木ダムは絶対につくらないで下さい。
これから人口減少社会になります。
水需要も減ってゆき、税金も減ってゆき、無用なダムは子孫に負の遺産しか残しません。
なにより貴重な里山の自然を壊し、コミュニティを壊し、こうばるの方たちの暮らしを奪ってしまいます。
どうぞ石木ダムを作らないで下さい。


<山梨県WMさんから佐世保市長へ>

私は山梨県に住む一主婦ですが、貴市が建設しようとしている石木ダムについて、同じ日本という国に住む者として長い間見守ってきた経緯がありますので、ここに私の意見を述べさせていただきます。
石木ダム建設予定地に住んでいらっしゃる方々は、ただご自分の土地に住み続けたいという至極当然の気持ちをお持ちです。その方たちの土地を奪うことは絶対に許されることではありません。
そもそも石木ダムは建設する必要のないダムであることは、長崎県民の多くの方々が、そして遠く離れた私のような山梨県やその他の地域に住む人々も周知のことです。
どうか、これ以上日本という地を破壊し、その地に住む人々を追い出し苦しめることはおやめ下さい。
緑美しい環境を子々孫々まで残してください。利権にまつわるマネーはいつかは消えてしまうものですが、自然環境は永遠に残るものです。そして一度失われたら、それを再生するには気の遠くなるほどの長い時間がかかります。
日本を、自然が豊富な、緑が茂る、人々が癒され心豊かになる国として、地方から再生しませんか。
それを願い、必要のないダムを造ることはおやめ頂くよう要望致します。
 

<神奈川県のOSさんから知事と市長へ>

1.長崎県知事宛:

住民のみなさんの基本的人権を踏みにじるような
やり方で進めようとしている石木ダム建設に反対です。
県民の幸せをめざす自治行政の立場から、石木ダムの
建設を中止する行動を起してください。

2.佐世保市長宛:

住民のみなさんの基本的人権を踏みにじるような
やり方で進めようとしている石木ダム建設に反対です。
市民の幸せをめざす自治行政の立場から、石木ダムの
建設を中止する行動を起してください。

 

<東京都IMさんから知事と市長へ>

1.長崎県知事宛:

そもそも「強制収用はしない」というのが最初の県知事選挙での公約でした。
これほどの明白な県民への裏切りはありません。
これまでの経緯をみると、国からの圧力がかかってきたものと推測されますが、県知事として県民の権利を護ることが一番大切なことだと思いま
す。
石木ダム建設の治水目的も利水目的もその根拠は全く失われています。
「08/27 石木ダム事業 反対地権者 国にダムの必要性 再調査を要望」
http://goo.gl/tZZH1R
この事業は無駄な公共事業そのものです。被害は基本的人権と財産を奪われる反対地権者だけではありません。無駄な税金投入は、福祉や暮らしを
よくするための、本来得られるべき財源が奪われる県民もまた被害者です。
県民のために正しい道を選んで欲しいと心から願っています。

2.佐世保市長宛:

石木ダムの必要性について再調査を強く要請します。
治水にも利水にも必要のない石木ダムは絶対につくらないで下さい。これから人口減少社会になり、水需要も減ってゆき、税金も減ってゆき、無用
なダムは子孫に負の遺産しか残しません。
「08/27 石木ダム事業 反対地権者 国にダムの必要性 再調査を要望」
http://goo.gl/tZZH1R
この事業は無駄な公共事業そのものです。被害は基本的人権と財産を奪われる反対地権者だけではありません。無駄な税金投入は、福祉や暮らしを
よくするための、本来得られるべき財源が奪われる県民もまた被害者です。
未来の子どもたちのために、貴重な里山の自然を残すことが私たちの使命だと思います。
どうぞよろしくお願い致します。

 

<埼玉県OMさんから長崎県知事へ>

 石木ダムの計画を中止してください。
 経済成長と、そのためのインフラ整備を何よりも優先させる時代は、福島第一原発の事故によって無残な終焉を迎えました。
 自然と共生する、地域地域の暮らしをたいせつにする時代に切り替えなければ、これからの日本に人は生きていけません。
 石木ダム建設の中止は、このような新たな時代への切り替えを、地方から発信することになります。
 首長のご英断を、心から願うものです。
 
 
 
<佐世保市MRさんから佐世保市長へ>
 
佐世保市長 朝長則男 様

報道によりますと、石木ダム建設に関し、長崎県は9月上旬までに県収用委員会へ収用の裁決を申請する方針を固め、明日26日にも、佐世保市長及び川棚町長にその方針を伝え、両首長の理解が得られれば、裁決申請の考えを明らかにすると伝えられています。

しかし中村県知事は初立候補の際「強制収用はしない」と公約しておられます。
佐世保市の利水についても、需要予測が過大ではないか…という問いに対して何ら納得のいく説明もありませんし、また川棚川の治水に対しても、県当局が現在の川棚川の河川改修で洪水は解消できると答えられています。
つまり、このダムの必要性については論理的にも倫理的にも全く破綻しており、そして、そのようなダムを膨大な税金を投入して造るということは県民に対しての背信であり、また地権者の生存権の侵害でしかありません。
佐世保市民である私は、このような手段で造られるダムの水は、心が痛み一滴でも飲みたくありませんし、非常に恥ずかしく思います。
ですので市長におかれましては、収用裁決申請を行わないよう進言していただくことを強く求めます。

もちろん大切で重要なコンクリート的な「造る」公共事業もあることは承知しておりますが、この石木ダムは必然性がありません。利水、そして治水についても、もっともっと容易で安価で自然も住民も慈しみ、現在のトレンドである「持続可能な世界」に沿えるスマートなインテレクチュアルな方法で十分対応が可能ではないでしょうか。
長崎県、そして佐世保市が、ダム建設という手段ではなく、そのような人にも地球にも優しい新しい手法で利水、治水対策を講じれば、それは他の自治体の模範にもなり、尊敬の対象となることは請け合いだと思います。

賢明な朝長市長には、ぜひ「収用裁決申請の永久凍結」というご英断をいただき、新しく優しい、そしてスマートな県、市のあり方をお示しいただきたく心よりお願い申し上げます。
 
 
 

もちろん、ここにご紹介したのは、ごく一部。

ほとんどの方が直接FAXなりメールなりなさっているので、

こちらで内容を知り得るわけはありません。

たまたま、「こんな抗議文を送りましたよ〜」と知らせて下さった方がいましたので、

その方々の許可を得て公開しています。

 

重ねて呼びかけます。

一人でも多くの方が、収用裁決申請は止めてほしいとの意思を、FAXorメールor電話で伝えませんか。

宛先はこちらです。

*長崎県知事 中村法道
 電話 095-824-1111 (代表) FAX:095-826-5682
 知事への提案 https://eap.pref.nagasaki.lg.jp/kv2/index_pc.php5?FORMNO=42000G00001085ibS&SETUID=SSL

*佐世保市長 朝長則男
 TEL/ 0956-24-1111 (代表)  FAX:0956-25-2184
 市長への手紙  https://www.city.sasebo.nagasaki.jp/mailmayor/emfmayorinput.jsp

*川棚町長  山口文夫
 TEL:0956-82-3131(代表) FAX:0956-82-3134

そして、送信した後で、文面を公表可能な方は、こちらのコメント欄にお願いします。

またFacebookをなさっている方はこちらまでお願いします。

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