ホタル、飛んでますよ〜

今朝の毎日新聞長崎版の記事です。

明日もきっと大賑わいだろうな〜

お天気は曇り、夕方の気温は24度、湿度74%との予報。

まずまずです。

ホタルたちは蒸し暑〜いのがお好きなので、もうちょっと気温が高めのほうが良さそうですが、

既に、もうたくさん飛んでいるようですよ。

 

昨夜こうばるの住民の方から写真が送られてきました〜

ほらね!たくさん飛んでるでしょう〜

夕方の写真だから見えにくい?

では、拡大してみると・・・

ネ!

この乱舞を真っ暗闇の中で見たら、どんなに美しいか・・・

ぜひ、その目で確かめてください。

 

 

ほたる祭り 今年も熊本から応援団

今日は午後からいい天気になりましたね。

天気予報、アタリ!です。

明日木曜日も晴れらしい。

金曜日と土曜日は曇りらしい。

日曜日は曇りのち雨らしい。

前倒しになるとヤバイなぁ…。

なんでそんなに気になるかって?

だって、今度の土曜日は「こうばる ほたる祭り」ですよ!

年に一度の大切なお祭り。

まだ知らなかった方は、こちらを見てくださいね。

https://note.mu/ishimaruhozumi/n/nc1c785eb258a

 

こうばるのホタルを県内外からたくさんの方が見に来てくださるので、

(ちなみに私の友人も東京から3人やってくるんですよ!)

川原の皆さんはワクワクソワソワ張り切って準備しています。

 

でもね、

もしも雨が降れば、ホタルさんたちは飛ばないし、

近隣のお客様の数が減るので、用意したたくさんの手作りご馳走が余ってしまうだろうし…

どんなご馳走かって?それはね、

山菜おこわにお赤飯、おにぎり、白餅、あんこ餅。

山菜の佃煮(わらび、ぜんまい、しいたけ、たけのこ)にシシ肉の佃煮、

シシ肉のスペアリブ、かき揚げ、手羽焼き、コロッケ。

おでんに焼き鶏、ヤキソバ、にゅうめん、ほたる団子などなど。

毎年朝からお手伝いしてますが、覚えきれませーん。

 

こうばるほたる祭は、毎年5月の最終土曜日と決まっているのです。

雨天決行なのです。延期はないのです。(田植えのシーズンですからね〜)

お天気次第で天と地の差が生じてしまう。

だから、心配で心配で、毎日天気予報をクリックする今日この頃です。

 

さて、県外からのお客様の中には熊本からの固定客がいます。

「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」のメンバーです。

あの大地震で甚大な被害を受けながら、今年も、こうばるを応援するために、

石木川を守るために、やって来てくれます。

そして、祭を楽しむだけじゃない。

祭の翌日、川棚町内にポスティングしたいとこんなチラシを作ってくださいました。

両面印刷です。まず表から。

次は裏です。

ダムの怖さ、ダムの被害を長年にわたって体験している方々だからこそ断言できるのですね。

運よくこのチラシを手にされた方は、周りの方にも見せてあげてくださいね〜

 

ほたる祭りは、今週土曜日、18:00開始です。   

 

そして、翌日曜日のチラシ配りは、10時にJR川棚駅集合です。

駅周辺、川棚川沿いの住宅にポスティングします。

連絡・問合せは090−2505−3880中島さんまで。

 

お時間のある方、熊本の皆さんのポスティング、お手伝いしませんか〜 

 

 

こうばるにピースボート!

おお、本物のオーシャンドリーム号だ!

今朝7時前、ベランダから佐世保港三浦岩壁を見下ろすと、ピースボートが既に停泊してました。

この写真を撮ったのは8時頃。

早くも下船する人が列をなしています。

これからどこへ?ハウステンボス?九十九島?それとも米軍基地の見学?

あいにくの空模様。今にも雨が降り出しそう・・。夕方までもつといいですね〜

なんで私がそんな心配するかって?

実は、このピースボートのお客様の一部の方が、オプショナルツアーとして、

川原(こうばる)にいらっしゃるのです!

そう!悪名高き?石木ダム建設予定地の見学にいらっしゃるのです。。。

空気が美味しいね〜

僕のおばあちゃんちも、こんな感じの風景でしたよ。

なんか懐かしい気がするな〜

などなど呟きながら、のんびり散策を楽しむ皆さん。

あ!桜が川に映ってる!

桜と菜の花・・・似合ってますね〜

毎春思うのですが・・・年々菜の花が増えていません?

こうばるが菜の花色に染まっています。

公民館には、いつもの手作りの団結料理がスタンバイ。

さっそくカンパーイ!

しばらくは皆さん食べるのに夢中。

一段落したところで、こうばるを舞台にした映画のトレーラーを見せてもらいました。

映画製作のお知らせチラシも頂きました!

素敵なチラシです。

タイトルがまたいいですね〜

「ほたるの川のまもりびと」

仮題のようですが、これでいきましょうよ!と言いたいくらい。

本編への期待が一気に湧いてきました。楽しみです!

その後は本格的なおしゃべりタイム。

中には大学の先生や著名なDJさん、ニューヨーク在住のボランティアスタッフさんなど、

お客様の顔ぶれも多彩、さすがピースボート!

こうばるの皆さんも興味津々で、会話も弾んでいましたよ。

ピースボートの皆さんから、どんな支援の仕方があるか聞かれたので、

私からは工事差し止め仮処分申し立てについて説明させて頂いたら、

なんとその場で、4人の方が原告に加わってくださいました!

寄せ書きもたくさんいただき、最後はみんなでハイ、チーズ!

 

19:00、ヴォーという大きな汽笛と共にピースボートが出港です。

ベランダで見えなくなるまでお見送り。

明日はチェジュ島ですね。どうぞ良い船旅を!

楽しい思い出をたくさんつくって、無事にお帰りください。

そして、たくさんの思い出の1つとして、石木ダムのこと、覚えておいて頂けますように!

いつかまた、こうばるに遊びに来て頂けますように・・・。

 

第37回 3.14団結大会

川原公民館の前に全員集合!

今日は第37回3.14団結大会の日。

3.14とは3月14日ということ。

今から36年前の1980年3月14日、石木ダム建設絶対反対同盟が再結成され堅い団結を誓いました。

以後、毎年その日を記念して同盟員だけでなく支援者も集まり、

石木ダム計画が白紙撤回されるまで頑張ろう!との思いを新たにしてきました。

そして、37回目の3.14を前に、今日団結大会が開かれたというわけです。

 

大会は1時からで、その直前に、同盟の皆さんが集まって記念撮影。

言いだしたのはカメラマンの村山さん。

写真集「石木川のほとりにて」を出された、あの村山さんです。

だから、ほら、みんな笑顔!

 

午後からの団結大会に先立って、午前中、男性たちは石木川の大掃除。

高く伸びたヨシを刈り取って、河原で燃やしたり、

堰などに引っかかっているヨシやゴミを取り除いたり、

こちらは、薄くぼやけた文字を上書きして・・・くっきり!

「環境保全地域」「ネコヤナギ盗伐禁止」「ほたるの里」などなど、

勝手に命名、勝手に設置。

誰かのお墨付きを得るのではなく、自分たちで決め、自分たちで守る。

誇り高い人々です。

掃除が終わって公民館にやってくると、公民館では、まだ団結大会の準備中。

中では、女性たちが大会後の交流会のご馳走作りに大わらわ。

 

いよいよ大会が始まり、

例年通り、同盟を代表して岩下さんの挨拶、石丸さんによるこの1年の振り返りがありました。

そして来賓挨拶トップバッターは、石木ダム対策弁護団の高橋弁護士。

まずはじめに、今取り組んでいる事業認定取消訴訟(行政訴訟)と、工事差止仮処分申し立て(民事訴訟)の概要について、たいへんわかりやすい説明がありました。

そして、強調したい3つの事実とそのポイントが語られました。

① 13世帯がこれだけ反対している=13世帯の生活を強制収用によって破壊した例はかつてない

② 13世帯以外がこれだけ反対している=石木ダムの建設によって損害を受ける人がこんなにいる

③ 50年間造られていない=要らないということ

しかし、他人=裁判官や弁護団=をあてにしてはいけない。

皆さんの意思で皆さんが頑張ることが裁判官を動かし、知事を動かすことになる。

 

次に登壇されたのは、真島省三衆議院議員。

2月25日の衆議院予算委員会第8分科会で石木ダム問題を取り上げ、事業認定の不当性を追及した、その大要が語られました。

思わず笑ってしまったのは、治水安全度と流量予測値の怪。

真島議員:長崎県は石木ダム合流地点より上流は30年に一度の治水安全度で、合流地点より下流は100年に一度の安全度に設定している。100年に一度の大雨が降った時の流量計算はおかしいのではないか?その時は上流部にも100年に一度の大雨が降るはずで、しかし上流部はその対策ができてないので、越水して周辺に流れ出てしまうのではないか?

国土保全局長:ご指摘の点につきましては、現在裁判で係争中でございまして、訴訟の場において国の考えを述べ、対応したい。

裁判を理由に質問に答えようとしない官僚に頭に来た真島議員は委員会終了後、答弁者を呼んで、もう一度尋ねたら、上流の越水は認めたそうです。

しかし、県の計画流量はそれほど間違っているとも言えないと思うとのこと。

え!?なぜ?

「一度溢れた水が、また石木川に戻ってくるかもしれないから」

この答えには、聞いてる私たちも思わず吹き出してしまいました。

 

続いての登場は、パタゴニア日本支社長辻井隆行さん。

石木ダム問題に出会って、

「人権や環境の問題がこれほど極端に蔑ろにされていることに、個人的に憤りを感じた」

「僕たちパタゴニアにできることは分厚いカーテンを開けること」

と辻井さんは言う。

カーテンを開けた時に見えてくる景色。それを伝えたいと。

その景色とは、きっと石木ダムに繋がる人権、税金、環境等々の現実なのでしょう。

そういう問題を知って、それでも石木ダムが必要と佐世保市民は思うのか?

事実を伝えることが大事だと思う。

そういうことを「個人的にライフワークとしてもやっていきたい」と。

 

来賓の後は、県内支援団体からの挨拶やメッセージを伝え、

地権者の決意表明、決議文の採択、そして、団結ガンバローで閉会となりました。

 

閉会後はすぐにご馳走がいっぱい並んだテーブルが運ばれてきて、乾杯の後は、

写真を撮るのも忘れて、食べて、しゃべって、笑って・・・。

しばらくして、左隣の初対面の方とお話してみると、83歳の佐世保市民の方で、

子どもの頃こうばるに住んでいたとのこと。

 

昔、ここは公民館ではなく太子堂だったんですよ。

聞いています。あそこに今も祀られているんですよね。

と、聖徳太子像が安置された扉を指すと、

そう。その上に書かれた文字が読めますか?

と言われ、

そう言えば、汚れなのか模様なのか、読み取れない字があり、

何と書かれているのか前からずっと気になっていたのでした。

教えてほしいと頼むと、

あれは漢文読みするんですよ。

行者道を譲り、耕者畔を譲る。

 

なるほど〜

行き交う人は道を譲り合い、田を耕す人は畔を譲り合いなさいってことなんですね。

そうか・・・。

そうやって、譲り合いの精神で田畑を耕し、ふる里を守ってきた人々にとって、

道も畔も奪われるなんて言語道断、許されることではないでしょう。

 

この額は、佐世保市長の市長室にこそ飾りたい・・・ 

 

 

 

ノスリも訴えています

今日の川原は、昨日の雪がうっすら残っていました。

空気も冷たく、差し入れのホッカイロが役に立つかな・・と思いきや、

ゲート前テントの中はストーブの他にも七輪がいくつもあってほっかほかでした。

 

実は、先週の写真展で来場者の方々からたくさんのカンパを頂き、経費を差し引いても5000円ほど余ったので、毎日座り込みをしている地権者や支援者の皆さんに温まってもらおうとホッカイロを買ってきたのですが…

岩屋の見張り小屋の方は風通しがいいので寒いだろうな〜と思っていたら、こちらも意外に暖か!

この手作りストーブのおかげです。鉄板の熱が周りの空気に伝わって、とてもあたたかいのです。

お芋も美味しく焼けています。

「今年は、よう芋を食うたよ」

「こんなに食べたのは初めてだね」

女性と違って男性はあまりお芋が好きではなさそうですが、ここではTさんが持ってくる安納芋がとても美味しいので、このストーブの上でよく焼いては食べているそうです。

そのTさんが、1枚の写真を見せてくれました。

つい最近、ここで撮った「ノスリ」の写真です。

発見者のMさんによると、80mほど離れたところに停まっていたのだそうですが、とてもよく撮れていて、Tさんも得意げです。

ノスリとはウィキペディアによると、タカ目タカ科の鳥で、両生類や爬虫類などを食べ、

「人里近くにも生息するため環境破壊による生息地や獲物の減少の影響を受けやすく、生息数は減少している。鷹と似ているが鷹狩に使えない為、役に立たない鷹として、奈良時代には「くそとび」と呼ばれていた」そうです。

ずいぶんひどい名前ですね〜

でも実際は、「農作物の敵であるネズミを捕食してくれるので、農村部では有難い存在」でもあると『野鳥の里』に書かれていました。

そして、環境省の鳥類レッドリストに登録されています。

ノスリのためにも、川原の里を残したい!残さねば!

もちろん、13戸60人の住民の方の暮らしが第一です。

人として生きる権利を、誰も奪うことはできません!

 

霜柱

写真展が終わったので翌日15日、やっと川原を訪ねました。

今年初めての川原です。

 

8時過ぎ、Hさんの車から降りると、朝もやの中に煙が立ち上っているのが見えました。

岩屋の見張り小屋です。

暖を取るために、どんどん薪を燃やしているのでしょう。

まるで日本昔話の挿絵のようで、思わず見とれてしまいました。

が、すぐにHさんやEさんの後を追って、ゲート前のテントへ向かいました。

途中、足元の雑草を見ると、真っ白に霜を被っていました。

細い葉っぱの周囲が白く縁取られて、まるでオリヅルランのよう!

近づいて見ると・・・ワーオ!

まるで白いトゲが葉にびっしりと突き刺さっているよう・・。

こんな光景は見たことがありません。

子どもの頃、地面から突き出た霜柱は見たことがありますが、

葉っぱにも霜柱ができるとは・・・。驚きです。

寒暖差の違いでしょうか?

湿度の違いでしょうか?

川原は、大地だけでなく、植物にも空気中にも水分がたっぷりで、瑞々しい世界という証?

そして、厳しい寒さに耐えて生き抜くから、川原の菜の花はあれほど元気で輝いているのですね。

 

ゲート横のポットの花たちも寒さに負けず元気です。

コップを洗いに行ったY子さんが「見て、見てー!」と呼ぶので来てみると、

おお!ホースの水が凍っています!

ということは・・・夜明け前は氷点下だったということですね。

大寒はまだこれから。

川原の春はまだ遠い。

 

でも、川原の皆さんは負けません。

厳しい寒さの中、座り込みを続けています。

菜の花のように、明るく元気に、春の訪れを信じて闘っています。

 

だから、来るたびに私たちの方が勇気づけられるのです。

 

                       

 

炭焼き

ここは川原の炭焼き小屋。

何でも手作り、自給自足に長けた川原の皆さんは、なんと!炭焼きまでするという。

この冬は阻止行動のため、毎日、暖を取るための炭が欠かせません。

何しろ団結テントは2ヶ所になったのですから、炭も増産体制です。

小枝を絶え間なく燃やし、炭焼き窯の温度を保ちます。

この中にはたくさんの樫の木が積み上げられ、今は蒸焼状態です。

窯口は空気が入らないよう、耐火煉瓦と泥粘土で密閉。

窯口の上には、お酒と塩が置いてありました。

無事に炭ができますように・・と火入れの前にお供えしたもののようです。

焚口の横には、燃えカスを集めた火鉢の上で、お餅などを焼いて食べます。

いま焼いているのは、シイタケ。

すぐ下で栽培している原木から採ってきたばかりの新鮮そのもののシイタケ。

焼きたてのアツアツをほうばると、じゅわーっと広がる旨味と香り。

たまりません!

大きなシイタケを5〜6個もいただき、満腹です。

 

さて、原木の樫の木は、とても堅い木で、それが木炭に適しているわけですが、

これを切り揃えるのは、なかなか大変なようです。

電動のこぎりで切っても、簡単に、真っ二つにはなりません。

そこで、こうして三角に切ったくさびを押し込み、

これまた堅い樫の棒で、ガツーン、ガツーンと打ち込みます。

ついに、

パカッと割れました!

 

こちらでは、割れた木の表面を、電動ノコで綺麗に真っ平にしています。なぜ?

「イノシシをさばくまな板ば作ろうと思ってさ〜」とSさん。

楽しそう〜 

 

このように、昔ながらの豊かな生活が、ここには残っています。

 

燃え盛る炎は、まるで川原の人々そのもの。

ふる里を守り抜く!という思いはますます強く、熱くなり、

それは炭火となって、県内外に、確実に広がり始めています。 

 

稲刈り体験 in こうばる

稲穂の海で遊ぶこどもたち

ではありません。

今日は稲刈りタイケーン!

川原で美味しいお米を作っている炭谷さんの田んぼで、

炭谷さんのご指導のもと、稲刈りを体験させていただきました。

さあ、みんな鎌を手に、稲刈りの始まり始まり〜

小さな子どもたちも、お父さんやお母さんに守られながら、恐る恐る頑張っています。

 

そのうち、田んぼのあちこちから、いろんな生きものが飛び出してきました。

カエルに、サワガニ、アカハライモリ・・・

こちらはタガメ。水生昆虫の王様だそうです。

子どもたちは見つけるたびに大喜び。

しばらくは可愛い歓声が続きました。

このもじゃもじゃとしたもの、何かわかります?

稲穂にくっついていたものですが、なんと、ネズミの巣!だそうです。

えー!ネズミ?こんな細い稲穂に?

ビックリですが、稲穂で子育てをするカヤネズミの存在を初めて知りました。

こちらはもう巣立った後のようで、中は空っぽ。

でも、ほんとに気持ちよさそうなふかふかベッドでした。

 

生きもの発見の興奮がおさまると、子どもたちは黙々とお手伝い。

鎌の使い方もみるみる上達。大人顔負けです。

刈った稲は、5束ずつくらいを一まとめにして並べていきます。

その束を稲わらでくくります。

そのやり方を教えてもらいましたが、これが中々難しい・・

私たちがやるとゆるゆるで、炭谷さんのように、バシッとはくくれません。

と、今度は炭谷さん、長い木の棒で何やら作り始めました。

子どもたちの遊具?

ではありませんよね、もちろん。

そう。稲を干すためのものでした。

こうやって、刈り取った稲を干して、2週間ほど天日干し。

お日様と風の力を借りて自然乾燥させると、甘味や養分の増した美味しいお米ができるのです。

こどもたちも稲束を両手にいっぱい抱えてお手伝い。

記念の集合写真を撮った後、残りの稲を刈り終えて作業終了。

炭谷さんは「皆さんがこんなに頑張るとは思わなかった。半分もできないと思ってた」と言って、

先日収穫したばかりのお米と里芋をお土産にとプレゼントしてくださいました。

貴重な体験をさせてもらって、美味しい煮物やおはぎまでご馳走になって、その上お土産まで!

 

恐縮しつつも、本当に楽しい一日でした。

参加者の皆さんは、全員、来年もまた来たいとおっしゃっていました。

 

何から何までサポートしてくださったパタゴニア福岡店スタッフの皆さん、

本当にお疲れ様でした

 

 

どうして怒っているのか!どうしたら伝えられるの?

昨日のブログを見て、川原の女性(若いお母さん)からメールが届きました。

了解を得て、転載します。

 

おはようございます。
また知事は会おうとしなかったのですね。

知事は職員やその家族の生活や命を預かっているという責任も、
県民の当たり前の生活も守れない。
自分の置かれている立場がどんどん悪くなっているのに
自分の事も守れない、かわいそうな人なのですね。

隠れることしかできない、
人に嫌なことを押し付けて…。
人として心が痛まないのでしょうか?

人の心を捨てたのでしょうか?

ダムはやめるといえば、私達は知事を罰することもしないのに…。
どうして?
どうして?私達が悪人?
知事をいじめてる?

世間の皆さんにはどう映っているのでしょう?

子どもたちはニュースをみて
和雄さん怖かった〜と言いました。
(わかっているけどそこだけ見たらやっぱり…。)

どうして怒っているのか!どうしたら伝えられるの?
難しいことばかりですね。

私達には守るもの、守るべきものがたくさんあります。

なにが起きているのか目をそむけず見てほしい。
怖いと感じる人もいるでしょう。

でも、私達や支援者の方は、怖いなんて言ってられない!
怖くても戦わないといけないのだから…。

この思い、受け止めてほしい。

あなたの心に、届いてほしい。

そして、知事にも・・・。 

 

魚類生態写真家も来訪

今日も石木川には、遠くから素晴らしいお客様が・・・

新村安雄さんという魚類生態写真家という難し気な肩書ですが、ご本人はとても気さくな雰囲気の方。

現在、東京新聞と中京新聞に、「川に生きる」という記事を連載されています。

 

昨日こちらに来られて、石木川のヤマトシマドジョウを撮りたかったけど、撮れなかったとか。

残念がっておられました。

石木川のヤマトシマドジョウに興味を持たれたのは、なんとこちらのブログに出会ったからだとか!

http://blog.goo.ne.jp/michie39/e/bfc2656a678821ce24e7a50ba0c0cb4e

当事者としては嬉しくなって話がはずみました〜

今度の日曜日、10月4日の東京新聞と中京新聞に、石木川と石木ダム反対運動の記事が掲載されるはずなので、

ご購読なさっている方は、ぜひ楽しみになさってくださいね〜

 

午後からは佐賀県の城原川へ移動されたので、

私は、裏川内に行ってみました。

ここは、付替え道路工事現場に通じる道。

反対地権者の皆さんは、メインゲートだけでなく、ここでも阻止をしています。

この細い道を進み開けたところで左を見ると、

1台の車両が。業者の車のようです。

中には誰もいなくて、工事用車両が1台ポツンと。

遠くには、山を削り続けている採石場。

青空が眩しすぎる・・・

 

案内してくれたSさんが、帰りに「ほら」と言って渡してくれたのは、

アケビ?

「これはウベだよ」と言う人もいて、どちらだか私にはさっぱりわかりませんが・・

 

持ち帰ったものの、食べるには、とても勇気を要しました。

でも、確かに、ほんのり甘い。

変な味ではない。

でも・・何かを連想して、どうしても2口目に手が出ない。

そうだ!と、中身を小皿に取りだし、目を閉じてスプーンで掬って食べると、

あら!けっこう美味しい! 

完食しました。

ご馳走様でした!