『ほたるの川のまもりびと』佐世保でも!

いよいよ佐世保でも、『ほたるの川のまもりびと』の先行試写会がスタートです!



長崎での試写会に参加しましたが、こうばるの人々の思いが静かに熱く伝わってくる素晴らしい映画でした。

参加者の多くが、自分たちの地域でも是非上映会を開きたいとの申し出が殺到していましたが、佐世保でも、まもなくです!

日時:11月27日(月)①13:30 ②19:00
   11月28日(火)①13:30 ②19:00

場所:BlueMile(佐世保市栄町7-5エクランビル2F)

定員:各60名

入場無料

混雑が予想されます。確実に観たい方は予約でお席の確保を!
0956-76-8266(てとて舎)まで、お願いします。
詳細は、CINEMA CONNE 99 でご覧ください。

工事差止訴訟 第3回口頭弁論

11月13日、工事差止訴訟の第3回口頭弁論。


この日も多くの方が、中には福岡や熊本、東京からも傍聴希望者が集まりました。

しかし、今回は被告側の弁論の日。
相変わらず書面の提出だけで、意見陳述はありませんでした。

11月6日付で提出された準備書面4通はこちらです。
長崎県準備書面(1) 原告の第2準備書面(治水面で不要)への反論
長崎県準備書面(2) 原告の第3準備書面(覚書遵守違反)への反論
長崎県準備書面(3) 原告の第4準備書面(権利侵害)への反論
佐世保市第1準備書面 原告の第1準備書面(利水面で不要)と第4準備書面(権利侵害)への反論

報告集会では、まずその内容についての簡単な説明がありました。


県は、治水計画は適法になされており、覚書についても違法性はないと明確に否定し、佐世保市も、違法性はなく、原告の主張は事業認定制度そのものを否定することになると主張している。

中でも私たちが注目していたのは、前回裁判長が被告に説明を求めた「人格権などの権利侵害を否定する根拠について」でしたが、これに対する県の主張は、

現在の生活を営む権利は「環境権」に当たるが、環境権は権利者の範囲が不明確で権利内容も曖昧で確率されていないので、侵害を認められない。

また佐世保市の主張は、

本件は事業認定された事業であり、そのこと自体が違法性の欠如を示すものであり、受忍限度を超えた利益の侵害は有り得ない。

というものでした。

これらに対する私たち原告の反論は次回となりますが、その日程を巡って興味深いやり取りがありました。

実は次回は12月27日の予定だったのですが、原告側から変更を願い出たのです。
その理由は高橋弁護士によると…



事業の必要性について長崎地裁の方で12月~1月に証人尋問が予定されています。尋問が終われば結審は近い。我々は今この尋問に全力を注ぎたい。しかし、佐世保の裁判に対してもいい加減な書面は出したくない。それで時間をもらいたかった。また、その結果を踏まえて、こちらの訴訟でも主張したいと思ったのです。

それに対して佐世保市の代理人は異議を唱えました。
「石木ダム建設は既に事業認定がなされている。よって事業の必要性に踏み込むまでもない。この裁判では権利侵害の有無だけで良い」と。たぶん佐世保市は利水治水の問題に入りたくなくて、門前払いにしたかったのだろう。

しかし裁判長は、「原告は権利が侵害されているかどうか判断する上で、事業認定の手続きがどういうものであったのか、それも考慮して判断するべきだと考えているのではないか」とフォロー。

佐世保市の代理人弁護士もそれ以上は反論せず、次回は1月22日(月)16:00~と決まりました。

弁護団からは、事業認定取消訴訟の証人尋問についても案内がありました。

12月5日(火)13:30~ 長崎県土木部河川課企画官:浦瀬俊郎氏
(こちらは確定)

12月25日(月)10:00~ 佐世保市元水道局事業部長:田中英隆氏
(こちらもほぼ確定)

そして質疑応答の後、様々な情報交換がありました。

まず、石木ダム学習会についてのお知らせです。

11月18日(土)18:30~ 川棚町・福浄寺
11月26日(日)11:30?~佐世保市相浦町 川迎町公民館
なんと!いよいよ長崎市でも学習会が始まります!
12月9日(土)18:30~長崎市民会館 視聴覚室 20171209いしきを学ぶ

川棚や長崎の学習会を支えているのは、実は熊本の「川辺川を守る県民の会」で、その代表の中島さんから一言頂きました。


川辺川ダムは世論の力で止まりました。川棚でも石木ダムを止める世論形成ができないかということで、月に1回勉強会をやっています。これまでに10回やりました。これが世論にどれだけ影響しているかはまだ掴み得ていませんが、一段落したら町民大集会をやってみたいと思っています。


また、映画「ほたるの川のまもりびと」について「シネマコンネ99」の森田さんから、佐世保先行無料試写会のお知らせがありました。



こうばるの皆さんの笑いあり涙ありの日常の暮らし、その中に入り込んでいる半世紀にわたるダム反対の闘い。それがしっかり描かれていて感動しました。是非見に来てください。

日時:11月27日(月)28日(火) 各13:30~と19:00の2回上映(計4回)
会場:BlueMile(長崎県佐世保市栄町7-5エクランビル2F)
無料です。予約受付中。0956-76-8266(てとて舎)へ

そして、石木ダム公開討論会を求める署名活動について、パタゴニア日本支社環境部の中西さんからもご挨拶。



5万筆を目指して署名を集めています。私たちは映画その他のアクションに取り組みながら、地元の方を孤立させない活動に努めています。署名の方は12月が1次集約となっております。ご協力よろしくお願いします。

インターネット上の署名はこちらです。
http://bit.ly/2ih5RBa

最後は地元地権者の炭谷さんからご挨拶。



熊本やパタゴニアやいろんな方々のおかげでかなり世論が広がってきたし、またそれを県はかなり気にしているな~と感じています。
先日ダム事務所の所長が「公共事業というのは住民の皆さんの理解を得てやるのが本当なんだということをつくづく感じています」と言いました。
県職員の中にもこの事業に疑問を感じ始めている人がいるはずです。
「石木ダムはおかしい」の声がさらに広がっていけば、厚い壁も突破できるのではないかと思っています。
今後ともよろしくお願いします。

私たちもそう信じています。
皆さん、映画だけでも観に行きませんか?
そして、もっと知りたいと思ったら、勉強会や裁判傍聴に参加してみませんか?
そして、現地に出かけてみたいと思ったら、是非ご連絡くださいねー
お待ちしています! (‘◇’)

かわたな民報

みなさん、こんにちは。

石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。

11月の3連休終わっちゃいましたね…

あ〜、また今日から平日かぁ〜…とほほ…

みなさん、また今日から活動頑張りましょうね〜😭

さて、本日は川棚町議員の久保田かずえさんから町内の折込で届いた「かわたな民報」という新聞について書いてみたいと思います😌



これが、「かわたな民報」という、久保田さんが出している議会報告の新聞です。

この新聞に久保田さんが議会で石木ダム問題について町長に質問したことが掲載されていました!

そうそう、私たち地元の人間(川棚町民)は石木ダム問題について川棚町長がどんな風に考えているのかまぁだいたいわかっていますが、川棚町以外の人たちは多分全然わかっていないと思います。

というか、「川棚町長って何やってるの?何か活動しているの?石木ダムについて何もしてくれないの?」って疑問、不思議に思っている方は多いのではないかと思いますね😟

川棚町長にとって良いか悪いかは別として、以下に書き起こした質疑応答は全国の皆さんにとって「川棚町長が石木ダム問題についてどんな考えを持っているのか」よくわかっていただける内容になっていると思います。

まぁ、ちょっと、読んでみてくださいよ!

「石木ダム」地権者の声が届く町政を

【久保田かずえ町議】
県の予備調査から半世紀。川原(こうばる)地区の住民の方々は様々な分裂工作を受けながらも、一貫して暮らしと自然、先祖から受け継いだ大事な土地を守るためにたたかってきました。
8回もの工期変更をしても未だ本体着工にたどり着けていません。
川原の方々は、石木ダム建設が本当に必要な工事なのか知事に対して話し合いに応じるよう求めてきましたが、いまだ実現できない状況が続いています。
平成7年6月、町と採石業者3社の間において、公害防止協定が結ばれています。
協定書には大型トラックは午後6時半から午前7時までは通行できないと謳っています。
しかし今回、県は現場事務所設置のためや、大型重機の搬入のために深夜、町には一切の連絡もなしに大型車両を搬入しています。
このことについて町長の考えを尋ねます。

《補足》今年6月に長崎県が地元住民や川棚町にも事前の報告無しに付替道路工事のための現場事務所(プレハブ)や工事のための重機を深夜の時間帯に搬入した事件についての質問です。地元には採石場があって普段から大型トラックが行き来しているので、地元との間に大型車両が通行できる時間帯が決められています。


【川棚町長】
県道であったため、町への事前連絡は必要なかったと考えている。

【久保田かずえ町議】
県道のそばの住民は大型車輌の地響きで目が覚めています。
また、石木川の護岸を壊して大型車両が入っています。
それでも、県のものだからこのようなことをしてもよいとお思いでしょうか?

《補足》思うように工事が進められない長崎県が突如、石木川の護岸を地元への事前の説明もなしに破壊してそこから工事のための重機を搬入しようとした事件。


【川棚町長】
車輌の搬入については、あくまでも河川管理者の判断で、これに対して町が言える権限はないと理解している。

【久保田かずえ町議】
県のどのようなやり方についても何も言わない。事業認定の取り下げの裁判中でも何も言わないという町長の考えには、がっかりしました。
次に、石木ダム建設予定地の岩盤の安全性について尋ねます。

【川棚町長】
石木ダム建設の地盤評価は、ダム建設に支障がないと県から説明を受けている。

【久保田かずえ町議】
県が大丈夫というから大丈夫とおっしゃっている。
起業者が岩盤は不適切と言うはずがありません。
誰が町民の命と財産を守る立場に立ってくれるのでしょうか。
起業者の言う事をうのみにして、町民の命を守れると断言できますか。


【川棚町長】
石木ダムの事業については、土地収用法に基づく事業認定が告示されている。

【久保田町議】
佐世保市上下水道経営検討委員からも「当該事業に着手してから30年が経過し、事業が長期化していることから、どこかの時点で実現の可能性を判断し、場合によっては別の道をたどる必要がる」との意見もあったとしています。
また、地球温暖化により、各地で大雨による災害が起きています。
石木川の合流地点より、上に降るか下に降るかの予測もできません。
ダムがあっても役に立たないと思います。

【川棚町長】
想定される災害に対応していくことが行政の責任だと思う。

【久保田かずえ町議】
県はいろんな宣伝物を県民に配布しています。
川原の方々は、事業認定の取り消しを求めて裁判を進めているところです。
暑い日も寒い日も頑張ってたたかっておられます。
そこに、ダムマニアの人が書いたものを無神経に配布する。
裁判中の人たちにとって、こういうものを配るという事がどんなに心が傷むか考えられませんでしたか。
県の宣伝物は配布すべきではないと思います。

【川棚町長】
県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。

【久保田かずえ町議】
町の復興に尽力された方たち、川原に嫁いで子どもを産み育てた女性たち、生まれてからずっと闘争の中にいる子どもたち、この人たちは川棚に住んで幸せといえるでしょうか。
早朝から夕方まで、日照りの暑い日も座っておられます。
この人たちは本当に毎日幸せでしょうか。
憲法で保障された権利をどうお考えですか。



 


【川棚町長】
憲法は尊重しなければならないと認識している。
抗議行動は地権者の皆様方、応援している皆様方が自主的にされていることで私がどうこう言える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
ダム推進の理由に、佐世保市は既存のダムの更新や土砂浚渫のために石木ダムが必要と言っているが、浚渫工事が済めば石木ダムは必要ないと解釈できませんか。

【川棚町長】
佐世保市の利水に関して、私が答える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
私たちの町の住民の土地が取り上げられようとしていることに対して、自分が考えることではないで済みますか。
知事に対して、地権者との話し合いに応じるよう働きかける考えはありませんか。

【川棚町長】
13世帯の地権者の皆様が静穏な環境の中で話し合いができる状況になれば、私が働きかけをするまでもなく、知事は地権者の皆様とお会いすると、思っています。

【久保田かずえ町議】
知事は、非公開で、生活に関する事や気持ちを聞くだけ、記録は認めない等そういう条件での話し合いには応じるとおっしゃっています。
こういう垣根を取り払って川原の方たちの声を聞いてほしいと、知事にぜひ働きかけてください。



以上が「かわたな民報」に掲載されていた石木ダム問題に関する質疑応答です。

さて、皆さんはこれを読んでどう感じられたでしょうか?

よかったらぜひ、コメントお寄せください☺️

今の川棚町議会は決して「開かれた議会」とは言えない状況です。

また、石木ダムについて質問すると圧力をかけられるのも当たり前だそうです。

このような圧力に対してもぜひみなさんに監視していただきたいです。

私個人として思うことは、川棚町長や町議会議員の皆さんには11/18(土)に開かれる石木ダムの学習会にはぜひ参加していただきたいです☺️

先ほどの質疑応答にもありましたように、長崎県からの石木ダムの情報が「県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。」のであれば、ぜひ私たちの「石木ダムについて理解を深める」活動にも賛同し一緒に行動していただきたいですね。

私たちの学習会は、賛成や反対、わからない、どんな考え方の人でも自由に参加できますし、意見交換もできます!☺️

川棚町民の理解を深めるために、町民のこういった活動を支援するのが町の役割なんです。

それに、私たちが一ヶ月に一度開催している石木ダムの学習会では毎回、川棚町長や町議会議員の皆さんにも招待状をお送りしているそうです😮

これまで、何人かの議員さんは参加されていますが、町長の参加はありません😔

川棚町長は、自分の考えを多くの町民に広く発信する必要がありますので、そのための第一歩として、町民の草の根活動の学習会には最低限足を運ばれてはどうでしょう😌

今回の記事は長くなってしまい申し訳なかったですが、影の薄い川棚町長についての貴重な情報と思い、頑張って書きました!

頑張れ、わが町の代表者、川棚町長!

私たち川棚町民一人一人を守れるような人になってくださいね😓

石木ダム学習会のチラシ配り

みなさん、こんにちは。

石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。

みなさん、いかがお過ごしですか?

11月の三連休の中日、今日は土曜日ということでみなさん楽しい休日をお過ごしかと思います。

ほーちゃんは…!

今日は、初めて川棚町内で開かれている石木ダム学習会のお知らせ「チラシ配り」に参加してきました😌



こんなチラシです。

今度の学習会は、11/18(土)18:30~開催とのことです。

対象地区は、上組地区と五反田地区というところ。

場所は、お寺の福浄寺です。

今度の会場は広いですよ〜!人がたくさん入れます!立派な仏間…というか、本堂で開催予定です!

ぜひ、みんなに聞きに来て欲しい!😳



…で、想像はしていましたが、やっぱりチラシ配りってそんな華やかな作業じゃないです!😞

今日は午後から風も強くて寒かったです。。

二時間かけて参加者で手分けして上組地区と五反田地区の2地区を配り回りました。

いやぁ…結構大変です!

た、い、へ、ん!😂



今まで、こういうしんどくて地道な作業を一部の支援者の方と地元の住民の方にお任せしていたわけですよ。。

今日は、私も時には犬に吠えられながら地道に配り歩き、たまに小走りで頑張りました😂

田舎だから、家と家の間がかなり離れているんです。

だから、本当、一軒一軒、地道に…です!

川棚町内の「#いしきをかえよう」はまだまだ始まったばかりですね。

もっとオープンに話し合えるよう開かれた町にしたいですよね。

川棚町内の学習会を支援してくださるスタッフも増えてくれるといいけれど、このチラシ配りは確かに根性いるわ!😂

いい運動にはなりますしね…参加したらこんないいことありますよ!っていうご褒美になるものがあったらいいのかな?

ほーちゃんは、地元なので、町内のことはそれなりに頑張らせていただきますよ☺️

メンバー増やしたいです!興味のある方はコメントください!

さてさて、個人的には11/1,2,3とゆっくりさせてもらったので、またぼちぼち、活動開始させてもらいます。

川棚町「石木ダム学習会」

川棚町民の会のスケジュールもぜひチェックしてね!

11/18(土)18:30~

場所は、福浄寺

対象地区は上組地区と五反田地区ですが、どなたでも自由に参加できますので、みなさんぜひ来てください☺️

#いしきをかえよう

いしきをかえよう」というポスターが最近、話題になっています。

いしきをかえよう」の「いしき」って何?

どんなポスター?

こんなポスターです。





ふ~ん、そうなんだー、なるほどねー

でも、私、長崎県民じゃないし…

石木ダムなんて、私には関係ないし…

と思ってるそこのアナタ、

このキャンペーンには、あの、伊勢谷友介さんや坂本龍一さん、

いとうせいこうさん、鎌仲ひとみさんなども参加してるんですよ!

この方々も確かに「関係ない」のに。

なぜでしょう?

それは、こちらのページをご覧頂ければ、きっとわかります。

ページの中ほどの写真の下の名前をクリックすると、

それぞれのメッセージが出てきます。

ぜひ上記サイトにお立ち寄りください。

そして、もし、そうだなぁと思ったら、ご賛同よろしくお願いします。

また、拡散へのご協力も、よろしくお願いします。(‘◇’)ゞ

 

証人尋問、実施決定!

秋晴れの日差しが眩しい長崎地裁前。
事業認定取消訴訟第9回口頭弁論を前に、いつものように門前集会。



今日も傍聴に来られない地元地権者を代表して、支援者への感謝を述べる川原地区総代の炭谷猛さん。

今日、やっと証人尋問の実施が決まりました!

報告集会では、その経緯と結果について平山弁護士と高橋弁護士によって説明されました。



結果は以下の通りです。

12月5日(火) 13:30~17:00
証人=長崎県土木部河川課企画官:浦瀬俊郎氏(河川整備基本方針策定責任者)

12月25日(月) 10:00~最長17:00
証人=佐世保市元水道局職員:田中氏(平成24年度水需要予測作成責任者)(当時水道局事業部長だった田中英隆氏でしょうか?)

*ここで最長と表現されたのは、もしかしたら、もう1人、慣行水利権に関する証人が追加されるかもしれないため。その人物が25日に参加できない場合は12月11日を予備日として確保。

2018年1月9日(火)
証人=小泉明氏(首都大学大学院教授 水環境工学):認定庁である国土交通省九州地方整備局の依頼により、佐世保市の水需要予測が妥当であるとのお墨付きを与えた学者。

ただし、小泉氏はこの日忙しくて長崎まで出頭できないとのこと。1月9日以外の日を提示しても、12月も1月も忙しくて行けないらしい。こちらの裁判官や弁護士が東京へ出張して行う所在尋問となるか、あるいは、テレビ画面を通じて遠隔地を結んで行うテレビ会議尋問になるか、未だ検討中です。

ホントにそんなに忙しいの?とついイヤミを言いたくなりますが、小泉教授はまだマシな方。もう1人の滝沢智教授(東京大学大学院教授 都市工学)に至っては、尋問を受けること自体に拒否的な対応を示しているそうです。

これには板井弁護士が「喝!」

非常に残念だ。意見書を依頼された者は反対尋問にもきちんと応える覚悟で書くべき。それができないのなら意見書を撤回すべき!

日頃穏やかな板井弁護士の怒りの籠った発言に、私たちもちょっとビックリ。心の中で拍手しました。

しかし、報告集会の場では、私たちにもチクリと苦言を呈されました。



証人尋問の究極の目的は、証人の発言に信用性が有るのかどうかを問うものだが、その尋問から逃れようとする学者の言ってることは怪しい。(何らかの理由を付けて出頭しようとしないのは自信がない証)

しかし、判断するのは裁判所。
その裁判を多くの人がチェックをすることが大事。

1月9日の裁判が東京でということになれば傍聴はできない。果たしてそれでいいんだろうか?と裁判所に気付かせなければならない。そのためには、もっともっと多くの人が裁判所に足を運んでもらいたい。

ごもっとも…(-_-;)

皆さん、次回は12月5日です。13:30~です。

近づいたらまたご連絡しますが、浦瀬企画官がどう説明し、どう答えるのか、しっかり見届けようではありませんか。ぜひ、カレンダーに印を付けておいてくださいね~

その前に、11月13日は、地裁佐世保支部で工事差止訴訟の裁判があります。こちらは14:00からです。(門前集会は13:30~)

こちらにもぜひ多くの方がご参加頂けますよう、よろしくお願いいたします!

 

 

『ほたるの川のまもりびと』先行試写会!

お待たせしました~~~~~~~~~~~~~~~!

半世紀もの間ダム計画に翻弄され、抗い続け、
ほたるが乱舞する石木川と、ふるさと「こうばる」を守り続ける人々、
そのありのままを描いた映画『ほたるの川のまもりびと』の本編が、
ようやく、まもなく、完成です!

そして、都内での完成披露試写会の前に、真っ先に!
ここ長崎県で先行試写会がおこなわれます。

まずは県都長崎市での予定が決まりました。

11月1日と2日、勤労福祉会館です。

詳細はこちらです。⤵

https://www.facebook.com/events/1090984057671374/?ref=6&ref_notif_type=plan_user_invited&action_history=null

長崎市内、近隣の方、ぜひ足を運んでみませんか?

イベント「としょかんいちば」のご報告

みなさん、こんにちは。

石木ダムの水没予定地で暮らしているいしまるほずみです。

報告が大変遅くなってしまいましたが😥一ヶ月前の9月30日(土)に長崎市立図書館で開かれたイベント「としょかんいちば」に参加したのでそれについて報告します!

「としょかんいちば」とは…フリーペーパー『Canau』の仲間たちがつくる、みんなの市場、みんなのおまつり。

そう、「Canau」というフリーペーパーがあるんです!

「CANAU」の創刊号はこんな表紙のフリーペーパーでした。


実は、こっそり…石木ダムについての記事もあったんですよ!


そんな、「Canau」の創刊記念のお祭りに、私も「koubarushop(こうばるショップ)」として出店してきました。



この時、ほーちゃんは韓国から帰ってきたばかりでハードなシーズンでした。



さて、なにやら懸命に書いてます。



書いていたのはこれです!

なんとパタゴニアも一緒に出店してくれたんですよ!



パタゴニアからはチャリティで自社製品の販売です!



早速、客さんが真剣に品定め…本気でお買い物モードです!

ちなみに、こうばるショップのこの日の売り上げは、8,600円でした。

荷物は超コンパクトだったし、そんなに売れないだろうと(そんなに売る気もなかった??)思っていたので、意外に売り上げがあって本当にラッキーでした。

そして、パタゴニアのチャリティ販売の方もけっこうな売り上げがあったそうですよ!

チャリティーの売上は、全額、市民グループのN-dove石木ダムプロジェクトチームに寄付されるそうですよ😳

それは大変ありがたいことです。

私も、帽子とリュックを買っちゃったもんね〜

同時に石木ダムの署名も66件集めることができました。

実は、イベントの次の日にも長崎市内の街頭にて署名活動を行ったそうです。

街頭での署名は 135件で、こちらも頑張りましたね〜



ところで、会場、賑わっています!



奥のスペースでは、ライブもありました。

私の自前の写真がすごく少ないので…

会場の様子はこちらを見てくださいね😌

イベントの雰囲気が十分に伝わってくると思います。

ナチュラルで、ビーガンで、いい感じでしょ??

一生懸命自分のブースに張り付いていたので、他の出店者の方と交流が十分に取れませんでしたが、どの店もイベントにふさわしいお店ばかりでした。

準備などで運営の方は大変だったと思います。

スタッフの皆さん、出店された皆さん、訪れてくださったお客さん、本当にありがとうございました😌



ところで!

イベントの後半ではなんと、石木ダムのクイズ大会もやったんですよ!

実は、出題内容の骨組みはこのわたくしめが制作したのですよ。

対象は「小学生向けに」ということだったのですが、どうやら石木ダムの問題をよく知らなかった人にとっては難しかったみたいです😅

長崎県民の皆さん、石木ダム問題は本当はすごく重要な課題なんですよ〜

だけど、皆さん、なかなか関心を持っていただけないのが現状です…

地元からちょっと言わせてください!

石木ダム事業を本気でゴリゴリ造り出したら、538億円では済みませんよ!

あくまで私個人の予測😅なんですけど、ひょっとしたら1000億円かかるかもしれませんね。

さらに、なんてったって、要らなさすぎる!!😂

長崎県民の皆さんの関心がイマイチない中で、よくあるのが「造ったんだから、もうここまで造ってしまってるんだから…仕方ない。。」

これです!

ちょっと待った〜!

まだ何もできてません!

付替道路工事もみんなで必死に止めています!

今、強引に作り出していますが、地元の住民や市民に反対されて2割弱しか進んでいません。

このページにアクセスしてくれた皆さん!

あなたにもできる支援があります!

ぜひ電子署名にご協力くださいね😊

そして、最後にお知らせですが、明日10月29日(日)に長崎市の街の中心部で署名活動を行うそうです。

【長崎県民3万人を集める街頭署名活動】

「パタゴニア福岡スタッフと一緒に当日ボランティアをしてくださる方、現地にてお待ちしております。」

10月29日 場所:11時~13時長崎市中央橋アーケード前【通称:鉄橋】

14時30分~16時浜町アーケード ハマクロス411前

私も急きょ、参加することにしましたので、よろしくお願いします。

全国各地から共有地権者がやってきた!

核廃絶NGO「ICAN」へのノーベル平和賞、長崎出身カズオ・イシグロへのノーベル文学賞、目前に迫った衆院選、そして長崎最大の祭「おくんち」開幕!と話題いっぱいの今日の新聞に、昨日の石木ダム行動の記事も3紙に掲載されていました。



少々わかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと、

誰が=石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会

誰に=佐世保市長県知事収用委員会会長

何を=土地の収用や明渡の裁決申請

どうした=取り下げor却下するよう要請した

ということです。

また、「石木ダム建設絶対反対同盟を支援する会」の会員の多くは共有地権者で、石木ダム建設予定地の中の一部の土地を共有している人たちです。ある土地は54人で、別のある土地は182人で共有しています。つまり、のべ236人もの共有地権者がいるのです。

そのうちの数名が昨日、全国各地(神奈川、愛知、山口、熊本、佐賀)から集まって、県内の共有地権者と共に、知事や市長に要請に向かったのです。

まず、訪れたのは佐世保市役所。対応したのは谷本水道局長です。



手渡した要請書はこちら。→ 2017.10.6佐世保市長への要請書

受け取った水道局長は、「必ず市長に届ける。しかし、石木ダムは佐世保市にとって不可欠な事業であり、様々な手続きを適正におこなってきたところであり、取り下げるつもりはない。これは市長代理としての発言だ」と述べました。

今回私たちが訴えたかったのは、石木ダムの必要性に関することではなく、地権者の権利侵害の問題でした。

事業認定の際には「得られる利益」と「失われる利益」が天秤にかけられます。「得られる利益=公益」が「失われる利益」よりも遥かに大きいということが明白でなければ認定できないはずです。しかし、石木ダムによって失われる利益の中に、13世帯の財産権や居住権、生活権などの基本的人権は何一つ見当たりません。

遠藤代表:事業認定申請書に、水没予定地に13世帯が居住していることに一言も触れていないのは何故ですか?

水道局長:裁判で係争中のことには答えられません。私の発言が裁判に何らかの影響を及ぼすことがあってはならないので、控えたい。

遠藤代表:では、裁判を取り下げれば答えてくれるんですか?

水道局長:それはわからない。そのときになってみないと。

といったやり取りがしばらく続いたところで、タイムキーパーを務めていた秘書課の職員が、終了時刻を告げ、「次の会合予定がありますので」と打ち切ろうとしました。

参加者:では、市長から文書での回答をお願いします。

水道局長:市長には伝えますが、文書で回答する必要があるかどうかはこちらで判断します。

他県からの参加者:「不親切だなー」「冷たいねー」「こちらは文書で要請してるんだよ。文書で返すのが当然でしょ?」「市長が見たかどうかもわからないでしょ?」

水道局長:市長には確実にお見せします!

と言って出て行く水道局長に「恥ずかしくないの?」「逃げるの?」という言葉が飛び交いましたが、止めることはできませんでした。

佐世保市民として、本当に恥ずかしかったです。このような対応を受け続け、それに慣れてしまっていた自分自身を再発見しました。

 

午後からは、県庁です。

まず、県知事あての要請書を土木部の吉田次長に手渡しました。



要請書はこちらです。→2017.10.6長崎県知事への要請書

吉田次長は、「住民の命を守るのが行政の仕事なので、ご理解いただきたい」「係争中のことへの発言は控えたい」などと、いつもの台詞を繰り返していましたが、地元地権者や長崎市民も合流して

参加者:以前、関係自治体の長が石木ダムを中止したら莫大な違約金を払わなければならないので止められないと言っていた。そこで、国(総務省の行政評価事務所)に問い合わせたら、「石木ダムを中止した場合に大きな違約金を取るような法律はありません」と言われた。このように住民を偽り、地権者の人生を奪うようなことをなぜするのか?

など、活発な意見が相次ぎました。

最後に、収用委員会への要請書を手渡そうと、事務局がある用地課に出向きましたが…

なんと!廊下でのやり取りとなりました。立ち話で終わり?なんとも残念ですが…委員会の皆さんは、しっかり受け止めてほしいものです。

要請書はこちら→2017.10.6収用委員会への要請書

今回の要請行動をきっかけに、共有地権者と呼ばれる地検者の仲間が動き出したことに新たな可能性を感じます。

地権者は13世帯だけじゃなかったんだ…ということを県や佐世保市に伝えることができたし、私たち共有地権者自身も主体的に何ができるのか考え、今後に繋げていきたいものです。

黒髪町での勉強会 たくさんのご意見と予期せぬ贈り物♥

10月1日は5回目の石木ダム勉強会。黒髪町にやってきました~

とてもきれいな会場で、設備も充実。りっぱなスクリーンをお借りできたので、いつもより大きな画面でたいへん見やすかったです。

これまで同様、佐世保の水と石木ダムに関する動画上映に続いて、この問題について『石木川まもり隊』の見方考え方を説明させて頂きました。

石木ダムの大きな目的は、私たち佐世保市民のための水源確保だと言われているが、本当にそうなのか?最近も広報『つたえる県ながさき』9月号で、「水源が不足している佐世保市は、昭和50年以降たびたび渇水の危機に見舞われています」と書かれていたが、平成6年の大渇水以来22年間、渇水による断水は実は一度もおきていない。まずは現在の実態を知ることが大切。

そこで3つの資料を用意しました。

これは水道用ダム貯水率のグラフ。(画面をクリックすると大きくなります)昨年4月から今年4月までの貯水率の推移を示すもので、長崎市、佐世保市、大村市、平戸市、そして県全体の5つの貯水率を比較することができます。

それぞれの貯水率の最低値を見てみると、一番低かったのは水色の線の大村市で、65.7%まで下がっています。黄色の線の佐世保市は実はどこよりも高く、88.3%でした。これが現状で、20年前とは大きく変化しているのです。

その大きな要因は、人口減少節水機器の普及で水の使用量が年々減少しているから。それを示すグラフがこちら。

これは一日最大給水量(一年間で一番たくさん水を給水した日の給水量)のグラフで、青の線がその実績値。2001年度は100,830㎥でしたが、昨年度は77,526㎥。その差は約23,000㎥。つまりわずか15年で23%も減少!

ところが赤の線の予測値を見ると、急激に増加!昨年度の予測値は100,491㎥で、実績値との差はこちらも約23%!

でも、2015年度は実績の方が予測よりも多くなっています。それも極端に。
実はこれは本当の給水量ではありません。確かに10万㎥以上もの水が配水されたのですが、その全てが使われたわけではなく、このうちの4万㎥は漏水だったのです。
2016年1月の大寒波による断水、覚えていますか?
あのときは凍りついた給水管が破損して、あちこちで大量の水が漏れ出し、配水池の水が空っぽになってしまいましたね。2015年度の最大給水量にはあの漏水量が加算されているのです。
2015年度の本当の一日最大給水量は2015年8月8日の76,872㎥でした。(緑の〇)2014年度や2016年度とほぼ同じです。

さらに、2016年度(平成28年度)の実績値について項目別に、予測値と比較してみると…



漏水量は一日平均6,852㎥です。これは4トン車1700台分です。そして平均給水量の9.8%、つまり約1割もの水道水がダダ漏れしているということ。モッタイナイですよね。

その平均給水量は予測値よりも1万㎥も少なかった。つまり予測は15%も過大だった。そして、一日最大給水量は予測値より30%も過大だったことがわかりました。

工場用水に至っては…予測値6700㎥に対し、実績は1300㎥で、400%も過大だった!?あり得ない予測ですね~

こういう予測に基づいて石木ダムが必要と言われても説得力はありません。そのようなダムに私たち佐世保市民は353億円を負担することになるのです。それでいいのでしょうか?

ということで説明を終えました。

司会者の「質問、意見、何でもどうぞ~」という進行を受けて、まっ先に手を挙げた方は、上品なご高齢の男性でした。

Aさん
私は地域に下水道が通ることになった時、飲み水をトイレに流すなどとんでもない!風呂の水を流すようにしたいと思い業者に工事を依頼したんですがね、5社全部に断られました。そこで下水道工事をするための借入金制度を利用して、水をポンプアップしてタンクに溜める工事を依頼し完成しました。そのおかげで渇水の時もトイレの水には苦労しませんでした。
 私がなぜそこまでやったかというと、子どものころ水は貴重なものだったんです。学校から帰ると家の水道が止まっているので、バケツを持って共同水道まで行き、並んで水をもらって帰るということを経験してるからです。
 それで、やっぱり水源地はいっぱいあったほうがいい、余裕が欲しいと思っていた。でも、今の説明を聞いて、うーん、もう一度考えてみようかなと思い始めました。 

Bさん
この資料を見ると、工場用水が極端に増えるように予測してあるが、水道局は何故そのような予測をたてたのですか?

 まもり隊
一番大きな要因はSSKです。当時不況により新造船の受注が思わしくないので修繕船に力を入れるという経営方針の転換が発表されました。それを知って水道局は修繕船がドッグ入りした初日は大量に水を使うので、その水量を倍増させSSK全体の給水量が4倍ほどに増加するという予測をたてました。私たちは当時あり得ない予測だとずいぶん抗議しましたが、案の定その後も工場用水は増えるどころか減る一方です。

Cさん
私はダムを造るよりも、もっと節水を呼びかけたらいいと思います。

Dさん
漏水対策はどのようにやっているんでしょうかねー

まもり隊
年間8億円くらいかけて老朽管の敷設替えをやっているようですが、老朽化も激しくなかなか漏水率は減りません。ブロック化という方法を取り入れてから漏水箇所の発見が効率的になり、漏水量も日量3000㎥くらい減りましたが、その後は横ばいという感じですね。もう少し漏水対策に力を入れてほしいですね。 

Eさん
水道局は勉強不足。私も以前、漏水対策の方法を具体的に水道局長あてに提案したことがあるが、「貴重なご意見ありがとうございました」と返信がきただけ。こういう態度じゃダメですね。私に任せてくれたら、私は漏水を止めてみせます。でもそうさせてくれない。それはなぜか?石木ダムを造れないからですよ。市長や水道局長はそんなに石木ダムを造りたいなら、こういう場に来て説明せんといかんですよ。そして、まず、現地の人によくお願いしなければいかんですよ。心が通っていない。それが問題。

 司会者
「貴重なご意見ありがとうございました」(会場爆笑)
いや、ほんとにそうですよね。漏水対策を先送りにして、353億円の負担金も次の世代にツケを回すことになるし、ちょっと無責任ですよね。

Fさん
もう40年も経っているんでしょ?なんで解決せんとですかね。

Gさん
こんなに長引いて、しかも佐世保市が350億円も負担しなければならない。なんで市は止めようと言わないんですかね。誰が儲けるんでしょうか?誰かが儲けようとしているんじゃないか、そんな気がするんですが…
 それから、今日の勉強会のために1500通も案内状を出されたそうだけど、これだけしか来てない…そこが問題じゃないでしょうか?もう少し佐世保市民に関心を持たせないと。ここに来てくれた人はわかるんでしょうけど。なんか方法がないのかな?

Hさん
佐世保市はなんでムキになってるんかな~メリットとデメリットがあると思うけど、それは何なんかな~佐世保市の人が来て、ここで言いやっこすれば、そういうのがわかってくると思うんやけどね~(そうねー、そうねーの声があちこちからあがる)

司会者
僕たちは毎回水道局に参加のお願いをしているんですが、水道局は「いま裁判で係争中でもありますし、水道局便りや広報誌やホームページで説明していますので」と断ってくるんです。でも、そういうのを見ても僕はわからないです。だから、来て説明してほしい。まもり隊の説明と水道局の説明と両方聞いて初めて僕らは両方の違いがわかるし、どっちを信用できるか判断できると思うんですよね。

Iさん
いま市議会で石木ダムに反対してるのは何人?1人?

まもり隊
実は4人です。最近4人になりました。

Iさん
いくら運動しても4人じゃ変わりませんよ。これは政治問題ですから。役所は決めたことはやり通そうとしますよ。だから、選挙の前に、石木ダムに賛成ですか反対ですかと公開質問状を出して、反対と書いた人には入れない、そうするしかないんです。

司会者
選挙の前だけじゃなく、地域の議員さんには話す機会があれば、石木ダムのことを聞いてみてほしいですね。どういうふうに考えてます?って。
 それから、皆さんも帰ってから、ご家族や近所の方に、「こんな勉強会に行ってきたよ、面白かったよ」って話してほしいですね。

Iさん
石木ダムは本当に必要ないんですか?必要ないという安心感がないから、今もずーっと続いているんでしょ?もう渇水はおきない、その安心感があれば、石木の人たちを追い出してまで造ろうとは誰も思わない。

(そこで現在の保有水源と給水量の関係を図表で説明しようとしたら)

いや、数字ではわかるんです。でも、ここ(胸に手を置いて)の不安が消えないから、それを取り除くにはどうしたらいいかということなんです。

Eさん
100%取り除くのは無理でしょうね。でも、方法はあるんです。海水淡水化です。渇水の時でも病院などにはちゃんと水が届くようにそういう装置を確保しておけばいいんです。

などなど本当に様々な貴重な意見が飛び交った有意義な時間でした。絶対推進ではないけれど、ないよりはあったほうがいいと思われている方も少なくとも2名ほどいて、そんな方が参加して下さったのが、とても嬉しかったです。

最後に司会者から、パタゴニアが呼び掛けている署名の紹介とアンケートへのご協力をお願いしてお開きとなりました。(その場で8名が署名し、用紙を複数枚持ち帰った方もたくさんいたそうです)

そして、終了後に予想もしなかった出来事が…

参加者のお一人が受付に封筒を預けていかれました。帰宅後開封してみると、中には高額なカンパと、匿名のお手紙が添えられていました。

本日はお疲れさまです
いつも行動ができなくて申し訳なく思っています
諸経費の一部に使ってください

とても驚きました。
金額にも驚きましたが、このような仲間の存在です。
私たちの知らないところで、同じ思いの仲間がいる。
目に見える行動には参加しない(できない)けれど、しっかりとした意思を持ち、陰で支えてくれる市民がいる。

とても心強いです。元気が湧いてきました。
これからも頑張ろう!と、単純な私はつい思ってしまいます。

それにしても、これだけ市民のラブコールが高まっているのに、水道局はどうして参加くれないのでしょうね~

参加者のお一人が言われたように、お願いのお手紙ではダメなんでしょうか。

やはり水道局に出かけて行って、直談判しかないのかナ? (-.-)