大石知事こうばるへ!

今月2日に長崎県知事に就任した大石賢吾氏が初めて石木ダム建設予定地「こうばる」を訪れ、住民の皆さんと面会しました。

面会場所は、こうばるの男性たちがいつも座り込みをしているテントそば。
大勢の報道陣に囲まれながら、知事は住民のもとに小走りに歩み寄りました。



大石知事:ダム建設で皆さんに大変な思いをさせてしまっていることを、知事として心苦しく思っています。

岩下和雄さん:このダムは計画から60年以上経っている。今までの知事はしっかりとした話し合いをしようとしなかった。工事を一時止めて、話し合っていただきたい。私たちはいつでも応じます。



大石知事:しっかり調整していきたい。

岩下すみ子さん:こうばるを歩いてみて欲しい。とてもいいところです。私たちがなぜ頑張っているのか感じてほしい。

大石知事:そうしたい。今日は挨拶だけになってしまいますが、皆様にいち早くお会いしたいと思って足を運ばせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

全員:よろしくお願いします。



帰ろうとする知事を記者たちが囲み、「感想を一言お願いします!」



知事:故郷を思う気持ちが伝わってきました。ここを歩いてみてくださいと言われたが、それは私もそうしたいと思っていたので、時間を作ってまた訪れたい。今回はまずご挨拶だけでしたが、また来てくださいと言われ嬉しかった。

記者:住民の方からは工事の一時中断を求める声がありましたが、それについては?

知事:どういった形で話し合いができるかしっかりと調整をした上でさせていただきたい。

住民の方の感想はこちらです。



岩下すみ子さん:住民を苦しめる県政は止めてほしい。私たちはここで暮らしたい。普通の生活をしたい。ただそれだけです。私たちの話を聞いてくれそうな知事でホッとした。これから話し合いを重ねていくと言われたので、それを信じていくしかないですね。

岩本宏之さん:早期完成じゃなくて早期解決ということで話をしてもらいたい

岩本さんの発言は、大石知事が知事選で「石木ダムの早期完成」を公約に掲げていたことに絡めて、釘を刺されたのだと思います。

話し合いの中身が「石木ダム早期完成のための住民説得」ではなく、「県にとっても住民にとっても納得できる解決策を見出すための話し合い」となるよう希望されたのです。

中村前知事は就任直後に水没する県道の付け替え道路工事に踏み切りましたし、その前の前の高田知事は、やはり就任直後に強制測量をやっています。半世紀もの闘いの中で行政への不信感や警戒感は、住民の誰もが感じているところです。

その一方で、大石知事への期待感も大きいものがあります。
全国最年少の若い知事であり、人の命を守る医師でもあります。

いつの時代も社会を変えるのは若者の力です。

また、医師=科学者の視点から、事実を直視し、データに基づいた分析ができる方に違いない。その分析結果に基づいて、科学者の良心に基づいて、政策を変える勇気も持っている方かも・・

そして、医師というのは弱者に寄り添う存在であり、こうばるの皆さんの苦悩を理解し受け止める温かい心を持っておられるはず・・

などなど、あの場に居合わせた多くの人が、住民も支援者もマスコミの皆さんも、大石知事を信じたい気持ちに包まれました。

大石知事と住民の皆さんの、本当の話し合いが実現することを、私たちは心から祈っています。

この面会の一部始終はYouTube「石木川まもり隊報道部」で公開しています。https://www.youtube.com/watch?v=JNpz5zWCLPU

 

大石知事、住民と面会

NHK長崎 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220310/5030014284.html
NCC長崎文化放送 https://www.ncctv.co.jp/news/98914.html
NBC長崎放送 https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/%e5%a4%a7%e7%9f%b3%e9%95%b7%e5%b4%8e%e7%9c%8c%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%8c%e7%9f%b3%e6%9c%a8%e3%83%80%e3%83%a0%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%81%ab%e5%8f%8d%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e4%bd%8f%e6%b0%91%e3%81%a8/
KTNテレビ長崎 https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20220310009
NIB長崎国際テレビ https://www.nib.jp/nnn/news106hijzw1fz03yb4bbc.html









11日の新聞全紙に大石知事のこうばる訪問の記事が掲載された。この日はわずか5分の面会だったけれど、これから話し合いが実現し、石木ダムの是非がしっかり見直されることを願う。無駄な事業は県の財政をひっ迫させるだけだから。

そう思いつつ、隣の記事を見てギョッ!!!
石木ダムだけではない。IRに来年度から着工!その総事業費は4400億円!?石木ダムの1ケタ上をいく予算!どこにそんなお金があるというのか。2630億円は借金で賄うという。狂っているとしか思えない・・・

佐世保市水道局、石木ダム関連で5億7500万円

3月5日の長崎新聞が報じているように、佐世保市水道事業の2022年度予算で、石木ダム関連事業費として、5億7479万5000円が計上されました。

こちらが、その資料です。これは水道局が自ら提示したのではなく、委員が資料請求して初めて出されたものです。

しかも、委員は「来年度の石木ダム関連事業費」として請求したのですが、タイトルは「長崎県への負担金及び水道施設再構築関連経費」と書き変えられています。

石木ダムにかかる経費をなるべく小さく見せたいのでしょうか?

かつての委員会資料には、このように堂々と「石木ダム関連事業費」と書かれていたのですが。

上の資料は9年前の委員会資料ですが、事業費の総額は、353億5千万円です。ところが、現在の総額は445億5千万円になっていますね。

これも議会で審議され採択されたことではありませんが、いつのまにか承認されたことになっています。


いずれにしても、R4年度=2022年度予算として、石木ダム関連経費として約6億円近くが支出されるということがわかりました。この金額を私たち市民はどう判断すればいいのでしょう?

こちらは資本的収支の予定表です。資本的収入から支出を引くと、その差はマイナス25億円にも及びます。それを留保資金で補填するので、自己資金は年々減少しています。

つまり水道事業会計は決して楽ではないのです。減らせる支出は少しでも減らしたいものです。しかし、石木ダム事業が続く限り支出はどんどん増えていく・・これは間違いのない事実です。

令和1年度再評価の資料を見ると、令和4年度=2022年度の石木ダム事業費は54億円と見込まれていました。しかし、実際の予算額は約10分の1でした。何故か?それは工事が進んでいないからです。

予定通りの進捗状況であれば、本体工事がどんどん進められ、それに合わせて新たな取水施設、導水管の埋設、新たな浄水場建設などなどたくさんの工事をしなければならないから、予算も桁違いの額となっていきます。

そのお金はどこから湧いてくるでしょう?今後収益が増えるでしょうか?

こちらは収益的収支の予定表ですが、営業収益は年々減っており、全体的な収支の差も昨年度比で26.7%も減る見込みです。

それもそのはずで、この表を見れば、有収水量が年々減り続けているので、当然、水道料金収入も減り続けます。

(今回の委員会資料はこちら file00006640 )

そういうことが分かっていて、なぜ石木ダム計画から撤退しようと水道局は考えないのでしょうね~

水道局だけではありません。予算審査する企業経済委員会の委員の中から、石木ダムへのアピールが足りないとの𠮟責の声が上がる一幕も・・

角田副委員長:今年度は佐世保市の水道事業が始まって115周年の節目の年。石木ダムをアピールするいい機会なのに何も予定していないのは何故か?平成6年の渇水の苦労とか、現地の8割の方が犠牲になって出ていかれたのに未だにできていないこととか伝えるべきではないか?

経営管路部長:100周年の時は島瀬公園でアピールし、パンフレット等も配布した。それ以後も毎年「水を大切にする日」にパネル展示などのイベントをやっている。

水道局長:次の120周年に向けてはイベントなど考えていきたい。

角田副委員長:知事も代わったことだし、佐世保が本気であることを示さないと。かつての渇水の苦労が風化しつつある。

水道局長:確かに最近では市職員の中にも、あの大渇水について知らない者もいるようだ。石木ダムへの理解を深めるよう、必要であれば局内でも議論したい。

角田副委員長:「必要であれば」ではない。必要だから言っているのだ。しっかりやってもらいたい。

(-_-; 角田議員とは一度じっくり意見交換したいものですね~)

もう1人、石木ダムの早期実現を願う委員から、熱心な質問が続きました。この方は小佐々町出身の永安議員です。

小佐々町は佐世保市以上に水不足の町です。水道局長の話では、3月4日朝の貯水率は佐世保市の下ノ原ダムでは60.7%でしたが、小佐々町のつづらダムは54.3%だったそうです。(後で水道局のHPで確認すると、北部の貯水率は72.1%でした。南北融通管は存在するのに、市内でも相変わらず南北格差は続いています)

永安委員は、合併後は佐世保市の水が送水され安心だと思っていたのに、16年経っても未だに管が繋がっていないので、相変わらず不安な日々を送っていると訴えておられました。

小佐々町の方には本当にお気の毒だと思います。以前は渇水時には佐々町から日量1000t~1500t送水してもらっていたのに、合併後は日量200tまでしかもらえないのだそうです。2018年の渇水の時は一日に113tだけでした。理由は佐々町自身にも余裕が無くなったとのことですが、本当にそうなのでしょうか・・?ここにも県の思惑が見え隠れします・・

今回の予算審議で、佐世保から小佐々までの送水管の整備計画がやっと示されました。

完成はR11年度=2029年度の予定です。

永安委員:やっと具体的に示されたのは有難いが、ちゃんと水は届くんでしょうね?管は通ったけど、肝心の水の確保ができるのか心配で・・

川野事業部長:送水管の完成はR11年の予定で、石木ダムはR7年度完成予定なので大丈夫です。万一それまでに石木ダムができていなくても、1000t~2000tは供給できるのではないかと考えています。

と、そこで、水道局長から「補足説明」が・・

水道局長:今申したのはあくまでも緊急的な供給であり、石木ダムができていなければ、やはり本格的な供給はできません。

と釘を刺していました。長年佐世保市水道の現場で仕事し、水源対策の責任者となっている川野事業部長が大丈夫と言っているのに、水道局長になってまだ2ヶ月しか経っていない中島氏が供給できないと否定するのはヘンですね~やはり石木ダム必要性の口実の1つを示すためでしょうか。

実は、この送水管整備事業については、午前中も面白いやり取りがありました。

湊委員:佐世保から佐々町を通って小佐々まで送水管を繋ぐ意味は何?

川野事業部長:小佐々地区の水不足の解消のためです。

湊委員:佐世保全体が水不足になったらどうするの?送る水が無かったら?

川野事業部長:ため池や民間の井戸などから水を提供してもらって・・・

湊委員:西海市や有田町など水の豊富なところと繋がることをなぜ考えないのか?渇水の時はそういうところから水を買えばいいではないか?佐々町も売ってくれるはず。また、五島では、天水の活用を進めているが、そういう努力も足りないのではないか。

川野事業部長:まずは市内での水源確保に努めるべき。渇水にいたらないと佐々町から買うことはできない。県からの達しでそうなっている。

(やはり・・・石木ダムを造りたい県が、代替案の邪魔をしているのかな?)

湊委員:石木ダムが要らないと言っているわけではない。石木は石木で進めてもらうが、いつになるかわからない。それまでに渇水がおきたときにどうするか考えておかねばならないと思う。光武市長の時は、海水淡水化などいろいろ考え、工夫されていた。新しい局長の下で変わってほしい。最初から諦めていたら何もできない。
このような危機意識を持ち、石木ダムだけに固執するのではなく、前向きな議論をもっともっと、してほしいものです。

 

石木ダムサイト、地質に問題有り!

選挙が終わった翌日、久しぶりに現場に向かう車窓に見覚えのあるブルーシートで覆われた四角い物体。また、ボーリング調査だ!前回やってたすぐそばで・・やはり、よほど地質に不安があるのだろうか・・?

ということで、今月の石木ダム勉強会のテーマは「石木ダムサイトの地質」ということに決定!

以前から、やりたいとは思っていたのだけれど、佐世保市民の私たちは、まずは佐世保の水需要や事業費の問題などをしっかり学びたかったので、地質については後回しにしていました。

ようやく、この問題を以前から調べていた佐世保市民のKさんに来ていただき、解説してもらうことになりました。Kさんはこれまで県がおこなったボーリング調査結果を情報公開請求して入手し、それを分析したところ、47%の箇所でダムには不適な地質だったと評価。

やはり・・・とは思うものの、私たちは地質については全く不勉強で、正直なところ、Kさんの評価が妥当なのかどうかもよくわかりません。

ところが、急遽、遠くにお住いのN先生がZOOMで参加してくださることになりました。N先生は地質や地層の専門家で、多くの著書や論文を執筆され、重要な調査にも加わってこられた方です。

これは石木ダムサイトの地質ですが、複数の溶岩が重なっています。その溶岩境界面は透水性が高い(水がしみ出る)そうです。

下の写真は以前の地質調査の時の横穴(石木川まもり隊のY子さん撮影)ですが、

拡大してみると、

入り口付近の地質には確かに層や節理が見られ、隙間が多そうですね。

その透水性を示すのが「ルジオン値」という指標だそうです。

ルジオン値は岩盤内の透水性を示し、青(2)~赤(20以上)の5段階評価。

C-74のボーリング結果は、極めて透水性の高い赤のゾーンがいくつも見られます。

通常コンクリートダムの地盤は2ルジオンになるまで薬液注入しなければならないそうです。ということで、N先生のまとめは、

でした。

ダムが造れないわけではないけれど、適地でないところに造るためには莫大な対策費が必要になるとのこと。県民の2割しか賛成していないダムに、これ以上お金をかける必要があるのか、新知事にはしっかり考えてほしいものです。

また、石木ダム本体のすぐ近くに、かつて砕石跡の大きな穴があったことを参加者のS子さん(こうばる住民)が証言。N先生はたいへん関心を持たれ、写真を送ってほしいと言われたので、こちらの写真(石木川まもり隊のMさんが1994年に撮影)を送信しました。

話には聞いていましたが、本当に大きな穴ですね!

平成2年の大雨の時は、なんと200万㌧も溜まったとか!佐世保の山の田ダムの約4倍ではないですか!

こうばるの皆さんが、「わざわざダムを造らなくても、この跡地をダムにすればいい」と指摘されたのは当然です。

なぜ、そうしなかったのでしょう???

不思議です。

惨敗?どがんちゃなか!


2022年、長崎県民は新知事に大石賢吾氏を選択しました。
新聞の見出しには「全国最年少」の文字が躍っています。
実際、若さだけで投票した人も少なくないかも・・?

現知事の中村氏も大石氏も政策は似たり寄ったり。
これまで通りの公共事業優先、経済優先の舵取りを目指しており・・
選択の基準は、まさに柵、組織選挙だったのかな?

保守王国の長崎県で自民が割れた!
この異常事態に党内では熾烈な選挙戦が繰り広げられ・・

なぜか野党まで、その渦に巻き込まれ、

私たち市民が応援した宮沢よしひこ氏は惨敗でした。


衆院選のような「市民連合・野党共闘」は実現できませんでした。
今回は共産党だけが自主的支援をしてくれましたが、前回の知事選で共産党の原口氏が獲得した94,000票の半分しか獲れませんでした。
この結果は本当に衝撃的でした。

宮沢応援団の中では前回の結果から考えて10万は軽く超えるだろうとの思いが大半を占めていました。
投票率も前回は最低だったけれど、


今回は県民の関心が高まっているので投票率も間違いなく上がるだろうし、
宮沢選挙チームにはこれだけ多くの若者ボランティアが結集しているし・・と。
実際、投票率は47.83%で、前回よりも11.8ポインもアップしたのですが。

甘かったですね。
というより、木を見て森を見ず。
自分達の周りしか見えていなかったのでしょう。

選対本部のある長崎事務所も、私たちの佐世保事務所も市民ボランティアの集まり。
指揮系統もバラバラで、
段取りも分からずドタバタ続き。
そのうちに若者の応援や美味しい差し入れなどが舞い込んでワクワクし始め、
20日夜、皆で開票速報をドキドキしながら見守り、
結果を受けてガーン!
これが実状でした。

でも、ネット上に溢れる沢山の声に励まされました。



若者ボランティアからはこんなメッセージが。

みなさん、選挙戦本当にお疲れ様でした!!!!!
そして、快く私たち若者を迎え入れ、応援してくださり、本当にありがとうございました。
若者チーム、未熟なところもあり、大人の皆さんには失礼とご迷惑をおかけしましたが、それでも最後まで若者のしたいように、とお任せしていただいたこと、本当に感謝しています!!
パワーしかない私たちに、寝床もご飯も準備してもらって、みなさんのご協力があったからこそ、全力で選挙戦に携われました。
皆さんと一緒に最後まで駆け抜けられて、私たちも本当に幸せです🙏💗

今回、「宮沢さんに入れたかったけど、大石さんになってもらうと困るから中村さんに!」という方が少なくかったと聞きました。
立憲、国民の今回の動きもそんなところなのかなと思います。
正直、もうこういう選挙、政治の形はさっさと終わらせたいです!
泡沫候補なんて言葉も私からすると意味が分からなすぎて、
数年後にはそんな言葉もなくなる社会にしたいです。
これまではそういう駆け引きのような、勝ちゲームのような選挙が普通だったのかもしれないし、私が知らないだけでそんな世界はたくさんあるのかもしれませんが、
本当はもっと1人ひとりが、この人を推したい!と思う人に、票を投じる、それが当たり前になるべきだと思います。

今回私たちも携わらせていただいて、選挙の新しい在り方だとたくさんの方に言っていただきました。
明らかにこの選挙戦、みなさん1人ひとりの強い熱い想いや、長崎に対する愛が溢れていたと思います。
こんな形がもっともっと全国に広がっていけるように、
普通の政治を取り戻せるように、
私もアクションを続けて行きたいと思います。

そして、21日早朝、宮沢さん本人からは、こんなメッセージが届きました。

皆さん、今回の県知事選挙は残念ながら負けましたが、私、宮沢由彦は石木ダム計画が止まるまで徹底的に取り組みます。
敗因をしっかり分析し、以降の活動に生かしてまいります。

今回の選挙で私がみなさんに呼び掛けたかったことは、投票する選択肢がないなかで「もうがまんしなくていい」「立ちあがろう、自らの権利を守るために」ということでした。
カネの問題ではなくヒトとしての尊厳の問題です。

予想以上に厳しい獲得票数にも、選挙事務所では記者会見終了後、集まったみなさんの顔には笑顔が消えませんでした。最後まで精いっぱいやったという満足感だったと思います。

家でテレビやネットを見て選挙結果に落胆された方々も、どうぞ気を取り直し明るい前向きな気分でお過ごしください。

選挙期間中を通じて選挙事務所の雰囲気が良かったのは、Give and Take ではなく、Give & Giveの雰囲気だったからと思います。
ボランティア作業や差し入れなど、報酬がなくても誰も見ていなくても自分がやりたいからやる、そんな気持ちが集まっていました。
無償の愛でしょうか。それに触れたことが今回の財産です。

今回の選挙を支えてくださったすべての方に、あらためて心からの感謝を申し上げます。

これからもよろしくお願いいたします。

宮沢由彦

みんなすごいなぁ、強いなぁ、と感動しましたが、
現地こうばるの皆さんのことを考えると、私はどうしても暗い気持ちになってしまっていました。

「石木ダム計画を見直す!こうばるを守る!」との公約を掲げて闘った宮沢さんに、県民は1割も投票しなかった・・
この事実を突きつけられたこうばるの皆さんは、どんなに落胆なさっているだろう・・

21日朝、不安を抱えたまま座り込み現場へ向かいました。
皆さんから「お疲れ様!」の声をいただいても、「ごめんなさい」しか言えなくて・・
宮沢さんのメッセージをスマホに表示して、回し読みしてもらうことにしました。

隣にいたS子さんに「皆さん、きっとショックだったよね」とこっそり尋ねたら、

なーんも!うったちは負けることには慣れとるもん!
裁判もずーっと負け続けとるし、どがんちゃなか!
宮沢さん、石木ダムのことをあちこちで伝えてくれて、
それだけで有難かったよー

と言ってくださって、胸が熱くなりました。
と同時に、こうばるの方の強さをあらためて知ることができました。

今回、生まれて初めて体験した選挙運動、教えられることがいっぱいでした。
ボランティアの若者からも、電話の向こうの見知らぬ県民からも。

こんな経験ができたのは、やはり宮沢よしひこさんが知事選に挑んでくれたから。
無謀にも手をあげてくれたから。
若者たちは彼のことを「勇者よしひこ」と呼んでいたけれど、その通りです。

残念ながら、2月3日の時点で、県民の中に石木ダムを止めようとする勇者はいなかった。
宮沢さんのおかげで私たちには選択肢ができ、意思表示ができた。
そして石木ダム問題を県民に伝えてもらえた。
改めて宮沢よしひこさんに深く感謝します。

そして、4年後の知事選に向けて、
その前に今年の川棚町長選挙に向けて、
来年の佐世保市長選挙、長崎県議選挙に向けて、
勇者がどんどん出てきますように!

今からみんなで捜索、発掘に努めましょう~!!!

宇久島の皆さんのことに思いをいたしてほしい

2月17日、投票日の3日前、宮沢さんは宇久島にいました。

なぜ、宇久島に渡ったのか?

宇久の皆さんの声に耳を傾けるためです。

メガソーラー問題は私たち皆が考えなければならないのに、つい忘れてしまっていました。同じ佐世保市民なのに、行政からも見て見ぬふりをされているようです。

住民の方からの小さな声をキャッチした以上、放ってはおけない!と小雪の降る中、宮沢さんは海を渡ったのです。

以下は、「ワクワク長崎 宮沢よしひこ」のFBに記載されていたものです。



全文はこちらをご覧ください。

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=117166067551474&id=100077742420837&m_entstream_source=timeline

小値賀島宇久島へ向かう理由

こんにちは。

長崎県石木ダム水没予定地住民でイラストレーターのこうばるほずみです。

私たちが応援している長崎県知事選候補の宮沢よしひこさんが2/17facebookで以下のような投稿をしておられましたので石木川まもり隊ブログでシェアさせていただきます。

なぜ、選挙戦の終盤に離島の中でもちっちゃな島、

小値賀島と宇久島へ宮沢さんは向かうのか。

その理由が書かれています。

とてもいい投稿だと思いました。

皆さんに共有したいなと思いました。

こんな人を長崎県のトップに据えられたらいいですね。

(以下、宮沢さんの投稿を添付)





昨日は小値賀島を訪問し島民のみなさんに宮沢よしひこの訴えをさせていただきました。

寒風吹きすさぶ中でしたが、
なぜ選挙戦終盤に小値賀島に来たのかお話しいたしました。

NIBさんのテレビ取材が入り、小値賀町長とも会談できました。

小値賀町は平成の大合併にも合併を拒否し、自主独立の道を歩みました。

あれこれと工夫して知恵を使ってきました。

農業も水不足、赤土という一見ハンデに思われることを逆転の発想でプラスに変えてきました(永田農研の永田照喜治氏と協力してきました)。

合併を迫る政治家のいじめ同様の圧力もありました(補助金を打ち切るなど、辺野古同様の脅しですね)

そういうさまざまな困難と闘いながらも、
結果としてリゾートアイランドとして確固たる地位を築きました。

町長によると、島民の政治への意識がとっても高まったのだそうです。



自由にモノが言え、自発的に考えて行動することこそ重要です。


いっぽうで今日これから向かう宇久島は佐世保市に合併した結果、
日本最大級、島の1/4がメガソーラーで覆われてしまうことになってしまいました。

くらしに不安を覚える島民有志が、その問題を佐世保市や長崎県に訴えても誰も聞いてくれない事態になっています。

佐世保市に吸収された結果、
いつのまにか不安なくらしを引き入れてしまったというわけです。

上が決めたことを下がただ従う、議論をしない、それでは立ちいかなくなるんだ、
だから住民の声が通じる県政が必要なのだということの見本として、
県民に訴えていきます。

見捨てられた宇久島の問題は第2の石木ダム問題といってもいいくらいのことです。

小さな声を切り捨てられたら、次は自分の番だということを県民に訴えていきたい、
それが今回の訪問の最大の目的です。

みなさん、街宣でもSNSでも、この選挙戦最終盤の大切な時期に二日も使って宇久島、小値賀島に行く意味は、そこにあるということを、多くに人に一緒に訴えてください。

単なる離島への選挙運動というだけではなく、「誰一人取り残されないワクワクを」という理念からということです。

では行ってまいります。

今日もよろしくお願いいたします。




宮沢よしひこ

投票に行こう!

選挙へ行こう!と呼びかける「こうばる」の皆さんの動画が公開されました。是非ごらんください。https://www.youtube.com/watch?v=0yyJBGJyl0E

誰を知事にするか?その判断材料の1つに石木ダム問題があります。この問題について、各候補がどう言っているか?何をしようとしているか、そういうことを考えて投票してほしいと、皆さんは願っています。

実際どうなのでしょう?

長崎新聞社がインタビューしています。石木ダムの部分を拡大すると、







つまり、

中村氏は、石木ダムは「必要不可欠な事業」なので「早期完成に向けて取り組む」そうで、今までと同じスタンスで、

大石氏は、「必要性が高まっている」ので「現地へ足を運び、交渉へ向け対話を求めていきたい」そうで、対話といっても、石木ダム工事を早く進めるための交渉です。

宮沢氏は、「工事を中断して関係者との話し合いを実施すべき」との立場で、そのために「知事直轄のプロジェクトチームや第三者委員会を設置」し、科学的な検証を重視しています。

あなたなら、どの候補者に入れますか?

石木ダム問題以外もしっかりみておきましょう。ここには人口減少と新幹線について書かれていますが、

核兵器禁止条約とIRについてはこちら県の将来像、力を入れる施策、知事の資質については、こちらです。



もう期日前投票に行かれた方もいるようですが、まだの方は参考にして下さいね~

飛行船産業

2022年2月、長崎県知事選挙に立候補している宮沢よしひこさん。

お忙しい中、本日2月8日フェイスブックに長文の投稿がありました。

ぜひ、多くの方に読んでほしいと思い、石木川まもり隊ブログに転載します。





私の政策の中で、もっとも本当にできるのかと思われているのが、飛行船産業による地域興しです。

石木ダムを止めるんだ!と言っている候補がなぜ飛行船?と疑問に思う方も少なくないと思います。

私が長崎県の新産業として飛行船産業を提案するのは、まさに石木ダム計画をやめるためです。

誰もが認める通り、長崎県の最重要課題は人口流出対策です。

ではその解決策はなんなのか。具体的な策は様々です。

私がもっとも重要だと思っていることが、収入の安定も含めた地域社会の安全・安心そして住民が地域に誇りを持てることです。

その期待に多面的な効果で応えるこれからの産業が、飛行船産業だと考えています。

つまり、県民の課題に応え、さらにその先の夢に期待できる政策を提案できることこそ重要で、石木ダムを止めることなど小さいことなのだと気づいてもらうことなのです。

<観光事業、災害対策と広告・広報事業を兼ねて、飛行船を導入する>

ほんものの飛行船、見かけた方もいらっしゃるでしょう。

年配の方ならキドカラー号、最近では保険会社のメットライフアリコが身近で広告飛行をしていました。

2005年の愛知万博に際し、ドイツのツェッペリン社からツェッペリンNTという14人乗りの飛行船が輸入されて、万博後は日本全国で広告飛行や遊覧飛行を行っておりました。

首都圏では、埼玉県桶川市のホンダのエアポートから飛び立ち、都庁の上を飛び、六本木ヒルズの上をめぐり、お台場上空を回って帰ってくる30分のコースを行っていました。

関西では大阪湾から飛び立ち、京都や奈良の上空を回り帰ってくるコースです。

春には吉野の桜を上空から眺める3時間コースもありました。

本家のドイツでは、ボーデン湖のほとりにツェッペリン社の飛行船基地があり、遊覧飛行を行っています。

https://zeppelin-nt.de/en/homepage.html

40分の遊覧飛行で5万円ほどがスタンダードのコースですが、予約が何か月待ちとなる大人気の観光です。

もし長崎で飛行船による遊覧観光を行ったらたくさんの見所があります。

九十九島の絶景やハウステンボスを上空から眺めたり、五島や壱岐・対馬へ飛行船で飛び、黒潮洗うダイナミックな海岸線をゆっくりと眺めることができます。

低空で静かに飛び、窓を開けることもできますから潮風と潮騒を感じながらの体感飛行です。

飛行船は飛行場が必要がありませんので離島間の人や物資の輸送に使うこともできます。

ツェッペリンNT号も、巡航速度で120㎞くらい出ますから朝8時に長崎を飛び立てば夕方6時には晴海のオリンピック跡地に降りることなどができます。

また飛行船は災害救助にも力を発揮します。

東日本大震災の際、津波で沿岸地帯はがれきの山でした。

ヘリコプターが救出に当たりましたが、ヘリコプターは下部への風圧が強く、がれきを巻き上げケガをする可能性があります。

またバリバリバリというローターの音が、助けを呼ぶ被災者の声をかき消してしまします。

飛行船なら下部への風圧もありませんし音も静かです。

振動もないので簡単なオペぐらいなら飛行船上でできてしまうでしょう。

水害で地域が水浸しになってボートでしか救助できないというときも飛行船で救助や物資の輸送が可能です。

飛行船なら長時間滞空し、連続した救護活動、情報収集活動ができます。

災害が多発する昨今、新しい救護・災害支援ツールとして必ず役に立つでしょう。

まだ日本に飛行船を飛ばすノウハウが残っているうちに、長崎県が政府の支援や災害危機に直面する自治体と連携して飛行船事業を復活させるのです。

ツェッペリンNT号を輸入したとき、飛行船1機の値段は、操作員の訓練費を含めて10億円ほどでした。

現在ならもっと安く製造でき、民間で運行できる事業です。

自衛隊戦車1両の値段とほとんど変わりません。

また自衛隊の大型救難ヘリは30億円ほどといわれています(公表されていません)。

VIPの人たちが使うプライベートジェットは平均数十億円ですから、飛行船はそれほど高い買い物ではありません。

第一次大戦後に世界一周を行っていたツェッペリン社の豪華な大型飛行船を、もし今開発したら1000億円くらい開発費がかかるといわれます。

三菱重工のリージョナルジェットの開発費が当初3000億円ほど、その後一兆円に膨れ上がっていましたが、それなら飛行船開発のほうが安上がりです。

日本ではテイジンや東レなどの薄膜技術、姿勢制御の技術があります。

飛行船は潜水艦のように気流に合わせてトリムを取るため、日本の造船技術の蓄積がそのまま役に立ちます。

長崎県の造船業は構造転換が迫られていますが、飛行船の製造や定期メンテナンス事業を行えば、製造業のノ
ウハウやドックを活かすことができます。

災害救助用として日本全国の自治体や世界各地に販売していくことができます。

飛行船といえば、若い人たちにとっては本物よりアニメの世界でたくさん見ていると思います。

宮崎駿さんの作品にもよく登場します。

天空の城ラピュタなどで覚えている方も多いと思いますが、古くは「母を訪ねて三千里」でマルコがアルゼンチンへ渡る費用をつくるために飛行船見物の見物客に友だちとアイスクリームを売るというシーンがありました。

そんなアニメの世界を現実化して長崎の空に飛ばせば、日本中から世界中から夢のある乗り物に乗ってみたい人たちが集まると思います。

そんなワクワクする長崎、どうぞ想像してみてください。


長崎県知事選挙立候補者

宮沢よしひこ

選挙2日目 事務所では証紙貼り

2日目の朝。今日は佐世保市の京町公園(通称三角公園)前でスタート。

いわゆる「辻立ち」です。

マイクを持って話せるのは8時からなので、それまでは候補者本人と支援者数名で通行人?車に向かって手を振るだけです。

今朝はとても寒かったので、振る手がすぐに悴んできます。

それでも、たまに車の中から手を振り返してくれる人がいると嬉しくなって、つい皆大きな声で「ありがとうございまーす!」と言ってしまいます。

8時になると宮沢候補が演説。その後、市役所前でも演説し、その後は市内あちこちを選挙カーで移動。

私たちは事務所へ。

宮沢よしひこ選挙事務所(佐世保)です。国道に面していて、若葉町交差点の角。バス停「変電所入り口」のすぐ傍です。

イメージカラーのグリーンが目印です。

中ではボランティアの皆さんが、いろんな作業をやっています。

こちらのテーブルでは、2人が証紙貼りで、1人がハガキ書き。

こちらでも4人が証紙貼りで、2人がハガキ書き。

え、1人足りない?それは今撮影しているから。

証紙貼りって何?と思うでしょ?
それは、告示後に配布できるチラシには枚数制限があって、その枚数分だけ証紙を貼らねばならないのです。選挙には難しいルールが沢山あるんですね~

明日も証紙貼りやハガキ書きなどなど。

お時間のある方、手伝いに来てくださいね~ワイワイ、ガヤガヤ楽しくやってますよー