川棚町長さん、署名捺印しないで!

今日は午後から座り込みへ。

車から降りて、ダム小屋の前を通ると、

今日も案山子たちが「強制収用は許さない!」と手を広げてアピールしています。

テントの中にいても、強い雨が降り出すと雨漏りが・・・

 

今日は3時半頃引き揚げて、皆で川棚町役場へ。

収用裁決申請のための手続きで、土地調書及び物件調書の作成に際し、

町長が地権者に代わって署名捺印しないよう要請に行きました。

町長は神妙にその文書を受け取り、

冒頭の挨拶の中でも、「川原の皆さんには長い間ご心労をおかけして、大変申し訳なく思っています」

との発言がありましたが・・・

その言葉とはうらはらに、

まだ、その要請が来てないので、見て見なければ何とも言えないが

県から署名捺印の要請があったときは、

手続き上の問題が無ければ拒否しないと答えました。

 

手続き上のミス?

県が?あるわけないですよねー

つまり、川棚町長は、ほぼ99.9%、署名捺印すると宣言したようなものです。

やはり、県の要請というものは、それほど絶対的なものなのでしょうか・・・

 

地方自治の主体性はどこにあるのだろう?

市町村は県の下にあって、何でも県のいいなり?

川棚町長さんは知事の家来ではなく、町民の代表なのですから、

今一度、町民の声にしっかり耳を傾けて、仕事をしてほしいと思います。。

 

 

 

柳川の水を守ろうと立ちあがった、たった一人の勇気

長崎市在住の漫画家、西岡由香さんをご存知ですか?

反核平和や脱原発を目指し、作品を通してはもちろん、講演活動なども精力的になさっています。

その西岡さんが先日、キリシタン関係の取材で福岡県柳川市に行かれたとき、

取材とは関係のないある話に出会い、衝撃を受けたそうです。

「調べれば調べるほど感動し」レポートとしてまとめ、あるMLに発信されました。

それは、水郷・柳川の水を守ろう立ちあがった一人の市役所職員の話でした。

 

西岡さんの快諾を得ましたので、以下に転載させて頂きます。

 

 日本がひたすらに速さを求め、新幹線や高速道路建設に突進
した昭和の高度成長期、柳川の水路も失われかけたことがあった。

それまで飲み水や米とぎなどに使っていた水路が、上下水道の
普及によって人々の生活から遠ざかっていったのだ。「用済み」
になった水路は、いつしかゴミ捨て場となり、悪臭を放つヘドロ
がたまり、蚊が大発生して「ブン蚊都市」と呼ばれるありさま
だった。対策に苦慮した柳川市は、「臭いものにふた」とばかりに、
大きな水路だけを残してあとは埋めるか暗きょにする下水路計画を
たてた。昭和52年のことである。

 水郷・柳川から水路が消える——

おそらく多くの市民が暗然とした思いを抱きつつ、一度決まって
しまった計画に異論をはさめないでいた。市議会で議決され、
国の予算もつき、計画が現実化しようとしたその時、待ったを
かけたのは、一人の市役所職員だった。

 広松伝さん。

日本中で小川が消え、砂浜は埋められ、水辺が失われつつあった
時代、「柳川よ、おまえもか」という思いが広松さんをかりたてた
という。

「水路をなくしたら、柳川は水没してしまう」。広松さんは、
水路の持つ治水・利水の役割をとき、計画を撤回するよう市長に
直談判した。

水はいったん失われたら元には戻らない——広松さんの熱意を
受け止めた市長は、計画を中断して半年で代案をつくるよう
広松さんに指示した。そこから、広松さんの呼びかけが始まる。

 「郷土の川に清流を取り戻そう」。広松さんが書いた手書き
の冊子にはこう書かれている。

「正しい思想のない技術、思想のない文明は人間社会をも滅ぼす。

かつて日本人は自然を愛し、自然に対応して生きてきた民族で
あった。その精神は、常に自然であれ、自然に逆らうな、水は
有難いものであるという思想が、有史以来二千年間貫かれて、
今の日本の風土、文明が築き上げられてきた。文明とは、人間が
自然に手を加え、人間生活に都合の良いように自然を変えていく
ところから生まれてくるものであるが、その精神は常に自然に順応
する、自然をうるおすものでなければならない——」

 水路を暗きょにする下水道計画担当課の係長が、市長をときふせ、
町内会に百回以上足を運んで水路保存を訴える。その行動は「係長の
反乱」と報じられた。

水路が再生したらどんなに素晴らしいかを広松さんが町内会で語り、
会が終わったあと、残った地区の人たちが「私が子どもの頃の水路
は…」と思い出を話しはじめ、次に広松さんが訪れたときには、
地区の人たち自ら水路の清掃を始めていてびっくり、という逸話も
残っている。

 町内会や役所の人たちが首まで水につかりながら、藻のからまった
川を掃除していくのを見て、町の人たちは少しずつゴミを捨てなく
なった。ドブ川がきれいになると蚊も減り、一本の水路が見ちがえ
るようになると「私のところも」と次々に協力者が現れた。広松さん
が言う「川とのわずらわしいつきあいを復活させよう」という呼び
かけが実を結んだのだ。

 昔は、川を汚さないよう、家庭排水は庭に穴を掘って流し込んだり、
畑に引き込んでいた。川を汚さないための草取り、舟でのゴミ拾い、
合成洗剤でなく粉せっけんを使う——それは確かに「わずらわしいこと」
に違いない。けれど、そうじをすませて、お酒をくみかわす人々の
表情はキラキラしている。水をきれいにすることと、人の心はきっと
どこかでつながっているのだ。

 行政と市民協同で水路を守る体制ができあがった。費用は、元の
下水路計画の5分の1ですんだという。かくして、柳川を水郷たらしめ
る水路は守られたのだ。

 広松さんは2002年に逝去されたが、「市民みずから川をきれいにする
ようになれば、汚そうとはしなくなる」の言葉どおり、いま柳川の町には
ゴミひとつ落ちていない。

あー、サイヤサイヤ…柳川節とともに、どんこ舟が水路をゆく。

その風景は、先人の知恵と、たった一人の勇気と、「わずらわしい
生き方」を選んだ町の人々との結晶に違いなかった。

                           西岡由香

付替え道路着工できず・・・阻止活動を伝える各紙

付替え道路工事阻止を伝える7月31日の各紙を貼付します。

朝日新聞

 

長崎新聞(1面)

 

長崎新聞(27面)

 

長崎新聞の解説は核心を突いています。

「対話より手続き優先」、これが県の姿勢です。

県のやろうとしている「話し合い」は地権者の疑問に真摯に答えようとする「対話」ではなく、

測量や工事と同様に、自分たちの目的を達するための「手続き」に繋がるものでしかありません。

 

「理解を求める」と言いながら、「理解する」ための素地をわざわざ消し去っています。

このやり方を改めない限り、溝は深まるばかりです。

 

工事阻止行動2日目 思いを歌に込めて!

午後1時半、定刻に石木ダム事務所の古川所長と職員がやってきた時、

私たちは皆、背を向けて立っていました。

これまでのように、同じことの繰り返し、不毛な言い合いに少々疲れてしまって・・

私たちは、その思いを背中で示し、歌うことで伝えました。

 

 

事前に打ち合わせをしていたわけでも何でもありません。

県の車が近づいてくるのを見た時、誰からともなく、

「また言うたっちゃ一緒」「同じことの繰り返し」「疲れるだけ」

「そんならあっちむいとこか」「ああ、それがいい」となって・・・

所長がテントに近づいてきたときは全員回れ右の姿勢。

 

所長:皆さん、どうしてそっち向いてるんですか?
 
住民:ふるさとがきれいかけんよー、山ば見とるとー
 
所長:皆さん、こっち向いてくださいよ
 
住民:見飽きたです
住民:疲れたー
住民:あっちを向いたら笑顔になるね
住民:そうやねー
 
ラーララーララーラララー🎵
S子さんが「川原のうた」を口ずさむと、みんな一斉に歌い出しました。
 
 
🎵春は黄色の帯のよう 石木川に寄り添って 水辺の菜の花どこまでも・・・
 
 
住民:ああ、涙の出てきた
 
所長:皆さんお願いします。こっちを向いてくださいよ。
 
などと言われても、私たちはその後も、「ダム反対の歌」「ふるさと」を続けて歌いました。
 
 
(私は、つい、🎵山は青きふる里 水は清きふる里〜🎵の歌詞に力を込めてしまった)
 
 
 
 
「どうしても皆さんが話をしてくれないので、私は引き揚げます。でもまた来ます」と言い、
 
所長は帰って行きました。 
 
 

付替え道路工事初日、着工阻止

付替え道路工事初日とあって、マスコミも殺到しました。

先日の立入調査に続いて、道路工事も絶対反対の意思を伝える地権者。

ダム事務所長は先日のように、簡単には帰りません。

今日は県の職員10名の他、工事業者11名も来ていましたから。

 

所長:買収済みの区間の工事だからやらせてくれ
     私たちは正当な手続きのもとでやっている
 
反対派:正当な手続きとか、法に基づいてとか言っているが、県は諫早では何をやっている?
   諫早では県は法を守らない、判決を無視して阻止している。
   そして、ここでは法に基づいてやります?そんな2枚舌を使うんじゃない!
 
地権者:久保知事の覚書を守れ!検証をやり直すことが大事。
   本当にダムが必要なら話し合いをすべき!
 
所長:話し合いは別途時間を設けてやります
 
地権者:別途ではダメだ。着工する前に話し合うべき!
 
所長:すでに8割の方が同意しておられますので、その方々の思いも我々は背負っており…
 
地権者:嘘を言ってはダメ。ダム建設に賛成しているのは43%じゃないか。
    地権者の57%は反対してるじゃないか!
 
 
これは、事業認定申請書に次のように明記されていることを指摘しています。
 
「土地所有者及び関係人は460名であり…うち約43%にあたる199名については円満に協議が成立している」
 
ということは反対者は57%であり、「8割の方に同意をいただいている」というのは確かに間違っていますね。
 
 
 
30分ほどやりとりをした後、県側はいったん引き揚げましたが、午後またやってきました。
 
私たちはテントの中だけど、所長も職員も午後の直射日光をガンガン浴びながら気の毒だな〜
 
と思ってしまうほど、意味のないやりとりでした。
 
 
職員は、これが仕事だとわりきっているのでしょうが、こんな仕事をさせる上司やトップに腹が立ちます。
 
 
今日もまた、阻止行動の様子をカメラやビデオにおさめる県職員に、非難ごうごう。
 
これも上司の指示でしょう。
 
 
地権者:知事はイサカンでは、地元の同意を得ずに開門するな!と国に言い、
    ここでは地元の反対を無視して工事するのか?
    矛盾してるじゃないか!
    
 
全くです。職員の皆さんは、その知事の矛盾の矢面に立たされているのです。
 
それでは「生え抜きの知事」として失格ではないですか?
 
 
 
 
 
 

立入調査阻止行動2日目

今日は立入調査阻止行動の2日目です。

午前9時過ぎ、先週金曜日と同じように、石木ダム建設事務所長以下職員数名が、強制収用のための測量調査の「お願い」にやってきました。

このように、冒頭、県職員による私たちへのビデオ撮影行為に皆が抗議しました。

止めろと言われてもしばらく撮り続けていたMさん。

当然上司の指示だったと思いますが、県はなぜこのようなことをしたのでしょう?

 

阻止行動の参加者個人を特定し、このうち地権者が何人いるとか、

地権者の〇〇家からは参加者がいなかった、あそこは落とせるんじゃないか?

などと吟味するためでしょうか?

 

それとも、参加者の中で地権者ではない人物をブラックリストにアップして、

非県民としてマークするためでしょうか?

秘密保護法や共謀罪が押し寄せてくる昨今ですが、

日本の民主主義はいよいよ危うくなってきたような気がしてなりません。

 

そんな中、川原の地権者の皆さんは、

権力を恐れず、果敢に意思を貫いて生きている!

その姿が感動を与え、共感を呼びます。

 

ダム事務所長から意思の再確認を求められた4人の地権者が、

今日もきっぱりと拒否しました。

「〇〇です。絶対ダメです。造らせん!帰れ!」

「最初国が造るて言うた? 始めたとは県やろ?なんが法か!」

(「事業認定」を錦の御旗のように持ち出す県に責任転嫁はするな!という意味の発言)

「測量は絶対反対です!所有者が立ち会わなければ意味がない。やっても無駄ですよ」

 

こうして、4人の意思を確認した所長は、このことを知事に伝え県の判断を仰ぐ、

その結果は午後伝えに来ることを約束して引き揚げて行きました。

 

そして、午後1時半。約束の時間に所長たちはやってきました。

 

明日からの測量調査はしないと明言!

しかし、付替え道路工事は「やる」と、これまた明言。

 

すべて予定通り。

30日から暑くて長い闘いが始まります。

心配なのは川原のおばあちゃんたち。

今日、所長の前に出て「絶対造らせん!」と言ったおばあちゃんも、言葉ほどお元気ではない。

午後、第一ダム小屋から歩いてきたおばあちゃんは、苦しそうに肩で息をしていました。

木陰に置かれたイスに座って「心配せんで大丈夫。休めば平気」と笑顔を見せてくれましたが…

 

このおばあちゃんたちの意志の強さと思いの深さが、県にはなぜ届かないのでしょうか?

 

 

 

立ち入り調査阻止行動 初日に関する報道

今日の新聞各紙の記事の見出しを紹介します。

長崎新聞1面:石木ダム立ち入り調査 測量 反対派が阻止 県、28日にも再度試み

長崎新聞27面:アリバイづくりだ 県、滞在わずか10分

西日本新聞:県、石木ダムの調査できず 反対地権者や支援者が阻止

朝日新聞:石木ダム 地権者の抗議で 県が測量できず

読売新聞:石木ダム 立ち入り調査できず 地権者ら80人阻止行動

長崎新聞1面

長崎新聞27面

 

西日本新聞

 

朝日新聞

 

読売新聞

25日の立入調査 阻止

今日の「立入調査」阻止行動はわずか10分ほどで終わりました。

県の職員(石木ダム建設事務所長他)がやって来てから帰るまでの一部始終が、この動画に収められています。

 

福岡から2時間半かけて応援に来たIさんにとっては、あっけない阻止行動だったことでしょう。

でも、県外からの弁護団が到着したのは終了直後で、こちらはもっと唖然となさったかも・・

 

しかし、10分が短すぎるとは思いません。

1分でもいいし、そもそも来なくてもよかったのです。

立入調査はお断りすると、7月17日県庁で、地権者は明確に伝えていたのですから。

が、そこは手続きを最重要視するお役所のこと、どうしても当日もう一度現地でお願いする必要があったのでしょう。

 

そして今日、地権者の意思をあらためて確認したわけですから、

来週28日〜31日は、もう来る必要はないはずですが・・・

終了後記者の一人が、地権者の思いを無視するのか?と質問すると、

石木ダム建設事務所の古川所長は、

無視するわけではないが、この手続きは法律で認められていることなので来週また来てお願いする、

また、皆さんの疑問については、別の場できちんと答えていく、

などと返答していました。

 

話し合いをしながら一方で、強制収用の手続きを進めたり、ダム建設に繋がる工事をやるという、

そこのところが地権者の皆さんや私たちの考えと相容れないところです。

 

まず話し合いを徹底的におこなうべきだと思います。

その中で初めて地権者の理解が得られる可能性が生まれるのです。

お座なりな形だけの話し合いをいくらやっても理解が得られるはずはありません。

決してそうではない、誠心誠意説明すると県は言いますが、

話し合いの裏でダム有りきの態度を見せつけられたら、どうして素直に向き合えるでしょう?

そんな、ごく普通の感覚が、行政の皆さんには理解してもらえないようで…残念です。

 

 

第2ダム小屋設置!

今日の長崎新聞です。

昨日、石木ダム建設絶対反対同盟が小屋を設置したと報じています。

 

小屋が建てられた場所は、今回県が強制収用を狙っている場所です。

ダム建設予定地の中にあるダム反対地権者13世帯が所有する土地の中でも、

4件だけが今回(9月8日がタイムリミット)の収用裁決申請の対象となるものです。

その土地にこの小屋が建てられたのです。

 

ここは強制収用反対の拠点となるでしょう。

この小屋が壊されるのは、強制収用され、行政代執行されるときです。

私たちは、それを許すまいとここに集まり、この小屋を守ろうとするでしょう。

それでも重機を使って、この小屋を壊すのか?

権力で住民の暮らしを捻り潰そうとするのか?

県の意思が問われ、県民の前に可視化されるでしょう。

 

その時が来るまで、ここは阻止行動の休憩所となるようです。

 

前からあった第1のダム小屋はこちら。

1982年の強制測量の時以来、ずーっと県の動きを監視してきた小屋。

今や川原のおばあちゃんたちのサロンと化していますが・・・

ここには、こんな看板も掲げられています。

あの下筌ダムに反対し、蜂の巣城を築いて最後まで闘った室原知幸さんの言葉です。

まるで返り血で書かれたような真っ赤な文字が、胸にグサリと刺さります。

 

知事、佐世保市長、河川課長に、この言葉を贈りたい…

 

裁決申請へ対立激化〜長崎新聞解説

今朝の長崎新聞です。

石木ダムをめぐる県と住民の対立の現状について、わかりやすく解説しています。

 

1.なぜ対立しているのか

県:石木ダムを建設したい→反対地権者の土地が必要→強制収用してでも取得したい

地権者:石木ダムは必要のないダム→必要のないダムのために自分たちが犠牲になるのは嫌

 

2.なぜ対立が激化しているのか

県:強制収用を可能にする裁決申請の期限まであとわずか。急いで手続きを進めたい

地権者:話し合いは続けると言いながら、一方で権力を振りかざしている

  32年前の強制測量の時と同じ。二枚舌を使う県のやり方は許せない

 

3.付け替え道路工事

県:工期の残り期間も迫っているし、今回の工事区間の土地はすべて買収済み。早期に着工したい

地権者:今回工事区間ではないが、残り区間に我々の土地が含まれている。我々は絶対に売らない  

   つまり道路は完成しない。完成しない道路に使った税金は無駄になる

記者:県の工程表では、付け替え道路の開通目標は2016年度となっているが、道路の完成には

   数年を要し、現実的には困難。県は工程表の再変更も視野に入れている

 

このように冷静で客観的な状況分析をした後、

この記事の下のコラム「記者の目」で、宮崎智明記者は指摘しています。

県のいう「話し合い」は、「帳面消しとしか思えない」と。

「話し合いと裁決申請への手続きを平行して進める」こと自体が、どだい無理な話だ。

とも述べています。

全く同感です。

左手に刀を持ったまま、右手で握手しようとしても、誰がその手を握れるでしょう!