6月20日、佐世保市議会本会議で、山下市議はいつもの如く石木ダムについて熱く鋭く質しました。
それに答える川久保水道局長も、いつもの如く冷静に、暖簾に腕押し、糠に釘の答弁です。
しかし、今日の答弁には唖然・・そうきたか・・という感じ。
こういう方が官僚として出世するんだろうな〜
市議: 今回の水需要予測について、毎日新聞には「極めつけの虚構」との見出しの記事が出た。
それは全国125名からなる「科学者の会」が、こんなにひどい予測は全国にも例がない、
特に5倍にも跳ね上がる工場用水の予測は「極めつけの虚構」と言って批判したからだ。
そこまで言われて平気なのか?その「科学者の会」を名誉毀損で訴えるつもりはないのか?
また、その先生方は互いの主張を公開の場で議論しようじゃないかと言っている。
汚名返上するためにも公開討論を受けて立とうという気はないのか?
(名誉毀損?なーるほど。汚名返上の討論会?うまいな〜)
局長: その水需要予測を含め我々の主張は、事業認定の公聴会の場で述べたし、
いま議員が言われた反対の立場の方も主張も述べられた。
それらのことを含め、双方の意見を聞いた事業認定庁がこれから第三者機関である
社会資本整備審議会にはかり、審議される。
そこで水受給計画を含めた石木ダムの公益性が判断される。
つまり手続きが進行中なので、今はその判断を待つべき時である。
(そう逃げるのか〜なるほどな〜)
市議: 長崎市は今回の再評価で必要な開発水量を7500トンから0にした。諫早市も半減した。
佐世保市だけは相変わらず4万トンも新たに必要という根拠はどこにあるのか?
(さて、この現実について、どう説明するのかな?)と思っていたら…
局長: 今回長崎市は、前回の7500トンからゼロにしたが、認可水源に占める割合は4%。
一方佐世保市は、平成19年度に既に6万トンから4万トンに修正しており、
その減少分2万トンの認可水源に占める割合は15%である。
(えー!そうくるのー!そんなところから関連付けるのー?!)と、目がテンになってしまいました。
質問の意図は「今」です。
これから数年後の水需要予測をするのに、近年の実績を踏まえて他都市は減少に転じているのに、
なぜ佐世保市だけが増えるのか、しかも4万トンも!という質問なのに、
過去の経緯を持ち出して説明するなんて、すり替えもいいとこ!
しかも、6万トンから4万トンに修正したのは、19年じゃなくて16年です。
今から9年近く前の話。
しかも、その6万トンは、昭和50年に事業計画が認可された時の計画水量で、
当時の目的は針尾工業団地のための工業用水確保だったはず。
その工業団地の誘致に失敗し利水の必要性がなくなった時点でダム計画は撤回すべきだったのに
そのままずるずると引きずって・・
少なくとも必要水量6万トンは、とっくの昔に見直さなければならなかったはずなのに、
それがやっと平成16年になって4万トンに下方修正したというお粗末な話で、
しかも、2万トンくらいの減少じゃあ少なすぎたのに、認可水源割合が多いと胸を張るなんて・・・
水道局長にかかると、こんなにも上手くすり替えて、言い訳するんですね〜
そうそう、少し昔、「ああ言えば上祐」という言葉が流行りましたっけ。
ご存知ですか?
言い訳というか、ディベートが上手で、何を言っても言い返す上祐(じょうゆう)さんという人がいて、
「ああ言えばこう言う」を文字って「ああ言えば上祐」って言われていたこと、
思い出しました。
そう言えば、雰囲気が少し似ていらっしゃるような・・・
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