「ダム検証のあり方を問う科学者の会」が、再び公開質問書を提出しました。
今回は、佐世保市に対してではありません。
長崎県でもないし、県や市の第三者委員会でもありません。
今回は、まさに科学者と呼ぶにふさわしい「一流大学教授」と思しき、
東京大学大学院の滝沢教授と首都大学東京の小泉教授のお二人に対してです。
両教授は、石木ダム事業認定の認定庁である九州地方整備局から
佐世保市の水需給計画について意見を求められ、
そろってお墨付きを与えました。
お二人の回答書はこちらです。
それを読んで「ダム問題のあり方を問う科学者の会」は大変驚きました。
なぜなら、あの非科学的な水需要予測を、両教授が全面肯定していたからです。
「そこで、私たち科学者の会は、どのような根拠に基づいてそのような意見を
提出されたのかを明らかにしていただくため、貴教授に対して公開質問書を
提出することにしました。
ご多忙とは存じますが、1月30日(木)までにFAXまたはメールでご回答
くださるよう、お願いします。科学者としての社会的責任を果たすため、
真摯に回答されることを切望します。」
として、具体的に次のような質問書が送付されました。
これまで数回にわたって佐世保市に提出された科学者の会の意見書は、
ほとんど無視されてきました。
あきらかに市は逃げているのです。
しかし、それで諦めることなく、追及を続ける「科学者の会」の皆様には
本当に頭が下がります。
その熱意は科学者としての良心?
マヤカシやデタラメに基づく虚構の論理を作り上げ、
それを根拠に有害無益な事業が進められていくことに、
同じ科学者として許せない強い思いがあるからでしょうか・・・
どうか、推進派の科学者の皆さんも、
同じ科学者として、逃げずに、きちんと回答してください。
それを私たちも心から願っています。