「ダムのツボ」出版記念展

いよいよ『ダムのツボ』出版記念展が始まりました。

初日の3日は、テレビ佐世保、KTNテレビ長崎、西日本新聞が取材に訪れ、

4日は、NBC長崎放送や「ライフさせぼ」も。

皆さん、『ダムのツボ』作者のほーちゃんに取材するだけでなく、

それぞれが熱心に展示物を見て下さっていました。

『ダムのツボ』の原画と、

その1枚1枚に付けられた作者のコメント。

川原地区の風景や、そこに住んでいる人々の横顔。

その何気ない日常のスナップ写真の大半はほーちゃんが撮ったもの。

ほーちゃんのお友だちが撮った写真には、温かな手書きのメッセージが添えられ、

来場者の多くがここで足を止め、見入っていました。

私たち『石木川まもり隊』のコーナーでは、

石木ダムによる大村湾への影響や、佐世保の水事情に関するグラフなどを展示。

こちらでも、予想以上に資料を持ち帰る方がいたり、

『石木川まもり隊』入隊希望者名簿に14名も!お名前が…(2日目現在)

 

このフラッグのおかげかな?

これは、『石木川まもり隊』ができてすぐの頃、

隊員の一人のEちゃんがシーツに絵具で絵を描いてくれたもの。

私たちのシンボルとなっていましたが、

2011年の「石木ダムは要らない!全国大会」以来行方不明に…

さんざん探しても出て来なくて、もう諦めていました。

それがなんと!この記念展の2日前に発見され、無事に戻ってきたのです。

なんだか記念展成功の予感が…

 

 

初日が終わって、『地球屋』というお店で乾杯!

とても美味しい食事に皆の疲れも吹っ飛んで、明日もがんばろー!

と帰ろうとした時、

店長さんがたくさんの豆を持ってきてくださいました。

「今日は節分だから」と。

炒りたての温かい豆で、食べるとすごく美味しくて、撒くのが勿体ない感じ。

でも、そこをぐっとがまんして、みんなで、

「福は〜うち! 鬼も〜うち!」

と威勢よく撒きました。

 

権力者の暴力に負けない、強い鬼さん集まれ〜

そして必ず石木ダムを止め、自然を守ることができますように、

福の神さん、応援よろしくお願いしま〜す! 

 

「反対派 抗議と再質問」を伝える新聞テレビ

●毎日新聞長崎版( 2014年01月30日) 

石木ダム:反対派、公開質問状の県回答を批判 /長崎


県と佐世保市が川棚町に建設中の石木ダム建設事業を巡り、反対地権者らが昨年12月に提出した公開質問状に対し、県は「国が事業認定の際に示した理由や見解をまとめた文書を参照してほしい」と記した回答書を24日付で返送した。

反対地権者の弁護団は「個別の質問に正面から答えていない」と批判。支援団体の「石木川まもり隊」の松本美智恵代表は「実質的な回答拒否だ」とした。

公開質問状で建設の根拠や必要性などをただしたのに対し、県は回答書で「これまで資料を全て公開するとともに法律に基づく『事業認定申請』の中でも資料を提出している」と主張。昨年9月に九州地方整備局が公表した事業認定の理由をまとめた文書を添付した。

 
 
 
●NBC長崎放送(1月31日)
http://www2.nbc-nagasaki.co.jp/houdou/index.php?itemid=17150

“石木ダム”公開質問状めぐり 反対派「質問に正面から答えていない」

県と佐世保市が東彼・川棚町に計画している石木ダム建設問題です。
現在、県は地権者の土地の所有権を取得するいわゆる「強制収用」が
可能な状態で事業を進めることもできます。
しかしこれまで反対派の地権者が強く固持しています。
このため事業着工のメドは立っていません。
公開質問状提出そんな中、こちらは12月末反対派が県に対して
石木ダムの必要性の客観的事実を示すよう公開質問状を提出した様子です。
県の回答書これに対して1月下旬県から回答があったものの、
過去の公聴会で出された意見などをまとめただけのもので
県としての新たな考えは示されませんでした。
反対派は「質問に正面から答えていない」として
31日、県に対して抗議文を提出した上で直接、説明を求めました。

動画ニュース
http://www.youtube.com/watch?v=3Nn_6euXp54

 

●NIB長崎国際テレビ(1月31日)
http://www.nib.jp/realtime/news/news_3015834.html

「県の回答は不十分」反対派が抗議
石木ダム建設に反対する地権者らは公開質問状に対する県の回答が「不十分」として抗議文を提出しました。
 石木ダム建設に反対する地権者らは去年12月、ダム建設の必要性の根拠を示すよう求める公開質問状を知事宛てに提出していました。県側はおよそ1か月が経過した1月24日付けで「国の資料を参照してほしい」とする回答書を送付。反対派は「県の回答は不十分」などとして31日、質問に具体的に答えるよう求める抗議文を提出しました。話し合いは1時間あまりにわたって行われましたが県側が「これ以上回答はしない」として退席しました。反対派は2月21日までに書面で回答することと知事本人からの説明の場を設けるよう求めました。県側は「今後、対応を検討したい」としています。

 

●KTNテレビ長崎(2月1日)

石木ダム反対の地権者、再度、県に公開質問状
 
 東彼・川棚町の石木ダム建設に反対する地権者などがダムの必要性などを質す新たな公開質問状をきのう、県に提出しました。
 きのうは、ダム建設に反対する地権者や弁護団などが県に対し、2度目となる公開質問状を提出しました。石木ダムをめぐっては土地の強制収用も可能となる「事業認定」が告示されていて、反発する地権者らは去年12月、知事に対し事業の必要性などを公開質問状で質しています。しかし県側は「国の書面を参照して欲しい」と答えただけで、地権者側は「実質的な回答になっていない」として抗議。再度、ダムの水需要予測などを詳細に尋ねた新たな質問状を提出しました。そして改めて事業の根拠などを応えるよう詰め寄りましたが、県側は「すでに事業認定で認められている」として回答を拒否しました。
 
 
●長崎新聞と朝日新聞(2月1日)
 
 
 
続いて、西日本、毎日、読売の各紙です。
 
 
 
 
今日は県知事選挙前日!
 
そして、長崎市のランタンフェスティバル!
 
そんなこんなで、石木ダム問題の扱いは小さ目ですが…
 
でも、全紙もれなく掲載。 
 
 

個別の回答はしません? 地権者にだけ教えます?

告知通り、石木ダム対策弁護団と反対地権者、そして反対県民が知事の説明を求めてやってきました。

しかし、そこに現れたのは、すっかりお馴染みになった河川課の川内企画監。

ま、選挙期間中ですからねー、知事が来ないことは予想してましたが、

土木部長はおろか、河川課長も来ないんですよね〜

面倒なこと、難しいことは部下に押し付けて、

エライ方は知らんぷりを決め込んでいるようです。

 

それにしても、この方の説明=県の見解としていいのでしょうか?

あまりにも酷い説明でしたよ。

どういうふうに酷いかというと・・

 

その1

私たちは県(石木ダム建設事業者)に質問をしているのに、

それに対する答えは、事業認定をした国(認定庁)の資料を見てくれ、

の一点張り。どうしても県として答えようとしません。

たぶん答えたくないのではなく「答えられない」のでしょう

 

その2

では、その認定庁の資料のどこに、私たちの質問への答えが書いてあるのか、

と尋ねると、「個別の質問には答えない」と言う。

そりゃあそうでしょう。そこに答えはないんだから

 

その3

しかし県は「ダム建設に対するご理解を賜るよう」地権者と話し合いたいと

回答書に書いている。ここに地権者がいるのに何故説明しないのかと問うと、

場所を変えて話す、「地権者にだけ話す」と言う。

一般県民に答える必要はないとのお考えらしい。何様のつもり?

 

川内企画監のふくよかで穏やかそうなお顔からは信じられないような発言ばかり。

きっと、このように答えて突っぱねろと上からの指示なのでしょうね〜

お気の毒です・・

しかし、最強弁護団は、県がまともに答えるまで何度も追及を続けます。

昨日は、抗議文新たな公開質問状が提出されました。

今度こそ、国に責任転嫁するのではなく、

事業者としてきちんと回答してくださることを期待しています。

 

この件は、昨日夕方のニュースで早速報道されました。