今日の「立入調査」阻止行動はわずか10分ほどで終わりました。
県の職員(石木ダム建設事務所長他)がやって来てから帰るまでの一部始終が、この動画に収められています。
福岡から2時間半かけて応援に来たIさんにとっては、あっけない阻止行動だったことでしょう。
でも、県外からの弁護団が到着したのは終了直後で、こちらはもっと唖然となさったかも・・
しかし、10分が短すぎるとは思いません。
1分でもいいし、そもそも来なくてもよかったのです。
立入調査はお断りすると、7月17日県庁で、地権者は明確に伝えていたのですから。
が、そこは手続きを最重要視するお役所のこと、どうしても当日もう一度現地でお願いする必要があったのでしょう。
そして今日、地権者の意思をあらためて確認したわけですから、
来週28日〜31日は、もう来る必要はないはずですが・・・
終了後記者の一人が、地権者の思いを無視するのか?と質問すると、
石木ダム建設事務所の古川所長は、
無視するわけではないが、この手続きは法律で認められていることなので来週また来てお願いする、
また、皆さんの疑問については、別の場できちんと答えていく、
などと返答していました。
話し合いをしながら一方で、強制収用の手続きを進めたり、ダム建設に繋がる工事をやるという、
そこのところが地権者の皆さんや私たちの考えと相容れないところです。
まず話し合いを徹底的におこなうべきだと思います。
その中で初めて地権者の理解が得られる可能性が生まれるのです。
お座なりな形だけの話し合いをいくらやっても理解が得られるはずはありません。
決してそうではない、誠心誠意説明すると県は言いますが、
話し合いの裏でダム有りきの態度を見せつけられたら、どうして素直に向き合えるでしょう?
そんな、ごく普通の感覚が、行政の皆さんには理解してもらえないようで…残念です。