もうすぐ「水を大切にする日」!

もう9月!早や9月!昨日9月1日は防災の日でしたね。

まもなく9月6日「水を大切にする日」がやってきます。

何?「水を大切にする日」?そんなの知らん!という方がほとんどでしょう。

「水を大切にする日」は、佐世保市独自の記念日なのです。

市のHPにはこのように書かれています。

 

平成6年、北部九州一帯で起こった異常渇水により、水源に乏しい佐世保市では264日間にも及ぶ給水制限を余儀なくされました。
このことは、市民生活はもとより、街の経済にまで大きな打撃を与えました。
本市では、これを教訓とし、今後に生かすため、市内全域に給水制限を実施した9月6日を「水を大切にする日」と定め、平成7年以降、水に関する啓発を行っています。
市民の皆様ならびに事業者の皆様におかれましては、「水を大切にする日」を通じて、「水の大切さ」について改めて考えていただく機会として下さいますようお願い致します。 

 

で、実際どんなことをおこなっているかというと、

こんなうちわを会場で配っていたり、

「水を大切に」の幟を持ってパレードしたり・・

って、それはいいんだけど、何やら変な横断幕が・・・

水不足は続いています?今までもこれからも?!

そう、この日の目的は、水を大切にしよう〜という啓蒙運動にはほど遠く、

市民の皆さん、あの昔の渇水の苦労忘れちゃいないでしょう?

あの時は大変でしたね。皆さんは忘れかけているかもしれませんが、

実は今も水不足は続いているんですよ。

幸い大きな干ばつが起きてないので皆さんは気づかないでしょうが、

いつまた、あの渇水被害がおこるかもしれないんですよ、

怖いですね〜、困りますね〜、どうしましょう?

やはり、石木ダムをお願いするしかありませんね〜

ということで、市長、市議会議長、国会議員等々勢ぞろいで石木ダムをアピールする、

それが、「水を大切にする日」の実態なのです。

上の写真は、全て一昨年のものです。

 

昨年の9月6日は、事業認定の告示がなされた日。

長崎県や佐世保市が待ちに待ってた事業認定です。

反対地権者の土地を強制的に取得してダムを造ってもいいですよ。

それほど石木ダムは公益性の高い事業なのですからという認定を国からもらった日。

なので、こんなイベントなど昨年はやっちゃいません。

 

いっぽう私たちは、やりましたよ。

ほーちゃんの川魚の絵を使って作ったオリジナルうちわを配って、

石木ダム問題をアピール。

そして、石木ダム反対や、強制収用しないでください!の署名集めをしました。

老若男女たくさんの方が署名してくださいました。

 

あれから1年。

いよいよ知事は収用裁決申請の決断をしました。

8日までに、県収用委員会に手続きすると、8月26日に発表しました。

その日が、今日なのか、明日なのか・・・私たちにはわかりません。

が、その方針を撤回してほしい!と、明日知事に訴えにいきます。

地権者の皆さんと共に。

10時半過ぎに県庁前に集まります。

お近くの方、同じ思いの方、一緒に集いませんか?

 

話がすっかり横道にそれてしまいましたが、

私たちは、今年も9月6日の「水を大切にする日」に、佐世保のアーケード街で、

署名活動と、うちわやリーフレットを配ります。

 

今年のうちわは、こちらです。

なーんだ。去年と同じじゃん!

と思うでしょ?

ほんの少し違ってますよ。

どこが違うでしょう?

正解者にはうちわをもう1本プレゼント!

な〜んてことはいたしません。

 

よかったら、お立ち寄りください。

9月6日(土)13:00〜15:00、

四ヶ町アーケード街島瀬公園そばで、やってまーす!  

本市に助成制度は存在しない!?

 

先月情報公開請求していた資料が用意できたとのことで取りに行くと、

そのうちの1件は「情報不存在」のため開示できないという。

その件とは、市が助成している雨水貯留タンクの総数と総貯水容量などについて。

不存在の理由欄に書かれた文言は「本市に助成制度は存在しない」だって・・・。

 

なぬ?!

慢性的水不足です。

水不足の解消は本市の喫緊の課題です。

市民は節水に努めていますが、受忍の限界にきています。

等々並べて石木ダムの必要性を訴える佐世保市が、

雨水貯留タンクの助成もしていないって?

 

渇水都市と言われている市の多くが取り組んでいるし、

長崎市でも雨水タンクに助成するという記事を数年前に見かけました。

日本一の地下水を誇る熊本市でさえ、小中学校のすべてに雨水タンクを設置し、

個人宅に設置する場合は雨水タンクなら上限が35,000円、

雨水槽なら上限70,000円助成するそうです。

他にも雨水浸透マスやビニールハウス雨水浸透施設にも助成しています。

 

佐世保市はそのような雨水利用も呼びかけず、助成金も出さず、

ただただ石木ダムに頼るばかり・・・

水道局の職員さんも、この文書を出すとき、相当恥ずかしかったでしょうね〜

 

川原にある、この看板を思い出しました。


       何故造らぬ 己の水がめ 人だのみ

まさしく、その通り。

おっしゃる通りです。

佐世保市民として、超情けない〜〜〜〜〜〜!