昨日の朝日新聞社会面の記事です。
ダムの大きな目的の1つである洪水対策。
それが実はあまり役に立っていない、または洪水を激化させる恐れさえあることを指摘した記事です。
理由はダム湖の底に土砂がたくさんたまっていて、大雨の時にたくさん水を溜める余裕がなくなっている。
また、その土砂を除去するには多額の費用がかかるので、簡単には実施できないという。
その結果、大雨時のダムからの放水により、下流域で氾濫の可能性が高まり、逆に人命の危険性さえ増えていくおそれもある。
それがダムに依る治水の限界だと今本博健先生は語っています。
この記事を私が知ったのは、一人の佐世保市民からの電話でした。
私は朝日新聞をとっていないので、この記事のことは知りませんでした。
その方は、
佐世保市民として、そんなに水に困っているわけでもないのに、
川棚の住民の方に迷惑をかけてまで石木ダムは要らないと思っていた。
でも、ダムの目的は水源対策だけではない。
石木ダムが川棚町の人々の洪水被害をくい止める働きがあるのかどうか素人なのでよくわからないが、
もしそうなら、造るなとは言えない・・
しかし、この記事を読んで、洪水対策としてダムは有効ではないことがわかった。
今本博健という学者の方は、ダムよりも堤防を強化すべきだと指摘している。
このような情報を多くの人に知ってほしい。
石木川まもり隊さんから広めてもらえたら・・そう思って電話しました。
とのこと。
本当に嬉しかった!です。
その今本先生は特に石木ダムは造ってはならないダムであるとして、佐世保市には2回も意見書を出されているんですよ。
と言うと、その方はとても驚かれ、石木ダムを止めねばとの思いを強くされたようです。
署名活動の話にも及び「どれだけ集められるかわかりませんが、私も署名を集めてみます!」と約束してくださいました。
情報を伝えあうことの大切さを感じるとともに、
私たちがブックレットやニュースを発行したり、チラシやパンフレットを配布したり、ブログやFacebookで発信しても、それはごく一部の人にしか届いていない、
情報を広めることの難しさを痛感しました。
それにしても新聞の力はまだまだ偉大ですね〜
ペンの力で広く伝え、また人を動かす力を持っているのですから。
(この方が私の電話番号をご存知だったのも、以前の新聞記事のおかげ)
私もさっそくバスセンターの売店で朝日新聞を買ってきましたよ〜