今日の長崎新聞に佐世保の「相次ぐ水道管破裂」問題が取り上げられています。
40年の耐用年数を超えた水道管が全体の19.2%にも上るとのこと!
それでは水道管破裂事故が頻発しても不思議はありません。
減圧弁を取り付けるなどの対策で件数は減少してきているそうですが、
あっちがおさまったら今度はこっちが破裂するといった「いたちごっこ」がまだしばらく続くらしい。
水道局職員の皆さんのご苦労、お察しします。
でも、破裂が多い原因として、地形的な問題で高水圧になりやすいとか、
「旧海軍の街ゆえ」などをあげていますが、それらは言い訳にすぎません。
要は老朽化です。耐用年数を超えているのですから、早く取り換えればいいのです。
ガス管でも電線でも古くなったら取り替えます。
ガスが漏れたら大変です。大事故に繋がります。
電気がストップしたら日常生活はマヒ状態に陥るでしょう。
だから、事前に漏れないうちに、切れないうちに新しいものに取り換えて、リスク回避するのは当然です。
なぜ、それが水道管ではできないのでしょう?
財源に余裕がないからです。
水道管の更新費用には多額の費用がかかりますが、
人口がどんどん減り続け、それに伴って水の使用量も減り続け、結果、水道料金収入もダウン。
だから、どこの自治体も水道管の更新予算を捻り出すのに四苦八苦です。
佐世保に限ったことではありません。
ところが、佐世保では、財源もないのに、過去の計画に縛られて石木ダム事業にお金を投じ続けている!
毎年毎年億単位のお金を石木ダムに捧げている!
その結果、水道管破裂事故が続いているのです。
水が足りないと言いながら、水漏れ対策が後回しになっている・・・ヘンですよね?!
一日も早く、石木ダムという呪縛から解放され、安心安全な佐世保市水道の経営を切に望みます。
地方選挙の第二幕が開きました。
佐世保市では、現役で石木ダム推進の朝長氏の無投票当選が決まってしまい、残念です。
せめて市議選では、水問題や税金の使い方を市民目線でしっかり考える人を選びたいものですね〜