昨夜のNBCニュースです。
ご覧になった方も多いでしょうか?
9月30日未明、というか真夜中の午前2時、県は付替え道路工事のための重機をこっそり搬入。
帰ろうとしたところを地権者と、一報を聞いて駆け付けた支援者に寄って阻止されました。
詳細は今朝の長崎新聞に掲載されています。
一つ訂正するなら、「騒音に気づいた反対地権者ら」というところ。
気づいたのは地権者ではありません。
地権者の皆さんの家は、工事現場入口より少し上流の離れたところにありますので気づきようがありません。
気づいたのは、現場より下流にお住いの石木ダム反対支援者の方。
夜中にトイレに起きた際、妙な地響きを感じ外を見ると、大型トレーラーが上流に向かっている。
もしやと思い、後を追いかけ、搬入の現場を目撃、即、地権者のIさん宅に通報されたというわけです。
Iさんはすぐに現場に駆け付け県に抗議、その間、奥さんが地権者や支援者の家に電話連絡。
あっという間に40人もの仲間が駆けつけたというのですから、すごいですね。
石木ダム建設の古川所長も、まさかこんな時間帯にバレるとは思わなかったことでしょう。
皆の気迫に圧倒されたのか、一旦降ろした機材の全てを再び車両5台に積み込んで帰ったそうです。
地権者と支援者の団結力の勝利でした。
と同時に、積み込むことを指示した所長の判断にも拍手を送りたい。
ここで強行突破したら、どのような事態になっていたか。
不意打ちをかけられると誰もが冷静ではいられなくなります。
真夜中の大乱闘に発展したかも・・・
地権者の皆さんにとっては、自分たちの財産が奪われようとしているのです。
すでに一部の農地が奪われました。
そして、まもなく、一部の家屋も奪うための手続きが始まります。
家屋が収用されるということは、住む家を失うということです。
生活が破壊されるということです。
どうして冷静でいられるでしょう。。
現地では今日も抗議行動が続いています。
佐世保市民の皆さん、この現実を直視しましょう。
長崎県民の皆さん、この事実に関心を持ってください。
県の圧政を止められるのは私たちの民意しかありません。