記者の目、読者の目

今日の西日本新聞の記事です。

イサカンという「失敗百選」に選ばれた事業のその後の現実を、じっくり調べ学んだ記者だからこそ、

「数の論理や権力を盾に建設を強行」することの愚かさを実感、警告を発しています。

 

長崎県や同県佐世保市が計画を進める石木ダム(同県川棚町)

(西日本新聞2015年10月11日) http://www.nishinippon.co.jp/nnp/desk/article/200433
 
 
長崎県や同県佐世保市が計画を進める石木ダム(同県川棚町)。
 
予備調査の開始から40年以上過ぎても水没予定地で暮らす地権者らの反対運動は続いている。

 「動きだしたら止まらない」。佐世保支局に着任して約2カ月、反対派の言葉を何度も耳にした。

5年前まで勤務していた諫早支局では国営諫早湾干拓事業に関しても同じ言葉を聞いた。

国も地方もやり方は同じ…。笑えぬ公共事業の現実だ。

民主主義の原則には主権が国民にある一方、多数決の原理もある。

だが、原理を行使するならば、多数の考えが「公共の利益」にかなうという説明が不可欠だろう。

ダムの建設目的の利水、治水に関し、今なお地権者らが納得できる説明はない。

安全保障関連法を成立させた政府、与党のように、数の論理や権力を盾に建設を強行すれば、

いつか川の清流を濁り水にした事業とのそしりは免れないだろう。 (阿比留北斗)

 

また、一昨日の長崎新聞には、このような投稿記事がありました。

今日この記事を、たまたまあるお店で見て、感動!

帰宅して記事を探し、切り抜き、大切にスクラップしました。

佐世保市民として、とても共感しました。

松口さんのように、まずはそこへ行ってみること。

自分の目で見て感じること・・・それが大事。

 

そして、自分に聞いてみてください。

いいの?・・・と。