蓋を開けてびっくり!
「工事差止仮処分申立」裁判学習会という難しそうな学習会に、約100名もの方がご参加下さいました。
50名も集まれば…と思っていた私たちは、予想以上の関心の高さに正直驚きました。
まずはじめに地権者や支援者など3人の方からお話いただきました。
支援者のMYさんは付替え道路阻止行動の様子や県の動向を紹介し、
地権者のIHさんはダムサイトの地質に問題があることなどを指摘し、
「私たちは自分の財産を守りたいという人間の権利としての闘いをやっている」と訴え、
市議の山下さんは、3日前に開かれた収用委員会の様子と、石木ダムがもたらす水道料金値上げについて語りました。
そして、いよいよ馬奈木弁護士の登場です。
奪われるものは土地建物ではない。奪われる本質は人間の尊厳である。
資本主義の根幹をなすものは所有権であり、それは何者も侵害してはならない。
国家権力といえども個人の所有地に土足で踏み込んではいけない。
収用が許されるのは、本当にそれがみんなのためになる場合である。
石木ダムはそうではない。
みんなのためにならない事業に莫大な予算が投入されている。
まさに税金がドブに捨てられている。
そのために限られた予算が削られ、必要なところに回ってこない。
だから民事で闘う。
誰が裁判を起こすことができるのか?
被害を受けていると思う人は誰でもできる。
自分が必要だと思っていることに自分が出した税金が使われず、
必要のない石木ダムに使われていれば、立派な被害者である。
だから被害者として声を上げることができる。
声を上げることによって、自分の生活を守ることができる。
つまりこの仮処分の申立人になることは、地権者を守るためではない。
人助けではない。
自分のためにやるのだ。
私の生活は私で守る。
(その言葉を肝に命じました)
終了後提出されたアンケート用紙は42枚、
多くの方が裁判についてよくわかった、馬奈木弁護士の話はわかりやすかったと感想を述べ、
申立人になると答えた人は32人、これから検討するは8人、
既に申立人になっている1人、無記入1人でした。
また、その場で2人の方が委任状と負担金を支払っていかれました。
参加者の中には市民団体に所属している方も多く、今後それぞれの団体で集めてくださると思います。
このブログをご覧いただいている方々で、そのような団体には所属していないので個人的に参加したい
とお考えの方は是非メールでご連絡ください。
ishiki-hotaru@buz.bbiq.jp このメールアドレスをコピーして、宛先に貼付し、
申立人になる意志を明記してお送りください。
こちらから、弁護団に送る委任状や負担金の振込先などを添付して返信いたします。
よりよい暮らしのために、自分のために、多くの仲間と共に闘えることを願っています。