ノスリも訴えています

今日の川原は、昨日の雪がうっすら残っていました。

空気も冷たく、差し入れのホッカイロが役に立つかな・・と思いきや、

ゲート前テントの中はストーブの他にも七輪がいくつもあってほっかほかでした。

 

実は、先週の写真展で来場者の方々からたくさんのカンパを頂き、経費を差し引いても5000円ほど余ったので、毎日座り込みをしている地権者や支援者の皆さんに温まってもらおうとホッカイロを買ってきたのですが…

岩屋の見張り小屋の方は風通しがいいので寒いだろうな〜と思っていたら、こちらも意外に暖か!

この手作りストーブのおかげです。鉄板の熱が周りの空気に伝わって、とてもあたたかいのです。

お芋も美味しく焼けています。

「今年は、よう芋を食うたよ」

「こんなに食べたのは初めてだね」

女性と違って男性はあまりお芋が好きではなさそうですが、ここではTさんが持ってくる安納芋がとても美味しいので、このストーブの上でよく焼いては食べているそうです。

そのTさんが、1枚の写真を見せてくれました。

つい最近、ここで撮った「ノスリ」の写真です。

発見者のMさんによると、80mほど離れたところに停まっていたのだそうですが、とてもよく撮れていて、Tさんも得意げです。

ノスリとはウィキペディアによると、タカ目タカ科の鳥で、両生類や爬虫類などを食べ、

「人里近くにも生息するため環境破壊による生息地や獲物の減少の影響を受けやすく、生息数は減少している。鷹と似ているが鷹狩に使えない為、役に立たない鷹として、奈良時代には「くそとび」と呼ばれていた」そうです。

ずいぶんひどい名前ですね〜

でも実際は、「農作物の敵であるネズミを捕食してくれるので、農村部では有難い存在」でもあると『野鳥の里』に書かれていました。

そして、環境省の鳥類レッドリストに登録されています。

ノスリのためにも、川原の里を残したい!残さねば!

もちろん、13戸60人の住民の方の暮らしが第一です。

人として生きる権利を、誰も奪うことはできません!