1月22日、ついに朗報がもたらされました。
昨年5月から再開された付替え道路工事が、またもや中断になったのです。
これで3回目です。
1回目は2010年の3月下旬から工事を始め、3ヶ月で中断しました。
その時は、猛暑の年で、熱中症による死者のニュースが話題になっていました。
70〜80代のおばあちゃんたちまでが炎天下の中座り込む姿を見て、
何かあったらどうするのかと知事に進言して下さる方があり、
知事も地権者との話し合いの末、中断を決断しました。
2回目は2014年の8月。わずか1週間で中断となりました。
その時は、司法の判断が出るまでの間中断すると、県自らが決めたのです。
つまり県は、阻止行動を行う地権者や支援者に対し、妨害禁止の仮処分を裁判所に申し立て、
処分が出されるまでのほんのわずかの中断…のつもりだったのでしょうが、
裁判は長引き、仮処分の決定が出たのは翌年3月24日。
年度内の工事は何もできずに終わってしまいました。
そして昨年5月の3度目のトライ。
今度は県も根気よく頑張りましたし、深夜に重機を搬入するなど策を弄したりしましたが、
でも、結局は地権者の方が上を行きました。
それは当然です。
地権者の皆さんは全てをかけて闘っているのですから。
自分の時間とお金と生活そのものを犠牲にして、
家族を守るため、暮らしを守るため、ふる里を守るため、自然を守るため、未来を守るため、
命さえもかけて闘っているのですから。
そのことは、私たちが言うまでもなく、県職員の皆さんは十分わかっているはず。
だから、強硬手段には出なかったし、できなかった。
そして、それは正しかった。
そう思います。
一口に県と言っても、知事や土木部長、河川課長のように、上の方で指示だけしている人と、
最前線で地権者と向かい合っている人たちの認識や意識は違うはずです。
長崎県内ではよく例に出される話ですが、長崎空港ができたのは、
当時の久保知事が空港建設に反対していた箕島島民を日参して説得したからと言われています。
今の知事は話し合いにも出てこない、地権者が県庁に出向いても決して会わない、
説得は部下任せ・・・あまりにも無責任です。
知事は地権者や支援者と対峙する勇気もないのなら、これ以上無駄な工事を繰り返さないでほしい。
地権者だけでなく、部下の心ある職員や業者の方をも苦しめることはもう止めてほしい。
仕事とはいえ、任務とはいえ、職員も業者も、
志をもった住民と対立するのは、相当辛いものがあるはず・・・。
4回目の付替え道路工事が永遠に始まらないことを心から願います。
「朗報」に関する詳しい情報は、こちらをごらんください。
http://blog.goo.ne.jp/bhdsy27/e/c4569be254ce22d618bfcd1e7d983224
まもり隊の仲間のMYさんのブログです。
MYさんは佐世保から毎日欠かさず現地に出かけ、座り込みに参加し続けました。
雨の日も風の日も、朝早くからお弁当を作って出かけるのですから、大変です。
MYさんのような佐世保市民が他にも3人ほどいます。
長崎市からも、もちろん地元の川棚町からも、同様の支援者が何人もいて、
地権者の皆さんを支え続け、共に頑張ってきました。
そんな皆さんの勝利です。
本当に頭が下がります。
中村知事、
こんな県民が地権者にはたくさんついているのですから、早く諦めた方がいいですよ〜