公共事業の暴走ストップ!院内集会

公共事業改革市民会議主催による院内集会に参加しました。

全国各地で強行されている無駄な公共事業、それに伴う人権侵害、自然破壊、自治権剥奪。

そこで闘っている人たちの報告が寄せられました。

 

トップバッターは、なんと!石木ダムの岩下さん

私たちは、このふる里に住み続けたいだけ。

 

住民が一人でも反対すればダムは造らないという約束も、

知事や町長と交わした覚書もすべて反故にされた。

佐世保市が示した水需要予測はあまりにも異常。

治水面でもダムの必要性はない。

必要のないダムのために私たちの土地が強制収用されようとしている。

しかし、私たちはここに住み続ける。ここで米を作り続ける。

田んぼのオーナー制度も始めました。よろしくお願いします!

との挨拶に大きな拍手がおくられました。

 

その後、諫早湾開門問題、辺野古基地建設、リニア新幹線、江戸川区スーパー堤防などなど、

様々な問題についての報告があり、計画の無謀さ、現状の深刻さには驚くばかりでした。

 

リニア新幹線は、南アルプスに25kmのトンネルを掘るという。

取り返しのつかない自然破壊と、9兆円を超える建設費!

スーパー堤防は完成までに200年を要するというマンガのような計画。

今そこには4万世帯9万人が暮らしているという…

 

このような報告を受けて、金子勝氏の講演がありました。

アベノミクスは失敗で、オルタナティブな経済・社会の構築が必要とおっしゃっていましたが、

経済に弱い私にはあまり理解できませんでした。

「公共事業よりも福祉に回した方が雇用創出効果が高い」

「大型公共事業よりも老朽化した施設のメンテナンスにシフトすべき」

などのご指摘は全くその通りで理解できるのですが、

そういう方向に持っていくにはどうすればいいとお考えなのかが・・・

イマイチ私の脳ミソでは理解不能でした。

YAHOOニュースに早速まさのさんの記事が出ていますので、是非こちらをご覧ください。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20160406-00056306/

 

その後、公共事業チェック議員の会の議員の皆さんからの発言。

同会事務局長の初鹿衆院議員を初め、半分ほどの議員さんが石木ダムについて語って下さいました。

元議員で、次期参院選立候補予定の大河原まさこさんも最後にマイクを握りました。

八ッ場ダムに対して、どこの自治体の首長も議会も反対できなかった。

地域分権、住民主権を実現するには、その民意を受け止める議会と行政が存在しなくてはならない。

この国を変えるための道筋を引いていきたい。

スーパー堤防も石木ダムも人権破壊であり自治権の剥奪です。

このことが、民主主義が壊されているということが、ものすごく大きいし、

そのために闘いたい、やり抜きたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

 

さすがです。

元公共事業チェック議員の会事務局長。ブランクを感じさせないお話でした。

ぜひもどってきてほしい方です。

 

 

翌日もダム関係の会議がありました。

少し早く会場に着いたので、近くの公園で時間つぶし。

ちょうど桜が満開!

どこからかヒヨドリの声。おかしいな〜この木の上から聞こえてくるんだけどな〜

見上げると、花に埋もれるようにして、花から花へ嘴を突っ込んでいます。

蜜を吸うのは昆虫だけかと思っていたら、このヒヨドリやメジロも蜜が大好きなんだそうですね。

ヒヨドリは日本ではどこにでもいる鳥ですが、世界的にはとても珍しい鳥なんだそうです。

 

桜とヒヨドリ。日本らしい春の景色が、いつまでも、ずっとずっと見られますように。

川原の菜の花やホタルも、ずっとずっと見られますように。。

 

毎年見られますように。