昨夕のNBCニュースの特集「石木ダム計画さらに深まる溝」は、石木ダムをめぐる近況が、とてもわかりやすくまとめられていました。
まず紹介されたのはこちら。
上映会の様子です。
石木ダム建設予定地こうばるの日常を描いたドキュメンタリー。
本編を短くしたパタゴニアバージョン。
東田トモヒロさんのライブとセットなので、観客のほとんどは若者たち。
皆さん、無関心だった自分を正直に語り、驚きや戸惑いや涙する人も…
一方こちらは推進派の集会。
講演会後に開かれたのは「石木ダム建設促進川棚町民の会」総会。
同会会長の西坂氏は収用手続きが進めば、ダム建設も大きく動き出すとコメント。
収用手続きと同時並行で県が進めているのが付替え道路工事。県の河川課は「急ぎたい」とコメント。
しかし、地権者にとっては、本体工事に繋がる道路工事を許すわけにはいかない。
このような現状を遠くから見守っていたパタゴニア日本支社長が、長崎県庁で記者会見をおこないました。
賛成よりも反対がやや多く、それよりもずっと「わからない」が多く、
それは行政の説明が不十分だから、というのが現実。
こんなに支持が得られていない事業を強行していいのだろうか?
いったん工事は中断して、公開の場でしっかり議論することが大事。その実施を求めるための署名活動をスタートしたことも公表。
このような一連の動きを改めて確認することができました。
私たちにとっては既知のことばかりですが、県民の多くは初耳のことが多かったことでしょう。まずは知ってほしい。現状を。
そして少しだけ考えてほしい。石木ダムについて。
「少しだけ」が集まって世論になっていき、
その世論がきっと溝を埋めてくれる…