かわたな民報

みなさん、こんにちは。

石木ダム水没予定地住民のいしまるほずみです。

11月の3連休終わっちゃいましたね…

あ〜、また今日から平日かぁ〜…とほほ…

みなさん、また今日から活動頑張りましょうね〜😭

さて、本日は川棚町議員の久保田かずえさんから町内の折込で届いた「かわたな民報」という新聞について書いてみたいと思います😌

これが、「かわたな民報」という、久保田さんが出している議会報告の新聞です。

この新聞に久保田さんが議会で石木ダム問題について町長に質問したことが掲載されていました!

そうそう、私たち地元の人間(川棚町民)は石木ダム問題について川棚町長がどんな風に考えているのかまぁだいたいわかっていますが、川棚町以外の人たちは多分全然わかっていないと思います。

というか、「川棚町長って何やってるの?何か活動しているの?石木ダムについて何もしてくれないの?」って疑問、不思議に思っている方は多いのではないかと思いますね😟

川棚町長にとって良いか悪いかは別として、以下に書き起こした質疑応答は全国の皆さんにとって「川棚町長が石木ダム問題についてどんな考えを持っているのか」よくわかっていただける内容になっていると思います。

まぁ、ちょっと、読んでみてくださいよ!

「石木ダム」地権者の声が届く町政を

【久保田かずえ町議】
県の予備調査から半世紀。川原(こうばる)地区の住民の方々は様々な分裂工作を受けながらも、一貫して暮らしと自然、先祖から受け継いだ大事な土地を守るためにたたかってきました。
8回もの工期変更をしても未だ本体着工にたどり着けていません。
川原の方々は、石木ダム建設が本当に必要な工事なのか知事に対して話し合いに応じるよう求めてきましたが、いまだ実現できない状況が続いています。
平成7年6月、町と採石業者3社の間において、公害防止協定が結ばれています。
協定書には大型トラックは午後6時半から午前7時までは通行できないと謳っています。
しかし今回、県は現場事務所設置のためや、大型重機の搬入のために深夜、町には一切の連絡もなしに大型車両を搬入しています。
このことについて町長の考えを尋ねます。

《補足》今年6月に長崎県が地元住民や川棚町にも事前の報告無しに付替道路工事のための現場事務所(プレハブ)や工事のための重機を深夜の時間帯に搬入した事件についての質問です。地元には採石場があって普段から大型トラックが行き来しているので、地元との間に大型車両が通行できる時間帯が決められています。

【川棚町長】
県道であったため、町への事前連絡は必要なかったと考えている。

【久保田かずえ町議】
県道のそばの住民は大型車輌の地響きで目が覚めています。
また、石木川の護岸を壊して大型車両が入っています。
それでも、県のものだからこのようなことをしてもよいとお思いでしょうか?

《補足》思うように工事が進められない長崎県が突如、石木川の護岸を地元への事前の説明もなしに破壊してそこから工事のための重機を搬入しようとした事件。

【川棚町長】
車輌の搬入については、あくまでも河川管理者の判断で、これに対して町が言える権限はないと理解している。

【久保田かずえ町議】
県のどのようなやり方についても何も言わない。事業認定の取り下げの裁判中でも何も言わないという町長の考えには、がっかりしました。
次に、石木ダム建設予定地の岩盤の安全性について尋ねます。

【川棚町長】
石木ダム建設の地盤評価は、ダム建設に支障がないと県から説明を受けている。

【久保田かずえ町議】
県が大丈夫というから大丈夫とおっしゃっている。
起業者が岩盤は不適切と言うはずがありません。
誰が町民の命と財産を守る立場に立ってくれるのでしょうか。
起業者の言う事をうのみにして、町民の命を守れると断言できますか。

【川棚町長】
石木ダムの事業については、土地収用法に基づく事業認定が告示されている。

【久保田町議】
佐世保市上下水道経営検討委員からも「当該事業に着手してから30年が経過し、事業が長期化していることから、どこかの時点で実現の可能性を判断し、場合によっては別の道をたどる必要がる」との意見もあったとしています。
また、地球温暖化により、各地で大雨による災害が起きています。
石木川の合流地点より、上に降るか下に降るかの予測もできません。
ダムがあっても役に立たないと思います。

【川棚町長】
想定される災害に対応していくことが行政の責任だと思う。

【久保田かずえ町議】
県はいろんな宣伝物を県民に配布しています。
川原の方々は、事業認定の取り消しを求めて裁判を進めているところです。
暑い日も寒い日も頑張ってたたかっておられます。
そこに、ダムマニアの人が書いたものを無神経に配布する。
裁判中の人たちにとって、こういうものを配るという事がどんなに心が傷むか考えられませんでしたか。
県の宣伝物は配布すべきではないと思います。

【川棚町長】
県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。

【久保田かずえ町議】
町の復興に尽力された方たち、川原に嫁いで子どもを産み育てた女性たち、生まれてからずっと闘争の中にいる子どもたち、この人たちは川棚に住んで幸せといえるでしょうか。
早朝から夕方まで、日照りの暑い日も座っておられます。
この人たちは本当に毎日幸せでしょうか。
憲法で保障された権利をどうお考えですか。

 

【川棚町長】
憲法は尊重しなければならないと認識している。
抗議行動は地権者の皆様方、応援している皆様方が自主的にされていることで私がどうこう言える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
ダム推進の理由に、佐世保市は既存のダムの更新や土砂浚渫のために石木ダムが必要と言っているが、浚渫工事が済めば石木ダムは必要ないと解釈できませんか。

【川棚町長】
佐世保市の利水に関して、私が答える立場ではない。

【久保田かずえ町議】
私たちの町の住民の土地が取り上げられようとしていることに対して、自分が考えることではないで済みますか。
知事に対して、地権者との話し合いに応じるよう働きかける考えはありませんか。

【川棚町長】
13世帯の地権者の皆様が静穏な環境の中で話し合いができる状況になれば、私が働きかけをするまでもなく、知事は地権者の皆様とお会いすると、思っています。

【久保田かずえ町議】
知事は、非公開で、生活に関する事や気持ちを聞くだけ、記録は認めない等そういう条件での話し合いには応じるとおっしゃっています。
こういう垣根を取り払って川原の方たちの声を聞いてほしいと、知事にぜひ働きかけてください。

以上が「かわたな民報」に掲載されていた石木ダム問題に関する質疑応答です。

さて、皆さんはこれを読んでどう感じられたでしょうか?

よかったらぜひ、コメントお寄せください☺️

今の川棚町議会は決して「開かれた議会」とは言えない状況です。

また、石木ダムについて質問すると圧力をかけられるのも当たり前だそうです。

このような圧力に対してもぜひみなさんに監視していただきたいです。

私個人として思うことは、川棚町長や町議会議員の皆さんには11/18(土)に開かれる石木ダムの学習会にはぜひ参加していただきたいです☺️

先ほどの質疑応答にもありましたように、長崎県からの石木ダムの情報が「県民の理解促進のための情報発信されているものであり、県民の理解を深めるためには良かったと思っている。」のであれば、ぜひ私たちの「石木ダムについて理解を深める」活動にも賛同し一緒に行動していただきたいですね。

私たちの学習会は、賛成や反対、わからない、どんな考え方の人でも自由に参加できますし、意見交換もできます!☺️

川棚町民の理解を深めるために、町民のこういった活動を支援するのが町の役割なんです。

それに、私たちが一ヶ月に一度開催している石木ダムの学習会では毎回、川棚町長や町議会議員の皆さんにも招待状をお送りしているそうです😮

これまで、何人かの議員さんは参加されていますが、町長の参加はありません😔

川棚町長は、自分の考えを多くの町民に広く発信する必要がありますので、そのための第一歩として、町民の草の根活動の学習会には最低限足を運ばれてはどうでしょう😌

今回の記事は長くなってしまい申し訳なかったですが、影の薄い川棚町長についての貴重な情報と思い、頑張って書きました!

頑張れ、わが町の代表者、川棚町長!

私たち川棚町民一人一人を守れるような人になってくださいね😓