水がピンチ!?
どこの話?
小さな小さな字で「佐世保市水道局渇水対策本部」と書いてあります。
えー!それは大変!断水になったらイヤだなー困るなー
受け取った市民の多くは不安になったことでしょう。
このチラシは、
9月6日の「水を大切にする日」に、アーケード街や五番街で配布されました。
翌日の新聞にも記事が掲載されていました。
水を大切にする日=なぜか石木ダム建設促進をアピールする日なのです。
朝長市長が「大渇水の状況になりつつある」と言ったそうですが…
そこで皆さん、クイズです。
この日の貯水率は何%だったでしょうか?
東京から来ていたお客さんは、「30%?」
いやー、そこまでいってたら、とっくに時間給水になってますよー
他の人が「50%?」
いやいや、それほど深刻ではないです。
「じゃあ、60%?」
うーん、そこまでもいってないんですよねー
「えー!まさか70%?それでピンチ!なんて言わないでしょ?」
そう思うでしょ?ところがどっこい、佐世保では言うんです。
だって、この日の9時時点の貯水率は、81.7%だったんですよ。
それを知ってか知らずか、市長は「大渇水になりつつある」と言うんですから…あまりにもいい加減ですよね。
知ってるはずの水道局が「水がピンチです!!」なんてチラシを配布するんですから…こちらは確信犯ですよね。
節水を呼びかけ、水を大切にしよう~という趣旨なら大賛成ですが、渇水になりそうだと不安を煽って、ダムを造ろう!と呼びかけるのは、あまりにも不誠実だと思います。
こちらのチラシでは、
100年後の子孫のために石木ダムを造りましょうと言っていますが、100年後の佐世保の人口がこのままだとでもお考えなのでしょうか?
50年後には人口は3割減で、水需要は4割減だと政府は予測しています。100年後は今の半分以下でしょう。水は有り余っているはず。
しかも人口が減った分、1人当たりのダム負担金(維持管理費)は大きくなり、安心どころか無駄な出費を押し付けることになります。
まさに負の遺産です。
私たちはそう思うのですが、このチラシを配布した嬉野憲二さんたち石木ダム建設促進佐世保市民の会の皆さんは、そのようには考えられないのですよね。なぜでしょうね。どちらも未来の子どもたちのことを思っているのに。どこでズレが生じるのか…やはり、会って話し合いたいですね。
10月14日(日)14:00~俵町公民館で「佐世保の水と石木ダム」についての勉強会をやりますので、是非ご参加ください。
一緒に考えましょう!
お近くの佐世保市民の方もぜひどうぞ~(‘◇’)ゞ