ダム問題のエール交換?

今日は、東西の記者が図らずもダム問題でエールの交換を行った!

東京の記者が書いた石木ダムルポと、長崎の記者が書いた八ッ場ダムルポが、同じ日に掲載されたのです。もちろん全くの偶然。
どちらの記者も今日それを知ってビックリしていました。

東京新聞の片山記者が書いた記事はこちらです。2ページにまたがる力作です。

毎日工事現場に座り込む現地の女性たちの横顔とその思いから始まり、県の河川課と佐世保市水道局の職員に聞いたダムの必要性、それを否定する専門家のコメントが続き、最後はまた、現地の男性たちの固い決意で締められていました。


そして、デスクメモには、こう書かれていました。

私たちは一体どれだけの数の村を沈めてしまったのか。反省なき国で、石木ダム予定地の住民はもう半世紀も闘っている。「止まらない公共工事」で済まされる話ではない。

この言葉に頷く読者がどのくらいいたでしょう。たくさんいたと信じたい。

一方、今日の長崎新聞には、なんと関東の八ッ場ダムのことが、同じく2ページにわたって(こちらは1面と16面ですが)大きく取り上げられていました。

まず1面の記事です。

八ッ場ダム周辺の風景描写から始まって、代替え地に移転し暮らしている人々のそれぞれの思いを、気遣いながら紹介しています。


特にSさんの言葉は重い。

お金で買えないものをお金に換えさせられた。すきま風が吹き、ほこりだらけだったあの家を取り戻せるなら、喜んで全て返すのに

その思いを中央大法学部の中澤教授は「人は空間に記憶を刻み込んでいる」「場所こそ記憶のよりどころ」と分析し、「コミュニティが簡単にカネで買えると考えるのは戦後日本の致命的な悪所だ」と指摘しています。

この記事を長崎地裁の武田瑞佳裁判長は、どのような思いで読んだでしょう?
それとも、今関わっている裁判のことで忙しくて「読んでもいない」かな?

12月からお世話になる福岡高裁の裁判長には、ぜひ読んでほしいところですが、福岡にお住まいなら長崎新聞を読む機会はありませんねー
残念! (~_~;)

こうばる支援米2018第一陣発送!

みなさん、こんにちは。

こうばるショップ管理人で長崎県石木ダム水没予定地住民の石丸穂澄です。

本日は予定通り、地元川原(こうばる)地区公民館で石木川みまもり隊を開催しました!

活動内容は、予告通りこうばる支援米2018の第一陣発送作業です。

本日、40件のお客様のお米を発送または作り置きしました。

ボランティアで集まってくださった隊員のみなさんとともに間違いないよう頑張って荷造りしました。

そして、14時すぎには川棚郵便局の集荷の車に詰め込まれ、支援米はそれぞれ13都道県のお客様の元に旅立っていきました。

あとは無事にミスなく届くと良いのですが…

去年の反省から色々と下準備をしていたので、少人数でしたが作業はスムーズに進み時間にもかなりの余裕がありました。

そして…新聞社の方も取材に見えましたので、流れで交流会みたいな感じに。

実は、次回の石木川みまもり隊、2018年こうばる支援米第二陣発送作業の日程が11/3(土・祝)に決定しました!

第二陣発送作業についてはまた改めてブログで発信したいと思います。

お手伝い大募集です!

引き続き、よろしくお願いします。