石木ダムの工期延長を県が検討していることが明らかになった。
それはそうでしょう。まだ本体工事には1mmも手を付けていない状況で、2022年度に完成するはずがない。いずれは延期を持ち出してくるだろう…とは誰もが予想していたことです。
でも、なぜ今?しかも急に?
その工期延長を諮問する公共事業評価監視委員会は9月30日に開かれるそうで、その委員会の日程が公表されたのは、9月20日でした。http://www.pref.nagasaki.jp/press-contents/406313/
つまり、地権者と面会をした翌日です。面会直後に知事はなんと言っていたか。もう一度思い出してみましょう。
そう。「3年後の完成予定を先延ばしせず」と言っています。なぜ、知事はそのように発言したのでしょう?
考えられることは3つ。
①工期延長することは知っていたけど、あえて否定した。
②工期延長することを忘れていた。
③工期延長することを知らなかった。
①ならば、中村知事は県民に嘘をついたってこと?
②ならば、そんな重要なことを忘れる?なんて県民としては知事の体調が心配です。
19日の記者会見での知事の発言には、確かにだれもが驚きました。
下の画面右上のテロップにあるように、
小学生からお年寄りまで、みんなが「石木ダムの建設中止」を求め、「こうばるに住み続けたい」と訴え、
この思いをどうか受け止めてくださいと、少女は涙ながらに語り、
最後は住民全員が「知事!お願いします!」と深々と頭を下げたのに、
直後の記者会見で、知事は、
こう語った。
このテレビを見て、数人の方からお電話を頂きました。「中村知事は鬼だ!」と言う方もいましたが、「知事はもう思考停止だね」「これじゃあ、馬の耳に念仏だ」「体調、大丈夫なの?」の声まで聞こえてきました。
そういった中で、今回の工期延長問題。
工期延長について知事が本当に忘れていたのだとすれば、記憶力というか認知機能というか体調面が心配されますねー
しかし、もう1つ、③のケースも考えられます。知事には内緒で土木部河川課内部で勝手に進めていたというケース。
まさかとは思いますが…
https://mainichi.jp/articles/20190920/ddl/k42/040/263000c
毎日新聞2019年9月20日地方版の記事<「私たちは住み続ける」5年ぶり知事と面会 >の最後に、このように書かれていました。
中村知事は面談終了後、記者団に対し、「(ダムの)事業認定を白紙に戻すことはできないが、将来について話し合いの場が設けられれば」と今後も住民と話し合いの場を持つ意向を示したが、県河川課は「次回以降の話し合いについては未定」としている。
知事と担当職員の間には微妙な違いがあるような無いような・・・(-.-)