佐世保市がようやく、石木ダム事業の再評価実施を決めました。
12月4日、佐世保市議会石木ダム建設促進特別委員会での説明を傍聴しましたが、ただ、やると決めただけで、具体的な内容やタイムスケジュールは何も決まっていないとのこと。
やっぱり・・・。
数人の委員から内容やスケジュールについていくつか質問がありましたが、
川野水源対策企画課長は、
「内容は水需要予測や代替案や費用対効果など、厚労省が定めたルールに沿って行う」
「今年度末(来年3月末)までに結果を出すことを目標にしているが、まだ、いつ、何をするかは明言できる段階ではない」と説明し、
谷本水道局長は、
「中身について固まった時点で、何らかの方法でお知らせしたい」と述べました。
これで終わりかと思ったとき、最後に佐藤委員(石特委員会では唯一の女性議員)が手を上げました。
佐藤委員:再評価する方たちは、どういう方たちですか?
川野課長:再評価するのは我々水道局だが、厚労省が定めた実施要領では第三者の意見も聞くようにと書かれている。その第三者については、まだ何もきまっていない。
佐藤委員:第三者の意見は重要だと思うので、(委員の選出については)しっかり吟味してもらいたい。
水道局長:そのようにする所存です。
そこのところを私たちも知りたかったので、佐藤市議には感謝!です。
佐藤市議も言われたように「第三者の意見は重要」であり、「第三者委員会の委員の選出はしっかり吟味」してもらわねばなりません。
ということは、とても今年度中に再評価を終えることは難しいはずです。
今年度中に結果報告をしなければならないというルールは無いので、(水道局の担当者に確認済み)、あえて短い期限を決めて、手抜き再評価にならないことを強く願います。
今年度中に慎重な人選の元に再評価委員会を設置し、十分なデータや資料も用意し、来年度から再評価委員会の開催を目指すべきです。
その理由の1つは、今年度の給水量の変化です。
今年度に入って、かなり減少しています。
例えば、先月11月の給水量を前年度と比較してみると、
平均値で3.2%減、最大値で4.3%も減少しています。
人口は(11月1日時点で)前年度比1.1%の減少なので、
人口以外の要因が大きく作用していると思われます。
(私は勝手に漏水対策が功を奏してきたのか?と思っていて、水道局の努力を大いに評価したいと思っているのですが)
いずれにしても今年度末までのデータをしっかり分析して、それを元に水需要の予測をするべきです。
ちなみに、先月の一日平均給水量=66,502㎥/日
一日最大給水量=69、301㎥/日 でした。
水道局の言う「安定水源だけでも十分」ですネ!