新聞投稿欄でそう呼びかけたのは一人の長崎市民。職業はカトリック神父。テレビのドキュメンタリー番組を観て、「今どき、このような人権侵害の公共事業が許されるのか」との疑問を抱かれた。
NBC長崎放送
9月22日(火)「ダム予定地に生まれて」
https://www.nbc-nagasaki.co.jp/tv-topics/200955/
視聴者の心に何かを残す作品で、反響が大きいからか、複数回放映された。今回で3回目かな?何度見ても心が揺さぶられる。初めてご覧になった神父様なら尚更だろう。そして、率直な思いを綴られ、最後にこう問いかけた。
「今、佐世保の市民たちはどう考えるのだろうか」
客観的に理路整然と書かれているのに、私は、何故かいきなり頬を打たれたような衝撃を感じた。書かれていること全てがその通りなので、あまりにも明確に突きつけられ、一瞬叱咤されているように感じてしまったのだろう。
しかし、決してそうではない。この方は私たち佐世保市民を非難しているのではない。素朴に知りたいのだ。本当に市民は石木ダムを望んでいるのか?と。行政側ではなく、市民の生の声を聞きたいのだ。
この記事を見た佐世保市民が、一人でも多く、答えてほしい。正直な思いを。この声の欄に。あるいはこの方へ直接。あるいは自分のSNSで。
少なくとも自問自答してほしい。私はどう思っているの?と。