石木川カレンダー追加入荷


石木川カレンダー2021、追加で入荷した300部はあっという間に売れていってしまいました!
ご注文いただいたみなさん、本当にありがとうございました!!

でも、ここでは終われないのです。。
なんでかとういうと、まとまった注文をすでに受けており、最低でもあと100部は作らないといけない…

値段を調べると、100部も500部もそんなに値段が変わらない。
100部となると、かえって1冊当たりの値段が高くなってしまいます。
そのため、正直自信ないんですけど、思い切って500部追加入荷することにしました。

大量に余ったら、どうしよう。。
その時は、配って回るしかないでしょうか…
心配しても仕方ないので、宣伝頑張ります!

引き続き、ネットショップ「こうばるショップ」で買うことができます。
https://koubarushop.buyshop.jp/items/35780926

今、手元に在庫がないので、次回の発送は12/7以降となる予定です。

2冊以上購入で送料無料です!
売り上げは、石木川を守る活動に充てられます。
どうか、ご支援よろしくお願いします。

ちなみに…
写真のカレンダーのバックに写っているマンガはなんですか?という質問が来ています。
こちらは、「こうばるべつばらだより」という、3ヶ月に1回のペースで更新しているふるさとマンガです。
やっとこさ、まとまった数に到達しました。
来年は、来年こそは!!
「こうばるべつばらだより」を冊子にまとめたいと思っています。
「こうばるべつばらだより」は、石木ダムの市民活動をやっている支援者の皆さんで発行している機関紙「滴(ひとしずく)」に連載しています。
読んでみたいなという方おられましたら、石木川まもり隊のサイトから問い合わせてください。

スタンディングと座り込み

今日は2回目の市役所前スタンディング。

「見直す勇気(を持って欲しい)!」それが、私たちの市への願いです。

市役所前の国道に向かって立っている2人が持っている横断幕は、スタンディングのために新調しました~

市役所の正面玄関に向かうアプローチでも「見直す勇気」

市役所前信号(北側)の傍でも「見直す勇気」

市役所と立体駐車場の間の通路では「石木ダムNO!」

市役所の南側入り口?でも「石木ダムNO!」

市役所前信号(南側)では「石木ダムは要らない」

その反対側でも「見直す勇気!」

こちらも国道を走るマイカーやバスに向かって「見直す勇気!」「石木ダムNO!」

皆さん、見えましたか~運転してる人は前を向いてるから見えないだろうな~バスの乗客はスマホを見てるかな~と思いつつも、頑張って掲げ続けます。すると、たまーにバスの窓からこちらをジーっと見てる人が!目と目が合って手を振ると、ワオ!にっこりしてくれました。

道行く人に「おはようございます!」と声をかけると、目礼する人、小さく頭を下げていく人、小声で「おはようございます」と言う人、いろいろです。半分くらいは無表情で通りすぎて行きますが。

たまーに、はっきりと「おはようございます!」と返す人に出会うと、めっちゃ嬉しくなってしまいます。

そして1時間の間には1人か2人くらい、「ご苦労様」と言って下さる方が…そんな時はメチャメチャ元気が湧いてきます。

8時半。市役所始業と同時にスタンディングは終了。幟などを片づけたら車に分乗して「こうばる」へ。

今日も現場には30人ほどの人が座りこんでいました。差し入れのみかんやお芋やコーヒーをいただいたり、本を読んだり、おしゃべりをしたり、穏やかで平和な抗議行動です。


その様子をネットの向こう側で遠巻きに見守る県職員の皆さん。何時間もただ立っているだけ(途中交代はありますが)というのは一番辛いでしょうね。こうばるの女性たちが振舞ってくれる温かいコーヒーを飲みながら、いつも気の毒だな~と思っています。

こんなバカげた仕事止めたーい!と上司に言ってみませんか?でも、言えないですよね。思っていても。

皆さんのボス=知事の考えを変えるのは、やはり県民の仕事ですね。だから私たちは、やっぱり頑張って、座り込みもスタンディングも続けなくっちゃ…と思う今日この頃です。

明渡し期限から1年

2019年9月:写真家村山嘉昭氏によるドローン撮影

緑織りなす絨毯のような里「こうばる」。この田畑や点在する13軒の家など全てがすっぽり水の底に沈んでしまう・・それが石木ダム計画。その計画遂行のため、長崎県は反対住民が所有する全ての土地を昨年9月19日強制収用しました。その直後に撮られた写真です。

石木ダム計画とは、この写真の真ん中を流れている清流石木川の水を堰き止めて巨大な水瓶を造ろうというもの。その川の流れは写真では見えないほど、細いものなのですが…

この写真の右端のその先(写っていないところ)では、付け替え道路建設工事が既に進んでいました。付け替え道路というのは、上の写真の中にも見えている道路(左端から右斜めに伸びているやや太い線)がダム完成後は通れなくなるので、ダム湖の外を通る新たな道路を建設して古いものと付け替える道路のことです。

10年前から始まって未だに完成しない道路。それは住民や県民による抗議行動が続いてきたから。必要のないダム建設のために新たな道路を造るのは、まさに税金の無駄遣いであり、自然破壊であるという根強い抗議です。

2019年10月:石木川まもり隊MM撮影

先ほどの美しい里山の風景の陰では、山を削りローラーで固める道路工事と、それに抗議して工事用道路に座り込む運動が続いていました。この頃は平日の午前中だけでした。

2020年10月:石木ダム川まもり隊MM撮影

先ほどと同じ現場の写真です。反対派が居ない時に土砂が搬入され工事が強行されようとしましたが、駆けつけた住民や支援者の抗議により中断。その後はここでの作業は中断されたまま。土砂がごろごろの現場で、座り込みは平日午前だけでなく、午後も土曜や祭日も行われるようになりました。

今年の11月18日で、強制収用された土地の明け渡し期限からちょうど1年です。1年経っても明け渡すどころか、住民の皆さんの「ふるさとを守る」という意思はますます強く固くなっています。

その不動の住民に共感し応援したいという人の数も増え、県外からも寝袋を担いで座り込みに参加する人がやってくるようになりました。

この先いったいどうなるのか?知事は行政代執行してでも石木ダムを造る気なのか?それとも断念するか?いやいや、それはないだろう。では、住民が諦めて出て行く?いやいや、それもないだろう。では、どうなる?まさに混迷の石木ダム!

どこかに解決の糸口は無いのか?との思いで企画されたようです。長崎新聞の5日間連続のインタビュー記事を紹介します。

【混迷の石木ダム】核心インタビュー

➀長崎県知事 中村法道氏:代替案なく不退転の決意
https://this.kiji.is/701995600895968353

➁『石木ダム建設絶対反対同盟』岩下和雄さん:「話し合い」今が機会
https://this.kiji.is/702358070994617441

➂佐世保市長 朝長則男氏:渇水の苦しみ二度と
https://this.kiji.is/702714763617387617

➃『石木川まもり隊』松本美智恵さん:市民生活困っていない
https://this.kiji.is/703048208706372705

⑤川棚町長 山口文夫氏:状況打開難しい
https://this.kiji.is/703472377812485217

それぞれの方の考えを知り、想いを受け止めた上で、皆さんご自身はどう思われますか?石木ダムに直接関係ある人も無い人も、一度ゆっくり考えてみていただけませんか?

石木川カレンダー取扱店


おかげさまで絶賛販売中の石木川カレンダー。
ネットショップでは、在庫調整のため残り30冊としています。
(ほかにも注文窓口がいくつか存在しており、在庫の把握ができておらず…)
もうすぐ追加分の300冊が家に届きますが、足りなくなってたらどうしよう!とソワソワしています…
実は、ネットショップ以外でも、お店に置かせていただいていますので紹介させてください!
・パタゴニア福岡ストア(福岡市大名)
https://www.patagonia.jp/patagonia-fukuoka-japan/store_924604588.html
・世界のかご「カゴアミドリ」(東京都国立市)
https://kagoami.com/
・「ヨナタンストア」(北海道上川郡下川町)
https://www.instagram.com/jonathan.trotz/?hl=ja
・つながる雑貨屋「てとて舎」(佐世保市下京町)
https://www.facebook.com/tetotesha
・チャリタブル・トレード(西彼杵郡長与町)
http://www.acrossborder.co.jp/charitabletrade/

ご協力いただいているお店のみなさま、
本当にありがとうございます!
お近くにお住いの方は、
是非立ち寄っていただきますようよろしくお願いします!

石木川カレンダー2021

石木川カレンダーを製作しました!

こうばるショップから注文できます。
https://koubarushop.buyshop.jp/items/35780926

初版500部はあれあれ…いろんなお世話になっている支援者の皆さんに配ったりしていたものですっかり在庫が尽きてしまいました。
現在、追加で300部注文しています。
11月19日ごろに再入荷の予定です。
現在、ご注文いただいているお客様にはお待たせしており、申し訳ないです。
もう少々お待ちいただけると幸いです。

石木川の魚をカレンダーに 川原地区の石丸さんイラスト | 2020/11/13 – 長崎新聞 https://this.kiji.is/699893801723839585?c=174761113988793844
長崎新聞に記事が掲載されました!
カレンダーを購入することで石木川を守る活動への支援につながります。
ご協力よろしくお願いします。

「うちのお店でも販売したい!」とか、「まとめ買いして周囲に広げたい!」といった心優しい方おられましたら、直接ご連絡ください。
メールアドレスhozumix1982@gmail.com
ネットショップの「お問い合わせ」からもつながります。

どうぞ、よろしくお願いします。

教育現場で石木ダム問題

10月以降、他県からの支援者(座り込み参加者)が増えています。
新聞・TV等様々なメディアの情報発信のおかげです。

また、新たな傾向としては、高校生や大学生が石木ダム問題に関心を寄せ、現地を訪れるケースも増えています。

その要因は、もしかしたらorたぶんESDかもしれません。

ESDとはEducation for Sustainable Development の略で、『持続可能な開発のための教育』と訳されています。

今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。

素晴らしいですね!
学校で学ぶのは、教科書に書かれていることだけではない。
現代社会の様々な課題にも目を向け、しかも身近なところにある課題に取り組もうとしている!?

私が学生の頃は暗記中心の授業で、公害問題など社会の課題を学んでも、どこでどんな公害が発生したか、その原因は何か、どれだけの被害者が出たか、その後どうなったか等々を覚えるだけ。知識としての詰め込み教育でした。

それが、今では、その課題解決に繋がる新たな価値観や行動を生み出すことを目指している!教育の現場から持続可能な社会を創ろうとしている!
もしかしたら子どもたちこそが、未来への道標かもしれません。

11月11日に、長崎市から小学生82人が「こうばる」にやってきました!

ダム建設に反対し現在も水没予定地に暮らす住民に話を聞いたり、現地に残る戦時遺構を調べたりして、人権や平和について考えたそうです。
https://this.kiji.is/699439206653674593

子どもたちの心にはどんな言葉や景色が残ったでしょう?
今回の社会科見学を計画してくださった先生や、その計画を実現してくださった校長先生や6学年の先生方の勇気に心から拍手を送りたいと思います。
県内の他の小学校も、是非ご検討を!

先週は長崎大学の学生さんが座り込み現場に訪れて、住民の皆さんの想いをしっかり聞き取りメモしていましたが、その質問の質の高さに驚きました。
これまでの経緯や石木ダム問題の本質を既にしっかり学んでいることが推察でき、今後の研究に密かに期待しています。

また先月は、隣の佐賀県の高校で6人の講師を招いての講演会が開催されましたが、その1人長崎大学の戸田清教授は「石木ダム問題をはじめとする地域の課題、公害・環境・開発問題〜SDGs(持続可能な発展目標)、ESD(持続可能な発展のための教育)を考えるために〜」と題して講演されました。

戸田教授を招いた高校教師は、その意図をメールで教えてくださいました。

常日頃、これだけ情報化やテクノロジーが進んだ世の中に、貧困、格差、差別、多くの問題に歯がゆさを感じておりました。
しかし、社会はSDGsやsociety 5.0に向けた取り組みを始めております。
その中の社会問題として防災、地域格差、の観点から隣県の石木ダム問題に注目していました。SDGs、society 5.0やESDに共感するのは「誰一人取り残さない」という思想です。
マイノリティの村人に寄り添いたいという気持ちと、なんとか水に関わる問題を考えたい気持ちと両方です。

このような先生方の存在に希望を感じます。

そして、未来を担う子どもたちが様々な社会問題に気づき、学び、考え、行動することは、私たち大人にも気づきや反省や勇気を与えます。

子どもたちの新鮮で純粋な想いは、知事や市長、官僚の皆さんのガチガチに固まった頭を和らげ、持続可能な社会への一歩を踏み出す勇気を与えてくれるかもしれません。 (^_-)-☆

こうばる満月ふるさと祭り


10月31日、十五夜お月様の下、川棚町の川原(こうばる)地区では「こうばる満月ふるさと祭り」がおこなわれていました。

元は田んぼだったけれど、今は草ぼうぼうの野原になってしまったところに、草を刈り地面を均し、大きなテントを張って、数日前から準備が進められていました。

主催者は地元の方ではありません。
発起人は長崎市と諫早市の2人の音楽関係者です。

マスコミ報道によると、川原の全ての土地が強制収用されて1年が過ぎた今、「ダムの是非ではなく、若い世代が川原地区に残る山や川など自然を体感するきっかけになれば」との思いで企画されたようです。

私たちが着いた時には、大きなインディアンテントの中で、三味線の演奏が行われていました。

その後もギターや、名前も知らない珍しい楽器が演奏され、

人びとはそのリズムに合わせて体を揺らしたり、聴き入ったり、お酒を飲みながら談笑したり、みんな思い思いに楽しんでいました。

ライブは9時で終わりですが、テントを張って泊まり込む人たちはきっと夜遅くまで焚火を囲んで飲み、語り合い、満月の夜を満喫されたことでしょう。

そして、いま居るこの場所がどんな場所なのか、そのことも感じてくださったでしょう。

ダムができたら、ここは水の底。
隣の田んぼも水の底。
田んぼに住んでいる虫やイモリも水の底。
美味しい川原米はもう食べれない。
美しい石木川の清流が失われるから。
お向かいのあの家も水の底。
あの家に住んでいる家族はどこにいくのだろう?
どこで暮らすのだろう?
もしも、あの家に住んでいるのが私の家族なら…

などと、思い巡らせてくださったなら嬉しいです。

佐世保アーケード街でチラシ配り

今日から霜月。とはいえ午後の昼下がり、佐世保のアーケード街は予想以上に温かく、少し汗をかきながらのチラシ配りとなりました。

そのチラシとはこちらです。

チラシ「佐世保市民の生の声が聞きたい」

実は2回目です。
1回目は10月26日早朝、市役所前で配布しました。
その時は参加者が21人もいたので、1時間で約1000人の方に手渡すことができました!

今日はその半分の11人です。
さあ、どのくらいの方が受け取ってくれるでしょうか。。

久しぶりのチラシ配り。以前よりも受け取る人の確率は下がったような気もしますが、それでも、受け取ってすぐ、チラシに目を通して下さる人も…

こちらも、

あちらも、

若い女性も、

年配の男性も…

用意したチラシ600枚は、1時間半ほどで無くなりました。

受け取った人の10人に1人でもいい。
じっくり読んで、考えて頂けたら…

100人に1人でもいい。
佐世保市民として生の声を行政に届けて頂けたら…

今日そこで私が聴けた生の声は、
・もう今さらダムは要らない。
・もっと大事なことにお金を使ってほしい。
・ダムが必要だとしても、それなら佐世保で造るべき。
などなどでした。

        (‘◇’)ゞ