工事現場で記者会見

石木ダム反対地権者 工事現場で会見

(長崎文化放送2021/6/18(金) 20:42)
https://news.yahoo.co.jp/articles/88ec0a0188bdd866d233771cc853e30e704597ca

長崎県の石木ダム建設に反対する地権者が改めて工事の中断を訴えました。県は約2年ぶりの知事と住民の対話に向け先月から2回、地権者13世帯に対し話し合いを求める文書を送りました。

住民側は工事を阻止する座り込みを続けていて、協議のために現場を離れる間に、県が工事を進めることを危惧しています。県が設定した協議の日時は19日で、それを前に住民が現地で改めて現状を訴えました。

岩下和雄さんは「私たちがここにいなければ工事をするんじゃないかと尋ねました。その答えが工事は粛々と進めますということなんです。私たちはここを離れることはできません」と話しました。

住民側は17日付で知事に対し「工事を即時中断して穏やかな話し合いができる環境をつくり知事と直接話し合いたい」とする回答を県に郵送しています。

県は住民側の主張を受け19日の協議を中止しました。

 

 

「工事を即時中断し、話し合いのできる環境を」長崎県川棚町の石木ダムめぐり地元住民が県に回答書提出

(テレビ長崎2021/6/18(金) 19:10) https://news.yahoo.co.jp/articles/71990693735a652e694194dd52dcd94324f2d538

(映像あり)

東彼杵郡・川棚町の石木ダムの関連工事をめぐり、長崎県が反対する住民に申し入れた事前協議の場は実現しませんでした。

住民側は、あらためて知事に対し話し合いのできる環境を求める文書を送っています。

18日午前、石木ダムの建設に反対する地元住民は、座り込みを行う現地で会見を開き、中村 知事宛てに「工事を即時中断し、話し合いのできる環境を」とあらためて文書を送ったと明かしました。

長崎県側は、中村 知事と住民との話し合いに向け事前の協議を申し入れる文書を、5月と6月の2回、送っています。

住民側は長崎県の申し出に対して「協議の場を拒否しているわけではない」としたうえで、長崎県側の「座り込みの現場を離れれば工事を粛々と進める」といった発言への不信感を訴えました。

ダム建設予定地の住民「(長崎)県職員に対して不信感が募るばかりで、私たちは話し合いをしたいという気持ちになっていない。本当に話し合いを望むなら、私たちと話しができる状況を作ってほしい」

住民の参加が見込めないことなどから、長崎県は、19日午後予定していた事前協議の場を見送りました。

しかし、長崎県は引き続き協議の場を模索していて、今後の対応を検討するとしています。

石木ダム反対住民 事前協議の前提として再び工事の即時中断を
NHK長崎 6月18日 18時08分 

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20210618/5030011751.html

石木ダムをめぐる長崎県の中村知事と、建設に反対する地元住民との直接の話し合いに向けた事前協議について、住民側は、その前提として工事の即時中断を求める文書を再び、中村知事に宛てて送ったことを明らかにしました。

長崎県は、川棚町で建設中の石木ダムをめぐって、中村知事と建設に反対する地元住民との直接の話し合いに向けた具体的な条件を確認するため、19日、川棚町中央公民館で、県側と住民側がそれぞれ5人程度出席する事前協議の場を設けるよう改めて提案する文書を、今月11日付けで地元住民13世帯に宛てて送りました。

これについて、住民側は18日、川棚町の建設現場で記者団の取材に応じ、その前提として工事の即時中断を求める文書を、17日付けで再び、中村知事に宛てて送ったことを明らかにしました。

文書では、「工事は中断しないとか、私たちが現場を離れれば工事は粛々と進めるなどと意に反したことばを繰り返され、県職員に対する怒りと不信感が増すばかりだ。このような状況では穏やかな協議が行えるとは思えない」としています。

住民の岩下和雄さんは「県は私たちが拒否したような状況を作りたいのではないか。工事を止めた穏やかな状況で話し合いたいだけだ。それは知事の望みでもあるのではないか」と述べました。

一方、長崎県は、住民側の意向を再確認したうえで、提案していた19日の事前協議を見送ることを決めました。

また、住民側が今回中村知事宛てに送った文書については、「前回の文書と同じく、求めている工事中断の具体的な期間などが書かれておらず、不明確な点が多い。今後、対応を協議したい」としています。