9月22日、私たち4団体(石木川まもり隊、水問題を考える市民の会、佐世保の水と石木ダムを考える市民の会、#ダムより花を)は、大石知事に面談を求める要請書を提出しました。7月28日、8月23日に続く3回目の要請です。
すっかり遅くなりましたが、記録として残しておきます。
7:50~8:50 県庁前でチラシ配りとスタンディング。
9:20~9:30 各団体から申し入れと要請書提出。
議会中を理由に土木部長も河川課長も姿を見せず、3人の河川課職員が対応。
9:30~10:00 記者会見。
NBCニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/39643409ed3356f41a245efcc3968d17b12a62d8
私たちの願いはただ一つ、石木ダムに対する佐世保市民の想いを知事に直接伝えたい、それだけです。
既に市民の声は聴いていると知事は言われるかもしれませんが、それは推進派の声だけです。7月13日と9月11日の2回とも、知事の前で発言していた佐世保市民とは、いずれも『石木ダム建設促進佐世保市民の会』のメンバーです。運営資金は100%市の助成金で賄われ、事務局は市役所の中にある、「市民の会」とは名ばかりの官製団体です。
利水受益者と言われている佐世保市民の全てが石木ダムを望んでいるわけではない。むしろ少数派です。アンケートをすると、「要らない」とか「わからない」とか答える人の方が多いのです。
それは何故なのか、その理由や根拠を、知事と面会して直接お話したい。県民との対話を重視する大石知事なら応えてくださるはず!との想いで要請書を提出してきたのですが、過去2回はいずれも拒否されました。
その理由は「石木ダムに関する訴訟が継続中なので会うことはできない」というもの。もちろん、それは口実に過ぎません。法的根拠がないことは河川課の職員もはっきりと認めました。
提出予定日の前々日(9月20日)、石木ダム工事差止訴訟に関する最高裁の決定が届きました。結果は上告棄却という残念なものでしたが、しかし、これで知事が私たちとの面会を拒む理由は無くなりました。
知事は以前、「どちらか一方の話だけではなく、両方の話を聞きながらしっかりと理解を深めていきたい」とおっしゃっていました。その言葉を思い出してください。ほんの3ヶ月前のことです。
推進派以外の市民の声には耳を塞ぎ、事業を強行するなら、これまでの長崎県政と何ら変わりはありません。
賛成にしろ反対にしろ、受益者の声には等しく耳を傾け、その上で判断すべきです。
合意形成の努力を惜しんだ公共事業は、将来に必ず禍根を残します。
私たち県民は、民主的な開かれた県政の実現を心から願っています。
回答期限は明日、10月6日です。
知事の本心による回答を待っています。