何もするなと言ったのはどこか!

少し前になりますが、先月23日の公聴会のときの地権者の発言について、

石木ダム建設促進特別委員会で取り上げられ、

一人の委員から、その公述について精査をするよう要望が出されました。

 

その公述内容とは、以下の通りです。

 

佐世保市の水源対策が実施されていたら、あのような大きな渇水被害はおきなかった、

それを不可能にしたのは県だったと、当時の市長が語ったという重大な発言です。

その真相は市民の誰もが知りたいところです。

 

4月12日やっと、その調査結果が水道局からもたらされました。

 

 

私たちは、これを見て唖然としました。

1.地権者の岩下氏と市長が会ったかどうか、その事実を問題視しています

2.市長の発言内容自体(佐世保市独自の水時給計画をことごとく件に拒否された)を

  裏付ける記録や証言などについては、何も調べていません

3.市長から話を聞いたという本人には何の問い合わせもせず、市や県の担当者にのみ

  聞くというやり方〜これで調査と言えるのか?

 

そこで、今日4月19日、私たちは佐世保市水道局に再調査を要請しました。

そしてまず、ご当人の岩下さんに、そのときのことを詳しく語ってもらいました。

そして、その岩下さんの話を客観的に裏付ける資料を提示しました。

それは、当時の新聞記事です。

 

当時、引退間際の桟氏に、朝日新聞の福地記者がインタビューしています。

「渇水」の欄には、まさに岩下氏に話した内容と同様のことが、

より具体的に書かれていました。

 

大型タンクによる水貯蔵を検討したり、波佐見町で水がめの可能性を調べたりした。

こういう時、県は『石木ダム計画に影響しないように』と釘を刺してきた。

 

渇水対策費について県庁で話し合っているとき、

『佐世保は渇水対策を何もやっていない』と言った部長に、

『何もするなと言ったのはどこか!』と声を大きくしてしまった。

 

などの発言が記録されていましす。

「こういうことなので、再調査をお願いします」と言うと、

K経営管理課長は、それはできない、もう再評価は終わっているからとの返事。

 

これには、一同、一瞬???、続いて怒りが湧き上がりました。

K氏は何もわかっていない。

なぜ地権者がここに来たのか。

私たちが何を求めているのか。

私たちは評価をやり直せと言っているのではない。

かつて水に困っていた佐世保市が、真剣に対策を考えていたとき、

それを邪魔していたのが県だったと、元市長が証言していたのだから、

その事実関係を調べて明らかにして欲しいと言っているのに、

なぜわかってもらえないのだろう。。

 

K氏は、県をかばっているのだろうか?

県に睨まれたくないのだろうか?

とにかく石木ダムを造りたい一心なのだろうか?

 

いずれにしても、これで、地権者の佐世保市に対する心象は、

大きく損なわれてしまいました。

 

事業認定申請などして自分たちに刃を突きつけているが、

県と同じ共同事業者という立場上、やむを得ず、やらされている側面もあるのかも…

ダム以外の対策をやりたくても、なかなかやりにくい面があるのだろう、

桟市長が言っていたように…

そんなわずかな好意的見方は、完全に消されてしまいました。

 

いえ、今からでも間に合います。

結果はどうであれ、まずは調査をしてください。

桟市長時代に、どんな水自給計画が示されたのか、

それがどこまで進んで、なぜボツになったのか、

ついでに桟市長以後のことも調べて示していただけるとなおいいのですが…

 

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