大石知事「しっかり聞く」

4月20日、住民と共に川原(こうばる)を歩いた大石知事は、「ふるさとは尊いと認識した。今後は、住民の工事中断への思いを含めてしっかりと話を聞く機会を設けたい」と述べましたが、未だにその機会は実現していないし、そのような気配もありません。

3日前の長崎新聞には、石木ダム事業について、「しっかり住民の考えを聞くことが第一歩。できるだけ早くそういう場を設けたい。一方で事業推進を求める人たちの意見を聞く機会もつくりたい」と答えていました。

正論だと思います。まずはそこに住んでいる人たちの考えをしっかり聞く。しかし一方では推進派の意見も聞く。両方の言い分を聞いた上で知事として判断する。という意味だと思うし、そのように理解したい。

でも、本当にそうなのか?という疑念も湧いてきます。 5月27日には、佐世保市の朝長市長や田中副市長に対し、こう述べています。

「石木ダムは必要不可欠。完成のためには住民の理解を得ることが重要」

これが本心なら、知事の「聞く」とは、住民の「想いや意見を理解するために耳を傾けること」(listen)ではなく、ただ住民の「発言を聞く(hear)だけ」ということ?

つまり、結論はもう出ていて、それを変える気はない。ただ、その結論を言う前に、住民との話し合いは必要。住民の言い分も聞いて、こちらの言い分も伝えて、その上で判断したという形にしなければならないから。

もしそうなら、大石知事もこれまでの知事と何ら変わらない。住民を欺き誤魔化すことになります。

そうではないと言うなら、5月19日の動きについてはどう解釈すればいいのでしょうか?

この日、いつものように座り込みの監視に来た県職員が引き上げてまもなく、大きな重機が近づいて来て、座り込みのテントに向かう赤道の途中に土砂を搬入して道を塞ごうとしたのです。
住民の皆さんは重機の近くに集まって業者の現場責任者と交渉、この場所を守り抜くために抗う意思を示しました。そして、「知事は私たちと石木ダムの必要性について話し合うことを約束した。その話し合いをしないうちに工事を強行するのはおかしい」と訴えました。

しばらくして、業者の2名は重機を残したまま引き上げていきました。知事が4月に住民伝えた言葉が本心なら、まずそれを実行するべきです。住民の皆さんは、この言葉を信じ、その機会を待っています。その想いを裏切らないでください。

歴代の知事のように、住民を騙し打ちにするようなことは、決してしないでください。

「持続可能な地域社会に」するには、知事の政治姿勢こそ重要です。

誰よりもその地域社会をよく知り、その存続を願っている住民の声に、本気でしっかり耳を傾ける、その声を政策に反映する、そんな県政を私たちは望んでいます。



 

 

 

 

 

 

石木ダムサイトの地質が危ない?

いつものように、第3日曜日は石木ダム勉強会。今月は石木ダムの地質問題の第3弾。今回も地質の専門家の中山先生にお話をうかがいました。

お時間と関心のある方は、こちらをご覧ください。
中山先生のお話の記録動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=_xMjwhPSvg4

これまでのボーリング調査結果で、ダムサイト周辺には、透水性の高い箇所があることはわかっていましたが、前回、ダム下流に隣接する採石場の採掘跡の埋立地の存在に中山先生は大きな懸念を抱かれ、今回は、その問題について詳しく解説していただきました。

これが、その砕石跡の窪地。完全な円形ではありませんが、直径は長いところで200m、深さは最大で50mほどもある巨大な穴で、平成2年豪雨の時には、石木川から溢れた雨がここに流れ込み、約100万㌧も溜まったそうです。貯水量100万㌧と言えば、長崎県内では、もう立派なダムと言えます。

こちらはダムサイト周辺でおこなったボーリング調査の図面で、赤い点線より上に「採石場跡地」と記されています。中ほどの山形の細い赤線がダムサイト予定地で、跡地まではこの図では約100mほどに見えます。

しかし、図面をよくよく見ると、青い点線で囲ったところにも崖地形が見られ、それが採石場跡地に繋がっていれば、ますます心配だということです。

一応100m離れていると仮定して断面図を描いてみると、

埋立地には約9気圧の圧がかかり、ダム湖の水が吸い寄せられるように漏水する危険性が懸念されるのです。

ということで、「ダム建設は避けた方がよいのでは?」というのが、中山先生の見解ですが、建設そのものは「技術的には可能かもしれない」ともおっしゃっています。
ただ、それには、かなりの工費が必要となり、現在の予算ではとても追いつかない。「事業費は当初算定額よりもかなり高くなるだろう」とのことです。


そんな例は沢山あります。

※訂正 石木ダムの当初見積額が353億円と書かれていますが、これは間違いです。353億円というのは石木ダムに関連する佐世保水道の施設設備費を含めた佐世保市の事業費で、石木ダム建設費そのものは285億円です。

当初予算の15.8倍にもなった奈良県の大滝ダムは、完成直前に地滑りを起こして、対策に10年近い時間と莫大な費用がかかりました。

九州には漏水ダムとして名高い大蘇ダムがあります。こちらも完成直前に漏水が発覚して、その対策工事が、続き供用開始は15年後になってしまいました。

この連休中に阿蘇を訪れた際たまたま出会ったのですが・・・熊本県産山村のヒゴタイ大橋。その下を流れているのが大蘇川なのですが、

このように、右を見ても

左を見ても、川の両岸は真っ白なコンクリートの壁が続き、

遥か向こうにダムのゲートが見えるので、まちがいなくダムですが、気の遠くなるようなコンクリートの壁に覆われた姿が痛々しく・・・この工事のために5.5倍に膨れ上がった事業費。それでもまだ漏水は止まらないという。それは、ここがダムの適地ではなかったという証だと思います。

また、設楽ダムも5月17日、国土交通省は、設計段階では想定できなかった地すべり対策等のため、工期の8年延長と建設費の800億円増を公表しました。https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20220517/3000022537.html

何百億というコスト増になっても、結局は税金だから、一般企業の場合と違って、国も県も平気なのでしょうか。当初は分からなかったのだから仕方ないでしょ?と。誰も責任を感じず、責任を取らず、ツケは国民に。それが公共事業?

石木ダムの場合は決してそれは許されない。なぜなら、お金では解決できない、住民の暮らしそのものを犠牲にする事業なのだから。

ご先祖様もびっくり!

手を合わせているのは大石知事。
そこは長崎県川棚町川原地区にある墓地の前。
そこに眠っているのは、川原地区(石木ダム建設予定地)13世帯のご先祖様。

ダム建設のことでご苦労をおかけしてきたことを心苦しく思っている、お線香をあげたかった・・・と。

4月20日、大石知事は石木ダム建設予定地を再訪し、住民の案内で川原地区を歩きました。それは、知事就任間もない3月10日、挨拶に訪れた際に住民側から「こうばるを歩いてほしい。私たちが守ろうとしているものを見てほしい」と言われていたからです。

案内人の1人岩下すみ子さんは「それが実現するとは思わなかった。びっくりした」と、インタビューに嬉しそうに答えていました。

すみ子さんは限られた時間を有効に使おうと、事前にコースを考えたり、写真や資料を準備してこの日に臨みました。ところが、予定外のことが・・・

川原を一望できる場所で説明した後は石木川の方へ下る予定だったのですが、知事の方から「この近くに皆さんのご先祖のお墓があるそうですね。お参りしたいのですが」と言われ、案内することになったそうです。

その映像をニュースで見た人の中からは、「そこまでやる?」「あざといね」「パフォーマンスに騙されるな!」等々の声も聞こえてきましたが、すみ子さんたちは本当に感動したそうです。

歴代の知事に何度も騙され欺かれてきた住民の皆さんが、こんなに素直に喜んでくれていることを、知事も背中にずしりと感じたことでしょう。この日はちょうど岩永サカエさんの一周忌。「権力って恐ろしかね~」「でも、うったちは死ぬまでここを離れんよ」「死んでもここを守っていくさ~」と語っていたサカエさん。

そのお墓の前で知事が手を合わせてくれたのですから、同行した娘のMさんもどんなに嬉しかったことでしょう。

サカエさん自身はどう思ったかな?「よく来たね。あんたは今までの知事とはちょっと違うごたるね。こうばるはあんたに託すからね。しっかり守ってくださいよ」とささやいたかな?それとも「娘たちは騙せても、私たち死者は騙されんよ。あの世からしっかり見てるからね。変なことをしたら化けて出るよ」と脅したかな?

きっと前者でしょうね。

知事は訪問終了後、記者団からのインタビューに答えて「ふるさとは尊いと認識した」と語りました。

もちろん「この尊いふるさとを残すために石木ダムは中止します」なんて、そんなに簡単に話が進むはずはないでしょう。

しかし、知事は「今後は、住民の工事中断への思いを含めてしっかりと話を聞く機会を設けたい」と述べ、住民からダム建設に関する考えを直接聞く場を設けたいという意向を示しました。

その言葉を住民の皆さんは嬉しく受け止め、信じています。

私たちも同じ想いです。「こうばるを歩いてみます」との約束を果たしてくれた知事なので、「石木ダムに関する住民の考えをしっかり聴く機会を設けたい」という言葉も実現してくれると信じています。

大石知事、住民の皆さんも私たちも、そして、お墓の中のご先祖様も次の来訪を心からお待ちしていますよ。

お米販売の会計報告

「これからもずっとおいしいこうばる米」2021。

会計報告!

今更〜

みなさん、本当にぐずぐずしていて申し訳ありません。

会計処理自体は去年の2021年12月31日くらいでほぼ終わっていました。

しかし、その裏で2022年2月20日投開票の長崎県知事選挙のことでドタバタが始まりかけていました。

わたし個人的に、1月2月は選挙期間中で大変でした。

そして、3月はもう疲れちゃって、一ヶ月とりあえず休みました。

4月に入りまして、ようやく少しずつリハビリ。

ちょっとずつやりたいことに手をつけていっています。

お米を買ってくださったみなさん、本当にありがとうございました!

お米販売に向けてのチラシづくり、受付のやり取り、発送に向けてのめんどくさい雑用作業、

一番最後のマンパワー、発送作業、快く協力してくださったスタッフの皆さん本当に感謝します。


おかげさまで、お米約1,500キロに対して約140件ほどの注文がありました。

最後の方、せっかくお問い合わせいただいたのにご注文お断りせざるを得ない状況にもなりました。

やっぱり、こうばるのお米って本当に美味しいですし、いいよね。

ざっくりとした会計報告ですが、

今回のお米販売で残ったお金(寄付)は、334,209円でした。

この寄付から何はともあれ、

現場の抗議行動をやっている「ルビー会」に3万円

裁判の原告団に3万円

4/6に寄付させていただきました。


あまり大きな額を寄付すると遠慮されてしまうのでこの額にしてみました。

残りは、どう使わせていただくかまだ考えていません。

スタッフの皆さんと話し合ってより良い使い方をと考えています。

使い道が決定した場合は、また改めて報告します。



4/6に久しぶりに付け替え道路工事の抗議行動の現場に長い時間滞在しました。

と言っても、2時間程度、そんなもんです。

みなさんは、ここに4時間から8時間くらい滞在しているのです。

すごいと思います、尊敬します。


現場への入り口では、支援者のみなさんとばったり遭遇。

ちょうど山菜を摘んでいらっしゃるところでした。


雑木林の中に建ててあった仮説のトイレです。

あれ?こんなところに??

というくらい、付け替え道路工事とは直接関係のない場所なのに森を伐採してこんなに拓かれてしまいました。


ブルーシートの屋根は「森のレストラン」と呼ばれている憩いの場所でした。

「森のレストラン」という名称通り、ここは森でした。

だけど、付け替え道路工事とは直接関係のないこの場所も長崎県の嫌がらせで、

見せしめとして雑木林を伐採してしまいました。

「タブノキ」が生えていた場所です。

樹齢を重ねて太くなったタブノキもへし折られるように重機で殺されてしまいました。

タブノキの咆哮

森が切り拓かれる様子がブログに残っています。

ぜひ、比較してみてください。



抗議行動の現場では最近目立った動きはないようです。

そのため、テントの中でゆっくりと雑談したり、

外の椅子に腰掛けてみんな思い思いに時間を過ごしていらっしゃるようでした。





「ブロッコリーは各自、自由に持ち帰ってね!」


この日は、偶然にもゲストの支援者の方が多かったです。

絵描きのSさん、Sさんが一緒に連れてきてくれたお友達のギターリストさんやお店を営んでいる人など。

わたしもそんな中の一人です、めったに現場には来ないんです。。

ここで毎日いてくれる人がいるから、私たちは今でもなんとかここに住み続けられるんです。

わたしも引き続き、行動を起こしていかないと。

あ、ちなみに、写真の上の方に写っているヘルメットをかぶった人たちは、一時間おきくらい?に計3回ほど午前中監視に来る長崎県の職員の人たちです。

あんな高いところから見下ろして、毎回写真や動画など撮影しています。

すぐそばには、監視カメラもあるのですが…

(別にわざわざ来なくても良くない??)


4/6時点での抗議行動現場の全体的な写真。

この日は、天気も穏やかで過ごしやすい陽気。

平和な抗議行動の日でした。

でも、毎回来るたびに、周辺の地形が変わる…

山積みになっていた土砂が移動して無くなっていたり、

谷になっていた場所に新たに砂利が運び込まれていたり、

いつの間にか新しい砂利道が作られてしまっていたり…


テントのそばには、立派な倉庫が構えてあります。

これも作戦の1つ。

椅子を入れておく倉庫です。

抗議行動の場所に置いてあるすべてのものは、

行政代執行しない限り長崎県であっても勝手に動かすことはできないのです。


午前中の番を終えて、抗議行動現場から帰るみなさん。

抗議行動現場のメインのテントまでは、こんな感じで坂道を下って歩いてきます。

(帰り道は当然上り坂)

4/6時点では、このように随分と開けてしまっています。

ここはすべて森でした。

右側の土砂の山、こちらは元々は雑木林の森で谷となっておりました。

すっかり変わり果てました。



文明の利器ってすごいもので、賢く使えば人を大いに助けられるし、自然環境にも良かったりするんですが、

間違った使い方をするとこのような悲惨な光景が広がる結果となります。

工事を請け負っている現場の業者さんも、できれば人々に喜ばれる仕事がしたいんじゃないかな。



何はともあれ、4/6、寄付金を直接ルビー会と原告団の会計の人にお渡しできました。

わたしの動きは相変わらずのろいです。

でも、気になっていることは頭の中にたくさんあります。

少しずつ攻略していきますね。

読んでくださってありがとう!


報告・長崎県石木ダム水没予定地住民イラストレーター、こうばるほずみ

石木川まもり隊Twitterでの不適切な発信・表現についての謝罪

先月のことになりますが、

石木川まもり隊の公式アカウントから、

思い込みと誤解に基づく不適切かつ礼儀を逸したTweetを行ったことをお詫びします。

特にGOTO様をはじめ、

followerの皆様には不快な思いを、

また石木川まもり隊を応援して頂いている皆様にもご心配をおかけしました。

大変申し訳ございません。

今後は二度とこのようなことがおきないよう、

公式Twitterとしてのマナーに沿った発信をするよう努めます。

また、思い込みや誤解に基づく情報発信がないようにも努めます。

さらに、TweetやRetweetのなかで感情的な言葉で場を荒らすことがないように努めます。

こうしたことをさらに今後の運営の中で深めてまいります。

石木川まもり隊という公式アカウントでありながら、

担当者1人に任せっ放しでいたことが大きな要因だと考えています。

今後は石木川まもり隊Twitterチームが運営を行ってまいります。

今後とも温かく見守っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。


石木川まもり隊・Twitter運営チーム

大石知事への手紙

一昨日、宮崎県在住の隊員MMさんからメールが届きました。新知事が川原を訪問したと聞いて自分も嬉しく思う。遠くに居て何もできないが大石知事への期待を伝えたいと思い、県のホームページ内の「知事への提案」欄にメッセージを送った、とのことでした。

とても共感する内容でした。知事は読んでくださったでしょうか?そもそも知事のもとに届いているでしょうか?はなはだ疑問に思えてならないし、知事以外にも、土木部長さんや河川課長さん、佐世保市長さんや水道局長さんにも読んで欲しいな~と思いました。ご本人にお願いし、快諾を得たので、ここに転載させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

長崎県知事 大石賢吾 様

 

 長崎県知事、ご就任、おめでとうございます。

 私は長崎県民ではありませんが、一言、知事に提案があります。

 それは、石木ダム事業のことです。

 歴代の知事の愚行を踏まぬよう、これ以上、長崎県行政の横暴を許してはなりません。

知事は、「横暴」ではなく、「法にのっとった行政」と言うかもしれません。

しかし、傍から見ていると明らかな、行政の横暴であり、沖縄の辺野古の海の埋め立てと同じです。

 知事が、就任間もないこの時期に現地に行かれ、住民の方に対面されたのは、とても素晴らしいことだと思います。

 その次に、是非、行って頂きたいのは、石木ダムが本当に必要な事業なのかということを客観的にしかもオープンな形で、議論をすすめることです。

 参考になるのは、熊本県の川辺川ダム計画の説明不十分との考えから、当時の潮谷熊本県知事が行った「住民討論集会」です。このオープンな場を事業主体である国土交通省が主催し、ダム有効性、費用対効果、環境影響など様々な観点での議論をオープンな形で行いました。そのことによって、川辺川ダムの本質が皆さんに理解が深まりました。

 このようなことを石木ダム事業についても、是非、行って頂きたいと思います。

 そうして、あくまでも平和裏に、双方が納得いく形で、ダムの是非を問うてみて頂ければと思います。

 知事さんには、知事さんの立場、公約があるとは思います。その公約の裏には「絶対に県民を裏切らない」という強い人間性が存在していると思います。

 今後の知事さんのご活躍に期待しています。

 よろしく、お願い致します。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

長崎県のホームページには「知事のページ」があります。https://www.pref.nagasaki.jp/koho/governor/

大石知事からのメッセージの最後には、
県民一人一人の皆様の声を聞き、寄り添いながら、県政をしっかりと前に進めてまいります。「皆さんと一緒につくる新しい長崎県」の実現を目指し、自らが動く知事として邁進してまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
と書かれています。

MMさんは県民じゃないけれど無視しないでいただきたいですね。

そして、私たち県民こそ大石知事のこの言葉を信じて、MMさんのように「知事への提案」欄にメッセージを送ってみませんか。

入力フォームはこちらです。https://eap.pref.nagasaki.lg.jp/kv2/index_pc.php5?FORMNO=42000G00001085ibS&SETUID=SSL

 

大石知事こうばるへ!

今月2日に長崎県知事に就任した大石賢吾氏が初めて石木ダム建設予定地「こうばる」を訪れ、住民の皆さんと面会しました。

面会場所は、こうばるの男性たちがいつも座り込みをしているテントそば。
大勢の報道陣に囲まれながら、知事は住民のもとに小走りに歩み寄りました。



大石知事:ダム建設で皆さんに大変な思いをさせてしまっていることを、知事として心苦しく思っています。

岩下和雄さん:このダムは計画から60年以上経っている。今までの知事はしっかりとした話し合いをしようとしなかった。工事を一時止めて、話し合っていただきたい。私たちはいつでも応じます。



大石知事:しっかり調整していきたい。

岩下すみ子さん:こうばるを歩いてみて欲しい。とてもいいところです。私たちがなぜ頑張っているのか感じてほしい。

大石知事:そうしたい。今日は挨拶だけになってしまいますが、皆様にいち早くお会いしたいと思って足を運ばせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

全員:よろしくお願いします。



帰ろうとする知事を記者たちが囲み、「感想を一言お願いします!」



知事:故郷を思う気持ちが伝わってきました。ここを歩いてみてくださいと言われたが、それは私もそうしたいと思っていたので、時間を作ってまた訪れたい。今回はまずご挨拶だけでしたが、また来てくださいと言われ嬉しかった。

記者:住民の方からは工事の一時中断を求める声がありましたが、それについては?

知事:どういった形で話し合いができるかしっかりと調整をした上でさせていただきたい。

住民の方の感想はこちらです。



岩下すみ子さん:住民を苦しめる県政は止めてほしい。私たちはここで暮らしたい。普通の生活をしたい。ただそれだけです。私たちの話を聞いてくれそうな知事でホッとした。これから話し合いを重ねていくと言われたので、それを信じていくしかないですね。

岩本宏之さん:早期完成じゃなくて早期解決ということで話をしてもらいたい

岩本さんの発言は、大石知事が知事選で「石木ダムの早期完成」を公約に掲げていたことに絡めて、釘を刺されたのだと思います。

話し合いの中身が「石木ダム早期完成のための住民説得」ではなく、「県にとっても住民にとっても納得できる解決策を見出すための話し合い」となるよう希望されたのです。

中村前知事は就任直後に水没する県道の付け替え道路工事に踏み切りましたし、その前の前の高田知事は、やはり就任直後に強制測量をやっています。半世紀もの闘いの中で行政への不信感や警戒感は、住民の誰もが感じているところです。

その一方で、大石知事への期待感も大きいものがあります。
全国最年少の若い知事であり、人の命を守る医師でもあります。

いつの時代も社会を変えるのは若者の力です。

また、医師=科学者の視点から、事実を直視し、データに基づいた分析ができる方に違いない。その分析結果に基づいて、科学者の良心に基づいて、政策を変える勇気も持っている方かも・・

そして、医師というのは弱者に寄り添う存在であり、こうばるの皆さんの苦悩を理解し受け止める温かい心を持っておられるはず・・

などなど、あの場に居合わせた多くの人が、住民も支援者もマスコミの皆さんも、大石知事を信じたい気持ちに包まれました。

大石知事と住民の皆さんの、本当の話し合いが実現することを、私たちは心から祈っています。

この面会の一部始終はYouTube「石木川まもり隊報道部」で公開しています。https://www.youtube.com/watch?v=JNpz5zWCLPU

 

大石知事、住民と面会

NHK長崎 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220310/5030014284.html
NCC長崎文化放送 https://www.ncctv.co.jp/news/98914.html
NBC長崎放送 https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/%e5%a4%a7%e7%9f%b3%e9%95%b7%e5%b4%8e%e7%9c%8c%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%8c%e7%9f%b3%e6%9c%a8%e3%83%80%e3%83%a0%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%81%ab%e5%8f%8d%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e4%bd%8f%e6%b0%91%e3%81%a8/
KTNテレビ長崎 https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20220310009
NIB長崎国際テレビ https://www.nib.jp/nnn/news106hijzw1fz03yb4bbc.html









11日の新聞全紙に大石知事のこうばる訪問の記事が掲載された。この日はわずか5分の面会だったけれど、これから話し合いが実現し、石木ダムの是非がしっかり見直されることを願う。無駄な事業は県の財政をひっ迫させるだけだから。

そう思いつつ、隣の記事を見てギョッ!!!
石木ダムだけではない。IRに来年度から着工!その総事業費は4400億円!?石木ダムの1ケタ上をいく予算!どこにそんなお金があるというのか。2630億円は借金で賄うという。狂っているとしか思えない・・・

佐世保市水道局、石木ダム関連で5億7500万円

3月5日の長崎新聞が報じているように、佐世保市水道事業の2022年度予算で、石木ダム関連事業費として、5億7479万5000円が計上されました。

こちらが、その資料です。これは水道局が自ら提示したのではなく、委員が資料請求して初めて出されたものです。

しかも、委員は「来年度の石木ダム関連事業費」として請求したのですが、タイトルは「長崎県への負担金及び水道施設再構築関連経費」と書き変えられています。

石木ダムにかかる経費をなるべく小さく見せたいのでしょうか?

かつての委員会資料には、このように堂々と「石木ダム関連事業費」と書かれていたのですが。

上の資料は9年前の委員会資料ですが、事業費の総額は、353億5千万円です。ところが、現在の総額は445億5千万円になっていますね。

これも議会で審議され採択されたことではありませんが、いつのまにか承認されたことになっています。


いずれにしても、R4年度=2022年度予算として、石木ダム関連経費として約6億円近くが支出されるということがわかりました。この金額を私たち市民はどう判断すればいいのでしょう?

こちらは資本的収支の予定表です。資本的収入から支出を引くと、その差はマイナス25億円にも及びます。それを留保資金で補填するので、自己資金は年々減少しています。

つまり水道事業会計は決して楽ではないのです。減らせる支出は少しでも減らしたいものです。しかし、石木ダム事業が続く限り支出はどんどん増えていく・・これは間違いのない事実です。

令和1年度再評価の資料を見ると、令和4年度=2022年度の石木ダム事業費は54億円と見込まれていました。しかし、実際の予算額は約10分の1でした。何故か?それは工事が進んでいないからです。

予定通りの進捗状況であれば、本体工事がどんどん進められ、それに合わせて新たな取水施設、導水管の埋設、新たな浄水場建設などなどたくさんの工事をしなければならないから、予算も桁違いの額となっていきます。

そのお金はどこから湧いてくるでしょう?今後収益が増えるでしょうか?

こちらは収益的収支の予定表ですが、営業収益は年々減っており、全体的な収支の差も昨年度比で26.7%も減る見込みです。

それもそのはずで、この表を見れば、有収水量が年々減り続けているので、当然、水道料金収入も減り続けます。

(今回の委員会資料はこちら file00006640 )

そういうことが分かっていて、なぜ石木ダム計画から撤退しようと水道局は考えないのでしょうね~

水道局だけではありません。予算審査する企業経済委員会の委員の中から、石木ダムへのアピールが足りないとの𠮟責の声が上がる一幕も・・

角田副委員長:今年度は佐世保市の水道事業が始まって115周年の節目の年。石木ダムをアピールするいい機会なのに何も予定していないのは何故か?平成6年の渇水の苦労とか、現地の8割の方が犠牲になって出ていかれたのに未だにできていないこととか伝えるべきではないか?

経営管路部長:100周年の時は島瀬公園でアピールし、パンフレット等も配布した。それ以後も毎年「水を大切にする日」にパネル展示などのイベントをやっている。

水道局長:次の120周年に向けてはイベントなど考えていきたい。

角田副委員長:知事も代わったことだし、佐世保が本気であることを示さないと。かつての渇水の苦労が風化しつつある。

水道局長:確かに最近では市職員の中にも、あの大渇水について知らない者もいるようだ。石木ダムへの理解を深めるよう、必要であれば局内でも議論したい。

角田副委員長:「必要であれば」ではない。必要だから言っているのだ。しっかりやってもらいたい。

(-_-; 角田議員とは一度じっくり意見交換したいものですね~)

もう1人、石木ダムの早期実現を願う委員から、熱心な質問が続きました。この方は小佐々町出身の永安議員です。

小佐々町は佐世保市以上に水不足の町です。水道局長の話では、3月4日朝の貯水率は佐世保市の下ノ原ダムでは60.7%でしたが、小佐々町のつづらダムは54.3%だったそうです。(後で水道局のHPで確認すると、北部の貯水率は72.1%でした。南北融通管は存在するのに、市内でも相変わらず南北格差は続いています)

永安委員は、合併後は佐世保市の水が送水され安心だと思っていたのに、16年経っても未だに管が繋がっていないので、相変わらず不安な日々を送っていると訴えておられました。

小佐々町の方には本当にお気の毒だと思います。以前は渇水時には佐々町から日量1000t~1500t送水してもらっていたのに、合併後は日量200tまでしかもらえないのだそうです。2018年の渇水の時は一日に113tだけでした。理由は佐々町自身にも余裕が無くなったとのことですが、本当にそうなのでしょうか・・?ここにも県の思惑が見え隠れします・・

今回の予算審議で、佐世保から小佐々までの送水管の整備計画がやっと示されました。

完成はR11年度=2029年度の予定です。

永安委員:やっと具体的に示されたのは有難いが、ちゃんと水は届くんでしょうね?管は通ったけど、肝心の水の確保ができるのか心配で・・

川野事業部長:送水管の完成はR11年の予定で、石木ダムはR7年度完成予定なので大丈夫です。万一それまでに石木ダムができていなくても、1000t~2000tは供給できるのではないかと考えています。

と、そこで、水道局長から「補足説明」が・・

水道局長:今申したのはあくまでも緊急的な供給であり、石木ダムができていなければ、やはり本格的な供給はできません。

と釘を刺していました。長年佐世保市水道の現場で仕事し、水源対策の責任者となっている川野事業部長が大丈夫と言っているのに、水道局長になってまだ2ヶ月しか経っていない中島氏が供給できないと否定するのはヘンですね~やはり石木ダム必要性の口実の1つを示すためでしょうか。

実は、この送水管整備事業については、午前中も面白いやり取りがありました。

湊委員:佐世保から佐々町を通って小佐々まで送水管を繋ぐ意味は何?

川野事業部長:小佐々地区の水不足の解消のためです。

湊委員:佐世保全体が水不足になったらどうするの?送る水が無かったら?

川野事業部長:ため池や民間の井戸などから水を提供してもらって・・・

湊委員:西海市や有田町など水の豊富なところと繋がることをなぜ考えないのか?渇水の時はそういうところから水を買えばいいではないか?佐々町も売ってくれるはず。また、五島では、天水の活用を進めているが、そういう努力も足りないのではないか。

川野事業部長:まずは市内での水源確保に努めるべき。渇水にいたらないと佐々町から買うことはできない。県からの達しでそうなっている。

(やはり・・・石木ダムを造りたい県が、代替案の邪魔をしているのかな?)

湊委員:石木ダムが要らないと言っているわけではない。石木は石木で進めてもらうが、いつになるかわからない。それまでに渇水がおきたときにどうするか考えておかねばならないと思う。光武市長の時は、海水淡水化などいろいろ考え、工夫されていた。新しい局長の下で変わってほしい。最初から諦めていたら何もできない。
このような危機意識を持ち、石木ダムだけに固執するのではなく、前向きな議論をもっともっと、してほしいものです。