知事「近いうちに」

夕方のローカルTVニュースで言ってました。

知事の定例記者会見で、石木ダム地権者との話し合いについて問われた中村知事は、

「お待たせしていますが、近いうちにお会いします」と明言しました!

と。いよいよ確実ですね。

地権者の皆さんが願っていたことが、ようやく実現できるんですね。

思えばあの日、



2014年7月11日、地権者、支援者、弁護団の前で、知事はこれからも話し合いは続けますと言ったのに、ずーっとその約束が実行されずに、3年7ヶ月もの時間が過ぎ去ってしまいました。

でも、まだ間に合います。

ぜひ地権者の皆さんの声にしっかり耳を傾け、胸襟を開いて、前向きな話し合いをして頂けますよう、心から願っています。(._.)

石木川まもり隊 報道部 第1弾スクープ映像!

お待たせしました!石木川まもり隊に報道部開設です。

第1弾は去る1月31日のできごと。
知事選候補者の中村法道氏(現職知事)が、選挙遊説中に、ついに地権者と言葉を交わし、地権者の願い(知事と今後のことについて直接話し合いたい!)を受け入れ、「わかりました。話し合いましょう」と約束したことを。

選挙が終わり一週間が過ぎ、中村法道さんは再び知事の椅子に座っていらっしゃることでしょうが、あの約束はいつ果たされるのでしょうか?

ご多忙な日々であることは容易に推察されますので、お忘れなきよう、ここに、その証拠映像を公開いたします。



石木川まもり隊報道部、名カメラマンによるスクープ映像です!

 

県のアンケートは長崎和牛付き!

昨日は、長崎新聞による県民アンケートの結果についてお伝えしましたが、もう1つのアンケートについても報告しておきましょう。

それは、長崎県自身がおこなった石木ダムに関するアンケートです。

えー!知らない!そんなの初耳~と、今びっくりしている県民の方もいらっしゃることでしょう。
当然です。私たちも全く知りませんでした。

それは、12日の県庁でのやり取りの中で突然出てきたのです。
こうばる住民のHさんの発言がきっかけでした。

ここ(要請文書)にある県民意識調査の結果についてはご存知ですよね?
8割の人が説明不足、5割の人が必要かどうかわからないと答えているのに、県民の税金を使ってダムを造るんですか?おかしいと思いませんか?

それに答えて、土木部次長が言いました。

県としてもアンケート調査をしたことはありますが、その時の結果は4分の3の人が「理解できる」でした。

会場内は一気にざわついてきました。
皆そんなアンケート調査がおこなわれていたなんて知らなかったから。

いつおこなわれたんですか?
何人から回答を得たのですか?
回答はどういうふうにして集めたんですか?
などなど。

次長:2016年の11月に県の広報誌で石木ダムについて説明し、それが理解できたかどうか質問し、読者がハガキで回答しました。

との説明を聞いても、イマイチ私たちは半信半疑で・・・
帰宅後、調べてみると、こういうことでした。

県の広報誌「つたえる県ながさき」2016年11月号には、こんな特集記事があり、





最終ページの読者プレゼントのコーナーには、その特集記事に対するアンケートが・・・



これが、県の言う石木ダムアンケートでした。

つい最近、このアンケートに応募したという方からメッセージを頂きました。

広報の「理解できましたか」は、「事業に賛成ですか」とイコールではないですよね。
あくまで、「広報での説明の意味は分かりましたか」「県はこう主張している、ということは分かりましたか」ですから。
私も、このプレゼントに応募した記憶があります。

そうですよね。この広報誌に書かれている説明内容について理解できたということ。長崎県の河川の特徴や過去に起きた川棚町の洪水被害、佐世保市で起きた渇水被害など、これらについての説明が理解できたし、それに対して県が石木ダムに取り組んでいるという事実もわかった、という意味で「理解できた」と答えた人が多かったことでしょう。

単に県の主張の一部を理解したに過ぎず、それに賛同するかどうかは別問題だし、それをもって、石木ダムの必要性を理解できたとは到底言えません。

常々反対派から説明不足を指摘されるので、なんとか説明したという痕跡を残したかった。そして、それを証明する(理解できたとする)数字を示したかった。そのために、

長崎和牛という餌を目の前にぶら下げて、回答を求めた?

ああ、嘆かわしい。。
この和牛代金も税金が使われていると思うと、悔しいな~
いつもは、こんな高級なプレゼントだったっけ?
とバックナンバーを見ていたら・・・

おや?
2017年9月号でも石木ダム特集をやっていました。
そして、2016年11月号と同様に「石木ダム事業について理解できましたか?」という質問が設定されています。

なぜ次長は、こちらの結果に触れなかったのでしょう?
普通、2回調査をやっていたら、直近の結果を知らせるはずですよね?
あるいは両方報告する。
なぜ古い方だけを報告したのか?

もしかしたら直近のものは、「理解できない」という回答が多かった?
あるいは、アンケートへの回答が少なかった?
プレゼントが素麺の揚げ菓子で、人気が無かったからとか・・・

いずれにしても怪し~い! “(-“”-)”

何もお答えできません



ここはどこ?ほんのちょっとうたた寝してる間に、窓外の景色は一変していました。



同じ長崎県内とは思えない積雪です。
こんな日に高速バスで長崎市に向かった理由は…



県庁へ行くため。
知事への要請書を提出する地権者の皆さんの応援に、やってきました。
すでにたくさんの支援者も集まっています。

新庁舎のロビーの床にはまだブルーシートが敷かれていて、眩しいほどピッカピカの新築です。

まもなく河川課の職員がやってきて、案内されたのはこちら。



引っ越したばかりで新庁舎の会議室が確保できないので旧庁舎にしてくれと言われていたのですが、なんとか手配して頂けたようです。

今日は知事も土木部長も公務で不在だそうです。(毎回のことですが)

川原(こうばる)地区総代の炭谷猛さんが、要請文書を読み上げました。



要請文書はこちらです。

2018.1.12長崎県知事への要請書

吉田慎一土木部次長に手渡します。



低姿勢で受け取ってくれましたが、対応の中身は真逆です。

要請事項は決して難しいことではありません。
石木ダム問題打開のため、知事に対して住民との話し合いを求める、ただそれだけです。
住民とは、石木ダム水没予定地の住民です。
石木ダムの起業者は県であり、その最高責任者は知事ですから、石木ダムによって犠牲を強いられている住民に会うのは当然のことです。
しかし、知事に代わって対応した土木部職員は、当然の要請を受け入れるどころか、全てにおいてゼロ回答でした。

「いつまでに回答をもらえますか?」

今ここでは言えません

「回答はもらえるんですよね?文書でください」

それも含めて伝えます

伝える?何を聞いても「伝える」
「伝える」のは当然です。
回答文書を提出するとなぜ言えないのでしょう?
そのくらいの権限はあるはずの方々が3人もいて・・・
知事宛ての要請文書を受け取ったのだから、知事名で返事の文書を出すのは当然だと思うのですが。。。
私たちの常識は長崎県の非常識?



なぜそれほど話し合いを拒否するのかの質問に対し、

浦瀬企画監「1つは、裁判中だから」

裁判が理由で話し合えないというのなら、これから先何年も話し合えないことになりますが。
逃げているとしか思えません。
そのような声があちこちからあがると、

「裁判中だからできないとは言っていない。適切でないと言ったんです」

「それじゃあ話し合いをしてください」

「条件が整っていないからできません」

「条件とは何ですか?」

「私たちは生活再建の話し合いをさせて頂きたいのですが、それが難しいようなので…」

「生活再建以外の話はしないってことですか?」

「そのようなご意見も伝えますので…」

というふうに、また逸らします。
そこで地権者の方が言いました。

「生活再建だけと言われたら話し合いはできません。貴方たちは私たちの同意を得たいんでしょう?私たちが同意できるような資料をもって話に来てください。そこで私たちが理解できたら一緒にダムを造れるじゃないですか。そういう努力をしてください。裁判とは別にしてください

予定時間を大幅に過ぎても県側から話し合いを打ち切らなかったのは、良かったと思います。
しかし、最後まで無回答だったのは残念です。

今回の場の交渉を引き受けてくださったTさんが、「まもなく選挙に入るので選挙後でもいいから、知事に話し合い再開の意思があるのかどうかそれだけは確認してください、そして回答をください」と提案しても、「それも含めて検討します」という答えしか返ってきませんでした。

よほど上から釘を刺されていたのでしょう。
「何1つ約束するな」「回答するとは決して言うな」と。

庁舎は新しくなっても体制は古いまんまだね~
それが、皆の共通した感想でした。

上?
土木部次長の上といったら土木部長?
しかいませんが・・・ (- -)

知事、定例記者会見

10月14日の 定例記者会見での一問一答を県HPより転載します。

 

○記者(NHK) 石木ダムの件です。先ほど公共事業評価監視委員会から意見書が手渡されたと思うんですけれども、その中では、しっかり地権者の人たちと話し合いをして、円満解決に向けて取り組むよう求めている内容だったと思います。地権者のほうから訴訟の話が出る中、また、収用委員会の審理が(地権者側の)反対にあって、審理が進められない状況にある中、今後、この問題に向けてどう対応していくのか、知事の考えをお聞かせください。

○知事 ま先ほど公共事業評価監視委員会の意見書をいただいたところでありますけれども、「反対地権者の疑問点について説明を継続し、円満な解決が図られるよう最大限努力することを求めたい」というご意見をいただきました。
 疑問点についての説明は、これまでも繰り返し行ってきたところでありますので、これからも疑問点等についてはしっかり対応をさせていただきたいと考えております。
 そういった中で、地権者の皆様方のご理解が得られるよう、引き続き努力していかなければならないと考えているところであります。

○記者(長崎新聞社) 先ほどの石木ダムに関連しまして、地権者の皆様が、国を相手取って事業認定取り消しの訴訟を提起する方針を示しています。また、県と佐世保市を相手取った工事禁止を求める仮処分、これもまた申請したいとしています。それぞれに対して知事としてのお考え、どのように対応されるのかを伺いたいと思います。

○知事 事業認定手続の取り消しについては、国のほうで認定をしていただきましたので、直接の当事者ではない立場でありますけれども、さまざまな利害が出てくるものと考えております。
 県の基本的な考え方については、これまでも繰り返し申し上げてまいりましたように、川棚川の治水対策、あるいは佐世保市の水の確保のためには必要不可欠な事業であると考えているところであり、ぜひ早期に事業を進めていくことができるよう、努力していかなければいけないと考えているところであり、しかるべき立場で県も考え方をまとめてまいりたいと考えております。
 まだまだこれからの動きでありますので、今の段階で具体的なことを申し上げる状況ではないと思っておりますけれども、仮処分の申請等がなされるということになりますと、そういった点についても対応をしていかなければいけないのではないかと考えております。

○記者(長崎新聞社) 取消訴訟は、確かに国が相手ですけれども、県が補助参加をするということはあり得るのでしょうか。

○知事 選択肢としてあり得るかもしれません。まだ具体的には検討しておりません。

○記者(長崎新聞社) それは、県として治水面、利水面などを法廷の場で証言をするということが考えられるでしょうか。

○知事 事業としての必要性そのもの等を含めて、地域の状況等について説明をする機会もあり得るのではなかろうかと思っております。

○記者(長崎新聞社) もし県、佐世保市を相手取った工事禁止の仮処分が提起されると、今、実施している取付道路の工事も、また大きな影響を受けるかと思うのですが、それについては。

○知事 ダムの建設自体は、全国的に、いわゆるゲリラ豪雨が頻発をして、さまざまな自然災害に見舞われているような状況があり、私どもはこのダムの建設に当たって100年に一度の雨にも耐え得るような治水対策をということで事業を進めてきたところでありますけれども、本日の公共事業評価監視委員会の皆様方のご意見の中にも、やはりそういった点から、事業自体は必要ではないかというようなご意見もあったやに聞いているところでありまして、私どももこれまでそういった点から一刻も早く、この事業は完成を目指していかなければいけないと思っているところでありますので、そういった観点から対応を進めるということになるのではなかろうかと考えております。

○記者(西日本新聞社)  諫早湾干拓についても、石木ダムについても、話し合いについては、結構条件闘争をしているような感も否めないんですけれども、いずれの問題に対しても、県が解決しようとする姿勢について、やはり消極的なものを感じるんですが、早く解決したいという思いがあるのかどうかというのを聞きたいと思います。

○知事 諫早湾干拓事業で話し合いで解決できるとお考えですか。全く利害が、あるいは考え方、方向性が違う関係者の方々が、開門するか、しないかという選択肢しかないんですよ。しかも双方の皆様方が、「開門はあり得ない」、「開門すべきだ」、そういう選択肢しかお考えになっていない現状があるわけでありますので、それは中庸の解決策が想定されるということであれば別だろうと思いますけれども、なかなか難しいのではないかと思っております。
 それよりも、やはり現状として、有明海の漁場環境の再生に向けて、具体的な成果を出していくということが一番求められていることではなかろうかと考えております。

○記者(西日本新聞社) 石木ダムについても。

○知事 石木ダムについては、この間、40年間にわたって、さまざまな説明、お願いをさせていただいてまいりましたけれども、いまだご理解がいただけてないという状況であります。
 この諫早湾干拓事業についても、石木ダムについても、私ども行政の立場からは、地域住民の皆様方の安全・安心をどうやって守っていくのか、そのことが最も重要な課題であると、こう考えておりまして、そういった観点から開門がなされると、さまざまな影響、被害が想定される、あるいはまた石木ダムは、治水上も、あるいは利水上も安心して生活をしていただくためには欠かせない事業であると考えておりますことから、これまでのような姿勢で臨んできたところであります

○記者(西日本新聞社) 石木ダムの件ですけど、現時点で地権者が直接の話し合いを求めていることに関して、今の時点で応じる考えがあるのかないのか、教えてください。

○知事 ご疑問点等についての説明の場は、これまでも持ってまいりましたし、これからも設けていきたいと思います。

○記者(西日本新聞社) 直接ですか。

○知事 直接の話し合いの場については、前回、私も直接お会いさせていただいたところでありましたけれども、なかなかこちらの説明も聞いていただけない状況にございました。
 実は、先般の10月5日のことだったと思いますけれども、知事が説明を直接するかどうかというお尋ねの機会があったと理解しているんですが、既にその際、「知事はなぜ来ない」という話になりましたし、また、お求めになっておられる内容が、ゼロベースで検討、説明をするようにというお話でありまして、ゼロベースというと、既にこれまでさまざまな手続を進めてきた経過があるわけであります。そういった前提でお話し合いをさせていただくということは難しいと考えております。

○記者(西日本新聞社) なぜ難しいんですか。

○知事 事業認定申請手続も終えて、裁決申請手続を今進めている段階であり、もう一度白紙の段階に戻って話し合えとおっしゃるのは難しいと考えております。

○記者(西日本新聞社) それを直接、地権者の方に説明する機会は設けないんでしょうか。

○知事 それは前回もそういった難しいというお話をさせていただきましたけれども、そういった説明も十分させていただくことができなかった状況でございました。

○記者(西日本新聞社) 前回は、その説明も十分できていないという認識なんでしょうか。

○知事 尋ねの内容等については、既に文書等でお答えしている分もあります。

○記者(西日本新聞社) 認識としては、直接伝えられたというふうに認識をされているんですか。

○知事 直接伝えるというのは、さまざまな手法があると思います。前回お会いした時も、私の日程の中で直接対応するというのは難しい場合もありますので、その際には、例えば文書で回答させていただく、あるいは私の考え方を部長に伝えて(地権者へ)お伝えするという方法もありますと、そういったことも申し上げてまいりました。

○記者(西日本新聞社) 前回、直接会われた時は十分にお話を聞いていただけなかったというふうに私は感じたんですけれども、そういう意味ではなかったんですか。

○知事 そういった要素もございます。

○記者(西日本新聞社) そういう意味で十分に地権者の方に知事から直接伝えられなかったという認識なんですか。

○知事 何をですか。

○記者(西日本新聞社) 今おっしゃった説明をです。

○知事 説明は、もうこの間、何回としてやってきているんですよ、40年間にわたって。歴代の知事も一生懸命対応してこられましたし、私も数回、直接、地権者の皆様方とお話の機会もいただきました。そういう経過があって今に至っているわけでありますので。
 したがって、疑問点等についても説明をさせていただいてまいりましたけれども、現実問題として、技術的、専門的な内容でありましたし、それ以外についてのご質疑等はなかったわけであります。したがって、土木部で対応をさせていただいたという経過があるわけであります。

○広報課長 最後の質問にさせていただきたいと思います。

○記者(読売新聞社) 時間がないので2点まとめてお尋ねなんですけれども、先ほど質問が出ていた石木ダムの件ですが、地権者の方々との溝というのは、今後、どういうふうに埋められていくおつもりなのかということを、具体的に何かあったら教えていただきたいということが1点。もう1点は、県庁舎跡地問題の検討の進捗について教えてください。
 この2点についてお尋ねします。

○知事 円満な形で地権者の皆様方の理解を得て進めていくというのが一番望ましい形であるというのは当然なことであり、私も強くそういう思いを持っておりますけれども、これからも地権者の皆様方と、直接、用地問題等を含めて静穏な状況で話し合いをさせていただく機会が得られるということであれば、これからもお願いしていこうと思っているところであります。

○記者(長崎新聞社) もう1点確認させていただきたいんですが、先ほどの石木ダムの取消訴訟補助参加の件なんですけれども、通常、補助参加をする場合は、補助参加することで国が勝訴すると県に利益がある時にされると思うのですが、国が勝訴すると、どのような利益があるとお考えでしょうか。

○知事 訴訟の場で、この事業についての公益性、合理性等が認められるということではなかろうかと思っております。

○記者(長崎新聞社) つまり地権者側は、この取消訴訟の場で事業の公益性、必要性について争おうとしている。それが訴訟の場で(従来の県の)主張が認められるという理解でよろしいんでしょうか。

○知事 そういった面があるのではないかと思っております。

○広報課長 以上をもちまして、知事の定例記者会見を終了させていただきます。

 どうもありがとうございました。

 

逃げ回る知事

今日、地権者の5人と弁護団、そして支援者など約40名で県庁を訪れました。

強制収用に抗議し、

付け替え道路工事の中止を求め、

そして何より、知事との直接対話を求めてのことでした。

しかし、今回も知事の姿はありません。

対応したのは、河川課企画監他1名のみ。

企画監は、

ダム検証で結果は出ている。

公開質問状には文書で答えてきた。

と答えるばかり。

馬奈木弁護団長は、

イサハヤでは、確定判決にも従わずゼロベースでの話し合いを求める知事が、

裁判所の判断も示されていないイシキでは、なぜ話し合いを拒否して逃げ回るのか?

と迫り、

地権者も、

知事は去年の7月、これからも話合いは続ける。私の出席が必要な時には参加すると言った。

しかし、その後1度も出てこない。

いま我々は知事の最終判断を問うている。

今が知事の出席が必要な時ではないのか?

なぜ出てこない!

と繰り返しましたが、

企画監は、そのナゼには答えず「私が県として答えている」と言いました。

 

地権者:では、県は、石木ダム問題の終着点をどのようにしようと思っているのか?

企画監:それは、その時点で考える。

地権者:そうか。それまでに事故があったらどうする?

    暗闇に大型車を入れて重機を搬入しようとしたが、こっちは必死だ。

    止めようとして轢かれてしまうかもしれない。

    死者がでたらどうする?あなたが責任を取るんだな?

    地権者の中には首をくくって死にたいと言ってる者もいる。

    その時はどう責任を取るんだ?

企画監:・・・・・・。そのようなお話があったことは伝えます。

 

約1時間に及ぶ不毛のやり取りを終え、終了後、地権者と弁護団は記者会見をし、

国の事業認定取り消しを求める行政訴訟を長崎地裁に起こすことを明らかにしました。

また、民事訴訟についても検討中です。

 

私たちは知っています。

行政訴訟の難しさを。

行政裁判で勝つことは、針の穴にらくだを通すように難しいと言われています。

それでも、強制収用が始まってしまった今、私たちは私たちの権利を行使し、

正義を求めて闘わざるを得ません。

 

皆様のご支援を心からお願いします。m(__)m

 

地に落ちた「誠心誠意」 

両手を広げて行く手を阻む県職員とガードマン。

私たちが向かっていたのは知事室。

一枚の抗議文を手渡すために川棚町や佐世保市など県内各地から集まった県民が

知事に会うことは叶いませんでした。

 

伝えたかったのは、知事が裁決申請の方針を決定したことへの抗議と撤回の要請です。

いくら国が事業認定したとはいえ、石木ダムの必要性については大きな疑念が持たれており、

つい最近ようやく、起業者である県や佐世保市と反対地権者や県民との議論が始まったばかり。

そんな中で裁決申請とは、あまりにも乱暴です。

知事の真意を問いたい、この方針を撤回してほしい、その思いを届けに来たのです。

 

そんな県民を中に入れず、職員に人間の壁を造らせた県の姿勢に強い憤りを覚えます。

これは知事の意思でしょうか?

だとしたら、知事は嘘つきです。

知事はこれまで、議会でも記者会見でも、いつもいつも、

地権者の皆さんの理解が得られるよう、「誠心誠意対応したい」と言い続けてきました。

 

知事がどうしても裁決申請をやりたいのなら、

その前に、その方針決定について地権者に直接伝え、地権者の怒りの言葉に耳を傾け、

その思いを受け止め、犠牲を強いる皆さんへのお詫びの言葉を述べた上で、

それでも県としてはやらせて頂く、との決意を伝えるべきでしょう。

それがせめてもの誠意ではないでしょうか。

 

私たちは5日前には、今日知事に会いに行くことを知らせていました。

知事にとって「理解を得たい」相手、「誠心誠意」を尽くすべき相手が出向いてくるのだから、

その時間は何はさておき空けておくのが当たり前でしょう。

どうしても変更できない先約があるなら、

地権者へ別の時間帯を指定して変更を願い出るのが、これまた当然の処置。

そのようなことは何もせず、河川課企画監が出て来て、

「知事は不在です、連絡はとれません、いつ戻るかもわかりません、

 河川課が対応することになっています、別室を用意しています」などと言って、

知事にも副知事にも会わせようとしません。

秘書課長にさえ連絡をとろうとせず、私たちは何時間も庁舎外で待ち続けました。

そして、待っていても埒が明かないことを悟り、ついに皆で庁舎内に入って行ったのです。

私たちの行く手を必死に遮る河川課職員。

なぜ彼らは、そんなに地権者と知事を会わせたくないのでしょうか?

 

なぜ知事は逃げるのでしょう?

そのことが何よりも地権者を傷つけ落胆させ、知事への不信感を増していることがわからないのでしょうか?

それとも地権者が怖いのか?

地権者の固い意思と正当な道理の前に太刀打ちできない怖さを感じているのか?

激しいもみ合いの中で、そのような思いが頭の中をぐるぐると巡っていました。

 

秘書課との交渉の末、ようやく秘書課長が出て来て抗議文書を受け取ることで話がつきました。

皆を代表して抗議文を読み上げる岩下さん。

「この文書も、皆さんの言葉も、私が責任をもってしっかり知事に伝えます」と約束した秘書課長。

 

その抗議文とは、こちらです。

 

 

これを秘書課長に渡すだけで3時間半もの時間を消費し、県庁内に騒動をまきおこしてしまいました。

職員や来庁者の方々に多大なご迷惑をおかけしたことと思います。

しかし、これは決して私たちの本意ではありません。

知事がすんなり会ってくだされば、あるいはせめて副知事でも対応して下されば、

何の混乱もなく30分ほどで終わったはずです。

 

今回は秘書課長が受け取って下さいましたが、

本来は知事に直接会って渡したかった!

一言でも言葉を交わして受け取ってほしかった!

これが地権者の思いです。私たちの願いです。

それが、そんなに大それた願いですか?不可能な願いですか?

 

副知事さえも出てこない!

長崎県にとって、公共事業の犠牲となる県民の存在とは、そんなちっぽけなものなのですか!

 

今日、中村知事の「誠心誠意」は地に落ちました。

 

付替え道路も 近々着手!

今朝の長崎新聞です。

8月には付け替え道路工事が始まりそうだと伝えています。

 

「裁決申請しなければ、事業認定そのものが無効になる。

 地権者の理解を得る努力と並行し、事務手続きも進めなければならない」

 

この言葉から、県の意思(=石木ダムは絶対造る)が伝わってきます。

今後も続けると約束した地権者との話し合いは、

話し合うと言っても、石木ダム有りきの基本は変わらない。

話し合っているうちに地権者がダム建設を認めてくれれば、それが何より。

期限までに認めてくれなければ、予定通り強制収用をしてダムを造る。

だから、手続きだけはしっかり進めておかなければ・・・

ということのようです。

 

本当にダムが必要なのか?

佐世保市の水不足は本当はどの程度なのか?

川棚川の洪水対策はダムがベストなのか?

ダム以外に対策は無いのか?

そんなふうに真摯に考えてみようという気は、さらさらないということ。

 

淀川水系流域委員会や川辺川住民討論会のような本物の話し合いとは程遠い、

あくまでも形だけの話し合いなのですよ、ということのようです。

 

地権者の皆さんは度重なる欺きに怒り、明日県庁へ抗議に行きます。

私たち支援団体も参加します。

午後3時20分、県庁前広場に集合です。

よろしくお願いします。

 

話し合いからわずか3日後、「立ち入り」通知!

これは今朝の新聞です。

7月14日、長崎県は石木ダム建設予定地の地権者4世帯に、測量調査のため農地に立ち入ることを通知したと報じています。

何のための測量かと言うと、収用裁決申請に必要な書類を作成するためで、

その調書には実測平面図を添付しなければならないからです。

 

石木ダムの必要性について、話し合いを始めたばかりです。

石塚副知事は記者会見で「必ずしも立ち入りの通知が採決申請に直結するものではない」

「事務手続きの一環とご理解頂きたい」などと述べて、話し合いは続けると強調しましたが、

ほんの3日前、県市合同の第1回目の話し合いをスタートしたばかりです。

 

こんな矛盾した、手のひらを反すような態度に地権者の皆さんは怒っています。

KTNニュースでは、Kさんが、「あれだけ話をしてやり方が汚いもんね。馬鹿にしとる。

権力でねじふせようとしても、負けはせん」と語っていました。

 

立ち入り調査は今月25日から1週間予定されています。

地権者の皆さんは、1982年の強制測量のときと同じように、座り込んで阻止します。

もちろん、私たちも・・・

 

知事、反対派と面談!

 

石木ダム反対運動の拠点ともいうべき川原公民館に、知事がやってきました。

やっと実現した知事との面談です。

知事だけではありません。左右に佐世保市長と川棚町長も着座し、関係自治体の首長が全員集合です。

その後ろには県土木部長、河川課長ら県職員、佐世保市水道局長ら水道局職員も揃っています。

県側はやっと、石木ダムの必要性について、真正面から私たちと議論する気になってくれたのか!

と、みんな期待して見つめました。

 

しかし、冒頭の挨拶は、やはりお願いでした。

会場からは一気に怒号があがりました。

知事も市長も、やはりどうしてもお願いの場としか捉えていないのか…

との落胆があって、地権者からの話も「不愉快だ」との言葉から始まりました。

それは第三者にはなかなか理解が難しいとは思いますが、

地権者の立場に寄り添ってみれば、もっともなことなのです。

 

冒頭の地権者の話を以下に紹介します。

知事はこれまで「ご理解が得られるよう今まで何度も説明をしてきた」と言うが、

それは本当だろうか?

私たちが納得できるような本当の説明をやってきただろうか?

私たちにとってはただの一度もない。

当初から私たちは石木ダムの必要性に疑問を持っていた。

だから、専門家を交えて議論しましょうと何度も言ってきた。

しかし、1982年当時の高田知事は話し合いを蹴って機動隊を導入し強制測量をやった。

その後、県は生活再建と補償の話し合いしかしないと言ってきた。

3年前のダム検証の時も、私たちは専門家を入れて検証してほしいと何度も言った。

しかし、起業者(県と佐世保市)、川棚町、波佐見町の行政側だけで検討を進め、

たった3回の検討会議で、ダム優位と結論づけた。

公共事業評価監視委員会の委員からも疑問の声が出たが、

委員長によって話が打ち切られ事業継続となった。

見せかけだけの検討の場だった。

このように、県が真摯にダムの必要性を私たちと議論したことは過去一度もなかった。

私たちとの話し合いを拒んできたのは県の方だ。

今からでも遅くない。

私たちの理解が得たいと本当に思うなら、

石木ダムの必要性について、また、ダム以外に方法が無いのかについて、

納得のいく議論をしていこうではないか。

今日を第1回の場として議論を始めよう。

形だけでなく、納得のいく真の話し合いをやってほしい。

それがここにいる皆の総意だ。

と訴えて、マイクを弁護団に渡し、具体的な議論に入っていきました。

とても素晴らしい導入でした。

この言葉の重みを、県も市も、特に知事には十分に受け止めてもらいたいと願っています。

 

さて、はじめに議論されたのは、利水についてです。

なぜ佐世保市は石木ダムを必要とするのか、今現在水が不足しているのか?

それとも過去の渇水被害の再来を防ぐためなのか?

その基本的な質問をぶつけられて、市側は明確に答えることができませんでした。

 

水道局長の答えは要約すればこういうことでした。

現実に今日明日の水が足りないというわけではない。

しかし我々は水道事業者として、常時必要とする水を提供する義務を負っている。

リスク管理ができる水源を保有しているかと言うと、そうではない。

(平時は足りていても渇水がおきたときに今のままでは対応できない)

また、現時点だけでなく、10年後のことも考えて水需給計画を立てなければならない。

 

市長の答えはこうでした。

私どもは平成6年の渇水が原点。市民は大変な思いをした。

だからどうしてもダムが必要。理解してほしい。

市政を預かる者としてはリスク管理をしなければならない。

 

つまりポイントは2つ。

その1.平成6年に匹敵する大渇水が再来したときに今も同じ被害が生じるのか?

    リスク管理しなければというなら、当然シミュレーションしているはず。

    その資料を示してほしい。

水道局:トライしたが、データが不十分だったのでシミュレーションはできていない。

    だから石木ダムの必要性の根拠とはしていない。

    ただ過去の渇水被害の証左としてあげているだけ。

その2.将来の需要予測が妥当なのか?

    昭和50年の資料では、佐世保市には10万5000トンの施設能力があるが、

    将来16万トンの水が必要になる、6万トン足りないからダムが必要と言っていた。

    しかし現在では7万7000トンしかなく、11万トン必要だから4万トン足りないという。

    40年前には16万トン必要と言っていたが、今その需要は半分の8万トンになっている。

    ダムは要らないじゃないか?

    また当時のまま10万5000トンの水を確保していればが今は足りているはずだが?

水道局長:市民は渇水の記憶が強くて節水意識が高いので、生活用水が他都市に比べて少ない。

    記憶が薄れてくれば水使用量も増えていくと予想される。

弁護団:節水意識が高いのは誇るべきこと。

    その意識を保持しようとせず、水需要が増えるのを期待するのは本末転倒ではないか?

知事:保有水源が減少したことについては、佐世保市は以前は不安定水源に頼っていたが、

   水道事業者としては安定水源に切り替えていかねばならないからだと理解している。

弁護団:安定水源、不安定水源という定義は水道法にはない。

   慣行水利権は許可水利権ではないが、安定水利権と見做されているはず。

   佐世保市が慣行水利権を保有水源と認めないのは一般的ではない。

   これを認めれば水源が不足しているとは言えないはず。

 

その後、話は治水に移りましたが、まず初めに、

まだ残っている河川改修工事が終われば、

石木ダムがなくても過去の洪水被害は防げる、流下能力はある

ということが確認されました。

 

では、県が予測している100年に1度の雨ではどうなのか?

つまり、24時間で400mmの雨が降った場合、石木ダムがなくては防げないのか?

という問題です。

 

河川課長:同じ400mmでも降り方によって違う。

     9パターンの内の1つ、昭和42年型の降り方の場合、流量が1400mmになり、

     石木ダムが無ければ防げない。 

弁護団:他の8パターンでは石木ダムが無くても大丈夫のようだが、

    それでは100分の1の確率にならないのではないか?

土木部長:最悪のパターンに当てはめて考えるので、他のパターンは関係ない。

    パターンに確率は無い。雨量が100年に1度だから確率は100分の1だ。

弁護団:実際にこの100年の間に流量が1400mmになったことはあるのか?

河川課長:それはわからない。データが昭和22年以降しか存在しないのでわからない。

弁護団:データや資料はなくても大きな被害の場合は語り継がれている。

    地域の人は昭和23年の水害以上の大きな水害は聞いた事がないと言っている。

    S23の洪水を100年に1度の洪水と見てもいいのではないか。

    だとすれば、河川改修だけで防げるので石木ダムは不要。

    少なくとも、そのような過去の被害の聞き取り調査などやってほしい。

 

第1回目の議論はそこで終了となり、最後に地権者のお二人から発言がありました。

Aさんは、採石場跡地を利水用の貯水池として活用する代替案を示し、

  「半世紀にわたりどれだけの無駄な時間と無駄なお金が費やされてきたのか

   権力と金の力で平和な安住の地が滅茶苦茶に破壊された」と訴えました。

Bさんは、最近見た夢として、

  「工事が始まって、皆が座り込んでいた。

   大きなダンプの運転席には久保前知事が座っていた。

   がんばらんば国体の開催が危ぶまれ、ネット上で知事への批判が集中していた。

   長崎県がやっていることは強制収用の乱用、

   国体に県民の関心が移っている間に着工した等々。

   知事は覚書の精神を無視して強行して悪かったと平身低頭していた。

   知事の顔は誰だかよくわからなかった。

   その後どうなるのか…と思っていたら、夢から覚めた」と、披露してくれました。

 

中村知事はどんな思いで、この夢の話を聞いていたでしょうか?

苦笑いなさっていたでしょうか?

少し不愉快になられたでしょうか?

 

私はBさんなりの、ユーモアあふれる知事へのラブレターのように感じました。

面談の冒頭に、まじめでキツイ要請があったように、地権者の皆さんは(もちろん私たちも)、

知事と真剣に話し合いたいのです。

事実を見つめ、客観的データに基づくまともな議論をし、そこに知事も参加する。

そうすること無しに、部下任せで判断すべきではない。

知事の判断はそれほど重いと思っているからです。

 

どうか今後も1回でも多く、この場に足を運んで頂けるよう願っています。

 

この面談の一部始終はこちらで公開されています。

https://www.youtube.com/watch?v=7vHcEJL4cms&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=IvyApLZEztQ&feature=youtu.be