「科学者の会」有識者会議に公開質問

「ダム検証のあり方を問う科学者の会」が、3月1日、有識者会議に対し、

会議の全面公開を求める公開質問書を提出しました。

 

ダムにたよらない治水対策を求めて動き出したはずのダムの検証が、

いつのまにかダムにお墨付きを与える機関になってしまっている、

それは、たいへん憂慮すべき事態で看過できないとして、

「科学者の会」が、八ッ場ダム検証の抜本的なやり直しを求める声明を発表したのは昨年10月でした。

当時は11人の呼びかけ人と69人の賛同人が名前を連ねていました。

それが、今では賛同人が126人に増えているそうです。

それほど、このダム検証はひどい!と、心ある科学者たちは見ているということでしょう。

 

そして、その学者の皆さんが、22日の有識者会議の流会騒ぎを見て、

これはもう黙ってはいられない、なんとしても公開すべきだと、行動をおこされたのです。

以下、その全文を貼付します。

 

 

 

有識者会議委員の心に届いたか?地権者の叫び

流会となった国交省有識者会議。

翌朝の長崎新聞にも、大きな扱いの記事が出ていました。

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/ishiki/2012/02/23090140.shtml

 

それにしても、なぜ流会になったのでしょう?

傍聴を求める声にどんな返事が返ってきたのか、あるいは無視されたのか等々、

わからないことだらけでした。

 

そこに、ドーンと公開されたユーチューブの録画映像。

http://www.youtube.com/watch?v=V-5OfmQEvFU&feature=youtu.be

これを見ると一目瞭然。すべてがわかりました。

ことの成行きの一部始終が録画されていました。

 

集まった人々が、どんなに必死に会議の傍聴・公開を求めたか。

それに対して、国交省職員はただ無言で立ちふさがるか、頷くか、

蚊の鳴くような声で「ご理解をお願いします」と繰り返すばかり。

彼らはおそらく、上司の指示に従うだけのロボットと化しているのでしょうか。

自分の頭で考える、感じるという人間の魂を奪われた操り人形のようにも見えました。

彼らだけではありません。

会議に集まった「有識者」の委員たちも、誰一人、

「せっかく遠くからやってきた地権者だけでも傍聴させようじゃないか」とは言いません。

相談しようともしません。

 

その彼らに、岩下さんの叫びは届いたでしょうか?

数人の職員に行く手を阻まれ、ドアの隙間から、ありったけの声を出して訴えた地権者の叫びが。

 

 

私は地権者です。

私たちは50年間、石木ダムに反対してきました。

    13世帯残ってます。

    県は私たちの意見を聞かず、たった3回の検討で継続と決めました。

    私たちを強制収用で立ち退かせようとしてるんです。

    ここで認められたら、事業認定が認可されることになります。

    そうすると強制収用はまちがいありません。

    しかし私たちは闘います。

    絶対にダムは造らせません。

    私たち水没13世帯は絶対にダムは造らせません。

 

私は会議を妨害するつもりはありません

    会議の全容を見守りたいんです。

佐世保市の人口は25年後には76.3%に減るんです。

 

今ある水でも十分足りるんです。

 

そういった検証をやり直してください。

 

 

この結果によっては、私たちはあと20年、30年、

 

生きてる間ずっと闘わねばなりません。

 

有識者の皆さん、あなたたちの責任でこの無謀な事業を止めて下さい。

 

私たちを助けて下さい。

 

 

私は会議を聴きたい、聴かねばならない。

 

私は地元を代表してきてるんです。

 

今日の飛行機代も、皆が、1000円、2000円と出し合ってくれたんです。

 

地元に帰って、どんなことが話されたのか説明する義務があるんです。

 

 

同行していたダム問題の真の有識者が言いました。

 

  S氏:委員の皆さん、黙ってないで相談したらどうですか?

   あなた方、科学者でしょう?

   恥ずかしくないですか?

 

 

E氏:なぜ傍聴させないんだ?

   理由がないだろ?

   傍聴も認めない会議だったら解散しろよ。

   公開できない諮問機関なんて時代遅れも甚だしいよ。

 

 

 

 

最後まで有識者らしい対応をして下さらなかった委員の皆さんですが、

 

お一人お一人の心の中には、きっと地権者の叫びが届いていたはず…

私は、そう思いたい。

 

 

 

有識者会議が流会になった一部始終

昨夜の有識者会議が流会になった一部始終がユーチューブにアップされました。

今後の治水のあり方に関する有識者会議 石木ダム他 2012/02/22

 

ぜひ一人でも多くの方に見て頂きたいです。

長いです(46分42秒)が、忙しい方はつまみ食いでもどうぞ。

●14分30秒あたり〜岩下さん「半世紀ですよ。50年に渡って反対しているのに」

●16分03秒あたり〜「私たちはダムを絶対つくらせません」 

だけでもお願いします。

 

地権者の心からの叫びをお聴きください。

その声に何も答えない「有識者」と国交省。

彼らには耳が無いのでしょうか、心が無いのでしょうか、頭がからっぽなのでしょうか???



(撮影してユーチューブにアップして下さった川原さん、本当にありがとうございました)

 

有識者会議 流会!

今日の有識者会議は、大波乱です。

19:45、水源連から速報メールが入りました。

皆様へ
本日午後6時から国交省で行われる予定だった有識者会議は6時33分流会となりました。
これは、石木ダム現地から上京した岩下さんを始め水原連関係者の会議公開を求める行動に
国交省・有識者会議側が対応できず今日の会議を流会としたものです。
以上速報です。

地元も支援者も大喝采でした。

もちろん、これで中止になったわけではありませんが、

地元の強い反対の意志だけは十分伝わったはずです。

 

先ほど補足のメールが入りました。

会議室の出入り口には国交省職員がピケを張っていました。
「規則なので公開はできない。ご理解ください」と言うだけでした。
非公開の理由をたずねても答えなし。
押し問答が続きました。
会場内に着席した委員と座長に向けて、「会議を開いて公開するか否かを審議してください」
とアピールしましたが、その気配は全くなし。
大臣を除く政務三役が出席していたようですが、なすすべを持ち合わせていませんでした。
有識者会議は定員九名ですが、この日の出席者は七名でした。
その様子は23時からのTBS報道番組で報じられました。

石木ダム現地から上京した岩下さんがおられたので国交省は押し切ることができなかったのでしょう。
せめて公開実現まで、公開要求行動を続けたいと思います。

 

ジャーナリストまさのあつこさんの「ダム日記」には、臨場感あふれるつぶやきが書き込まれていました。

http://dam-diary2.cocolog-nifty.com/

 

masanoatsuko 洪水から人を守るための会議なのに、傍聴者から有識者を守ってどうする、国交省河川局…。 2 hours ago · reply · retweet · favorite

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masanoatsuko 傍聴させず、流会した今後の治水のあり方会議の資料は重さ3.4キロ。厚さ9cm。 エコパックに詰めて帰宅。 挨拶に来るはずだった前田大臣は逃げたわけか…。 twitpic.com/8n7a88 twitpic.com/8n7a6j2 hours ago · reply · retweet · favorite

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masanoatsuko おんどりゃ、マナーより閣議決定が上じゃい、 岩下さんを傍聴させんかあ〜と、叫びたかった。 3 hours ago · reply · retweet · favorite

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masanoatsuko コメントを取ろうとするフリーランス横田一記者に、取材にもマナーがある、とふざけたことを言っているので、 閣議決定タイトルを述べ、 違反ですよ、と奥田けん副大臣に投げかけたが無言。 3 hours ago · reply · retweet · favorite

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masanoatsuko 99年、審議会等の整理合理化に関する基本的計画という閣議決定があり、 諮問機関は公開が原則。kantei.go.jp/jp/kakugikette…3 hours ago · reply · retweet · favorite

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masanoatsuko 河川官僚は岩下さんの前に立ちはだかり、ブロックして、入れさせなかった。 「2時間の審議でダムを認められてしまうと、私たちの住んでいる所は、強制収用されてしまうんです。どんな議論がされたかもわからずにです。傍聴させて下さい」この声を浴びながら、なぜ、だんまりで流会なのか? 4 hours ago · reply · retweet · favorite

 

水源連の皆さん、まさのあつこさん、本当にありがとうございました。

 

いよいよ有識者会議に登場!

 

明日22日、国交省の有識者会議、その議題の1つに石木ダムが登場します。

昨年7月26日、長崎県が事業継続の方針を国に伝えて約7カ月です。

県にとっては待ちに待った会議開催でしょう。

なぜなら、これまで県や国などから提出された方針が有識者会議で覆されたことは皆無なのですから。

有識者会議とは、各事業主体者から上がってきた方針にお墨付きを与える場に過ぎない、

ということが、今や誰の目にも明らかになりました。

 

ですから、私たちも明日の会議の結論はほぼわかっています。

99.99999…%は、「石木ダム事業継続」

でも、100ではない。

わずかな奇跡を願う気持ちも当然あります。

 

これまで同会議にかけられたダムとは違うんですよ。

半世紀にわたり反対の意志を貫いてきた地権者が大勢暮らしているんですよ。

その13軒もの家をダムの底に沈めるのですか?

その住民約70人の暮らしを破壊するのですか?

 

私たちが何度も突きつけてきたこの質問を、無視せず、受け止めようとする心ある有識者が、

何人でてくるか…少しだけ、

どうしても、ほんの少しは、期待してしまいます。

 

県の杜撰な計画

工程表、国への報告ずさん 共産県委が指摘

 共産党県委員会は、1、2両日に行った政府要望・交渉の内容について9日、発表。県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業の工程表について「国と県民への示し方が違う。(国への)結果報告がずさんだ」と指摘したことを報告した。

 同事業について、国の要請を受けた県は昨年から再検証作業を実施し、7月、事業継続の対応方針を国に報告した。

 工程表について同委員会は、県が国に「当初計画からの変更はない」と報告しているが、県のホームページで公開しているものと「異なる」と指摘。二つの工程表は本体工事の期間が異なり、国への報告では、完成前に試験的にダムに水をためて安全性を確認する試験湛水(たんすい)の期間が短くなっているとして「安全対策の軽視だ」と訴えた。

 これに対し県は「工事が遅れているのは事実だが、工夫して進めれば予定通り達成できる」としている。

 

11月10日、長崎新聞の記事です。

共産党長崎県委員会は今月初め(1日と2日)、

外務省、経産省、厚労省、農林水産省、国交省を回り、多岐にわたる問題で交渉を行い、

その結果報告の記者会見が、昨日9日開かれました。

その報告の中から、石木ダム問題だけが記事になっています。

 

どこがそんなに重要なのか・・・ピンとこない人も多いでしょう。

石木ダムホームページなどで県が県民に対して説明している工程表(計画)では、

① ダム本体の工事を始めるのが平成24年からとなっているのに、
  国への報告では平成25年からとしている。

② ダム本体工事は平成27年に完了となっているのに、
  国への報告では平成28年に変更している。

しかし最終完成年度は同じという不思議。(試験湛水の期間を短縮?)

 

つまり2つの工程表が存在し、どちらかが偽りのものだとY議員は国に直訴したのです。

国交省のお役人は、

「もう一つの工程表のことは知らない。国に提出されたものを検討するだけだ」と一蹴。

 

私も始めは、ホームページの修正更新が遅れているだけではないのかな?

と軽く考えていました。

 

でも、よくよく考えると、これは大きな問題が潜んでいるように思えてきました。

 

①付替え道路工事の着工は予定では平成21年度。

 地権者の強い抵抗でなかなか踏み切れず、年度末の22年3月24日抜き打ちで始めました。

 しかし、その後も粘り強い阻止行動にあい、7月23日に工事を中断。

 そのまま現在に至っています。

 ということは、すでに予定よりも1年半近い遅れが出ているのです。

 本体工事の着工や完了時期が遅れてくるのは当然です。

 

②県はそれをなぜ認め公表しないのでしょう?

 ホームページの修正くらい簡単なはずなのに、なぜしないのでしょう?

 国には現状に合わせた新たな工程表で説明し、県民にはそれを隠している?

 

③それこそがお役人の体質だと気づきました。

 一度決めたら、なかなか変更を許さない。世の中の変化に即した対応をしようとしない。

 現実から目を背けてきた結果が、あのメチャクチャな水需要予測ですが、

 ここでも同じことが言えそうです。

 
④国への報告に、「こういう予定でしたが地権者が頑固でね〜このように変えました〜」

 なんて正直には書けないのでしょう。

 それこそ実現性の評価が下がるから。

 実現性の薄い事業に補助金を費やすのは、たいへんな無駄遣いになるからです。

 

こうやって、都合の悪い情報は表に出さず、内々に処理して辻褄合わせ・・

長崎県に限らず、多くの県も国も、お役人さんたちはこんなふうに仕事なさってきたんでしょうね〜

その処理の上手な方ほど出世なさったりして・・?

 

でも、これを記事にした小西記者は、ちゃんと県の言い分も確かめていますね。

「工事が遅れているのは事実だが、工夫して進めれば予定通り達成できる」

と答えたそうです。

 

工夫して進めれば予定通り達成できるって!?

 

21年度から着工して28年度に終わらせようという、つまり8カ年計画のうち、

すでに1年半が過ぎているのに、予定通り終わらせる?

それって、手抜き工事じゃないですか?

冗談じゃありません!

 

それとも、当初計画ではダラダラと時間とお金をかけてやるつもりだった?

 

いかに頭のよいエリート集団でも、無理な辻褄合わせはお疲れでしょう?

もう無理はよしましょうよ。

現実をしっかり見て、

実現性の無さを認めて、

早く引き返しませんか?

楽になりますよ。 


「市民の手による石木ダム検証結果」

たいへん遅くなりました。

「市民の手による石木ダム検証結果」は、こちらです。

前篇

後篇

要旨 (ダイジェスト版)

「石木川まもり隊」のホームページに掲載しました。

 

お時間のあるときに、じっくり、目を通して頂ければ幸いです。

疑問だらけの石木ダム計画!

7月19日、県議会本会議において、石木ダム建設推進に関する決議が採択された時、

堀江ひとみ県議の反対討論がTVニュースで流れました。

 

とてもわかりやすい、説得力のある発言だったのでマスコミも注目したのだと思いますが、

それを見た佐世保市民の中にも、「えーっ!そうだったの?知らなかった〜」

との反響があがっています。

 

一番市民の関心を集めたのは、次のポイント。

 

佐世保には、現在供給可能な水資源が9万2千トンはある。

それに加えて、新たに4万トンの水がなぜ必要なのか。

合わせると、13万2千トンということになるが、

それは、長崎市が毎日使用している水の量と同じ。

佐世保市の人口は長崎市の半分しかないのに、使う水の量は長崎市と同じだけ必要?

それはあまりにも過大な需要設定で、とうてい認められない。

 

というご意見。

誰でもそれはおかしい!と思いますよね。

佐世保市民はなんと強欲なんだろう・・・と。

 

ところが、当局の言い分は違うのです。

佐世保市水道局は、13万トンも必要だとは言ってないのです。

11万7千トンが必要な水量だと言っています。

 

というのも、当局は、

毎日同じように取水している水を「安定水源」だの「不安定水源」だのと名付けて差別し、

安定水源の77,000トンしか水源として認めようとしません。

 

「いま取水している不安定水源は、石木ダムができたら取水を止めます」と言うのです。

 

それこそおかしな話ではありませんか!

 

いまそこにある水資源を捨て去って、隣町の川にダムを造って、その水で暮らす?

わざわざ遠くからコストをかけて水を引っ張ってくる?

隣町の自然を壊し、隣町に住む人の暮らしを奪って、自分たちの水源を無くすの?

 

こんな不合理な計画、佐世保市民が歓迎するはずはありません!

 

 

石木ダム「継続」

7月26日、中村法道長崎県知事は、記者会見で、

「石木ダム建設事業継続」という方針決定をしたと発表。

今週中に国へ報告するそうです。

予想通りの結果とタイミングでした。

 

地元の理解は得られていないと思うが?との質問には、

「理解が得られるよう、誠心誠意努力する」

 

検証内容について市民から疑問の声が上がっているが?との質問には、

「需要予測が過大だとの声は私も聞いているが、

リーマンショック以来の一時的な減少で判断するのはいかがなものか…」

(いつまでリーマンショックを言い続けるのだろうか???)

 

また、中断している付替え道路工事については、

しかるべき時期に再会の判断をしたいとしながらも、

それも、国の動向を見ながら…との慎重姿勢を示しました。

 

この決定に対して、堀江県議は、

事業ありきで進められた再検証であり、到底認められないと建設中止を訴えました。

また、市民団体「自主・平和・民主のための広範な国民連合・長崎」の藤澤代表は、

その再検証に関する資料の中で川棚川流域の雨量計算がおかしい、意図的な誤魔化しがあると指摘。

 

県がどんな決定を下そうと、おかしいものはおかしい、

要らないものは要らない、

止めるべきものは止めろと、

言い続けたい。

私たちの税金が使われるのですから。

壊した自然は元に戻せないのですから。

 

公共事業評価監視委員会、石木ダム建設「継続」意見書を提出

県公共事業評価監視委員会(園田圭介委員長)は13日、

県の対応方針案どおり事業継続を認める意見書を中村法道知事に提出しました。

これで、県は予定通り、形は整ったとして近々国へ報告をするのでしょう。

その前に、これも形式的に県議会へ報告をするのでしょうが。

 

しかし、意見書には、委員から出された意見もいくつか添えてあるようです。

用地取得が完了しておらず、実現性の評価について現行計画が代替案より勝るとは考えにくい

維持管理費の算出が、1日最大給水量の確保を前提としているが、現実的な前提とは考えにくい」など。

また、「反対地権者など関係住民の理解を十分に得てほしい」などの要望も。

 

そのことに議会は耳を傾けてほしい。

県民は知ってほしい。

それを伝えるのは、傍聴した私たちの役目。

一人でも多くの人に伝えたい。

 

http://www.doboku.pref.nagasaki.jp/hyoka/h23iken.pdf