石木ダムへの市民の「声」

きっかけはこちらの投稿記事。長崎新聞「声」の欄です。

2020年9月25日

それに答えて佐世保市民が投稿。2020年10月1日

今度は諫早市民の投稿。2020年10月8日

この投稿者は最近まで石木ダムに反対している住民のことを「多くの補償金を貰っておいて、いつまでごねているのだろう」と思っておられたそうです。

でも、自分が似たような立場に置かされて、初めて公共事業の実態に気づき、そのことを公表してくださいました。「知らない間に他人の土地の上に計画を立て」「その土地を売れ」と一方的に言われ「そこかしこに思い出の詰まった大事な土地を二束三文でどうして手放すことができるでしょう」と。

しかも、こうばるの皆さんは1円も受け取ってはいないのです。
このような誤解や思い込みも多いかもしれませんね。

どんな問題もそうですが、まずは事実を知ること、実態、実状を把握すること。
その上で自分自身で考える。

石木ダム問題で言えば、
こうばるの人々はなぜ石木ダムに反対しているのか?
川棚川の洪水対策は石木ダム以外に無いのか?
佐世保市は本当に水不足なのか?
そういう事実を知った上で、自分がこうばる住民なら?
自分が川棚町民なら?佐世保市民なら?どう考えるだろう?
もし知事だったらどのような判断をするだろう?

そういうふうに一人一人が自問自答してみることが大切ではないでしょうか?

工事差止訴訟控訴審第1回口頭弁論のお知らせ


みなさま

明日、石木ダム工事差し止め訴訟の控訴審第1回期日が開かれます。

傍聴券抽選に関する時間変更がありましたので、それに伴い行動予定を以下のように変更いたします。

13:20~13:50 傍聴抽選券配布(なるべく13:40までに受け取ってください)
13:40~      門前集会
14:00~      傍聴券配布
14:30~      裁判
15:30頃?~    報告集会

(お願い)
コロナ対策のため、法廷内に入れる人数がいつもよりかなり少なく制限されます。
原告団事務局としては、なるべく「こうばる」住民の皆さんが傍聴できるよう努めたいと思います。
抽選に当たった方は、できれば、その傍聴券を事務局(松本)へお渡し頂ければ大変有難く、ご協力をよろしくお願いいたします。

傍聴できない大多数の方は、報告集会会場(弁護士会館2階ホール)でビデオ上映など予定していますので、そちらでお待ちください。

裁判所も、弁護士会館も、マスク着用していない方や熱のある方の入館はできませんので、検温とマスクは忘れないよう、お気をつけください。

よろしくお願いいたします。

445億円に膨張した石木ダム事業費

やっとこの数字が公開されました。

石木ダム関連事業費92億円膨張

私たちが石木ダム関連事業費の増額に気づいたのは今年6月です。

6月4日付けの建設通信新聞デジタル版を見て初めて100億円近い増額を知りました。水道局に問い合わせると、令和元年度再評価資料に公開済みだと言います。

https://www.city.sasebo.lg.jp/suidokyoku/suigen/documents/siryouhenn_151-200.pdf

この資料の6ページの表4.1がそれです。

虫メガネで見てもわからないような小さな文字なので拡大してみます。

え?合計で445億円?(この表の数字の単位は千円なので、ここは、44,550,000,000円ということ)
いつの間に?これまでは353億円だったはず…

前回(平成24年度)の再評価資料を見てみると、

やはりそうです。

そこで、この2つをわかりやすく1つの表にまとめてみました。

細かい区分は省いて、各設備費の合計額を算出し、用地補償費・調査費・事務費は合計して諸経費としました。

ダム負担金と水源地整備費は変化無しなので、水道設備関連の事業費が92億円増え、全体として石木ダム関連事業費は353億円から445億円に膨れ上がったということがわかります。

この件について、再評価の委員会審議のときも、議会報告のときも、一切触れられていません。議員の皆さんも何も聞いていないとおっしゃっています。

水道局はそれで問題無いとお考えのようですが…

公共事業の再評価制度の目的は何でしょう?

それは「透明性の確保」です。

人口減少社会における財政難の中で大型公共事業を進めるには、「効率的な実施及びその透明性を一層確保することが重要」と厚生労働省の再評価実施要領にも書かれています。

そして、再評価は定期的なものの他に、大幅な工期延長や事業費の増加があった場合にも行わねばならないとあります。今回の再評価では工期の延長については検討されましたが、事業費の増加について全く触れられなかったのは不思議です。

新聞によると、事業費が増加した理由は、ダム建設に伴い、近隣の老朽施設を統合して整備する方針に改めたためで、市水道局は「別々に整備するよりも大幅なコスト削減になる」とのことです。

そうかもしれません。だとしたら、なぜそのように説明しないのでしょう?いかなる理由にせよ、事業費を増やしたことは確かなのですから、その理由を、再評価や議会の場で説明すべきです。事業費を負担するのは私たち市民なのです。

445億円もの事業費が妥当かどうか議会に諮るべきです。それほどのコストを払っても私たちは石木ダムを必要としているのかどうか、市民にも考える機会を与えるべきです。

例えば・・・
大家族のAさんちでは、ずーっと前から洗濯機がもう1台欲しいと思っていました。いよいよ買おうと思って電器店に見に行くと、10万円の洗濯機の他に、5万円の乾燥機があり、セットで買うと13万円にしてくれるそうです。

「いまお使いの乾燥機もそろそろ買い替えなきゃいけないのでは?セットで買うと2万円もお得ですよ」と店主は勧めます。

でも、Aさんは10万円ほどしか用意してなかったので、あと3万円は何かを削って調達せねばなりません。帰宅して家族と話し合いました。

長男「来年になったら僕は県外就職するので、僕の分の洗濯はなくなるよ」

長女「私も看護学校の寮に入るから、私の分も減るはずよ」

妻「それなら、洗濯機はもう買わなくていいわね。今ある1台で間に合いそう。それより、確かに乾燥機は新しいのが必要かも。今のはかなり古いから、電気代がかかり過ぎてる。買い替えた方が良さそう」

Aさんも「なるほど!」と納得して、結局5万円の乾燥機を買うことにしました。結果、足りないどころか、5万円のおつりがきたので、それは2人の子どもたちの引っ越し費用の足しにすることにしましたとさ。めでたしめでたし。

石木ダムを造るという前提で考えると445億円でも安いとなるのでしょうが、その前提を外せば、445億円もかけてダムが必要なのか?という根底からの見直しができます。

必要なところに必要な金額を!

何が必要で何が不要か、行政も市民も、常に勇気をもって見直したいものです。自分ちの家計簿なら常にやっていること。難しいことではないはずですが…

デモタイが取材?!

昨日、YouTubeにアップされたこの動画をぜひご覧ください。

制作、配信は「デモクラシータイムス」です。

「石木ダムは造らせない」~抵抗の半世紀を生きて~

現地で闘い続ける住民の話にじっくり耳を傾けるだけでなく、支援者や、強制収用に反対する議員連盟の代表(当時)や、なんと石木ダム推進派(石木ダム建設促進佐世保市民の会会長)にもしっかり話を聴いています。

推進派の市民が、これほど長く丁寧に語っているのは、私も初めて見ました。
貴重な記録です。
ジャーナリスト高瀬毅氏の手腕は無論ですが、取材に応じてくださった寺山会長にも感謝したいと思います。

 

寺山会長:できれば速やかに退去してもらって、そこにダムができるのが望ましい。工期がまた3年延びたようだが、待ちます。今まで待ったんだから。

高瀬氏:なぜそこまで?

寺山会長:水不足は佐世保市が抱えている深刻な問題だから。過去に大変な苦労をしてきた。このところ水が止まらないのは幸いにも天候がうまくいっているから。いま下水道工事をどんどん進めている。水洗トイレが多くなると水の使用量は多くなる。減っていくなどというのは考えられない。

高瀬氏:データを見ると、水の需要も人口もどんどん減っているようですが、それについてはどのように?

寺山会長:その辺はわかりかねます。

その辺のところを寺山会長と一度じっくり語り合ってみたいな~などと思いながら私は聴いていました。
皆さんも30分ほどお時間のある時にぜひクリックしてみてくださいね。

ところで、「デモタイ取材旅」の「デモタイ」というのは、「デモ隊」ではありませんよ。
デモクラシータイムスの略。

元朝日新聞編集委員などを中核に3年半前から独立系ニュースメディアとしてスタートし、現在7万人近い登録視聴者がいるそうです。毎日、なにがしかの番組を配信し、すでに1000本近い番組を配信しているとのこと。
覗いてみませんか。サイトはこちらです。
https://www.youtube.com/channel/UCIIhko3gMRId9cCteX1eu-Q/videos

佐世保市民の生の声を聞きたい

新聞投稿欄でそう呼びかけたのは一人の長崎市民。職業はカトリック神父。テレビのドキュメンタリー番組を観て、「今どき、このような人権侵害の公共事業が許されるのか」との疑問を抱かれた。

その番組はこちら。

NBC長崎放送

9月22日(火)「ダム予定地に生まれて」

https://www.nbc-nagasaki.co.jp/tv-topics/200955/

視聴者の心に何かを残す作品で、反響が大きいからか、複数回放映された。今回で3回目かな?何度見ても心が揺さぶられる。初めてご覧になった神父様なら尚更だろう。そして、率直な思いを綴られ、最後にこう問いかけた。

「今、佐世保の市民たちはどう考えるのだろうか」

 

客観的に理路整然と書かれているのに、私は、何故かいきなり頬を打たれたような衝撃を感じた。書かれていること全てがその通りなので、あまりにも明確に突きつけられ、一瞬叱咤されているように感じてしまったのだろう。

しかし、決してそうではない。この方は私たち佐世保市民を非難しているのではない。素朴に知りたいのだ。本当に市民は石木ダムを望んでいるのか?と。行政側ではなく、市民の生の声を聞きたいのだ。

この記事を見た佐世保市民が、一人でも多く、答えてほしい。正直な思いを。この声の欄に。あるいはこの方へ直接。あるいは自分のSNSで。

少なくとも自問自答してほしい。私はどう思っているの?と。

続く闘争 見通せぬ解決

収用から1年の特集記事の第2弾。https://this.kiji.is/680586847587992673

1面の大見出しは「続く闘争 見通せぬ解決」だった。


なぜ闘争が続いているのか、なぜ解決が長引いているのか、考えながら読んでほしい。

23面はほぼ全体が石木ダム特集記事で埋め尽くされ…https://this.kiji.is/680584265152087137?c=174761113988793844


これでは読み辛いので3つに分割して貼付ます。


治水面でも利水面でも、推進派と反対派の主張は平行線で噛み合わないことが書かれている。

こちらは裁判に関する経過のまとめ。


これまでの判決の全てが住民側すなわち反対派の敗訴となっている。この記事を見て、多くの人が、やはり行政側が正しかったんだね、と思うかもしれない。私も昔はそうだった。裁判官は正しいと思い込んでいた。だって、正しくない判決で、無実の人が死刑になったりしたら大変だから。たまには冤罪事件もおきるかもしれないけど、それはごく稀で、ほとんどの判決は正しいのだろうと単純に思っていた。

しかし、刑事事件と民事事件は違う。まして、行政訴訟というヤツに至っては、ほとんど住民側に勝ち目はないことを数年前に初めて知った。(勝率は1割以下)
国や県など行政を相手に住民が裁判に訴えても、裁判官は行政のプロの主張より素人の住民の主張の方が正しいなどという勇気はなかなかないだろうし、プロの間違いや誤魔化しを見抜くにはよほどの能力と努力が必要かもしれない。その上、国の怒りを買うような判決を出して飛ばされた事例をいくつも見聞きすれば、忖度感情が無意識に働いてしまうことも大いにありそうだ。

その結果、私たち原告にとって不当判決が出され続けているが、私たちは決して諦めない。却下されても控訴し、再び却下されても上告し…と挑戦を続けている。これは私たちの権利を守る闘いなのだから、諦めるわけにはいかない。

米国の人種差別抗議デモ、香港の民主化デモと本質的には同じ。国家や法律の不当性に気づいても泣き寝入りしていては状況は変わらない。何とか良い方向に変えようと必死に抗議する人々がいる国は健全だと思う。

来年の9月、新聞にはどのような見出しが躍っているだろう。
それは知事の決断次第。
賢明な判断で、こうばるの持続可能な未来への扉を、開いて頂けると信じたい。

強制収用から1年

昨年9月19日、県はこうばる住民の土地を全て強制収用した。それから1年という節目に長崎新聞が特集した記事です。https://this.kiji.is/679897718457173089

団結小屋…10年前は6人いたおばあちゃんたちも、今では2人だけになってしまった。時々覗くとサカエさんもマツさんも笑顔で話してくれるが、寂しさは隠せない。「私もだんだん弱っていく気のするよ」これは体のことをおっしゃっていると思うが、それは座り込みに来るメンバーも同じ。

「変わらぬ日常」とは、一般県民の日常とは違う。県が始めたダム建設計画によって翻弄され、自分たちの暮らしを守るために闘い続けねばならなくなった日常である。

25面の記事には、川棚町民の想いや佐世保市民の想いも伝えている。

佐世保市民については、「将来を考えると必要なのだろう。現地の人たちには申し訳ないが」(70代男性)「水不足を感じることはない。でも貯水率は気になる。ダムの必要性もわからない」(20代女性)という2人のコメントが紹介されていた。

確かに、これは一部の市民の本音だと思う。私たちが街頭署名活動などしていても、そう話す人に出会うこともある。

しかし、そうではない本音、「もうダムは要らんやろ。いま足りとるのに。これからは人口も減るし。それより漏水を減らさんば…」という本音もよく聞く。その声を紹介しなかったのはなぜか?

これは、今年2月におこなったアンケート調査。記者が市民の声を拾った同じアーケード街で。ダムは「必要」18%、「不要」53%、「わからない」29%でした。

一昨年、同じ長崎新聞がおこなったアンケート調査でも、佐世保市民に限ると「不要派は47,4%」と書かれています。

この人たちの声も拾って欲しかった。

佐世保市民「将来必要だろう」

この小見出しは残念!それはあくまでも、一部の佐世保市民の声であることを知ってほしい。全文を読まず、見出しだけインプットしてしまう読者も多いのだから。。

 

座り込み900日!

石木ダム建設のための付け替え道路工事に抗議する座り込みが、ついに900日となりました。

と言っても、それは第4次座り込み(2016年7月25日)から数えて…ということ。

県がこの工事に着手したのは、なんと10年前の2010年3月24日。抗議行動は27日から始まりましたが、当初は女性ばかりでやっていました。

男性は会社勤めや農作業の仕事があるので…こうばるの女性と佐世保の女性、合わせても10人足らず。そこで、案山子を作って、私たちと同じようにゼッケンや鉢巻をさせて…遠くから見ると、沢山いるようにみえるでしょ?こうばるの女性たちは、お茶目でユーモアたっぷりです。

その後まもなく男性たちも参加するようになりましたが、7月22日で県は工事を中断しました。この年は厳しい猛暑に見舞われ、熱中症で亡くなる人が続出。当時はかなり高齢のおばあさんたちも参加していたので、もしものことがあったらどうする?と知事に進言して下さった方が現れたからです。

その後、涼しくなってからも再開されることはありませんでしたが、2014年7月30日に工事が再開され、第二次座り込みも始まりました。

ところが、この時の工事は1週間で県の方から自主中断。というのは、抗議行動をする住民や支援者を通行妨害を行っているとして、裁判所に仮処分を申し立て、その決定が出るまで工事は中断することに決めたからです。仮処分の決定は通常1~2ヶ月で出されるそうで、そのくらいは待てると思ったのでしょう。

しかし、実際には8ケ月もかかり、県は予定が大幅にズレてしまいました。再開したのは2015年の5月19日。この日から反対派も第三次座り込みを開始。

この頃から、帽子にマスクとサングラス、お揃いの服装で座り込むようになりました。顔を出して抗議すると、スラップ訴訟で処分を受ける可能性が高いことを学んだからです。

第三次の工事は業者との契約が終わる2016年1月29日で再び中断、この年の7月25日にいよいよ第四次の工事と抗議行動が再開されました。

2016年10月、県は2度目の仮処分申し立てを行いましたが、工事も抗議行動も休むことなく続きました。

この頃まで工事現場ゲート前での座り込みでしたが、

2017年8月下旬、県との話し合い決裂以降、工事現場の中に入って、重機の前に座っての抗議行動に変化していきました。

こちらは昨年9月13日、700日目の座り込みです。

そしてこれが今年8月26日の写真。900日達成の記念写真。声高に叫ぶのではなく、静かに背中で語る…かっこいいですね!

皆さん、応援よろしくお願いします!

石木川まもり隊サイト更新中


強いストレスで8月に入って体調を崩してお休みに入っているダム湖の中に住んでいるほずみですが、石木川まもり隊のサイトが全然ブログ以外更新されていないことをずっと気にしていましたので、1人ほそぼそと更新していっています…
といっても、本当に素人なので、あんまりいじれないです。
文章を変更していったり、ちょっと画像を加えたり…
一番気になっていたのは、
1,「石木ダム問題とは
2,「石木ダム問題がわかるビデオ
3,「あなたにできること
の部分でした。
そこを少しずつ改善していっています。

2020年6月20日(土)の夕方に全国放送された「報道特集」では、放送直後にきっと多くの人が石木川まもり隊のサイトにアクセスしてくださったのではないかと思います。
アーカイブがありますので、見逃した人はこちらからご覧いただけます。
ダム予定地に生まれて
そこで、一番の入り口としてこの三つのページが大事ではないかと思いました。
特に、支援をしたいけれどどうしたらいいですか?に対するアンサーが一番重要そうでした。
あなたにできること」は少しごちゃついていたので、スッキリさせています。
まだ完了していませんが、石木ダム問題を知ってアクションを起こしたいなと思った人は参考にしてみてください。

こうばるショップにも「ほーちゃん直筆お礼状(寄付)」という商品を作ってみました。
石木川まもり隊を通じて地元や裁判の原告団に寄付ができるような仕組みも整備したいと思っています。

監視カメラについて

2020年7月21日(水)から突如話題になり出した、石木ダム問題の監視カメラについてダム湖の中に住んでいるほずみより現状の問題についてご報告申し上げます。

わたしは、7月21日にツイッターでこんなつぶやきをしました。

長崎県の石木ダム建設問題では、住民がまだ住んでいるのに関連工事として付け替え道路工事を強行しています。
そこで、地元の住民と支援者のみなさんらが抗議行動を行なっているのですが、
なんのためなのか工事現場のあちらこちらに監視カメラが設置されています。

最近では、工事現場以外の場所にも監視カメラが設置されているので困っています。
これはダム湖の中に住んでいる地元住民のほずみの部屋から撮影したものです。

拡大してみると、建物が写っていますね。

これは、石木ダムの生活相談所という建物です。

この相談所の屋根の上の高いところに監視カメラが設置されています。
しかも、わざわざ工事現場から移動してここに持ってきたそうです。

この先に見える景色は、私の家とご近所のIさんの家、奥にKさんの家も見えます。

税金を使って監視カメラをたくさん購入して、ほずみの部屋を覗き見しようとは…
再度主張しますけど、わたしの部屋からカメラが見えるのです。
カメラからわたしの部屋も見えてるに違いない。
だって部屋から撮影した写真に監視カメラが写っているでしょ?

わたしの家の洗濯物もカメラに写っているようです。
税金を使って監視カメラ購入しそれをわざわざ相談所に移動させて、ほずみの下着を盗撮しようとは…

この他にも、住民側を監視するカメラが他に2箇所あるようです。

みなさんにクイズです。
この山のどこかに監視カメラがあるのですが、どこにあると思いますか?

答えはここです。

拡大したらよくわかります。

もう一箇所は、ダムの本体工事の場所。

監視カメラの下では、本体工事に向けてボウリング調査を行なっています。
このカメラのすぐそばに、おばあちゃんたちが通っているダム小屋があり、カメラにはIさんの家、Nさんの家も写っていることでしょう。

みなさんは、こんなプライバシーのない生活をどう思いますか?
よく「洪水防止のためにダムはないよりあったほうがマシ」という人がいますが、
「洪水防止のために地元住民は存在しないのが望ましい」ですか?

「下流の多くの命を守るためにほずみは消えていなくなれ!」と面と向かって言えますか?

監視カメラを使って住民を覗き見することはただの嫌がらせです。
私たち住民がダム事務所や河川課に申し出ても聞きません。
この現状を多くの人に知っていただき、「おかしい」と言ってほしいです。

これらの監視カメラが撤去されることを望んでいます。
みなさんのご協力をよろしくお願いします。