石木ダム建設のための付け替え道路工事に抗議する座り込みが、ついに900日となりました。
と言っても、それは第4次座り込み(2016年7月25日)から数えて…ということ。
県がこの工事に着手したのは、なんと10年前の2010年3月24日。抗議行動は27日から始まりましたが、当初は女性ばかりでやっていました。
男性は会社勤めや農作業の仕事があるので…こうばるの女性と佐世保の女性、合わせても10人足らず。そこで、案山子を作って、私たちと同じようにゼッケンや鉢巻をさせて…遠くから見ると、沢山いるようにみえるでしょ?こうばるの女性たちは、お茶目でユーモアたっぷりです。
その後まもなく男性たちも参加するようになりましたが、7月22日で県は工事を中断しました。この年は厳しい猛暑に見舞われ、熱中症で亡くなる人が続出。当時はかなり高齢のおばあさんたちも参加していたので、もしものことがあったらどうする?と知事に進言して下さった方が現れたからです。
その後、涼しくなってからも再開されることはありませんでしたが、2014年7月30日に工事が再開され、第二次座り込みも始まりました。
ところが、この時の工事は1週間で県の方から自主中断。というのは、抗議行動をする住民や支援者を通行妨害を行っているとして、裁判所に仮処分を申し立て、その決定が出るまで工事は中断することに決めたからです。仮処分の決定は通常1~2ヶ月で出されるそうで、そのくらいは待てると思ったのでしょう。
しかし、実際には8ケ月もかかり、県は予定が大幅にズレてしまいました。再開したのは2015年の5月19日。この日から反対派も第三次座り込みを開始。
この頃から、帽子にマスクとサングラス、お揃いの服装で座り込むようになりました。顔を出して抗議すると、スラップ訴訟で処分を受ける可能性が高いことを学んだからです。
第三次の工事は業者との契約が終わる2016年1月29日で再び中断、この年の7月25日にいよいよ第四次の工事と抗議行動が再開されました。
2016年10月、県は2度目の仮処分申し立てを行いましたが、工事も抗議行動も休むことなく続きました。
この頃まで工事現場ゲート前での座り込みでしたが、
2017年8月下旬、県との話し合い決裂以降、工事現場の中に入って、重機の前に座っての抗議行動に変化していきました。
こちらは昨年9月13日、700日目の座り込みです。
そしてこれが今年8月26日の写真。900日達成の記念写真。声高に叫ぶのではなく、静かに背中で語る…かっこいいですね!
皆さん、応援よろしくお願いします!