ジャーナリストまさのあつこの視点

あるMLに、ジャーナリストのまさのあつこさんから「他のMLに書いたことの自己転載です」とのメールが流れてきました。

読んでみると、22日流会になった有識者会議についてでした。

たいへん興味深い内容だったので、ご本人の許可を頂いて、転載させてもらいます。

 

先進国ではもうほとんど作らなくなったダム事業については、自民党時代から、
国交省の内部ではこのままではいかんと考えている人はいたと私は見ています。

自民党政権下で、金子大臣、金子副大臣、ダブル金子の下でも、ダムの見直し的
な検討会が開かれました。2回開いたところで、政権交代となりましたが。

このときも完全非公開で、アタマ撮りだけ取材者OKでした。
(民主党政権下ではじまった治水のあり方会議は、当初、あたかもその延長線上
 にあったと見るしかないような資料が使われていました)

自民党政権下でも、市民は完全にシャットアウトだったので、アタマ撮り取材者
として入った私は、「公開してください」と、その場で有識者に対して求めまし
たが、

このときは、片山さん(自民党大臣へとスカウトされる前)や
今回の有識者会議にも起用されている「会議の政治学」の著者森田朗氏も
“有識者”として座っていましたが、やはり、無言でした。

このときは、しかし、金子自民党副大臣が立ち上がり、マイクを握りしめて
「一回だけはやらせてください」と、私のリクエストに対応しました。

「今ここで決めてください」「一回だけは(非公開で)やらせてください」と応酬がありまし
た。

しかし、今回は、奥田建副大臣と、津川祥吾政務官、2人の民主党政治家がいて

単に取材者が公開を求めたのではなく、

長崎から、「今日決まってしまったら私たち13世帯は強制収用されるんだ。
1000円、2000円集めてくれて私はきたんだ。たった2時間の会議で何が議論され
るかを聴きたいんだ。長崎に帰って報告しなければならないんだ」と言っている
のに、ピクリとも動かず、なんの指示も出しませんでした。

奥田副大臣と津川政務官は、会議室の入り口に対して背中を向け、振り向きもし
なかったのです。

だから最初は2人が座っていることすら気づきませんでしたが、いつも2人が座
る席を知っているので、背中にじっと目をこらして、2人が固まったまま座って
いるのを確認し、

「奥田副大臣。大臣の諮問機関なんですから、大臣がいない以上、副大臣が判断
する権限があります。」「津川政務官、とりなしてあげてくれませんか」と求め
ても、フリーズしたままでした。

自民党副大臣以下です。

まさの

 

まさのさんのご了解を得る時に得た情報ですが、

週刊金曜日3月2日号の金曜アンテナにこの件について記事を書くそうです。

関心のある方は、是非「週刊金曜日」を買って読んでね。

きっと、もっと詳しい、面白いこぼれ話が満載かもしれませんよ。

 

あ、それから、

「あくまでML向けのメモで、てにをはとか、主語述語がかなり乱雑でお恥ずかしい」

とおっしゃっていました。

そう添えてくれるとありがたいって。

どこが???と思いますが、さすがプロですね。

お約束通り添えました。

 

これからもまさのさんのご活躍を期待しています!

 

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

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