今年もまた、恒例の石木ダム促進パレードの日がやってきました。
今まで9月にやっていたのに、今年から『水の日』にあわせてやることになり、
といっても、今年の水の日(8月1日)は明日月曜日なので、
一日早く、今日、7月31日に開催されました。
佐世保市長のあいさつから始まって、
こちらは、中村法道長崎県知事、
続いて、
長崎県議会議長、佐世保市議会議長、石木ダム建設促進市民の会会長などの挨拶、
来賓として国会議員をはじめ県議、市議、県土木部長や佐世保市水道局長などなど、
お偉いさんがずら〜り。
まるで夏祭りの神輿でも担ぐかのように、おそろいの法被を着て勢ぞろいです。
そして、スピーチはと言えば、
『水の日』の普遍的な趣旨からは程遠い、
石木ダムを早く造りたい、そのために頑張ってます、これからも宜しく!
みたいなことばかり。
もう聴き厭きたな〜と思いながらも、
佐世保市長の発言には、「?!」と感じる部分がありました。
今回の国による検証結果が出れば、事業認定のほうも進展があるだろう。
それに沿って粛々と進めたい。
今からがまさしく正念場!
というような内容でした。
地権者の皆さんには聞かせたくない言葉。
今日午前中、ビラ配りのお手伝いに来て下さった地権者のSさんとKさん、
やっぱり早く帰ってよかったね。
一方知事は、
「ダム建設はふる里を失うことであり、地権者の痛みを忘れてはいけない」とか、
「誠心誠意」「全身全霊を込めて」「地権者の理解を求めていく」と言うけれど、
地権者の皆さんの意志は変わりませんよ。
ムダな税金とエネルギーを使うのは、もうお止めになったほうがいいのになぁ・・
JA会館でのセレモニーが終わると、いよいよアーケード街をパレード。
いつものように音楽隊を先頭に、
「石木ダム建設は佐世保市民の願い」の横断幕の後は、
市長や知事や議長など、
続いて議員さんの列、
県職員や市職員や水道局職員の列、
そして、「石木ダム建設促進市民の会」の明細のようなプラカードが続き、
その後ろに市民の列。
なんでPTA連合会がダムを推進するのでしょう?
その上、森林組合や水産振興協議会まで?
「森は海の恋人」と言われるくらい、
森の栄養分を海に送る川の役目は重要なのに、
ダムを造ったら、その役目は果たせなくなるのに・・
ペレ—ドの終点、島瀬公園に着きました。
今年は、パネルがたくさん展示されてました。
夏休みの自由研究の役に立つように…とのことでしたが、
しっかり、子どもたちを「教育」してますね〜
ここでしっかりお勉強した良い子は、
渇水になると、お風呂に入れない、トイレが流せない、給食が出ない、プールに入れない、
たいへんだー!
でも、ダムがあると水が貯めておけるから安心なんだね。
と刷り込まれてしまいそう。。。
ところで、このイベントに先だって、
私たち(「石木川まもり隊」と「水問題を考える市民の会」)は、午前中、
同じアーケード街で、「石木ダムは要りません」のチラシ配りをやりました。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/ishiki/2011/08/01095732.shtml
場所が1時間しか使えなかったけれど、用意した600枚は50分でなくなりました。
そして、皆の共通の感想として、
久しぶりのビラ配りだったけど、以前より、感触がいい。
「ご苦労さん」とか「頑張って下さい」とか声をかけて下さる人が増えました!
ほんの少しだけど、嬉しい変化です。
県や市の刷り込み効果が薄れてきたのかな?
それとも、私たちの小さな声が、少し届き始めたのかな?
どちらにしても、嬉しいナ