県、仮処分申請

昨日午後、長崎県は付け替え道路工事への妨害を禁止するよう求める仮処分命令を
長崎地裁佐世保支部に申請しました。
 
夕方のニュースの記事を転載します。
(下線は私が入れました)
 
 

東彼・川棚町に建設が計画されている石木ダムをめぐり、県は、きょう、建設に反対する地権者の関連工事への妨害に対し、法的措置にでたことを明らかにしました。
県は、ダム完成後に水に沈む県道の代わりとなる道路工事に着工するため、先月30日から、現地を訪れていますが、工事に反対する地権者らに阻まれています。このため県は、地権者など23人を相手取り、付け替え道路工事への妨害を禁止するよう求める仮処分命令を、きょう午前、長崎地裁・佐世保支部に申し立てました。浅野土木部長「これ以上この状態が続いても、なかなか進展がないということを判断した。今後必要な工事を進めていくためには、別の方法をとらざるを得ない」申し立てでは、立ちふさがる、座り込むなどの方法で、通行を妨害してはならないことや、決定通知がなされてから5日以内に、テントや、横断幕を全て撤去することなどを求めています。県は、裁判所の決定が出るまで、工事の着手を見送る方針です。

 

NCC http://www.ncctv.co.jp/news/

石木ダム建設事業で付け替え道路建設工事を地権者らが妨害していることに対し、県は工事を妨害しないよう求める仮処分を長崎地裁佐世保支部に申請しました。県と佐世保市が東彼・川棚町に建設を計画する石木ダムは地権者13世帯が建設に反対しています。先月30日からはダムで水没する道路の代わりとなる付替え道路の建設を始める予定でしたが県職員が予定地に入ろうとするたびに地権者が通行を妨害しています。道路建設のための用地の買収はすべて終わっています。県は、地権者や支援者23人に対し通行を妨害しないことや県有地に地権者らが建てたテント、横断幕の撤去などを求める仮処分を申請しました。また、裁判所の判断が出るまで、工事をしないことも地権者に伝えたということです。これに対し地権者の代理人を務める馬奈木昭雄弁護士は「強権力を発動する前に納得いく説得をするのが先だ。説明をしている最中に司法の場に打って出るなど到底納得できない」と話しています。

 

NBC http://www.nbc-nagasaki.co.jp//news/nbcnews.php#4

東彼・川棚町に計画されている石木ダム事業で長崎県は、道路工事への着手を妨害している地権者らの行動を禁じるよう命じる仮処分を裁判所に申し立てました。石木ダム事業をめぐって県はすでに買収済の土地で先月30日から「付け替え道路」の工事に入る予定でした。しかし、反対地権者らは「ダムの必要性について納得いく説明をするのが先」だとして、工事関係者の立ち入りを阻止する抗議行動を続けてきました。県は1週間以上にわたり説得してきましたが、地権者側が阻止行動をやめないことから法的措置に踏み切りました。県は7日、裁判所に対し地権者らが行っている工事の妨害行為を禁じるよう命じる仮処分を申し立てました。仮処分の決定が出るまでの間、長崎県は付け替え道路の工事を中断する考えです。今回の仮処分が認められても地権者の阻止行動を強制的に排除することはできません。しかし県は裁判所の命令が出ればそれを守って妨害行為をやめてほしいとしています。これに対し地権者の岩下和雄さんは「県が仮処分を申し立てようと、必要性のないダム工事には反対の姿勢を貫く」としています。

 

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

「県、仮処分申請」への1件のフィードバック

  1. 長崎県土木部は、勝手なもんだ、と感じた

    まだ、石木ダム建設反対地権者が、道路敷設に反対、と言っています。



    なぜ、強権を発動して、裁判するのか、頭を疑う。



    当り前ではない。



    普通、勝手には出来ない。一方的だ、と思う。



    それを行政が、無視して、石木ダム建設を行なおう、としていること事態、冷静さがない。



    将来、石木ダム建設が出来なければ、必要としていない道路は、長崎県民の税金の無駄、となる恐れがある。



    また、その時は、長崎県土木部長が責任を取れるのか。

    更に、河川課長が責任を取れるのか。



    国民の税金の無駄遣いを、裁判官は、認めるはずがない。



    勝手に、長崎県が筋書き通り考えたことであって、ダム建設を前提としたものの、何物でもない。



    まずは、公平に考えられることは、長崎県と石木ダム建設反対地権者が、話合うことである。



    が、しかし、長崎県はそれを履行しようとしていないのは、明らかである。



    僕は、長崎県土木部が行おうとしている、道路の件は、まだ、地権者が反対している現状では、時期が来ていないから、時期焦燥である、と思う。



    故に、「大義」がない、と感じた。



    どう、裁判がなるのか、注目したい。



    諫早湾干拓の失敗を繰り返さぬように、お願いしたい。



    日本の財政赤字は、1,000兆円の重みを、為政者たちは、感じていない。



    公共事業で失敗したのを、また、過ちを犯そうとしている。



    改革が必要だ、と思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です