全国集会の報告その2は、予告通りアンケート結果についてお伝えします。
回答者総数は、145人。
来場者の正確な数はわかりませんが、(見た感じでは500人近くいらしたような気はしましたが…)
資料の袋をお渡しした数は454人。
それでいくと、約3人に1人の方がアンケートに応えて下さったことになり・・・
このような高い回答率というのはなかなかありませんよね。
しかも、感想がびっしり書かれているものも多く、裏にまでかいて下さった方が何人も…
事務局一同、大変有り難く、じっくり読ませて頂いているところです。
アンケート項目ごとに見ていくと、
20代=2名 30代=8名 40代=5名 50代=29名
60代=58名 70代=37名 80代以上=5名 不明=1名
佐世保市=71名 川棚町=13名 長崎市=16名
その他の長崎県内=26名 長崎県外=19名
団体=50名 その他=14名
水源連=15名
ライフさせぼ=4名
4. 集会に参加して、石木ダム問題について、どのように思われましたか?
計画通り建設する=1名
計画を止める=143名
その他=1名
現地見学会=72名 講演会=28名
意見交換会=46名 研究発表会=22名
・スケッチ大会、ウォーキング大会、釣り大会、自然観察会、川遊び、援農
・促進派との討論会、ミニ学習会を継続的に各地で開催、地元と市民との対談
・街頭チラシ配布を継続的に、ブックレットの発行
5番の項目は「集会のご感想をどうぞ」というもので、ここに多くの熱い感想が寄せられていました。
行政のヤラセに負けないでください。私たちもヤラセと闘っています。(香川県:内海ダム)
地権者の方が若くてしっかりしていることに驚きました。
川内野さんのような人材をもっと活かして頂きたいと思いました。
非常に説得力のあるお話が多く、感銘を受けました。(秋田県:成瀬ダム)
市民へのミニ学習会を広く継続的に続けていくことが大事です。(熊本:川辺川ダム)
県内から寄せられた感想の多くは、同じ県民として、
嘘で固められた原発同様、ダムは無駄という真実が明らかにされることを確信しました。(長崎市)
節水を進める松山市では食器洗い機購入に補助が出て節水効果が上がっている。
佐世保以北は全国でも有数の地滑り地域。山の水を抜くだけで結構利用できるのでは?(大村市)
「佐世保市民の声」の各々の方の話も、とても面白かったです。
県との討論会を開き、県民にテレビで見てもらったらどうでしょう?(長崎市)
さて、肝心の佐世保市民の感想はどうだったかというと…
市民として水不足の時は節水を頑張ります。
水不足で命を失くした人はいませんでした。ダムを造るなんて本当に不必要だと思います。
今日ここに来てみて本当に良かったです。(60代)
難しいことはあまり分かりませんが、自然を破壊すると二度と元には戻りません。
また、日常生活で佐世保市が水不足だとは認識していません。(50代)
知事や議会を説得するにはどうすればいいのだろうかと思う。(60代)
私は川棚生まれで、現地にも時々遊びに行っている。大好きな場所です。
水道料金、ムダな税金をもう使ってほしくない。(60代)
この問題の本質は、人間が自然とどう関わっていくのか、ということだと思います。(40代)
長崎県・佐世保市は、東電や国の官僚と同じだと思った。
造ったら、だれが得をするんだろう?(30代)
あの時の断水とダム建設は関係ないというのが、私の意見です。
初めてこのような集会に参加しました。
今後、フェイスブックにて訴えていきたいと思います。(50代)
そして、自分に何ができるか考えさせられる集会でした。(50代)
高田元知事の機動隊導入は、当時関心の無かった私もTVを見て腹が立った一人です。
30数年間闘ってこられた石木の方に頭が下がる思いです。
水が足りないと煽って、公共事業がやりたい政治家と業者の姿が目に浮かびます。
切実な市民の問題であると認識しました。(70代)
まだまだたくさんのご感想をお寄せ頂きました。