3分ドキュメンタリー:石木川のほとり 第2弾

第2弾はこちら。「ゲンジボタルの乱舞」



長崎県川棚町を流れる石木川はゲンジボタルの生息数が多いだけでなく、川幅が狭いために手が届くほどの近さでホタルが乱舞する様子を楽しめるのが特徴です。

石木川では例年5月中旬からゲンジボタルが飛びはじめます。
コロナ禍によって2020年に引き続き今年も中止となりましたが、石木川のほとりでは5月最後の土曜日に「ほたる祭り」が催され、この祭りの前後が乱舞のピークと言われています。

ゲンジボタルはサナギから羽化して成虫になると、1〜2週間程度しか生きていけません。
この短い間にメスとオスは光でコミュニケーションを取り合い、交尾をして子孫を残します。
地元の方によると2021年は例年よりも羽化が早く、5月中旬頃には乱舞がはじまっていたとのこと。
そのため発光や飛翔のピークは過ぎていたかもしれませんが、それでも見応えのある乱舞を見ることができました。

今回はあえて字幕を入れずに編集しました。
日本の原風景とも言える景色をお楽しみください。

以上は撮影者村山氏によるキャプションです。

こうばるのホタルを何度も見てきた私には、正直なところ、「乱舞?」と思ってしまいました。
こうばるの皆さんも今年のホタルは寂しい・・とおっしゃっていました。

それはきっと、昨年夏の豪雨のせいかもしれません。
7月10日の線状降水帯による豪雨のときは、

例年ホタルが乱舞する辺りでも、このようにゴーゴーと荒れ狂ったように流れていました。

県が工事用の重機を搬入するために造った仮設道路も崩れてしまうほど、流れの勢いは激しかったのです。この時期のホタルはまだ卵か幼虫か・・川岸や川底で暮らしていたはず・・多くが流されてしまったのではないかと思われます。

その過酷な荒波を生き抜いたホタルたちです。
よく頑張ったね!
と言ってあげたい、そんな健気なこうばるのホタルです。

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

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