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カテゴリー: 石木ダム事業再評価
「市民による石木ダム再評価」を実施します!
「石木ダム事業の公正な再評価を求める市民の会」が、なんと、自ら『石木ダム再評価監視委員会』を開催することになりました!
1週間後の7月15日です。まもなくですね。
場所は長崎市立図書館の新興善メモリアルホール。
会場の広さの関係で、傍聴の定員は50名、先着順です。
遠くの方はオンラインでも傍聴できますが、事前申し込みが必要なので、QRコードから入ってくださいね。
事業着手から半世紀となる石木ダム建設。何度も工期延長を繰り返し、いつまで経っても完成しない事業が、本当に必要性があるのか無いのか、今度こそ公正な真っ当な再評価をしてほしいとして、同市民の会は、ダム事業に関する専門家(河川工学、水資源、環境等)を交えて審議することを県に要請したのですが、受け入れられませんでした。
20240628 県の回答
つまり、県の公共事業評価監視委員会には既に様々な分野の専門家がいるので、「個別事業の特性に応じた専門家を委員とする考えはない」との回答です。
しかし、『長崎県公共事業評価監視委員会運営要領』
https://www.pref.nagasaki.jp/shared/uploads/2024/03/1709526108.pdf
の「第8 委員会の運営」には、「事業の特性に応じた判断や技術的判断のために、委員会の承認を得て、外部の専門家等の意見を聞くことができるものとする」と書かれています。
任命まではしなくても、専門家の意見聴取が必要だと思えば、お招きすることはできるのです。
また、同委員会の方から、専門家を招いて欲しいと県に要望することもできます。
さらに、同運営要領には「委員会は必要に応じて…現地調査等を実施するものとする」とも書かれており、それについても委員会に要請しましたが、受け入れていただけませんでした。
長崎県も長崎県公共事業評価監視委員会も、専門家の意見も現地視察も必要無い、ということのようです。このままでは今回も形だけの再評価で終わってしまいます。
そこで市民の会は、もはや市民自身の手で真っ当な再評価をやるしかない!と決断し、専門家の方々のご協力の下、「市民による石木ダム再評価監視委員会」を開催することとなりました。
市民による委員会は少なくとも2回開催する予定です。県が行なう再評価の前と後です。
1回目は、これまでの再評価を踏まえて何が問題だったかを整理し、今年度の再評価で審議すべき課題は何か?注目すべきポイントは何か?委員の皆さんに議論して頂く予定です。
そして、それをまとめて、県や佐世保市、県の公共事業評価監視委員会に提出し、そのポイントについて審議して頂きたいと願っています。
2回目は、県の再評価委員会に提出された県の資料や審議内容について、市民の委員会で分析評価する。そして、後日それをまとめたものを意見書として県に提出する予定です。
ぜひ、多くの方の傍聴参加をお待ちしています。
と同時に、同市民の会では、『市民委員』も募集しています。
専門家がどんなに正しい意見を述べていても、それが聴いている一般市民に理解されなければ目的は果たせません。一般市民も委員として同席し、専門委員の説明に疑問や意見があれば述べてもらいたいと考えています。
チラシに書かれているるように、長崎県民で石木ダムに関心のある方ならどなたでも応募できます。名前や住所など明記の上、「石木ダム・ここが知りたい」という内容の文章を添えて、事務局までメールかFAXでお送りください。12日締切りです。
○オンラインでの傍聴申込はこちらから
https://x.gd/TOKQa
○市民委員の申し込みはこちらから
https://x.gd/Sig2n
または事務局までお申し込みください
メール toto29@kd6.so-net.ne.jp
携 帯 090-7456-2929(井上敏彦)
FAX 095-870-3034
奮って、ご応募ください。
お待ちしています! (*^▽^*)
石木ダム再評価って何?
いま進行中の6月議会で、県議会でも佐世保市議会でも、石木ダム再評価について話題になっています。
再評価?何それ?と思った方も少なくないかな・・
それはね、長―く続いている公共事業が、果たして本当に必要なのか?現時点において、そして未来においても必要なのか?それを見極めるための評価です。
そして、その評価の結果、今はもう必要性がほとんどないよねということが判明したら、その事業は中止して、その予算を、もっと必要なところに投入することができるのです。
それが公共事業の再評価制度で、5年に1度実施することが義務づけられており、それをしなければ、国からの補助金はもらえません。
そんな大事な再評価が、今年度石木ダムについて行なわれるのです。
しかも今回は、工期の延長や事業費の増額が決まるかもしれない、さらに重要な再評価です。公正に慎重に審議してもらいたいものです。
しかし、再評価の実態は、残念ながらそんな希望とはほど遠いものです。何故でしょう?
その事実や背景を指摘し、本当に有意義な再評価を実施していただくための請願を佐世保市内の4団体が請願書を提出しました。
20240605佐世保市議会への請願書
その請願についての委員会審議が下記の要領で行なわれます。
4団体による趣旨説明も行ないます。よかったら傍聴にいらしてください。どなたでも傍聴可能です。!
日時:7月2日(火)10:00~
※ 傍聴希望者は9:50までに市役所3階の議会事務局で、傍聴の申し込みを済ませてください)
問い合わせ連絡先:090-6171-5810 michi30@hyper.ocn.ne.jp
厚労省ヒアリング 石木ダム再評価
2021年1月26日、公共事業チェック議員の会事務局長大河原雅子衆議院議員による石木ダムに関する厚労省ヒアリングがおこなわれました。
ほぼ1年前にもヒアリングがおこなわれました。
2020年2月13日議員会館大会議室にて
この時も進行役は大河原議員でしたが、その他にもたくさんの議員や市民が参加しました。
同じく2020年2月13日のヒアリング時の写真
今回は、コロナの問題があり、厚労省水道課の担当職員2名と大河原議員、そして水源連の共同代表の嶋津氏と遠藤氏だけが参加。
地元こうばる住民の方、佐世保市民、石木ダム対策弁護団などはZOOMによるリモート参加となりました。
しかし、ZOOMは本当に便利ですね。
おかげで、昨年は遠くて参加できなかった佐世保支局のマスコミ記者の皆さんや、佐世保市議の方も傍聴することができ、そういう意味では良かったと思います。
さて、今回のテーマは、昨年3月、佐世保市水道局が厚労省に提出した石木ダム再評価についてです。
厚生労働省医薬・生活衛生局水道課への質問20200323と回答と再質問
水需要予測と実績値の乖離、その原因である予測値の算出方法の問題点(公式を無視した一日最大給水量の計算方法、実績も能力もある水源を保有水源として認めない理由、毎年250億円もの渇水被害が発生するという虚構に基づく費用便益比等)について、具体的に詳細に質問が提示されています。
しかし、この日、厚労省から届いた回答は紙切れ1枚!
20210126厚労省回答
唖然としました。これでは回答になっていません。まともに答える気はさらさら無いということでしょう。
それにもめげず、水源連のお2人は、再質問に沿って1つずつ丁寧に問い質していかれましたが、結果は同じ。
壊れたテープレコーダーのように、同じ言葉の繰り返し。
「一義的には・・・」
「事業主体において・・・」
「・・・に基づいて適切に」
「・・・と承知しています」
等の言葉を組み合わせて、何を聞かれても対応。
例えば、再評価を審議した検討委員会のメンバーの1人は、石木ダム建設促進市民の会の副会長であり、もう1人は石木ダム付け替え道路工事の入札に8回も参加している建設会社の社長ですが、そのような委員会で公正な再評価をできると思いますか?と質問すると
再評価実施要領には第三者の意見を聞くとなっていて、「佐世保市はそれに基づいて適切におこなったと承知しています」
応札者は石木ダムの利害関係者ですよ。そのような人を第三者委員会のメンバーとするのはおかしくないですか?
人選については、「事業主体において」定めることとされています。
では、その人選が偏っているとか、問題ありだとしても、国は関知しないということなのですね?
関知しないということではなく、「事業主体によって適切に」対応されるべきことと「承知しております」
といった繰り返しです。
話がかみ合わない。
まるで日本語が通じない外国人と話しているよう。
これがいわゆる官僚答弁というものなのでしょう。
テレビの国会中継で出てくるアレですねー
若くして本省の課長補佐になるような優秀な方は、上司の姿勢にしっかり学んでいらっしゃる!
お見事でした!
しかし、その結果、私たちの疑問は何1つ解明されず、超消化不良!
胃もたれ状況でムカムカしています!
今回の回答書の中で、厚労省は「事業主体において適切に対応されるべきものであり、各々の事業の進め方の詳細は、把握していません」と平気で宣っていますが、それで許されるのですか?
国民の税金ですよ。血税ですよ。
今はコロナ対策に、いくらお金をかけても足りない時ですよ。
市や県がどのような評価の仕方をしても国は把握しません。
申請されれば補助金は出します。
それでは、何のために再評価をやらせているのですか!
昨年11月長崎新聞のインタビュー記事の中で、佐世保市の水需要予測は「過大」との指摘もあるが、との記者の問いに対して、佐世保市長はこう答えています。
「私たちは国の指針に基づいて予測し、国から事業の補助金をもらっている。国に認められた予測であり、市が独断で決めていない」
つまり、この水需要予測、そこから生まれた再評価結果については国にも責任があると市長は言っています。
どちらの主張が正しいのでしょう?
互いに責任回避しているとしか思えません。
厚労省の新水道ビジョンには、こんなことも書かれています。
利用者に対する情報提供体制、利用者の意見を事業経営に取り入れる体制が整備されることとします。
しかし、佐世保市民の多くは石木ダムなど望んではいませんよ。第一水不足だと思っていません。
そのことを知ってほしくて、今回、以下の資料を提示しました。
「佐世保市まちづくり市民意識アンケート調査報告書」
市が2~3年に1回おこなっているもので、その結果報告書は佐世保市のホームページから閲覧できます。直近の平成30年のものはこちらです。
https://www.city.sasebo.lg.jp/kikaku/seisak/documents/2018_houkokusyo.pdf
その14ページには「まちづくり」に大切な37の分野(医療、防災、雇用、公共交通、福祉等々)をあげ、それに対する市民の満足度が数値で示されています。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2021/01/CCI_000497-722x1024.jpg)
「水の安定供給」についての満足度が非常に高いということは、ほとんどの市民は水不足を感じていないという証です。
続いてこちら106ページには、水の安定供給のための施策に関する重要度の回答結果が示されています。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2021/01/CCI_000498-722x1024.jpg)
一方、「水源確保」は4割にも達していません。
そうはいっても4割の人が水源確保を望んでいるのかなと思っていましたが・・・どうも、そうではなさそうです。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2021/01/CCI_000499-722x1024.jpg)
・石木ダムは必要ないのではないか。
・HPにはダム建設のメリットのみ書かれていて・・・
・本当に必要なのか、説得力に欠ける。
など、否定的な声ばかりでした。
この調査は、市が無作為に抽出した16歳以上の市民3,500人に郵送されたアンケートで、信頼性は高いと思います。そして、その結果を集計分析したのも市であり、市民=市水道使用者の実感を一番よく分かっているのは佐世保市自身のはずです。
なぜ市は、それを無視して石木ダムに固執するのでしょうか?
また市水道局は、「利用者の意見を事業経営に取り入れるべき」との水道ビジョンをなぜ無視するのでしょう?
水道ビジョンはお飾りですか?
そんな思いをぶつけたところ、「このアンケートについては知らなかったので佐世保市の方に問い合わせます」とのことでした。
どうぞしっかり問い質してください。このアンケート結果を水道政策にどう生かしているのかと。よろしくお願いします。
おそらくまた、「佐世保市の説明によると・・・でした。事業主体である佐世保市が適切に対応されることと承知しております」なんて回答が返ってくるのでしょうが。(*_*;
445億円に膨張した石木ダム事業費
石木ダム関連事業費92億円膨張
私たちが石木ダム関連事業費の増額に気づいたのは今年6月です。6月4日付けの建設通信新聞デジタル版を見て初めて100億円近い増額を知りました。水道局に問い合わせると、令和元年度再評価資料に公開済みだと言います。
https://www.city.sasebo.lg.jp/suidokyoku/suigen/documents/siryouhenn_151-200.pdf
この資料の6ページの表4.1がそれです。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2020/09/9811a59b75407791ed3ebebca5bb164c-1-1024x722.jpg)
虫メガネで見てもわからないような小さな文字なので拡大してみます。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2020/09/9b8fb45fe540b9e523b58c321602da17.jpg)
え?合計で445億円?(この表の数字の単位は千円なので、ここは、44,550,000,000円ということ)
いつの間に?これまでは353億円だったはず…
前回(平成24年度)の再評価資料を見てみると、
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2020/09/50961f420219c6c79a18f2510697d316.png)
やはりそうです。
そこで、この2つをわかりやすく1つの表にまとめてみました。
細かい区分は省いて、各設備費の合計額を算出し、用地補償費・調査費・事務費は合計して諸経費としました。
![](https://ishikigawa.jp/wp-content/uploads/2020/09/b64265c50b8e8f054244a03d26ab2043-1024x941.jpg)
ダム負担金と水源地整備費は変化無しなので、水道設備関連の事業費が92億円増え、全体として石木ダム関連事業費は353億円から445億円に膨れ上がったということがわかります。
この件について、再評価の委員会審議のときも、議会報告のときも、一切触れられていません。議員の皆さんも何も聞いていないとおっしゃっています。
水道局はそれで問題無いとお考えのようですが…
公共事業の再評価制度の目的は何でしょう?
それは「透明性の確保」です。
人口減少社会における財政難の中で大型公共事業を進めるには、「効率的な実施及びその透明性を一層確保することが重要」と厚生労働省の再評価実施要領にも書かれています。
そして、再評価は定期的なものの他に、大幅な工期延長や事業費の増加があった場合にも行わねばならないとあります。今回の再評価では工期の延長については検討されましたが、事業費の増加について全く触れられなかったのは不思議です。
新聞によると、事業費が増加した理由は、ダム建設に伴い、近隣の老朽施設を統合して整備する方針に改めたためで、市水道局は「別々に整備するよりも大幅なコスト削減になる」とのことです。
そうかもしれません。だとしたら、なぜそのように説明しないのでしょう?いかなる理由にせよ、事業費を増やしたことは確かなのですから、その理由を、再評価や議会の場で説明すべきです。事業費を負担するのは私たち市民なのです。
445億円もの事業費が妥当かどうか議会に諮るべきです。それほどのコストを払っても私たちは石木ダムを必要としているのかどうか、市民にも考える機会を与えるべきです。
例えば・・・
大家族のAさんちでは、ずーっと前から洗濯機がもう1台欲しいと思っていました。いよいよ買おうと思って電器店に見に行くと、10万円の洗濯機の他に、5万円の乾燥機があり、セットで買うと13万円にしてくれるそうです。
「いまお使いの乾燥機もそろそろ買い替えなきゃいけないのでは?セットで買うと2万円もお得ですよ」と店主は勧めます。
でも、Aさんは10万円ほどしか用意してなかったので、あと3万円は何かを削って調達せねばなりません。帰宅して家族と話し合いました。
長男「来年になったら僕は県外就職するので、僕の分の洗濯はなくなるよ」
長女「私も看護学校の寮に入るから、私の分も減るはずよ」
妻「それなら、洗濯機はもう買わなくていいわね。今ある1台で間に合いそう。それより、確かに乾燥機は新しいのが必要かも。今のはかなり古いから、電気代がかかり過ぎてる。買い替えた方が良さそう」
Aさんも「なるほど!」と納得して、結局5万円の乾燥機を買うことにしました。結果、足りないどころか、5万円のおつりがきたので、それは2人の子どもたちの引っ越し費用の足しにすることにしましたとさ。めでたしめでたし。
石木ダムを造るという前提で考えると445億円でも安いとなるのでしょうが、その前提を外せば、445億円もかけてダムが必要なのか?という根底からの見直しができます。
必要なところに必要な金額を!
何が必要で何が不要か、行政も市民も、常に勇気をもって見直したいものです。自分ちの家計簿なら常にやっていること。難しいことではないはずですが…
真の再評価を!科学者の会&市民団体
3月2日8:30、「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の嶋津暉之氏は、佐世保市水道局を訪ねました。
手にしているのは、意見書です。
佐世保市の水需要予測は科学性が欠如している、やり直すべきだとして先月意見書を提出したばかりですが、今回は、費用対効果の算出が虚構であるとして、再検証を求め、再び意見書の提出です。
佐世保市水道の事業債評価に関する意見書その2
前回は私たちが代理で渡しましたが、今回は、科学者の会のメンバーであるご本人が直接渡されたのですから、水道局は、その重みをしっかり感じてほしいものです。
嶋津先生は何度も回答をいただけますか?と質しましたが、川野水源対策・企画課長は「検討する」としか答えませんでした。情けないです。。
私たち市民団体からも、公正な再評価委員会を設置して審議をやり直してほしいという申し入れをおこないました。
公正な再評価委員会設置の申し入れ書2020.3.2
また、前日の、3.1緊急市民集会の集会宣言も合わせて提出しました。
3.1緊急集会宣言2020.3.1
どの文書にも、「再評価やり直し」の文字がおどっています。科学者からも市民からもおかしい!と批判されるこの再評価をどうかやり直してほしい、その目的に沿った、中立な委員会を新たに設置して、しっかり検討してほしい。
回答を待っています。
委員会答申 茶番の石木ダム継続
2月28日、佐世保市上下水道事業経営検討委員会は、石木ダム再評価についての3回目の委員会で答申書をとりまとめ、その場で、佐世保市水道局長へ提出しました。
事務局案を全て「概ね妥当」と評価して、事業継続とする方針を認めました。
「概ね妥当」ということは、「完全に妥当」ではないということ。では、どこがひっかかるのかというと、需要予測が過大?ではなく、その逆で、もっと多く見積もって、4万㌧以上の新たな水源確保をしてほしかったな~ということ。「必要最小限」の開発では不安だな~ということ。
このグラフを見てほしい。現在よりも37%も増えるという赤線の予測の、どこが「必要最小限」か!?
ホッとしてる?またまた御冗談を。石木ダム促進を謳った水道ビジョンを一緒に策定したお仲間じゃないですか!その委員の方々が石木ダム中止なんて言うわけないでしょ?筋書き通りの茶番劇でした。
そして、
年度内にも国へ提出?というと、3月末を目途にしているように聞こえますが…
前回は、3月14日に答申を受け取り、その翌日には県を通して国へ提出してますからね~
私たちは、こんな結論有りきの再評価は認められません!国に提出する前に、やり直しを求めたいと思っています。急がなくっちゃ・・・
3.1緊急市民集会「石木ダム再評価」
緊急集会のお知らせです。
新型コロナウイルスの危機が広がっている中、なぜ今?と思われる方も多いでしょう。私たちも迷いました。今も気がかりです。しかし、危機は新型コロナだけではない。佐世保の行政や政治、社会も何か得体のしれないウイルスに侵されつつあるのではないか・・そのウイルスはどんどん民主主義を蝕んでいっているようです。
2月28日、第9回佐世保市上下水道事業経営検討委員会が開催され、石木ダム再評価についての3回目の審議が行われます。新聞報道によると、そこで答申案をとりまとめ、早ければその日のうちに答申するとのことです。
過去2回(1/23と2/6)の審議で、同委員会は水道局の説明を妥当と認めているので、「事業継続」との結論が示されるのは確実です。
しかし、今回の水需要予測については、学者の間から科学性が欠如しているとの意見書も提出され、予測のやり直しを求められています。が、そんなことにはお構いなし。私たち市民は傍聴も許されず、資料も配布されませんでした。このように市民を締め出すやり方は初めてのことです。
ダム建設費を負担する私たち市民県民は知る権利があります。水道局が教えてくれないなら、佐世保の水需要予測を批判した「ダム検証のあり方を問う科学者の会」の関係者をお招きして、教えてもらおう!水道局がどのような根拠で、どのような計算方法で水需要が増えると予測しているのか?そして本当に石木ダムは必要なのか?科学的に客観的に、具体的に、そして分かりやすく説明してもらおう!ということになりました。
講師は、「水源開発問題全国連絡会」共同代表の嶋津暉之氏で、科学者の会の事務局をサポートしておられる方です。
関心のある方は、ぜひお越しください!
マスクをお忘れなく。
消毒用のハンドジェルを用意してお待ちしています。
科学者の会が意見書 佐世保の予測「科学性欠如」
佐世保市が示した新水需要予測の結果がこちらです。「ダム検証のあり方を問う科学者の会」がわかりやすくグラフ化してくださいました。今回も過大な予測であることが一目瞭然です。
科学者の会は、2013年に続いて今回も、意見書を提出。問題点が具体的に書かれています。
その意見書と資料はこちら。
意見書 佐世保市水道の新水需要予測に関する意見書20200204
資料 意見書の図表
朝日新聞や毎日新聞も記事を掲載しています。
NCCも昨日報道していました。https://www.ncctv.co.jp/news/76485.html
各メディアが伝えているように、この意見書には、
・この水需要予測は、あまりにも現実とかけ離れていて、科学性が欠如している
・今回の新水需要予測を根本から見直し、科学的な根拠のある予測を改めて行ってほしい
という科学者たちの切なる要望が込められています。
しかし、水道局は、この意見書を委員に届けることを拒みました。
私たちは科学者の会の要請を受け、委員9名中、名前や住所のわかる方々には速達で郵送しましたが、名前は分かるが住所が不明、どちらも不明などのケースもあり水道局へ尋ねると、「個人情報なので言えない」と言われ、意見書を入れたレターパックを持参し、宛名を書いて投函して頂けないか頼むと、「それは私たちの仕事ではない」と。
確かに・・・。
しかし、科学者の会が、佐世保市民のために、佐世保水道の未来のために提示してくれた貴重な意見書を、委員の皆さんに渡さないでいいのですか?
それで客観性、中立性が担保された再評価の審議ができるのでしょうか?
この問題について市役所職員にも関心を持って頂きたくて、明日朝、市役所前でチラシ配りをします。
7:50 佐世保市役所バス停前に集合です。
お手伝い頂ける方、どなたでも歓迎。また、拡散よろしくお願いします。