「石木ダム」争点に浮上!

1月27日の長崎新聞の見出しです。

長崎県知事選、「石木ダム」が争点に浮上…「流域委員会」で現新攻防 https://www.nagasaki-np.co.jp/kijis/?kijiid=8f962217945d4addb3eef2e31f4788f6

紙面では、市民委員会(市民による石木ダム再評価監視委員会)が昨年、県に対し要請した「流域委員会」の設置と石木ダム建設問題をめぐる、知事選立候補者間での意見や立場の違いが報じられています。

ただ新聞の紙面だけでは、(文字数の制限もあるのでしょうが)、いま一つ分かりにくいですね。そこで、石木川まもり隊取材チームが有力2候補者の個人演説会に行き、お話しを聞いてきました。「石木ダム」に関する発言をピックアップして公開します。(全文はクリックしてご覧ください)まずは現職の大石候補の陣営からです。

佐世保市での個人演説会での石木ダムについての発言(大石陣営)

1月25日 佐世保市中部地区コミュニティセンター

大石賢吾候補 

石木ダムの話をさせてください。先ほど金子容三代議士が許せないという言葉がありました。私は普段から他の方々の非難は、僕はあの、金子先生がしているわけではありませんが、僕自身がそれをするようなことはしない人間でございます。
ですが、これ、この知事選挙に当たって、冒頭ですね、出陣式の日、いよいよ始まるぞといった時のコメントの中で、私は他の候補者の方がお話をしていたものをちょっと拝見をさせていただきました。 今、長崎県に必要なのは仕事ができるリーダーだ。と。
課題が多い長崎県において、その課題を解決し、長崎県を前に進められる、そういうできるリーダーが必要だ、と。そのために必要な要素を挙げられておりました。例えば、知識とか経験、ネットワーク、こういったものは納得します。おっしゃるとおりです。そういったものは必ず必要になります。だけれども、 4つ目に挙げてたものが覚悟だったんです。私は正直言うと、率直に申し上げます。違和感を感じました。私はこの 4年間、知事として皆さんと県民の皆様と向き合い、一つ一つの難しい問題もしっかりと向き合いながら取り組んでまいりました。


石木ダムもそのうちの一つです。私が就任した時、全く交渉が難しい、そんな状況でございました。私は現場に足を運び、反対派の方々ともお会いをいたしました 。あまり表の話以外のことはすべきじゃないかもしれませんが、公式的にあった回数よりももっと多くの回数、地元にも入らせていただいております。
そういう顔の見える関係でもありながら、工事は確実に着実に進めてまいりました。それはなぜか。この石木ダムが県民の皆様の川棚の皆様の命を守るため、そしてこの佐世保において利水、これは県民の皆様の命につながる大変大切なものです。
利水治水の面から必要不可欠な事業だからこそ、これは天秤に載っているものが他に何であっても、知事として揺るがない。そこに覚悟は必要なんです。私はこの 4年間、 4年前と振り返って情熱は変わっておりません。
県北の発展にかける思い、長崎県の発展にかける思い、これは全く変わっておりません。だけど、1個だけ明確に変わったものがあります。この県民の皆様の暮らしを守る、命を守る 知事としての自覚、これは知事としての覚悟、これは大きな明確な違いがあると私は最近明確に認識をしました。
それがなぜか、その違和感がきっかけだったんです。私、石木ダムを進めるにあたって、非常に難しい判断を重ねてきました。強制収用した土地もまだ県として手をつけられていませんでした。何かいびつに残っているこの土地、何でこんなふうになっているのか確認をしたら、強制収用地でした。

工事工程に沿って進める必要があるのに、そういう形では私が県民に対して説明ができません。県民の命を預かる長崎県知事として、ちゃんとそこは進めてくださいと指示を出しました。もちろん、関係者は本当によろしいですか?確認をします。ですが、先ほど申し上げた通り、天秤に乗っかっているものの重さは知事として、その重さは何物にも代えがたい。変えられない、絶対揺るがない、その大きなものなんです。県民の皆様なんです。

もちろん、13世帯の皆様も大切な県民です。
ですが、これについては結論が出ている事業です。しっかりと計画通りにまっすぐと進める。令和14年度までに完成させると決めたのは私、大石賢吾です。就任をして着実に進めてきましたが、どうしても間に合いません。
だから、その状況の進捗をしっかりと整理をして、いつまでにということを一回だけ改めさせていただきました。私はこの令和14年、必ず県民の皆様の命と暮らしを守るために完成をさせます。ですが、その仕事ができるリーダーに必要な要素に覚悟を上げている。その方がその完成を遅らせるかもしれないような、そんなことを申し上げたことは、私は強い違和感を感じました。大石は覚悟を持って今後もしっかりとこの問題に向き合います。これは佐世保市も佐世保市議会の皆様も、そして地域住民の団体の方々からも総意の要望を得ての知事としての覚悟です。
その覚悟を今持って、この選挙戦に立ち向かっていることをどうかご理解をいただきたい、そう思います。

全文はこちら

みなさん。こんにちは 大石賢吾でございます。ありがとうございます。4日目、最終日じゃないですけど、この声は4日目でございます。全力で発信し続けております。
まず、今日は日曜日の大変貴重なお時間をここにお集まりをいただいて、心から感謝を申し上げます。そして、先ほど来お話をいただいております全ての皆様に今日ここに来るまでの金子容三先生からも覚悟のお話がありました。
皆それぞれに大変難しい事情の中でここに立ってくださっていることだと理解をしています。そのことについて、本当に政治家の一人としても、心から敬意と感謝を申し上げをしたいでございます。本当にありがとうございます。
私は4年前。コロナ禍の中で、県民の皆様が何か変えてほしいと、どうかこの長崎県に変化を起こしてほしい、そんな期待を受けて戦いました。もちろん今後も県北は、私は県北の利害なくして長崎県の発展はないと、そのはっきりとしたメッセージを訴えてしっかりと 540票差ではありますが、しっかりと正真正銘、正々堂々戦って来させていただきました 。その時、皆様方が見えないところでお支えいただいていたこと、そのおかげだと思っております。
だから私はこの 4年間、その思いをしっかりと実現していく。その責任を、その重みを実感をしながらこれまで過ごしてまいりました。実績についてはもうここまで皆様方が話していただきましたが、この 4年間本当に大切にしてきたことは、国、県、市、そして地元の団体の皆様、地元の地域の住民の皆様お一人お一人、その方々のご意見、それでございます。
先ほど防衛産業の話ありました。農政もそうです。金子容三代議士がいろんな方々とつなげていただいて、環境を整えていただき、新しい動きをここ佐世保で前に進めることが今できようとしています。私は佐世保からの要望を受け、県庁に基地を所管する部局をまず作らせていただきました。
そこをきっかけに、私はこの防衛産業をここの佐世保の県北の地において新しい基幹産業としてしっかりとこの県北の発展につなげていく、大きな大きな施策の一つとして位置づけて、今取り組みを進めてきました これができたのは、地元から強い要望をいただいた団体の皆様方、そしてこれをしっかりとまとめ上げて県に上げてくださった佐世保市そして、これをしっかりと実現という形に道筋をつけて動かしてくれた金子容三代議士。この関係があったからこそ、今、前に進んでいることであります。そして、この県北、一次産業も基幹産業でございます。非常にこの県北にしかない特徴的な大切な基幹産業であると私は認識をしております。その生産の現場では、それぞれの生産者の方々がそれぞれの課題を認識しながら、それをどうにか乗り越えよう頑張っていらっしゃいます。
それを支える支援のグループの方がいらっしゃって、それを県の職員、また市の職員とまた県の振興局の職員、しっかりと吸い上げて県に上げてくれます。じゃあ、みんなでそれをどうクリアしていこうか。県単では難しい、県単独では難しい。これを国に上げるとき、今、農林水産大臣政務官として力を尽くしてくださっているのが山本啓介参議院議員です。これも国、県、市、地元なんですよ。この取り組みがなくては、長崎県どの地域においても課題のクリアはできません。
私は常に地元の方の声を聞き、その声にどう応えるか、皆様方のお知恵を借りながら前に進めてまいりました。今、その 4年経って、新たな動きとしてようやく芽吹いてきたのではないかと思っております。これからもこの連携という形を、地元の声をしっかり聞くということを変えてはいけないと私は強く思っております。
そして一つだけ、石木ダムの話をさせてください。先ほど金子容三代議士が許せないという言葉がありました。私は普段から他の方々の非難は、僕はあの、金子先生がしているわけではありませんが、僕自身がそれをするようなことはしない人間でございます。
ですが、これ、この知事選挙に当たって、冒頭ですね、出陣式の日、いよいよ始まるぞといった時のコメントの中で、私は他の候補者の方がお話をしていたものをちょっと拝見をさせていただきました 今、長崎県に必要なのは仕事ができるリーダーだ。と。
課題が多い長崎県において、その課題を解決し、長崎県を前に進められる、そういうできるリーダーが必要だ。と。そのために必要な要素を挙げられておりました。例えば、知識とか経験、ネットワーク、こういったものは納得します。
おっしゃるとおりです。そういったものは必ず必要になります。だけれども、 4つ目に挙げてたものが覚悟だったんです。私は正直言うと、率直に申し上げます。違和感を感じました。私はこの 4年間、知事として皆さんと県民の皆様と向き合い、一つ一つの難しい問題もしっかりと向き合いながら取り組んでまいりました。
石木ダムもそのうちの一つです。私が就任した時、全く交渉が難しい、そんな状況でございました。私は現場に足を運び、反対派の方々ともお会いをいたしました 。あまり表の話以外のことはすべきじゃないかもしれませんが、公式的にあった回数よりももっと多くの回数、地元にも入らせていただいております。

そういう目の顔の見える関係でもありながら、工事は確実に着実に進めてまいりました。それはなぜか。この石木ダムが県民の皆様の川棚の皆様の命を守るため、そしてこの佐世保において利水、これは県民の皆様の命につながる大変大切なものです。
利水治水の面から必要不可欠な事業だからこそ、これは天秤に載っているものが他に何であっても、知事として揺るがない。そこに覚悟は必要なんです。私はこの 4年間、 4年前と振り返って情熱は変わっておりません。
県北の発展にかける思い、長崎県の発展にかける思い、これは全く変わっておりません。だけど、 1個だけ明確に変わったものがあります。この県民の皆様の暮らしを守る、命を守る 知事としての自覚、これは知事としての覚悟、これは大きな明確な違いがあると私は最近明確に認識をしました。
それがなぜか、その違和感がきっかけだったんです。私、石木ダムを進めるにあたって、非常に難しい判断を重ねてきました。強制収用した土地もまだ県として手をつけられていませんでした。何かいびつに残っているこの土地、何でこんなふうになっているのか確認をしたら、強制収用地でした。
工事工程に沿って進める必要があるのに、そういう形では私が県民に対して説明ができません。県民の命を預かる長崎県知事として、ちゃんとそこは進めてくださいと指示を出しました。もちろん、関係者は本当によろしいですか?確認をします。ですが、先ほど申し上げた通り、天秤に乗っかっているものの重さは知事として、その重さは何物にも代えがたい。変えられない、絶対揺るがない、その大きなものなんです。県民の皆様なんです。もちろん、 13 世代の皆様も大切な県民です。
ですが、これについては結論が出ている事業です。しっかりと計画通りにまっすぐと進める。令和 14年度までに完成させると決めたのは私、大石賢吾です。就任をして着実に進めてきましたが、どうしても間に合いません。
だから、その状況の進捗をしっかりと整理をして、いつまでにということを一回だけ改めさせていただきました。私はこの令和 14年、必ず県民の皆様の命と暮らしを守るために完成をさせます。ですが、その覚悟があるとできる仕事、仕事ができるリーダーに必要な要素に覚悟を上げている。
その方がその完成を遅らせるかもしれないような、そんなことを申し上げたことは、私は強い違和感を感じました。大石は覚悟を持って今後もしっかりとこの問題に向き合います。これは佐世保市も佐世保市議会の皆様も、そして地域住民の団体の方々からも総意の要望を得ての知事としての覚悟です。

その覚悟を今持って、この選挙戦に立ち向かっていることをどうかご理解をいただきたい、そう思います。そして最後に私はちょっとだけ未来の話をしたいと思います。今、世界は大きく変わっています。人口減少が進んでいます。
そして物価高騰。国際情勢は非常に競争が激しくなっています。そういう中で、 10年後、 20年後、どういう世界になっているか予想がつくのが非常に難しいです この話したので皆さんは分かっていらっしゃると思いますが。
だからこそ今新しいことを進めていく。この流れを止めてはいけません。僕は今ここ佐世保で、長崎県内で育っている子供たちが大きくなった時、おそらくこの子たちが活躍するその社会は、今より今よりももっと厳しい社会になっていると思います。
そういう社会であっても、活躍できるような人材にしっかり育てていく。知識能力を与えていく。その責任は今を生きている我々にあります。大人である我々にあります。そして、その引き継ぐ段階になった時、胸を張って自信を持って引き渡せる社会を作っていく。
その責任も今を生きている我々にあります。それをするためには、今変えなくてはいけないことを痛みを伴っても難しくても、政治家として実現していく、その覚悟が必要です。新しいことを進めるとき、必ず否定的な意見が出ると思います。
もしかしたら石を投げられることもあるかもしれません。私は知事として世代交代の旗印として、その先頭に立って、その変化を実現をしていきます。それを実現しようとする挑戦を応援していきます。しっかりと背中を押していきます。
若手がチャレンジするとき、なんで大石さん、長崎県は出る杭は打たれるんですか?先日言われました。僕は本当に悔しかった。若手がふるさとを思って、こうしなくちゃいけない、ここを変えなくちゃいけない。そう思ってチャレンジしようとしているのに、そこを押さえようとする人たちがいる。
もちろん、これまで今の長崎を作ってくれた人たちは先人たちです。そこにリスペクトもあるし、先輩方のお力を借りなくては先に進むことはできません。ですけども、社会は変わっているんです 世界は変わっていきます。
子供たちが大きくなった時に、その言葉、子供たちに胸を張って渡せる長崎を皆さんで作っていかなくちゃいけないんです。そういう新しいチャレンジをしっかりとここ長崎で起こしていかなくちゃいけない。そういう時にはりを 4年前にもどす、そういうことは僕は絶対やってはいけないと思います そんなことを知事として覚悟を決めました。
私は人生を賭して、この県北の発展、長崎県の発展のために働いていくと。ただそれだけをひたすらにしっかりと前に進めていく。その覚悟を決めております。どうか皆様、大石賢吾、その変化の先頭に立って、必ず必ず必ず皆様方が誇りに思うような自信を持って胸を張って子供たちに託せるような、そんな長崎県の未来を皆様と共に作ってまいります。
その思いをどうか受け取っていただいて、この選挙戦、僕に皆様の力を与えてください。どうか、よろしくお願いしたいと思います。前回は 239415 票いただきました。私は全ての方にお会いすることができておりません。
おそらく僕が知らないところで、知らない方が長崎変えようと、もう先に進まなくては、そういう思いを広めていただいて、その数字になったと思います。今回も同じ戦いが今続いています。どうか皆様、皆様だけではなく、どうかこの佐世保だけではなく、県内全域にこの思いを、皆様の今、胸の中にある思いをどうか広めていただきたい。
子供たちの未来のために、皆様方の未来のために、大石賢吾にどうか仕事をさせてください。どうかよろしくお願いします。

応援演説 宮島大典・佐世保市長

出陣式の時に私もお話をさせていただきましたが、今回の選挙で一つの争点となっているのが石木ダムの問題であります。石木ダムにつきましては、これまで半世紀以上にわたり永く続いている、まさに我々にとっては重く、また難しい問題であります。
しかしながら、この石木ダムというものが今まさにこの佐世保にとって必要だということを、改めて皆様方にご理解とご認識をいただきたいと思います。昨年、佐世保市は水道料金の改定値上げの決定をさせていただきました。
大変断腸の思いで、また苦渋の選択でありました。その大きな理由というのが施設の老朽化であります。この施設の老朽化というのは佐世保だけではなく、今全国的な問題であって、老朽化によって水道管が破裂をしたり、また陥没をしたり、まさに断水や事故が頻繁に起こっている。
これは佐世保市も例外ではありません。特に佐世保市は斜面地でありますので、施設の数が多い。斜面地では、例えばポンプで水を上げなければなりませんので、施設の数というものは多いし、また中には旧海軍時代から使っている施設も多くて、大変老朽化が著しい状況にあります。
したがって、この老朽化というものはまさに逼迫した問題であります。そうした中で、例えば石木ダムを作らずに水道管の整備をすればいいんじゃないか、そのような声もあります。しかし、老朽化をしているのは水道管と同時にダム本体も老朽化をしております。
特に北部水系の中核を占める山の田水源地。ここはもうすでに 120年、実は利用しているんですね。この耐用年数というものをもうすでに大幅に超えた形で使っている。もし大規模な地震などがあれば、ダム自体が決壊をするかもしれない、そのような逼迫した状況にいます。
また、一方で、佐世保市の水道料金を高くしているのは、やっぱり水道水源不足であります。水源がない。いわゆる我々は節水型の経営を余儀なくされているわけでありますが、水の量が少ないということは、当然単価、水の単価に我々は頼らなければならないということで、水道料金というものが高くなっている。
この状況というものは慢性化しておりまして、皆様方もご記憶かと思いますが、平成 6年、7年、あの頃には本当に深刻な生活を揺るがすような断水・渇水状況というものが続いておりました。人口減少時代に入った今でも、佐世保市の水の余裕というものはほとんどございませんで、今、私もずっと企業誘致に出てまいってトップセールスをかけておりますが、どうしてもそこに足かせになっているのが水がないということであります。
したがって、今この佐世保の水の状況、特に今、全国で渇水、昨年は起こりましたですね。このような状況を見れば、今の異常気象の異常気象の状況を見れば、いつどこでこのような渇水というものがここまた起こるかわかりません。
そのためには、万が一の備えというものをしっかりとしていかなければならない。その意味で、今、この石木ダムというものが喫緊の課題ということであります。昨年の夏、このようなことを、状況を受けまして、市議会の皆様方、また商工会議所の皆様方と一緒に県の方に陳情に出向きました。
その際に大石知事ははっきり言われたのは、この仕事というものは行政の重い責任である。令和14年の次のこの期限をそう延長をすることなく、自分の責任でこの事業というものを完成をするということを言ってくれました。
私はその発言の中に、政治家としての覚悟と、そして県民市民の生活を守らなければならないという政治家というものの責任というものを強く感じたところでもあります 。一方で、今回の選挙の中で、実は相手方の候補からこの石木ダムに関して流域委員会を設置をするという、そのような発言が出ました。
詳しくは申し上げませんが、この流域委員会を設置をすると、事業そのものの事実上見直しにつながるということであります。また、委員会を設置をすれば、当然 2年、3年というスパンがかかって、また14年の完成には程遠くなってしまいます。
これはやはり対話をするのではなくて、ややもすれば責任を逃れているんじゃないか、そのように捉えられても仕方はありません。大石知事は今、地元の皆様方に寄り添いながら、この事業というものを今丁寧に進めようとされています。
しかし、寄り添うことと、やはりこの計画を白紙に戻すこととはまた違う形であります。私はこの佐世保市のためにしっかりとこの大石知事とタッグを組みながら、また県議会、市議会の皆様方と一緒になって、この事業というものを必ず実現をしていかなければならない。そうしないと今の佐世保の生活というものは守れない。そのことを皆様方に改めて申し上げたいというふうに思います。

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皆様、改めましてこんにちは。佐世保市長の宮島大典です。本日は長崎県知事選挙4日目。皆様方には日曜日のご多用の中、また寒い中に多くの皆様方にお越しをいただきましたことに、私からも心から御礼を申し上げたいと思います。
この後、大石知事も元気な姿を見せてくれると思いますが、本当に若さを精一杯発揮をしながら、多くの皆様方に今心のこもった選挙戦を戦っていることを、まずご報告をさせていただきたいと思います。私からはこの県知事選挙というのは、長崎県のこれからを決める意味でも、また何よりもこの佐世保県北の将来を決める意味で大変重要な選挙であるということを改めてお伝えをさせていただきたいと思います。
ご覧の通りに出陣式の時に私もお話をさせていただきましたが、今回の選挙で一つの争点となっているのが石木ダムの問題であります。石木ダムにつきましては、これまで半世紀以上にわたり永く続いている、まさに我々にとっては重く、また難しい問題であります。
しかしながら、この石木ダムというものが今まさにこの佐世保にとって必要だということを、改めて皆様方にご理解とご認識をいただきたいと思います。昨年、佐世保市は水道料金の改定値上げの決定をさせていただきました。
大変断腸の思いで、また苦渋の選択でありました。その大きな理由というのが施設の老朽化であります この施設の老朽化というのは佐世保だけではなく、今全国的な問題であって、老朽化によって水道管が破裂をしたり、また陥没をしたり、まさに断水や事故が頻繁に起こっている。
これは佐世保市も例外ではありません。特に佐世保市は斜面地でありますので、施設の数が多い。斜面地では、例えばポンプで水を上げなければなりませんので、施設の数というものは多いし、また中には旧海軍時代から使っている施設も多くて、大変老朽化が著しい状況にあります。
したがって、この老朽化というものはまさに逼迫した問題であります。そうした中で、例えば石木ダムを作らずに水道管の整備をすればいいんじゃないか、そのような声もあります。しかし、老朽化をしているのは水道管と同時にダム本体も老朽化をしております。
特に北部水系の中核を占める山の田水源地。ここはもうすでに 120年、実は利用しているんですね。この耐用年数というものをもうすでに大幅に超えた形で使っている。もし大規模な地震などがあれば、ダム自体が決壊をするかもしれない、そのような逼迫した状況にいます。
また、一方で、佐世保市の水道料金を高くしているのは、やっぱり水道水源不足であります。水源がない。いわゆる我々は節水型の経営を余儀なくされているわけでありますが、水の量が少ないということは、当然単価、水の単価に我々は頼らなければならないということで、水道料金というものが高くなっている。
この状況というものは慢性化しておりまして、皆様方もご記憶かと思いますが、平成 6年、 7年、あの頃には本当に深刻な生活を揺るがすような断水・渇水状況というものが続いておりました。人口減少時代に入った今でも、佐世保市の水の余裕というものはほとんどございませんで、今、私もずっと企業誘致に出てまいってトップセールスをかけておりますが、どうしてもそこに足かせになっているのが水がないということであります。
したがって、今この佐世保の水の状況、特に今、全国で渇水、昨年は起こりましたですね。このような状況を見れば、今の異常気象の異常気象の状況を見れば、いつどこでこのような渇水というものがここまた起こるかわかりません。
そのためには、万が一の備えというものをしっかりとしていかなければならない。その意味で、今、この石木ダムというものが喫緊の課題ということであります。昨年の夏、このようなことを、状況を受けまして、市議会の皆様方、また商工会議所の皆様方と一緒に県の方に陳情に出向きました。
その際に大石知事ははっきり言われたのは、この仕事というものは行政の重い責任である。令和 14年の次のこの期限をそう延長をすることなく、自分の責任でこの事業というものを完成をするということを言ってくれました。
私はその発言の中に、政治家としての覚悟と、そして県民市民の生活を守らなければならないという政治家というものの責任というものを強く感じたところでもあります 一方で、今回の選挙の中で、実は相手方の候補からこの石木ダムに関して流域委員会を設置をするという、そのような発言が出ました。
詳しくは申し上げませんが、この流域委員会を設置をすると、事業そのものの事実上見直しにつながるということであります。また、委員会を設置をすれば、当然 2年、3年というスパンがかかって、また14年の完成には程遠くなってしまいます。
これはやはり対話をするのではなくて、ややもすれば責任を逃れているんじゃないか、そのように捉えられても仕方はありません。大石知事は今、地元の皆様方に寄り添いながら、この事業というものを今丁寧に進めようとされています。
しかし、寄り添うことと、やはりこの計画を白紙に戻すこととはまた違う形であります。私はこの佐世保市のためにしっかりとこの大石知事とタッグを組みながら、また県議会、市議会の皆様方と一緒になって、この事業というものを必ず実現をしていかなければならない そうしないと今の佐世保の生活というものは守れない。
そのことを皆様方に改めて申し上げたいというふうに思います。また、もう一方で、我々は子育て支援なども一緒に県と市と連携をしてやりながら、やっぱり強い経済、この雇用というものを守っていただければなりません。
佐世保の中で一つの大きな方向性というのは、やはり基地の街、この基地の街というものをどのように活かしていくのか、ここが大きな課題でもあります。ご承知の通り、佐世保には海上自衛隊、陸上自衛隊、そして米海軍があります。
しかしながら、この経済効果というものをややもすれば佐世保県北というものは十分に享受ができていないのではないか。だからこそ、今、国と県と市が一体となって、この基地を生かしたまちづくりというものを進めようとしているのであります。
なかなか県の方には担当がいないということで、県議会からもずいぶん声が上がっておりましたが、大石知事はそこに県にしっかりとした基地担当の部署を備える 加えて、今度は防衛省からわざわざ人間を、人材というものを佐世保に引っ張ってきて、そして今この基地経済というものを活性化しようといただいております。
今こそ金子代議士、山本参議、そしてまた県知事、大石知事、そして我々が一緒になってこの基地経済を進める絶好のチャンスではないかというふうに思っております。どうぞ皆様方には、そのこともぜひご理解をいただきたいというふうに思います。
このように、大石知事は佐世保のために、県北のために 4 年間一生懸命頑張ってきたということを、皆様方に改めてご認識をいただきたいというふうに思います。特に大石知事はこれまで本当に佐世保に足しげく通ってくれました本当に私はできないないぐらい、本当にこの佐世保に来てくれたというふうに思います。
夜中にはですね、一人でぶらっと佐世保の街を歩いて、有名なハンバーガー屋の店主のおばさんと仲良くなってですね、そのような交流も図ったということでありますが、そんな知事は今までいなかったんではないかなというふうに思いますが、これこそが若さであり、また佐世保県北に対する思い、その証だと思っております。
大石知事は、これから佐世保のために必要な人物であります。しかしながら、 4年間ですね、本当にいろいろなこともあって、十分な仕事ができなかったというふうに思います。しかし、本当にこれからが 2期目がこれから本当の勝負であります。
今、種をまいて芽を吹いたもの、これを伸ばしていく。それが大石知事の 2期目の大きな仕事であります。これまで本当になかなか説明しても理解がもらえなくて悔しい思いをしたこともあったと思います。また、人知れずに泣いたこともいっぱいあったと思います。
しかし、必ず大石知事は佐世保のために、県北のために、そして長崎県のために必ずやり遂げる人物だと私は身をもって私は証明をさせていただきたい。そしてこれからも一緒になって、これからの発展につなげてまいりたいと思っております。
どうぞ今回の選挙、まさに大きな正念場ではあり、激戦地であります。皆様方お一人お一人が今日から投票日までに一人でも多くの方に大石知事を是非もう一回知事として頑張ってもらう。そのことをおっしゃっていただいて、来年の 2月の 8日、必ず当選をさせていただきますことを、私からもこのようにお願いを申し上げます。
改めまして大石知事に対しましても、このようにお願いを申し上げまして、私からの激励と心からのお願いをさせていただきます。どうぞご支持をよろしくお願い申し上げます。

金子容三衆議院議員 

また、ここで時計の針を 4年前に戻すか。石木ダムの問題、一番腹が立ちました。ふざけるな。あのことに関しては本当に許せませんでした。しかも、 5年、5年間、副知事やってた人ですよ。その人が今になって流域委員会を設置して、設置して対話をしましょう、そういう政策協定を反対派と結んでいる。これをやってしまったら、もう 2032年度にはできません。先延ばし。そんな悠長なこと言ってられません。また、事業費がかさんで、頓挫します。終わります。そのことがなぜわからないんですか。でも、皆様方にはご理解いただいていると思います。

全文はこちら
皆様、こんにちは。前衆議院議員で内閣府大臣政務官の金子容三でございます。
ここに来る直前まで、葛藤して悩みました。私の選挙はあります。私もやはり勝たなければいけないというふうな思いがありました。ならば、事を荒立てずに中立のままで行った方がいいのではないかというふうなお声もたくさんいただきました。
私は県連の選対委員長として、この自民党推薦が相手方候補の方に決まったというふうなことを受けまして、その過程については、いろいろ県連の方にも申し上げました。絶対に今回の選挙は分裂する、もめるから丁寧にやるべきだというふうにずっと言ってまいりました。
それでも県連の執行部は下々の話まで聞いてられん、というふうに私の意見を全く無視しました。その中であっても、選対委員会で 1票の差で推薦が決まったと。そのことについては、やはり重んじるというふうなことで、私は両方やらないというふうなことを文書で佐世保市民に対して提出をいたしました。
その後、自民党の本部がここに来て、自主投票でというふうなことが決定されました。その中で山本啓介参議院や外間議長や宮島市長や多くの方々が大石さんを応援すると。覚悟を持って応援するというふうなことを決意表明されて、今ここにあります。
私は、私の判断軸は、それが国益になるのか、そして長崎県北のためになるのか。この 1点、この判断軸でいろんなことを決めてまいりました。今回のこの判断軸をぶらしてはいけない。やはり政治家は信念を持ってことに取り組んでいかなければいけない。
勝ち負けじゃないんです。 ここで覚悟を決めて、この長崎県北のためにはどうしなければいけないかということを、最後の最後まで悩んで悩んで、今日ここに立ちました。大石さんこれまで 4年間、ここの長崎県北にどれだけ通いましたか。
ここまで通ったのはうちの親父よりも通っているんじゃないか。私が行くところには必ず知事もいました そんな知事、今までいませんでした。この 4年間、どれだけこの県北のことを見ていただいたか。仕事でもやってます。
私、知事とこの県北について、特に県北佐世保市は基地の町だから、これから防衛産業なんです。それをしっかりとやっていただくことが本当に知事にお願いしたいことなんです。そして私は防衛大臣政務官を昨年務めさせていただきました。
その中で過去、防衛省の次官、秘書官、そして防衛装備庁にも非常にパイプのある防衛省出身、長崎県の地方協力局のヘッドをやられていた方なんですけれども、その方にお願いをして、県に行ってくれないかと。今まで長崎県の中で防衛について一生懸命やってたことはありません。
大石さんになって、私お願いして人を送って、そしてこの人を中心に長崎の県北の防衛産業をまとめていただけないかとお願いをして、すぐにやっていただきました。そして今、その人は県庁に入っていろんな動きをして、もう佐世保市の防衛産業の確立のためにいろいろと動いていただいております。
まだまだ言えないこともありますけれども、今まで例えば東京のいろんな企業と米国の艦船の修理、そういったマッチングイベントというものを東京でやってたんですけれども、こういったものをこっちでやってもらえないかと、そういうふうな話も進もうとしています。そのようなことを今着々と現職の知事と進めてるんです。
知事が国とパイプがあるから、それで何か実現できるんですか?できませんよ。しっかりと地元の市、県、そして国会議員がワンチームとなって、そしてそれを国に働きかけ続ける。この動きが必要なんです。大事なんです。

一人で何でもできるわけない。国交省でいろんな経験があるから、パイプがあるからできますよ。絶対できません。それは今までもそうなんです。我々一緒にタッグ組んで来たからできたんです。それを今丁寧にやってるのが大石さんなんです。それを続けられるか。また、ここで時計の針を 4年前に戻すか。石木ダムの問題、一番腹が立ちました。ふざけるな。あのことに関しては本当に許せませんでした。しかも、5年間副知事やってた人ですよ。その人が今になって流域委員会を設置して、設置して対話をしましょう、そういう政策協定を反対派と結んでいる。これをやってしまったら、もう 2032年度にはできません。先延ばし。そんな悠長なこと言ってられません。また、事業費がかさんで、頓挫します。終わります。そのことがなぜわからないんですか。でも、皆様方にはご理解いただいていると思います。
私も覚悟を持って知事応援するとともに、そしてこの長崎県北を良くするために、私もしっかりと勝ち抜いてまいります。どうか皆様方、これまで以上、もっともっと頑張っていただかないと、もっともっとぜひとも皆様方のより一層の、より一層のご支援を賜りますよう、心より心よりお願いを申し上げまして、本当にありがとうございます。

山本啓介参議院議員 


4年前、我々は3期12年務めた中村県政に、なかなか動かない本県の課題の多くがあることを分かっています。石木ダムもその一つです。相手が会ってくれない、これからのこの事態を打開することができない。方法がない。だったらトップを変えるしかない。または、県庁のOBである中村県政においては、中村知事が一番県行政に詳しく、我々が都道府県の中でも知事等に要望するように、県議会議員が知事に要望した際、「いや、それはもうできないんですよ」とか「これまでやったことないんですよ」とか「予算はこの中でやるんですよ」とか、頭の中ですぐに答えが出てた しかし、知事は政治家でなければならないんですよ。できないことも、県庁職員に対して要望こんなのが上がってますよ。これからこういう考え方必要じゃないですか。こんな価値観が必要じゃないですか。そうやって県庁職員に対してできないものをできるように何か考えてください。そういう指示をするのが、私は知事が政治家である意味だと思います。我々も常にそのことで考え直さなきゃいけないな。この国政に送りだしてもらった3年間考えています。私たちは県議会も勉強しました。秘書も私はしてきました。だから、なかなか今のルールの中で皆様方の声を対策しよう、対応しようとしちゃう自分があるんですよ。私たちでもあるんです。これじゃちょっと無理だもんね。これまでやったことないもんね。いや、そりゃちょっとできないんじゃないかな。そうやってやっちゃう政治家が増えてるんですよ、今。でもそれじゃだめなんですよ。意味ないんですよ。
投票で選ばれる政治家はそんなことやってて、右から左にカレンダー通りに一年間無事に終わりましたじゃだめなんですよ。一つ一つ県民に寄り添い、石木ダムの地権者の方にも寄り添い、けれども、物事を決める、進める、そのことをやらなきゃいけないんです。
県政を 4年間、大石賢吾さんは進めてきました。石木ダム見てみてください。変わってるんですよ、風景は。過去何十年進まなかったところが、今もう半分以上進捗してるんですよ。その一つ一つの決断ができたのは何か。それは、地権者の方々とも何回も会っているからなんですよ 。相手と何回も面談し、相手の気持ちをしっかり受け止めた上で、自らの進む道をどんどん進んでいったからこそ工事が進んだんです。政治家、そんな決断がいるんですよ。
それを選挙直前になって、反対をしてる人たち、まさしく先ほどから皆様がおっしゃった、議会で反対している人たち。何を反対してるか。石木ダムを推進しようという決定決議に反対した人たちなんです。明確に反対を表示した人たちと組んだんです。政策協定したんです。

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私からもお礼を言わせてください。本日は日曜日。大変寒い中ですね、このように多くの方々が情熱を持って熱量を持ってお集まりいただきましたことに心から感謝を申し上げます。
本当にありがとうございます。それから、宮島市長、そして外間議長、さらには駆けつけていただき、候補者と一緒にですね、今日も走り回っていただきました。宅島県議、そして湊県議、そしてびっくりしましたね。現れた時には、金子容三さん、先日事務所開業して、いよいよ迫るその公示の日にね、向けて準備をしている中で、あの、自由民主党の長崎県連の混乱については十分皆様方もいろんな報道で伝わっているかと思いますが、やはり多くの職域がですね、その強引な決め方に反発をした。
しかしながら、県連は決定をしたものを上申する。この仕組み、少し冷静に説明すればですね、自由民主党の選挙対策要綱というものが党本部にありまして、その中には明確に全国都道府県知事選挙においては、その公認推薦を都道府県連の推薦決定の参考にして党本部が決めるというふうになっています。
やはり 47 都道府県がそれぞれその瞬間、その瞬間の自民党の勢力や様々ないざこざだけで左右されて選ぶべき正しい首長を選べない場合が多かったんですね。だからそういう時に党本部が外から、または高所から俯瞰をして、その都道府県の状況を見て、どれが一番いいジャッジなのかを考えるために党本部が決定するというふうになっているんです。
だから、県連が決めた時に、確かに選対委員会では決めたことに従うというのは確認されました。けれども、それは上申をして党本部が決めたことに従うということが常識であり、今もまだメディアの中では県連推薦、そしてそのことに反発した場合は処罰をするという報道がなされている部分がありますがでは、鈴木幹事長が記者会見で自主投票としますと言ったのは何を言ったの?
佐賀県連ですか、福岡県連ですか?違いますね。長崎県の知事選挙については自主投票とする。このことを言われて長崎県の党員に言ってるんですよ。私はこの決定に従い、思い切って今回の動きをさせていただいているところです。
湊君、こういう決定が出る前にですね、まあ飛び出しました。ただですね、皆さん、いつの時代も物事を動かすのは若い無鉄砲なんですよ。彼が走ったからこそ 大石さんも4年前は無鉄砲の一人だったんだと思います。
4年前、我々は3期12年務めた中村県政に、なかなか動かない本県の課題の多くがあることを分かっています。石木ダムもその一つです。相手が会ってくれない、これからのこの事態を打開することができない。方法がない。
だったらトップを変えるしかない。または、県庁の OB である中村県政においては、中村知事が一番県行政に詳しく、我々が都道府県の中でも知事等に要望するように、県議会議員が知事に要望した際、「いや、それはもうできないんですよ」とか「これまでやったことないんですよ」とか「予算はこの中でやるんですよ」とか、頭の中ですぐに答えが出てた しかし、知事は政治家でなければならないんですよ。
できないことも、県庁職員に対して要望こんなのが上がってますよ。これからこういう考え方に必要じゃないですか。こんな価値観が必要じゃないですか。そうやって県庁職員に対してできないものをできるように何か考えてください。
そういう指示をするのが、私は知事が政治家である意味だと思います。我々も常にそのことで考え直さなきゃいけないな。この国政をおくりだした 3年間考えています。それは私たちは県議会も勉強しました。秘書も私はしてきました。だから、なかなか今のルールの中で皆様方の声を対策しよう、対応しようとしちゃう自分があるんですよ。
私たちでもあるんです。これじゃちょっと無理だもんね。これまでやったことないもんね。いや、そりゃちょっとできないんじゃないかな。そうやってやっちゃう政治家が増えてるんですよ今。でもそれじゃだめなんです。意味ないんですよ。
投票で選ばれる政治家はそんなことやってて、右から左にカレンダー通りに1年間無事に終わりましたじゃだめなんですよ。一つ一つ県民に寄り添い、石木ダムの地権者の方にも寄り添い、けれども、物事を決める、進める、そのことをやらなきゃいけないんです。
県政を4年間、大石賢吾さんは進めてきました。石木ダム見てみてください。変わってるんですよ、風景は。過去何十年進まなかったところが、今もう半分以上進捗してるんですよ。その一つ一つの決断ができたのは何か。
それは、地権者の方々とも何回も会っているからなんですよ。相手と何回も面談し、相手の気持ちをしっかり受け止めた上で、自らの進む道をどんどん進んでいったからこそ工事が進んだんです。政治家、そんな決断がいるんですよ。
それを選挙直前になって、反対をしてる人たち、まさしく先ほどから皆様がおっしゃった、議会で反対している人たち。何を反対してるか。石木ダムを推進しようという決定決議に反対した人たちなんです。明確に反対を表示した人たちと組んだんです。政策協定したんです。変わらなきゃいけない。金子容三さん、そのことが一番不満なので、今日決定したんだと思います。決意したんだと思います。おそらく、職域支部が反発して、このような状況になっていますが 、おそらく地域支部も二つに分かれているんだと思います。
今回、いろんな決断がそれぞれの選挙または票、いろんな行動につながって、いろんな影響を及ぼすんです。そんな中にあっても、自らの信念を曲げない、自らの信念を皆様方に伝えて、それで判断していただく。まさしく政治家であろうと私は思います。
その覚悟にぜひとも皆様方もお支えいただきたいと思いますし、大石賢吾さんのこれからの新たな第一歩が、これまでの 4年間の実績から我々は推してるんだということを、今日ぜひともご理解をいただきたい。候補者に 15分は残しておかなきゃいけないんですね。
言いたいこといっぱいありますね。溢れてきますね。だけども、あの、私から伝えたいことは概ね話しましたが、大石さんの実績はですね、たくさんあるんです。一つ一つ申し上げるのは本当にあれなんですけど、分かりやすいことだけ少しだけ最後に触れたいと思います 例えば、我が県は全国で一番犬猫の殺処分が多かったんですよね。
当時就任してすぐその話が来ました。当時さん自ら SNS で誘いを探してほしい。様々なマッチングをしたりして、殺処分の数を減らしました。これは恐らく県民の一部の人たちとの細やかな約束だったんだと思います。
しかし、誰も何も言わないけれども、報道もしないけれども、一生懸命地道に4年間続いた。商工会経営指導員という形で職員の増強が欲しい。これまでも何度もお願いされたそうです。かつてはあったんだと思う。20年前以上に。しかしながら、どこも厳しいからといってできなかった。それを大石さんになって商工会経営指導員がしっかりと支援されることになった。保育士それぞれが賃上げをしなきゃいけない。保育士になろうとする人が少ない。少しながらでも県で独自につけたい。保育士の皆さんからの要望を受けて、年間2万円、支援をすることに決めました。こういう一つ一つを聞けばですね、ささいなことと言って処理されるかもしれないし、メディアも報道しないかもしれない。
けれども、この 4年間、確実にそういう取り組みを積み重ねてきて、感謝をしてからこそ、一次産業もそうです。トップセールスで一生懸命先頭に立って立って頑張ってつなげてきた。商売つながっていったから、過去 2番目に高い成長が今回できました。
そんなことの一つ一つを確認することもなく、4年間あの人なんかしたとねえ。実績ないやん。なんもできひんかったやん。そんなね、反対の言葉で我々が流されちゃいけないし、皆さんの力を借りてですね、その実績をしっかりと県下全域に広めて、新たな力を育てて、長崎県を引っ張ってもらおうと思って決断した 4年前をいま一度思い出していただいて たった4年で終わらせるんじゃない。
大石賢吾、次の 4年も是非とも託していただきたい。心からお願いを申し上げ、私からも伝えてさせていただきます。よろしくお願いいたします。

平田研候補

1月24日 川棚町中央公民館

もう一つ大事なことをお話をしておきます。石木ダムの話でございます。川棚川の流域の安全安心を確保していく、これは大変重要な課題です。そして、このことを確保するために、石木ダムの建設計画が今、現在あります。私はその建設については推進する立場であります。推進する立場ではありますけれども、今の現状の県の対応、つまり対話をしない、対話が進まないというこの状況が決していいとは思っておりません。事業を推進していくにあたりまして、丁寧に対応していく、丁寧に対応していく、意見も聞きながら対応していく。このことが事業を進めていく上で必要だと私は信じております。そのために、これから石木ダムの事業の推進に当たりましては、学識者の意見も聞きながらやっていくということを現在考えております。いずれにしても、丁寧に進めていく、これが基本でございます。建設推進をしながら丁寧に進めていくということを私はお約束をいたします。以上でございます。ありがとうございます 。

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皆さんこんばんは。ご紹介をいただきました。この度、長崎県知事選挙に立候補いたしました元長崎県副知事の平田研でございます。今日は大変寒い中をまた夕方のこの時間にこのように皆様お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。
また、こうした場を設けていただきました自由民主党の東彼の支部の方々、大変ありがとうございます。本当にありがとうございます。さて、長崎県知事選挙3日目となりました。私、初日に第一声を発しましてから、これまで県北を主に、そして今日は佐世保をスタートして、東彼杵、また大村、諌早と回りまして、またこちら川棚に戻ってまいりました。
私は長崎県で生まれ、長崎県で育ちました。長崎県に育てられたと言っていいと思います。この私、就職してからは 34年間国土交通省で勤務をしてまいりました。主にまちづくり。道路、防災、復興、公共事業の予算、建設業といったような仕事をしてきました。
秋田県にも出向しまして、地方財政の現場で観光の仕事、それから財政の仕事もやってまいりました。長崎県では 3年前まで副知事をしておりました。県政全般を見渡しながら、その中でも中小企業の対策、観光振興、インフラ整備、そういった事業をやってまいりました。
長崎県の課題、そして国の仕組み、国のネットワーク、そういったものも含めて、分かっている長崎県の進むべき方向性、これも分かった上で、私ここに今立っております。今回立候補をいたしました。私を突き動かしたもの、それは長崎県の現状に対する強い危機感であります。
先ほど来、長崎県の今の状況、九州でも低位で推移をしている人口減少、経済の状況、確かにその通りです。確かにその通りなんですけれども、私を突き動かした危機感、それはこの長崎の今の状況が単に低いレベルで行っているということではなく、このことが改善もされないまま、政策が適切に打たれないまま時間だけが経っている。
この状況、この状況に私は大変強い危機感を持ちました。皆様、この 3年、4年、長崎県のこの県政の状況をご覧になってていかがでしょうか。何か皆様のために、皆様が見ていて、県政が自分たちのことを考えてくれている。
県政が自分たちのことを考えて動いている、そういった実感がおありでしょうか。私は東京でその状況を見ていました。新幹線を始め、なかなかいろんな状況が進まない。そして、県内の経済界、あるいは役所の関係の人たち、政治の関係の人たち、いろんな方々が東京に来られた時に、いろんな話を聞きました 確かに動いていない。
そして、私がその立候補の時に思った危機感以上に、この長崎に戻ってきて、立候補を表明して、いろんな現場を回り、いろんな各地のいろんな職業の人たちから話を聞きました。私が思っていた危機感以上の危機感がそこにはありました。
一例を挙げます。長崎県の今、いろんな物価が上がっています。食料が上がっている、エネルギーが上がっている。その中で大変皆さん、県民の皆さんの暮らしも厳しい状況にある。企業経営の皆様方は人手も足りない。そうした大変厳しい状況にあります。
私は県内各地を回る中で、本当にその切実な声を、本当に切実な声を聞いてまいりました。しかし、今、長崎県が物価高騰対策、国からの予算が来ています。国からの予算が来てますけれども、その 3分の1も使っていない 本当に必要な物価高騰対策がすぐにスピーディーに打たれていない。
この状況、これが、これが全てとは言いません。これが全てとは言いませんけれども、この状況が今の長崎県の現状、県政がスピード感を持って、そして県民の皆さんに寄り添って、県民の皆さんのご苦労を感じながら仕事をしているのか、そのことについて私は強い疑問を持たざるを得ません。
私であれば、この状況すぐに、すぐに国の予算があるのであれば、真っ先に使って、そしていち早く県民の皆さんにメリットが届くようにしていく。それがやはり地域のリーダーの仕事なんです。地域のリーダーがある資源をそのままにしておいて、時間だけが経っていく。
この状態が決して許されるわけではない。私はそう強く思っております。長崎県、いろんな指標は確かに低位では推移しているかもしれない。しかし、考えてみてください この長崎県の私たちのふるさと、長崎県の持っている資源、魅力、そして人の素晴らしさ、もう一度考えてみてください。
長崎県内、優れた技術を持つ企業はたくさんあります。農林水産物本当に素晴らしいです。観光資源どこにも負けていません。素晴らしいんです。本当にどこにも負けていない。この東彼杵郡内考えてください。波佐見の陶磁器、全国の人たちが知っています。
全国の人たちが誇るこの陶磁器、そして彼杵のお茶。こんなに素晴らしいお茶はない。東彼杵町の製造業も航空関連の企業など、本当に先端の技術を持った素晴らしい企業が立地をしています。この大村湾、この波静かで穏やかな私たちの大村湾、大村湾の素晴らしさ、皆さんも本当に日々感じながら過ごしておられると思います この人、企業、そして農林水産業、自然環境、私たちの長崎県、こんなに素晴らしい、そして必ず伸びていく余地がある。
私はそこは絶対の自信を持って思っております。必要なのは政策です。必要な政策がスピーディーにちゃんと打たれていれば、私たちは伸びていける。それはなぜなら、長崎県の人たちが本当に素晴らしい、素晴らしい力を持っている、素晴らしい魅力を持っている人たちから、人たちだからなんです。
私はこの危機感の中で考えました。私、これまでの 34年間、34年間の国土交通省の勤務経験の中で、そして長崎県の副知事をしていた長崎県のいろんな中身を熟知している、この立場で考えた時に、これは私が絶対やらなければいけない。
そして戻ってきてさらに思いました。この状態、絶対に放置できない。今、長崎県を立て直さなければ、私たちの長崎県の未来はないんです。今必要なのは、明確なリーダーシップのもとに必要な政策をすぐに打っていく。
この今求められているもの、これがなければ、私たちの未来は実現できない。このことを今強い危機感とともに思っています。そして、私であれば必ずこれまでの経験、知識、ネットワーク、そして何よりも長崎県のためにこれまでの人生で蓄えたものを全て全て捧げるというこの覚悟、この覚悟によって、必ず皆さんと共に長崎県の未来を開いていく。
この強い思いを今持って皆さんに訴えをしております。この東彼杵郡の未来考えた時に、今申し上げた陶磁器産業あるいはお茶、いろんな素晴らしいものがあります。この魅力を、この資源をもっと伸ばしていくために必要なもの。
例えば、この東彼杵道路、東彼杵道路を皆さん日頃の205号の渋滞に大変苦労されていると思います。これがこの県北と県南をまっすぐに結ぶ。東彼杵道路がつながることによって、皆さんの日々の渋滞がなくなる。あるいは県民も皆さん、県北と県南が直結される。
この東彼杵道路によって未来の私たちの姿が一つ見えてきます。これは東彼杵道路。まだ着工まではされてませんけれども、国土交通省の方で今、手続きを踏んでいます。私も国土交通省で 5年間仕事をしておりました。
そういった事業についても、しっかりスピード感を持ってやっていくことができます。インフラ整備だけではありません。今の長崎県のこの状況の中で、色んなところの生活サービスが危機的な状況にあります 例えば、バス交通。バスの便が不便になったという話、県内各地でたくさん聞きます。
こういったものについて、また、医療や介護、それから子育て、そういったサービスについても、これから私たちが未来の未来を展望する中で持続できるのか、こうした不安をお持ちの方も多いと思います。そこのところに早めに手を打っていく。
このことも大変大切な地域のリーダーの仕事なんです。今、目の前の物価対策からもっと少し先を見た地域のサービスの維持、そして私たちの発展の種を植えていく。これが今、長崎県がやらなければいけないことなんです。
この私たち長崎県の未来を展望する上でやらなければいけないこと、これが今なされていない。そして、この中で必ずやらなければいけないのは、その未来の種を植えていく種まきをする人、そしてそれを育てていく人を地域のリーダーとして選んでいくことなんです 私は今申し上げたそういったことが自分では必ずできると思っている。
そして、その覚悟を持って今回、長崎県知事選挙に臨んでおります。今申し上げたこのお約束を果たしていく。そのために、どうしても今回の戦い、絶対に負けるわけにはいきません。負けられない戦いと言います。本当に負けられないんです。
なぜなら、私たちの未来を作っていくための仕事がそのまま先送りされるのか、それとも今、新しいリーダーの下でそういった仕事が進んでいくのか、その分かれ目に私たちはあるからなんです。この選挙は単にこの 四年間の知事が誰なのか、それを選ぶ選挙ではありません。
そのことももちろんあります。しかし、大切なのは、十年後、二十年後の長崎県の姿を描いて、そのために一歩ずつきちんと政策を打っていく、スピーディーに打っていく。そのことが問われているんです 十年後、二十年後の長崎県、この姿を考えた時に、皆さんたちがどのような選択をするのか。
これが皆様方のお子さん、そしてお孫さん、そういった我々の後の世代の人たちの影響が出てくる、こういう大事な話です。私は皆様と共に未来の長崎県に向かって新しい希望を作っていきたい、その一念であります。危機感を持ったそのことを申し上げました。
危機の反対語は希望です。危機の中から希望が生まれてくる。私たちはこの今、目の前で起きているこのいろんな課題を決して先送りしてはならない。先送りをしないために、今大切なこと、地域のリーダーをしっかり選んでいただくこと。
私はその仕事に必ず皆様にお約束したことを実施して、その皆様からの信任に耐えていく。その覚悟で今おります。皆様の未来を、皆様の長崎県への負託を、是非この私、平田研にください。今、大変厳しい闘いをしております。
現職が相手、しかも二期目の現職が相手です。二期目の現職、大変知名度もございます。私、平田研、副知事はしておりましたけれども、知事は知ってても副知事は知らない。これが今の現状であります。この現状の中でなんとか追いついて追い抜こうと追いついて、今、デッドヒート。本当に今大事な局面です。この2週間、残されたあと2週間の戦いの中で、皆さんの未来が長崎県の未来が決まっていきます。ぜひ皆様の未来を、皆様の選択を、この私、平田研にいただきまして、皆様と共に将来の長崎の姿を作っていく。
私は皆様のお一人お一人、お一人お一人の人生の活躍のその舞台を作るのが県のリーダーの仕事です。必ず皆様が活躍をし、あるいは安心して暮らせるこの長崎県の舞台を作っていきます。その舞台作りをぜひ私、平田研にさせていただきたい。
皆様のご信頼をいただきたい。そのために、この度の選挙、絶対に負けるわけにはいかない。皆様のお一人お一人のお力を、ぜひ私平田県にお貸しをいただきまして、そして多くの方にも広めていただいて、ぜひ新しい県政を実現してさせてください。
皆様と共に、私、即戦力として必ずお約束したことをやり抜くことを固くお誓いをし、また改めて皆様のご支援を賜りますことをお願いをしまして、今日の私の川棚町での東彼3町の皆様方に対するお訴えとさせていただきます。
今日は寒い中を本当においでいただきまして、誠にありがとうございました。もう一つ大事なことをお話をしておきます。石木ダムの話でございます。川棚川の流域の安全安心を確保していく、これは大変重要な課題です。
そして、このことを確保するために、石木ダムの建設計画が今、現在あります。私はその建設については推進する立場であります。推進する立場ではありますけれども、今の現状の県の対応、つまり対話をしない、対話が進まないというこの状況が決していいとは思っておりません。事業を推進していくにあたりまして、丁寧に対応していく、丁寧に対応していく、意見も聞きながら対応していく。
このことが事業を進めていく上で必要だと私は信じております。そのために、これから石木ダムの事業の推進に当たりましては、学識者の意見も聞きながらやっていくということを現在考えております。いずれにしても、丁寧に進めていく、これが基本でございます。
建設推進をしながら丁寧に進めていくということを私はお約束をいたします。以上でございます。ありがとうございます。

*以上、どちらも選挙戦序盤のお話でした。その後の言説に変化はあったのでしょうか?2月1日(日)のインターネットの討論番組(ReHacQ−リハック)での石木ダムに関するやり取りを見てみます。

リハック討論会 長崎県知事選挙(石木ダム関連) 2月1日 

大石候補:流域委員会開催の明確な根拠は存在せず

平田候補:流域委員会開催時、石木ダム工事は止める

大石 これまでですね、僕というよりも、本当に最近いろんな方々からよく僕自身聞かれることなので、せっかくですから聞きたいんですけど、あの平田さんに石木ダムについて。
これについての立場はですね、建設推進というお立場と聞きますけれども、あの流域委員会については、我々長崎県として、これについて今の時点で開催する明確な根拠は存在しないということで、議会でも答えをしています。で、これを開くとなると、いろんなですね、あのまあ影響も考えられますけれども、例えばその開催をしたという時に工事を止めるのかどうか、あの今後どうやって具体的にその進めていこうとされているのか。私はあの県職員も含めてですね、非常に丁寧に進めてきてくれていると私は認識をしていますので、それについてどういうことをイメージをされて、このご回答されているのか、ちょっとお聞きをしたいと思います。

司会 平田さん工事を止めるのかどうか、まずパキッとお答えいただいて、どういうふうにしていくのか、1分でお答えください。

平田 はい、あの短期間工事は止めます。で、流域委員会というものの位置づけをどう考えるかというところなんですけども、あの河川法に基づくその意見聴取の場というものを流域委員会と捉えて、そこにまあ何といいましょうか、より固い性格を与えるのかどうかというところなんですけども。要は、その学識者の意見をしっかり聞くという場を設ける、そのことが大事だと思っています。それは建設の推進と矛盾はしないと考えていまして、建設を推進する中にあっても、学識者がどう考えているか、それを聞いて、聞きながら事業のあり方を考えていく、このことは意味があると考えています。

司会 もしさらっとやれば、大石さん 30秒ほど。

大石 すいません二つになっちゃったんですけど、あの、意見を聞くということであれば、意見を踏まえて、それはあの、今後方向性を考えるということで、その理解でいいのかっていうことと、短期止めるとおっしゃいましたけど、その短期というもののどれくらいなのか、どこまでなのか、そこについてお考えあればお聞きしたいです。

司会 平田さん二つ。1分ぐらいですかね。答えてください。

平田 はい。まず、あの、どれぐらいかっていうことには、本当にそこは委員会といいますか、学識者の意見をどう聞くかということの位置づけとの関わりがありますので、今ここで何ヶ月とか何年とか、そういうことはその状況によるので今は申し上げにくい。いろんな話をしてみないとわからないという点があります。あと、1つ目は、どの質問です?

司会 大石さん回答ください。

大石 今のもちょっと答えにはなってないですけど、あの、聞きたかったのは、その例えば委員会が終わるまでですね。まで止めるとか、そういった明確なものがあるのかというのと、お答えになられなかった一つについては、その有識者の意見を聞きながら、今後の方針を考えるのが大切という話をされましたけれども、有識者のお答えによっては、方向性を見直すということをお考えになっていますか?

平田 そこはですね、最終判断を知事がするということに尽きると思います。いろんな意見出てくると思いますけども、その意見を踏まえて最終的に知事が判断する、それが全てだと思います。

司会 今の質問ちょっと答えていきますと、流域委員会と話し合った結果によっては中止する可能性があるってことでいいのかどうかと、あとその期間っていうのはどこまでなのか、そこちょっと教えてもらっていいですか。

平田 はい。流域委員会の意見の出方にもよりますけども、私自身は基本的に推進の立場ですので、推進する上でどういうふうな事業の実施のあり方にしていくかを考えていくということですし、あと、何ヶ月というのは、それは結局委員会の構成、それから位置づけをどうするかによって変わってきますので、そこはあの、今、何ヶ月とか期間を確定させて述べることはできないと考えています。

司会 ありがとうございます。大石さん、もしさらっとあれば、30秒でどうぞ。

大石 同じ答えだったんですけど、委員会が終わるまでは一旦止めるということは、その理解でいいんですか?委員会の答申が出る、意見が出てくるまで。

司会 平田さん三十秒。

平田 はい。あの委員会の位置づけにもよりますが、委員会、基本的には委員会側の話が終わるまでだと思います。考えてます。はい。逆にその、まあ、大丈夫です。はい。

司会 ありがとうございます。 これ、ちょっとね、見てる方にちゃんと情報を与えたほうがいいと思う。
これは大石さん、平田さん、筒井さんからの見方で構わないんですけども、その十数、3世帯ぐらいでしたっけ、その方々は、どういうことを求めたり、どういうところに説明がもうちょっと欲しいということで、流域委員会を開きたいという考えなのか、そこら辺のちょっと認識を教えていただいていいですか。大石さん、平田さん、筒井さんの順で 30 秒ほどでお願いします。

大石 どこに行くかっていうのは、ちょっと私もはっきり立場上、正確に聞かないと、確認しないといけないと思いますけれども。あの、そうですね。
我々としては、やっぱり計画で、計画自体が県民の安全安心を守ると、命を守るという観点で作っていますので、それで対応できないという状況になれば、それはやっぱり有識者のご意見を聞きながら、しっかりとその計画自体を適切なものにしていくという風にしてますので、今現状においてそういう計画で対応できないものにはなっていないということが、この前答弁させてもらった内容であります。

司会 ありがとうございます。13世帯の水没予定地の世帯ですね。平田さん、お願いします。

平田 はい。私は今後、事業を進めていく上で、意見を聞くことが大事。そのことを住民の皆さんが求めておられる以上、意見を聞く場を設ける、このことはやった方がいいと考えて、それを、〇ということで書いています。

司会 ありがとうございます。筒井さん30 秒ほどでお願いします。

筒井 はい。流域委員会は、そもそも前提のダムの計画にあたるような調査っていうのが十分されていない、雨量の計画とかも十分されていないということを指摘されていたりもしますので、そういうのを検証していくという枠組みだと思います。やっぱりそれをしっかりしないと、そういう不透明な状況で進める事業で莫大な予算を使って進めるダム事業で苦しむ人たちがいるんだということを考えたら、やっぱり流域委員会っていうのは本当にやらないといけないかなというふうに考えております。

司会 大石さん、どうぞ。ちょっと。

大石 はい。 意見を聞くということはとても大切です。
私が理解を得て進めることが最善と申し上げているのは、13世帯も本当に大切な県民だからでございます。もちろん、我々も丁寧に意見を聞きながら、できるだけやりますけれども、僕は意見を聞くということと、流域委員会を開くということは必ずしも一緒じゃないと僕は思うんですよね。なので、そこについては誤解をされないように、ちょっと整理をしておきたいなと思って発言させていただきました。

司会 ありがとうございます。大石さんにちょっと 1個だけ補足できれば。大石さん 9時10分ぐらいまで大丈夫ですか?

大石 はい。

司会 1個だけ今の補足で聞ければと思うんですけど、一応、大石さんの立場としては、現場にも行かれたり、視察もなさってたりしますし、説明を尽くしたという、行政側の説明だと思うんですね。説明を尽くしたというその思いというか、こういうヒアリングをしたとか、こういう説明を何回したとか、そこでもし思いがあれば、大石さんの思いを30秒ほどで聞いていいですか。

大石 いや、あの、説明を尽くしたとは思っては、あの、終わりとは全く思ってなくてですね、これからも、あの、説明する、あの、努力はもちろん県としてしっかりと続けていくと思います。で、あの、そこについては技術的な説明をですね、しっかりとあの、これまでも開催してきてますし、それについては今後もどういった形かというのは、やっぱり現場の、あの、現地の方々とも調整もありますので、今固まっておりませんけれども、あの、それについては理解を得る努力は今後もしっかりと続けていきたいと思います。丁寧に進めていきたいと思います。

2026年長崎県知事選挙立候補予定者への石木ダムについてのアンケート              1月20日公表

石木川まもり隊も参加した県内7団体によるアンケート結果です。(1月6日~16日実施)

*大石候補の今回の「未提出」が気になって、4年前の知事選挙の時のアンケート結果を見てみました。…4年前もお答えになっていなかったのですね。(‘◇’)ゞ今回もアンケートにはお答えになっていないのに、演説会での雄弁さが際立っていますね。

4年前のアンケート結果

アンケート結果 その2

専門用語は分からない?

12月7日は、長崎県川棚町において、石木ダム説明会(第4回)があり、知事が市民委員会委員の質問に回答しました。私も委員の一人として参加してきました。

質問はこれまでの3回の委員会で明らかになったことについて、知事はどう思うかということを宮本博司委員から専門用語を使わずに説明して回答を求めました。

すなわち、実際の計測データがないので、お隣の佐世保市に降った雨が川棚川全流域に降ったと仮定した計画であったことや、再評価の際に現在の河道状況ではなくて、当初計画時の河道状況で便益計算を行い、これらのことを再評価委員会にも報告せずに再評価を行い、B/C(費用対効果)は妥当であるとの結論を出させたことなどが明らかになっています。

これに対して知事は「専門用語は分からない」「適切に手続きは進んだと理解している」の繰り返しです。こんな分かりやすい説明に「分からない」を繰り返すなんて、心の中で「あんた、何が分からないよ!」と叫んでいました。また、やさしい説明に「専門用語」が本当に分からないのであれば、過去3回の議事録も目を通さず、担当者から報告も受けてないことを明らかにしたようなものです。それで、人の生活を奪う事業を進めているなんて信じられません。また、今後も住民に丁寧に説明をしていくと言われても、何も知らないのに、何を説明していくのでしょう?

本当にダムが必要なほど長崎県が困っているなら、きちんとしたデータを示して理解を求めるために住民の下に通うべきです。そのやり方が住民に透けて見えているのだと思います。水が必要だという佐世保市民、治水対策が必要だという下流の人たち、せめて皆さんにはこんな問題点知ってほしいと思いました。

私の方からは、ダムが治水対策にはならず、かえって水害を招くということを住民の皆様に知ってほしいとプレゼンさせてもらいました。皆さんに問題提起をしたかったので、知事には回答は求めませんでした。

つる祥子(市民委員会委員・環境カウンセラー・自然観察指導員熊本県連絡会会長)

  • こちらは、同じく市民委員会委員の今本博健さんの投稿

石木ダム不要 知事は判断を

大石知事出席も主張は平行線 石木ダム建設巡り説明会

2025/12/08  長崎新聞

反対住民らも傍聴した説明会。市民委の意見に回答する大石知事ら=川棚町公会堂

長崎県と佐世保市が東彼川棚町で進めている石木ダム建設事業を巡り、県は7日、反対派市民団体への説明会を中組郷の町公会堂で開き、大石賢吾知事が出席した。市民団体側は治水効果は疑問だとして計画の見直しを求めたが、大石知事は「(ダム事業は)法令・手順にのっとって進めてきた。ダムの必要性の議論は終わっている」と事業の正当性を改めて強調し、双方の主張は平行線に終わった。
 今年4月以降、事業に反対する市民団体「市民による石木ダム再評価監視委員会(市民委)」へ県が3回開いた「技術的な疑問に対する説明会」を踏まえ、市民委の質問に大石知事が答える形で進行。ダムの水没予定地で暮らす川原地区の反対住民ら約150人が傍聴した。
 傍聴後、建設に反対する住民の岩下すみ子さん(77)は取材に、「若い知事は気持ちを理解してくれると期待したが、裏切られた。説明会出席は選挙(知事選)前のパフォーマンス」と切り捨てた。
 2032年度までのダム完成を目指す県は、来年度中に本体工事の発注が必要としており、反対住民らが監視のために設置した「団結小屋」が本体工事の支障になるとして、行政代執行による撤去の可能性を示唆している。

長崎県知事が石木ダム建設反対住民と3年ぶりに対面…「ダムの必要性を議論する状況にはない」

2025/12/08  読売新聞

長崎県と佐世保市が川棚町で進めている石木ダム建設事業で、大石知事は7日、同町で開かれた説明会に出席し、建設に反対する地元住民と対面した。大石知事が反対住民と公式に会うのは、2023年1月以来約3年ぶり。

 説明会では、住民側の市民団体から「気候変動の影響を踏まえて計画を見直さないのか」と問われ、「見直す状況にないと認識している」と回答。ダムの必要性について検証する場を設けるように求められた際には、「必要性について議論する状況にはない。地元の理解を得る努力を続けていく」と述べた。

 石木ダムは、佐世保市の渇水対策などを目的としたダム。1975年度に事業採択されたが、反対住民との対立で工期の延長を繰り返している。2032年度の完成を目指す県は、来年度中に本体工事の契約を発注する必要があるとしているが、建設予定地に残る小屋が工事の支障となる可能性がある。

石木ダム、県が説明会 反対住民ら「根拠なき事業」 地元で11年ぶり

2025/12/8 毎日新聞

YAHOOニュース(NIB長崎国際テレビ)
石木ダム建設事業 反対住民向け説明会に150人 知事「必要性を今議論する立場にない」

石木ダム建設事業 反対住民向け説明会に150人 知事「必要性を今議論する立場にない」《長崎》(長崎国際テレビ) – Yahoo!ニュース

県と佐世保市が川棚町で進める石木ダム建設事業を巡る動きです。 県は7日、反対する住民や市民団体向けの説明会を開きました。

NIB長崎国際テレビ

川棚町で開かれた石木ダム建設事業に関する説明会。 事業の検証を求める市民団体の質問に、大石知事が応じる形で行われ、会場には水没予定地で暮らす反対住民を含む約150人が詰めかけました。

NIB長崎国際テレビ

市民団体側はダムの治水効果への疑問点や、裏付けとなるデータの不足を指摘しましたが、大石知事は事業の正当性を主張し議論は平行線に終わりました。 (大石知事) 「必要性については県として今議論する立場にないと。我々にできる説明はこれからも丁寧にやっていきたい」 (反対住民 岩下 すみ子さん) 「何回来た、何回来たという格好ばかり。そういう対応には納得していないから会わない。聞けば聞くほどいらないダム」 石木ダム建設を巡っては去年、事業計画が見直され、県は工期を7年延長し、完成予定を2032年度としています。

石木ダム計画の疑問に知事が答えます!

お知らせします。12月7日(日)、大石賢吾長崎県知事が出席しての石木ダム説明会が開催されます。

長崎県による石木ダム説明会は、2025年4月20日に始まりました。「石木川まもり隊」ブログでは4月15日、次のようにご案内しています。

「石木ダム計画の疑問に県が答えます!」(4/15)

市民委員会の専門家が、石木ダムに関する技術的な疑問、ここはどうなっているのか?と具体的に挙げたポイントごとに、丁寧に答える(はず)説明会です。

これまで県は、司法の判断が出ているからもはや議論の段階では無いとか、13世帯には説明を尽くすが、その他の県民にはその必要は無いとして背を向けてきました。それがようやく事業者として、説明責任を果たそうという姿勢を見せてくれました。

民主主義政治としては当たり前のことですが、それがなかなか通用しない今の世の中、県にとっては大きな決断だったと思います。特に石木ダムに関しては事業者よりも推進派議員の圧力が強く、苦労されたのではないかと想像します。

河川課長、土木部長、知事の決断に敬意を表します。

ぜひ市民委員会の質問に説明が尽くされますよう。それは住民・県民への理解に繋がるはずです。

紆余曲折を経て、やっと知事出席の説明会が実現しようとしています。

来る12月7日の川棚町公会堂では、大石知事には知事自身の言葉で誠実に説明を尽くされますよう願っています。

・日時 2025年12月7日(日)13:30~15:30
・会場 川棚町公会堂
*説明会はこれまで通り公開で行い、一般傍聴もできます
*入場無料

第3回石木ダムの疑問に答える公開説明会

滴編集委員会

今回は川棚町公会堂で開催

▽県側出席者=山内土木部長、犬塚土木部次長、小川河川課長、
 岩永河川課企画監、村川石木ダム建設事務所長、森河川課参事
▽市民委員会側出席者=西島委員長、宮本副委員長、つる委員、
 渕委員、今本委員(オンライン)

2025年8月23日、川棚町の公会堂で第3回石木ダムの技術的な疑問等に対する説明会が開かれた。以下は要約的な報告。
 まず4月より新しく着任した山内土木部長からの挨拶。石木ダムの役割は非常に重要であり、2032年度の完成に向けて着実に工事を進めたいとの意思と、そのためには地元住民の理解と協力を得ることが大変重要であるとの認識が表明された。
 続いて、市民による石木ダム評価監視委員会(以下、市民委員会)の西島委員長からの挨拶。県の事業再評価で取り上げられなかった論点について質疑を行い、質疑の後には、今後の知事の出席についても協議をしたい旨、語られた。
 その後、県側、市民委員会側の出席者の自己紹介があり、西島委員長の進行で質疑が始まる。

近年の大きな洪水である1991年9月洪水、2021年8月洪水で流出モデルを再検証すべきではないか

県企画監 川棚川においては、1988年6月、1989年7月、1990年7月の比較的大きな洪水で流出計算モデルの検証を行っている。その後の1991年9月や2021年8月の洪水で再検証すべきではないか、ということだが、すでに計画は策定済みであって、新しいモデルでの再検証を行う必要はないと考えている。

宮本委員 もう計画が固まっているから検証する必要性がないという話には非常に疑問がある。再評価というのは、公共事業の実施過程の透明性の一層の向上を図るために実施する、そして必要に応じて見直しを行うということが国交省の再評価実施要領に書いてある。この再評価制度は、1995年当時建設大臣であった野坂浩賢さんが、一度決まった計画を無条件に続けていくということではなく、常に計画の正当性とか妥当性をチェックして随時再評価せよと指示したことから始まった。計画がもう決まったから、後の大きな洪水ではチェックしませんというのは、全くこの再評価制度の意に反する。


県企画監 1997年の工事実施基本計画、2005年の河川整備基本方針の策定、2007年の河川整備計画、その後も2010年頃の治水対策のあり方に関する有識者会議などでチェックを重ね、さらに事業認定取り消し訴訟の中でも資料を全て提出して、最終的に川棚川河川整備基本方針については不合理な点は見当たらないとして認められているので、我々としては正当な手続きを踏んできたと考えている。

宮本委員 過去の河川整備計画や基本方針を検討委員会で審議してもらったとか、裁判や事業認定でOKをもらったということで計画がオーソライズされたというが、その計画が現在においても正当なのか、継続してもいいのかということをチェックすることが再評価制度である。そのために新しい精度の高いデータで検証しておくことは河川課の当然の責務。それをしないのは、再評価の軽視であり、再評価制度の趣旨を理解していないのではないか。

市民委員会のコメント

<市民委員会のコメント>

県がモデルを検証したとしている平成2(1990)年7月洪水では最も重要な山道橋地点と石木橋地点で実測流量観測データがなく、検証されていない。検証されていないモデルで計算した洪水流量やダムの効果は信頼性がなく、説明責任は果たせない。
 県はモデルの検証ができていないにもかかわらず、検証されたとして河川整備計画の作成や事業認定取り消し訴訟の手続きを行い、不合理ではないと認められてきたと主張しているが、これは、一旦決まった計画の妥当性を新たなデータでチェックし検証するという公共事業再評価制度の趣旨に反している。県は、モデルが妥当であると主張するのであれば、その後の大きな洪水時において、実測流量観測データによりモデルの妥当性を実証するべきである。

県がモデルを検証したとしている平成2(1990)年7月洪水では最も重要な山道橋地/

長崎県の再評価制度とはどういうものか?

(ここ、県の再評価制度についての大事な発言なので、ほぼ逐語録で)

県の説明に唖然!

県企画監 よろしいですか、長崎県の再評価と言うのはその時点での、例えば残りの工期の話であるとか、事業費の見直しとかそういったものを含めて、各分野の専門家の方々に、今後継続していく必要があるのかどうか、妥当性を判断していただいているというのが、長崎県の再評価制度になっております。河川整備計画については、県の再評価委員会の中で、改めてそこを審議するということはしないということで県は行っております。

宮本委員 長崎県の再評価は、残事業の工期や費用を確認してもらうためのものだということか。

県企画監 長崎県の再評価制度においてはそのように謳われており、それに従って行われている。つまり5年に一度の再評価の時に、治水計画そのものを見直すことはしないということ。

宮本委員 それだと制度の理解が全く違う。野坂大臣から再評価制度を作れと言われて、作ったのは私だ。(会場拍手!)整備計画ができてから5年後、10年後に状況が変わったというときには、事業の中止も含めて再評価するという制度である。長崎県は国交省の再評価実施要領を無視して、長崎県の独自の運用をしているということか。

県企画監 無視をしているということではなくて、それを基にして長崎県の再評価要領を作っている。

宮本委員 長崎県の再評価制度の実施要領にそう書いてあるのか。

県企画監 はい。

宮本委員 これは非常に重大なこと、再評価にあたっては計画の見直しだとか中止だとか、そんなことは考えていないというのが長崎県の公式な発言ということになるが、小川・河川課長それでよろしいか。

小川・河川課長 先ほどから何度も繰り返している通り、石木事業に限らず県としては再評価毎、5年ごとに計画自体を見直すということは今やっていない。ただし大規模な水害が発生した際の洪水流量が現行で定めている基本方針の基本高水を上回った場合については見直しをする必要があると考えている。それは再評価の時ではなく、その都度見直すべきと思っている。

<市民委員会のコメント>

県は、長崎県の評価制度について、「計画の見直しや中止は想定しないのか」という宮本委員の質問に対し否定せず、「計画の見直しについてはしていない」と説明しているが、これは「再評価は、事業採択後一定期間を経過した後も未着工である事業、事業採択後長期間が経過している事業等の評価を行い、事業の継続に当たり、必要に応じその見直しを行うほか、事業の継続が適当と認められない場合には事業を中止するもので ある」と規定している国交省所管公共事業の再評価実施要領に反している。
これまでの県が行ってきた再評価が、公共事業再評価制度に反して行われてきたのであれば、これまでのすべての再評価はやり直すべきである。

流量や雨量の流域内実測データを基に流出解析をやり直すべきではないか?

県企画監 県としては、佐世保雨量局のデータを基にして9パターンの雨を流域内に一様に降らせて、その中で流量が一番大きくなるものを対象として治水計画を立てており、それは不合理とは言えない。事業認定取り消し訴訟の中でも不合理ではないと認められている。

宮本委員 その治水計画の根拠となったのが1967年7月洪水である。私が発見した気象台のデータでは、流域内に一様の雨は降っていない。上流でたくさん雨が降り、下流で少ない雨であったら、基本高水流量の1400トンは変わってくる。そこはダムの必要性の根本にかかわることである。

県企画監 言われることは理解するが、そういったことも含めての9パターンから治水計画を立てており、我々はその流出計算モデルが不合理とは思っていない。

<市民委員会のコメント>

川棚川の治水計画における計画洪水量と石木ダムの洪水調節効果を決めている根拠となっている1967年7月洪水における実際に降った雨の降り方と洪水計算を行った際に設定した雨の降り方がまったく異なっているという市民委員会の指摘に対して、県は「流出計算モデルが不合理であるとは思っていない」とまったくすれ違いの答弁を行っている。治水計画策定において最も尊重しなければならないのは、現地での実測による観測値である。現地での実測データに基づかない治水計画によって石木ダムの必要性を訴えても地元住民の理解はとうてい得られない。

100年に一度の雨が降った場合、上流域で氾濫し、下流域に毎秒1400㌧は流れてこないことを前提に費用便益分析を修正すべきではないか?

県側は岩永・河川課企画監が主に説明

県企画監 確かに上流域は30分の1対応の整備になっており、100年に一度の雨では氾濫するところもある。しかし将来的に上流まで100分の1の計画で整備をしようと考えているので、現段階においても100分の1相当の雨が下流域にも流れてくるという前提で費用便益計算を行っている。

宮本委員 将来そうなるということではなく、今時点での石木ダムの費用対効果を計算する時には、これからの30年間は少なくとも下には1400トンまるまる流れてこないのだから、この30年間のダムの便益は今の計算よりも少なくなる。費用対効果は当然低くなるはずだ。

県企画監 上流で溢れることは考えているが、溢れたとしても出水した水が河川にまた戻ってくるので1400トンはあまり変わらない。しかし、あくまでも全体が100分の1対応になる将来計画を想定して費用便益計算を行っているということでそこに不合理はないと考えている。

<市民委員会のコメント>

県は、石木ダムの費用便益分析において、石木川上流域での氾濫の影響をまったく考慮せずに便益を計算している。県は、流量計算をしていないにもかかわらず、上流域での氾濫による影響を踏まえても下流への流量は大差ないと説明しているが、大差なしと主張するのであればきちんとした計算を行うべきである。

現在の費用便益分析は1975年の河道を前提にしているが、現況の河道を前提としてやり直すべきではないか?

意見を述べる西島委員長と宮本委員(右)

県企画監 ダムの便益については、ダム事業と河川事業を、一連の事業として評価した上で算定している。河川事業に着手した1975年当時の河道断面によって想定氾濫区域を算出して、それによる費用便益効果を算定している。事業認定取り消し訴訟でも、1975年ごろの河道状況を前提に算定したことについて、合理性がないと言うことはできないと、はっきりとうたわれている。

宮本委員 山道橋の流下能力は、1975年の時には587トンだったのが現在1130トンにまで上がっている。すると50年前の河道では発生するはずだった洪水被害の多くが発生しないことになる。現況の河道で計算するほうが、よほど正確で、説得力のある費用便益分析になるはず。それを否定する理由が今の説明ではわからない。

県企画監 そこは考え方の違い。ダムの便益を出すやり方として、ダム事業と河川事業を一連の事業として評価する手法に変わりはない。

<市民委員会のコメント>

昭和50年当時の川棚川の流下能力と現在とはまったく異なっており、昭和50年当時の流下能力をもとに計算することはダムの便益を過大評価しており、あきらかな誤りである。

現況河道の粗度係数をなぜ検証しないのか?

オンラインで参加の今本委員

今本委員 長崎県の計算で怪しいのは粗度係数。河道の流れにくさを表す数値だが、長崎県は河口から1.3kmまでは0.030。1.3kmから上流を0.035と推定している。ところが1990年洪水の後、河川改修がなされ、現在粗度係数は劇的に低下しているはずである。例えば1.3kmまでは粗度係数0.020、1.3キロより上流は0.025だと仮定して計算すれば、水位は計画高水位を超えず、石木ダムは要らないという結果になる。ところが長崎県は、2021年洪水に対して、流量観測も痕跡調査もしていない。これは河川管理者として大失態で、昔で言えば切腹ものである。そのために石木ダムは要らないということは証明されていない。しかし、少なくとも要るということも証明されていない。要るか要らないかわからない状況で石木ダムを作ろうとしてる。技術者なら、本当は要らないということがわかっているはず。苦しい答弁するのはもうやめたらどうか?知事に間違った判断をさせないように腹をくくってやったらどうどうか?もしここで石木ダムに踏み切れば、あなた方が一生悔やみながら人生を送ることになる。ここで腹をくくらないと、負けることがデータ上はっきり分かっていながら開戦に踏み切り、結果惨敗したあの日本の開戦と同じことになる。やめませんか?楽になりましょうよ。(会場から大きな拍手)

西島委員長 ちなみに、今後大規模な降雨があったときに、流量観測ができるような体制はあるのか。

県企画監 水位計を設置しているので観測はできる。

今本委員 水位計じゃダメ。流量観測をしないといけない。これを長崎県は一度もやってない。そんな状態でダムを作ろうとしている。

小川・河川課長 現状では流量観測はやっていない。今後については、極力できるような方向で努めたい。

<市民委員会のコメント>

県は、治水計画策定の基礎である流量観測を行っていないことを認め、今後は行っていく方向で努めたいと説明。今後、流量観測は是非とも行っていただきたいが、同時にまともな流量観測も行わずに策定した現行の治水計画を見直すべきである。

石木ダムにおいて大蘇ダムのような漏水はありえないという根拠を説明してほしい

県企画監 大蘇ダムは熊本県にある農林水産省所管の農業用ダムだが、漏水の原因は公表されていないため詳細は分からない。地形条件や地質条件が大きく違うため、石木ダムの参考にはならないと考えている。

宮本委員 ダム周辺の地下水位がダム最高水位より低ければ、ダム湖外への漏水があり得るというのはダム屋の常識だが、石木ダム予定地はまさにそうなっている。大蘇ダムと同じことになる心配を指摘したところ、前回の説明では岩永さんが、ダム周辺を歩いて調べて周辺の地下水位がダムの貯水池の最高水位よりも高いこいとを確認したと言われた。しかし歩いてわかるものではない。大蘇ダムでは、試験湛水したらダダ洩れが起こり、2022年に34年遅れて完成したが、事業費は5.5倍に膨れ上がった上、竣工後も漏水が起こっている。原因もわかっていない。石木ダムは大丈夫だという説明はできないのか。


県企画監 貯水池からの漏水は、地形的な原因が一番大きいと考えていて、石木ダムの地形については、そういった可能性は小さいだろうと国の研究機関、土木研究所などダムの専門機関も評価している。ただし、ダムサイト付近の地下水位が低いというのは、指摘の通りなので、そこについてはカーテングラウチングという遮水工法で対応する。ひとつ付け加えて、前回、ダムの設計洪水流量が気候変動の影響等で大きくなる可能性があるから、そこを見込んでダムの設計を修正すべきではないかと質問があったが、これについて国に確認した。国からは、気候変動の影響によるダム設計洪水流量の見直しは今後検討するが、現時点では現行の設計を見直す必要はないと回答をもらっている。

宮本委員 答えが出るまでは今の基準、今の指針でやっていいと国が言ったということか。それはそれで非常に問題だと思う。国会でも問題にしてもらいたいと思う。

<市民委員会のコメント>

県は、「これまでに専門家の指導のもとに検討し、漏水は起こらないと考えている。」と説明しているが、大蘇ダムも、事前に専門家の指導をもとに検討して大丈夫と判断したが、結果的に悲惨な状況になった。貯水池の地下水位データをもとに漏水は発生しないという説明を引き続き求める。
 ダムの設計洪水流量と設計高水位は、ダムの安全性を確認する上で重要な要素であり、下流住民の命に関わることである。そのようなきわめて重要な問題であるにも関わらず、国が、「気候変動の影響によるダム設計洪水流量の見直しは今後検討するが、現時点では現行の設計を見直す必要はない」と回答したということが理解しかねる。仮に国がそのような考えを示したとしても、長崎県としては、流域住民の命を守る観点から独自に何らかの対応を講ずるべきである。

知事に尋ねたいこと

西島委員長 以上で質疑はおわりとし、知事が出席しての会合のあり方について協議したい。我々としてはぜひこの場に知事に来ていただいて、これまでの質疑を踏まえ、基本的な問題について知事がどう認識されて評価されているのかをお聞きしたい。今後、地元の理解を得て進めるとおっしゃっている以上、知事ご自身が計画の基本的なところをどう理解しているかを公開の場でぜひ説明していただきたい。

宮本委員 知事に尋ねたいことのまず1つ目は、国交省が2022年5月に河川整備基本方針を大きく変更して、気候変動による降雨量の増加を考慮した計画に見直すという方針を出している。長崎県以外のほとんどの県が、国の方針に基づいて見直しを進めていくと言っている。ところが長崎県だけが、「長崎県においては、それほど大きな洪水がまだ来てないから見直しません。国の指導も受けません」と言っている。これについて知事の見解を求めたい。
 2つ目は、川棚川流域における実測データに基づいて治水計画を見直すべきと言ってきた。粗度係数の計算方法もおかしいと。県は1975年に計画を策定して以来、現在に至るまでに雨量、流量、洪水位すべてにおいて当然行うべき観測を怠り、実測データを用いずに川棚川の治水計画を作り上げてきた。これでは地元住民の理解は到底得られない。このことについて知事の考え方を伺いたい。
 3つ目は、ダムが洪水量を増加させる恐れがあるということについて。川棚川本川のピークにダムからの放流が重なることによって、本川のピーク流量は増加する可能性がある。このような恐れのあるダムをあえて建設することについて知事の意見を伺いたい。
 4つ目に、費用便益分析の是正について。河川改修を踏まえず、50年前の河道断面によって被害を想定した費用対効果分析は明らかな誤りで、速やかに是正すべきである。これについても知事のご見解を伺いたい。
 最後に、ダムの貯水池からの漏水の恐れの問題。私は、一ダム屋としてやっぱり漏水の懸念は払拭できない。知事はどこまで確認されて懸念が払拭されていると判断されるのか。知事に直接ご見解を伺いたい。

知事との対話はどうあるべきか

西島委員長 もう一点、知事にお聞きしたいのは例の「覚書」の件。覚書は事業を差し止める理由にはならないという司法判断を県は主張するが、普通の感覚で読めばあれは明らかに約束。署名による同意がなければ、事業は進めませんという約束であって、それは反古にされている。その後の強制測量も強制収用も地元の同意なしに進んでいるという現状の中で、知事が地元と対話をしたいと言うのであれば、何があっても計画は見直さないというような姿勢では難しい。そして地元との信頼関係が失われている今の段階では、やはりこれまでどおり地元住民ではなく市民委員会への説明としていただくしかないと思う。それ以外の場は、なかなか成立しないと考えている。

意見を述べる市民委員会委員・つる委員(左)と渕委員

つる委員 球磨川流域の河口の方に住む者としてうかがいたいことがある。川辺川ダム計画は60年ぐらい前にできた計画だが、当初の計画時と2020年の水害時では、山の状況も土地や河川の整備計画も、まったく違ってきている。またこの8月11日、八代市を中心に大きな浸水被害がでた。行政は球磨川の破堤による浸水を想定してきたが、実際は球磨川の水位は全く上がってないのに八代市内に大きな被害が出た。50年前の物差しと現状は全く違っている。今の実情にあった洪水対策、治水対策をぜひ取ってほしい思っていて、それに対する知事の考え方をぜひお尋ねしたい。

渕委員 県からの説明をじっくり聞いたが、全く説得力を感じなかった。本当に県はこれで突き進むのだろうか、やめたほうがいいんじゃないかとつくづく思わされた。県の職員も、本音のところでは石木ダムなんていらないよねと、もうあの愚かな先輩たちが大変なお荷物を残してくれて本当に困っていると思っているのではないか。なんとか石木ダムを見直す方向に行っていただけないかと思う。この猛暑の中で命を削りながら抗議して座り込んでいる地権者の皆さんの気持ちを思うと、なんとかもとの川原に、あのほたる祭りがあった頃の川原に戻してもらいたいとつくづく思う。

小川・河川課長 県が対応すべき対象は13世帯の皆様という考えに変わりはない。その場に、市民委員会や一般の傍聴者に同席してもらうのは構わないが、県の対話の相手が市民委員会という形は、県としては考えていない。知事と地元の方々の対話の実現に向けて、市民委員会を窓口として働きかけてきたが、次回はどのようにすべきだろうか。

西島委員長 これまでの3回にわたる質疑の結果を踏まえ、主だった論点について市民委員会の考え方と県の考え方とそれぞれを述べ合い、その後、知事の見解をお示しいただくというような進め方かと思う。

 あくまでも13世帯ではなく市民委員会と知事との対話ということか。

宮本委員 もともと知事が県議会で技術的な問題について説明を尽くすとおっしゃった発言をきっかけにして、この説明会が始まったと思う。それを3回積み重ねてきたことについて、知事はどう考えるか見解を聞かせていただきたい。この説明会の延長として、市民委員会と県とが話し合い、地元の方々は傍聴者として聞いてもらうという形でお願いしたい。

小川・河川課長 地元の13世帯も出席をされるということで理解していいか。

宮本委員 これまでと同様、傍聴で。

小川・河川課長 時間も押し迫ってきているので、一度持ち帰って県の考えを後ほど示させていただきたい。

県民の疑問に答える公開説明会、第3弾!

2週間後の土曜日、第3回石木ダム説明会が開催されます!

会場は川棚町公会堂

前回までの説明会にせっかく遠くから傍聴のために足を運んだのに、席がなく中に入れなかった方、今回は大丈夫です!定員約1000人。県と専門家のやり取りを見守りましょう。

多くの市民・メディアが参加された、4月20日の 第1回説明会、6月1日の第2回説明会に続き、今回は、第1回、第2回に時間切れで扱えなかった点や県が回答を保留した点、説明が尽くされなかった点などの質疑が行なわれます。

50年前に策定され、これからの川棚町の未来にかかわる石木ダム計画について、 県と専門家が公開の場で対話する貴重な機会です。なお、現時点で詳細は未定ですが、第3回の後、日を改めて会を開催し、知事が出席して質疑を行うことについて、県と協議中です。(市民による石木ダム再評価監視委員会作成のチラシより)

「条例改正」は石木ダム実現のため?

昨日(6/25)午後、佐世保市議会都市整備委員会で【佐世保市上下水道事業経営検討委員会条例】の改正案、いえ、改悪案が提出されました。

●どこが改悪なのか?

第2条の所掌事務の中に「国土交通省所管公共事業の事業評価」を明記したことです。

●何故それが問題なのか?

国土交通省は長引く大型公共事業について、5年に1度の「事業再評価」を義務づけています。かつては必要だった事業でも、時の経過と共に社会情勢の変化により必要性が失われていないか?無駄な事業となっていないか?あるいは技術革新により新たな代替案が生まれていないか?見直し、場合によっては休止や中止の判断をするためです。

しかし、その判断は事業者自身ではなかなか決断が難しいので、その実施要領の中で

「再評価に当たって事業評価監視委員会を設置し、意見を聴き、その意見を尊重するものとする」と義務づけています。

ところが、佐世保市は前々回の再評価からは再評価監視委員会を設置せず、佐世保市上下水道事業経営検討委員会(略称=経営検討委員会)に諮問してきました。

この経営検討委員会は水道ビジョンの策定に大きく関わっていますが、そのビジョンには石木ダムの建設が不可欠で早期完成を目指すことが明記されているのです。

つまり、同委員会に諮問しても、結論は石木ダム事業「継続」しかあり得ない。「休止」や「中止」という選択肢はあり得ない。そんな委員会に諮問することはどう考えてもおかしいし、時間とお金の無駄だと思われます。

そこで私たち市民は、再評価制度の趣旨や目的に沿った評価監視委員会の設置を議会に請願したり、水道局に要請したりしてきました。

結果はいつも拒否でしたが、それでも公開の場で声を届け、行政の手法の間違いを指摘することはできました。

ところが、このように「公共事業の評価は経営検討委員会で審議する」と条例で制定すれば、それが錦の御旗となり、質そうとしても門前払いされます。

こうやって行政は自分たちの都合のいいように事を運んでいくものなんですね。

しかも、残念なことに、この条例案が提示されても、議員の中から異論は出ず、淡々と通過していきました。

佐世保市民として本当に情けなくなりました。

ところで、その経営検討委員会の6/9の議事要旨が水道局のHPに掲載されています。

https://www.city.sasebo.lg.jp/suidokyoku/suisou/documents/gijiyousi.pdf

とんでもない提案です。

どういうことかというと…

水道料金値上げについて水道局は、値上げ幅を2つ提示し、

①58%の値上げ=経営が安定するが市民の負担が大きい。

②28%の値上げ=市民の負担を小さくするため企業債の残高比率を今以上に増やし、上限を収入の600%とまでとする。

と説明しました。

つまり②案は今以上に借金に依存し、将来世代にツケを残そうとするやり方です。今でさえ500%を超えていて、同規模自治体の中では最悪レベルなのに…。

ちなみに長崎市の企業債残高比率はR5年度実績で約103%です。

もちろん、かと言って、58%値上げ案を支持しているわけではありません。無駄な事業費を削って支出を抑えるべきだと言いたいのです。

今回の値上げは、今後10年間に必要となる石木ダム関連事業費321億円を捻出するためでもあるのですから。

財政の健全化を目指すのが経営検討委員会の役目ではないかと思うのですが、このような委員に委ねていては佐世保市水道の未来は不安がいっぱい…

そして、このような委員会に石木ダム事業の再評価を委ねることは、どう考えても許されません!

石木ダムの疑問に答える公開説明会!

ようやく県による公開説明会が実現しました!

県が行なった石木ダム再評価では検証されていない15のポイントがあるとして、それに対する説明を求めたのです。

しかし、なかなか返事はいただけず… 11月に2回目の説明要請。そして、議会でも「市民委員会にきちんと対応すべき」との声が上がり、徐々に交渉が始まり、途中いろんな紆余曲折がありましたが、4月20日、ようやく8ヶ月ぶりに実現したのです。

県側、市民委員会側、双方関係者の実現したいという強い思いと、粘り強い交渉の賜物であり、それを認めた知事や土木部長にも敬意を表します。もちろん、県が県民の疑問に答えるのは、事業者としても行政としても当然のことなのですが…。

当日は報道席も全て埋まりました。

新聞、テレビニュースの見出しの共通点は「11年ぶりに説明会」というフレーズでした。

例えば、

「石木ダム11年ぶりに地元説明会 県は治水の正当性強調」(長崎新聞)

「石木ダム事業で11年ぶり説明会 反対派住民ら参加」(朝日新聞)

「石木ダムの建設巡り 長崎県が11年ぶり地元説明会」(NHK)

「予定地住民は反論『石木ダム建設事業』県が11年ぶりに地元説明会」(NIB)

というように。

メディアも、このような公開説明会を心待ちしていた証でしょうか?
あるいは、県の地元への説明が足りないと感じていた証でしょうか?

NBCだけは少し違っていて、

「石木ダム防災機能に関する地元説明会 計画反対の住民も参加」

というタイトルで、内容も議論の中身にフォーカスして伝えていました。

このニュース映像に写る傍聴者の真剣な表情を見ただけでも、この説明会の意義の大きさが伝わってくるようです。

主催者である県によって議事録or速記録などが公開されることを願いつつ、3時間近くに及んだやりとりの要点をまとめてみます。

<はじめの挨拶>

中尾土木部長:本日はお忙しい中、会場まで足をお運びいただきましてありがとうございます。今日は、「市民による石木ダム再評価監視委員会」からご指摘いただいております技術的疑問点等について、県の方から説明させていただきます。できる限り丁寧な説明に努めてまいりますので、宜しくお願いいたします。

西島市民委員会委員長:本日こうやって対話の場をつくっていただき、ご尽力いただいたお一人お一人の皆様に感謝申し上げます。また、今日は本当に多くの方々にお集まりいただき、ありがとうございます。 石木ダムは50年前の計画ですが、この間にはいろんな社会の変化がありました。技術発展により解決してきた問題もありますが、逆に50年前にはなかった新しい問題というのも起こってきています。それは、水害対策の問題でもあり、まちづくりの問題でもあり、さまざまな人の意見をどのように意思決定に反映させていくかというような民主主義の問題でもあると思っております。今日は技術的問題、難しい問題ではありますが、なるべく分かりやすく、皆さんが置いてけぼりにならないように進行に努めていきたいと思っておりますので、ぜひ宜しくお願いいたします。

<治水について>

その後しばらくやり取りがあり、進行役の西島委員長から「計算できるのであればしていただきたい」として持ち帰りとなりました。

                                                   

● 川棚川水系の計画雨量を算定するのになぜ佐世保の雨量計を使い続けるのか?

● 雨量から流量を算出する「流出計算モデル」の検証は適切になされたのか?

● 山道橋地点と石木ダム地点の洪水ピーク時刻が同一なのはなぜ?

● 計画雨量を算定する際に、昭和42年7月に佐世保で観測された降雨パターンを川棚川水系の全ての地点で一様に当てはめるのは、おかしいのではないか?

●石木川合流地点より上流は1/30、下流では1/100と計画規模が異なるので、1/100の降雨があると上流で氾濫するが、そのことが計画流量に反映されていない。計画流量は過大ではないか?

<地質について>

● 地質の透水性が心配されるが、対策工事に膨大な費用がかかるのではないか?

● 貯水池周辺からの漏水が懸念されるが、大丈夫か?

<費用対効果について>

● ダム完成後の便益は、現在の河川状況を基に算定すべきではないか?

ということで、残った質問事項は次回に持ち越しとなりました。
環境のことや現地こうばるの方からのご質問、そして持ち帰り事項などなど、聴きたいこと、聴くべきこと満載です。
次回も、両者の率直で真摯な議論が聴けますよう、期待しています。
次回日程はこちらです。

    日時=6月1日(日)13:00~16:00
    会場=川棚町中央公民館講堂

時間帯も会場も前回と同じです。

最後になりましたが、この日の主な出席者をご紹介します。

県=中尾土木部長、飯塚土木次長、小川河川課長、岩永企画監、
  森河川課ダム班、村川石木ダム事務所長他数名。
市民委員会=西島委員長(弁護士)、宮本副委員長(元建設省防災課長)、
  今本博健(京都大学名誉教授:河川工学=オンライン参加)、
  公募委員2名、事務局6名

質問者=宮本委員
説明者=岩永企画監
司会進行=森(県側)、西島(市民側)

石木ダム計画の疑問に県が答えます!

県の主催と聞くと、一方的な事業者目線の説明会をイメージする方も多いと思いますが、今回はそうではありません。

「市民による石木ダム再評価委員会」が昨年8月に提出した様々な疑問に、県河川課が8ヶ月も経ちましたが、ようやく真摯に答えようとしています。

市民委員会の専門家が、石木ダムに関する技術的な疑問、ここはどうなっているのか?と具体的に挙げたポイントごとに、丁寧に答える(はず)説明会です。

これまで県は、司法の判断が出ているからもはや議論の段階では無いとか、13世帯には説明を尽くすが、その他の県民にはその必要は無いとして背を向けてきました。それがようやく事業者として、説明責任を果たそうという姿勢を見せてくれました。

民主主義政治としては当たり前のことですが、それがなかなか通用しない今の世の中、県にとっては大きな決断だったと思います。特に石木ダムに関しては事業者よりも推進派議員の圧力が強く、苦労されたのではないかと想像します。

河川課長、土木部長、知事の決断に敬意を表します。

ぜひ市民委員会の質問に説明が尽くされますよう。それは住民・県民への理解に繋がるはずです。

関心とお時間のある県民の方は、ぜひ会場に足をお運びください。誰でも傍聴できます。

日時=4月20日(日)13時~16時
会場=川棚町中央公民館講堂

やる気と覚悟

2月21日午後、市役所4階の会議室では、佐世保市上下水道経営検討委員会委員長が石木ダム再評価に関する答申書を読み上げていましたが、隣室のモニター画面で、その様子を見守りながら、私の中にはモヤモヤとした違和感のようなものが広がっていました。

答申書を読み上げる委員長の声は、時に大きく、時にゆっくり、

想いが溢れる朗読でした。

委員長ご自身が

とおっしゃっていましたが、再評価の答申として、まずそこに違和感を感じます。
答申書:r6tousin.pdf

再評価の趣旨は、長引く公共事業について、かつては必要だったが今はどうなのか?今後の見通しはどうなのか?客観的に事業を検証し対応を判断するためのものです。

その役目を担った委員会なのに、「事業継続」との結論を述べた後に、延々と事業の遅れや、それによる不利益を述べ、やる気がない!と行政を叱咤し、もしもの場合は県に責任を取らせることも示唆する内容でした。

それはまるで石木ダム促進派議員による演説のようでした。

3年ほど前、当時の朝長市長は市議団を率いて何度も県庁を訪ね知事に「政治決断」を迫っていましたし、2年ほど前からは佐世保市選出の県議たちが知事に「団結小屋の行政代執行」を求めたりしていますが、そのシーンを思い出してしまいました。

50年経っても実現しない事業をさらに延長するなんて、その上事業費を5割増とするなんて…一般企業ではあり得ないことが、なぜ公共事業だとあり得るのでしょう?

それは税金や水道料金などの公金で賄われているからですよね。納税者であり水道使用者である私たち市民が石木ダムの利水事業費を支払っている。だから佐世保市民は石木ダム再評価の審議を見守る権利と義務があるはず。なのに、佐世保市はそんな市民を蚊帳の外に追い出して審議を実施しました。

国土交通省の再評価実施要領には「審議方法は、各事業評価監視委員会が決定する」と書かれているので、別室での傍聴を決めたのは委員会自身だと市は言うかもしれませんが、そのような委員を選出したのは市水道局です。いったい誰のための公共事業なのでしょう?

過去の再評価実施状況を見てみると、

このように、以前は再評価の度に評価監視委員会を設置していましたが、

第4回から佐世保市上下水道経営検討委員会に諮問するようになり、傍聴者への公開のあり方が大きく変わってきたのです。

再評価実施要領に、「再評価にあたっては事業評価監視委員会を設置し、その意見を聴き、それを尊重する」とあるのは、長引く公共事業について、このまま事業を続けていくことが妥当かどうかを判断するには、事業者本人や事業者の関係者では客観的な評価ができないからです。行政は一度やると決めたら、なかなか方向転換できない体質?を持っています。だからこそ、第三者機関にしっかり検証検討させ、その判断を尊重させようと決められたのだと思います。

そのことについて私たちは、昨年から議会に請願したり、市長に要請書を提出したりして、まともな第三者委員会の設置を求めてきましたが、全て却下されました。経営検討委員会に諮問するのは全く問題ないとの回答でした。

でも、そうではなかった。やはり、問題だらけだということが、この答申書で明らかになりました。

佐世保市は、水道局に付属する経営検討委員会に諮問するのは今回が最後にすべきです。

同市民委員会からは、経営検討委員会の答申書が提出される前に、経営検討委員会にも佐世保市にも意見書が提出されましたが、それが活かされることは残念ながらありませんでした。

経営検討委員会への意見書  

佐世保市長&水道局長への意見書