知事と住民の話し合いが実現するか?
心ある県民が注目する中、県土木部から3度目の文書が届き、それを受けて住民からも3度目の文書が提出されました。
2度目までのやり取り、つまり両者が互いに郵送した2通、計4通の文書については、6月22日の当ブログに掲載済みです。https://ishikigawa.jp/blog/cat05/7287/
今日は、3回目のやり取りについて考えてみたいと思います。
県土木部からの3度目の文書は6月30日付でした。
その要点は、以下の3点。
・対面での条件協議に応じるなら、協議当日に限り工事は全て止める。
・対面での条件協議に応じないなら、工事中断の具体的な条件等を示してほしい。
・その期限は7月12日(月)までで、文書での回答を求める。
それを受けて、住民からの3度目の知事宛の文書は7月12日に送付されました。
その要点は、以下の4点。
・話し合いの期間中は工事を中断し新たな工事にも着手しない。
・場所は川原公民館。
・日時は日曜日の午後か平日の19時以降。
・知事がダムの必要性について説明する。
今回初めて、住民側は場所や日時の希望を具体的に示しました。
その上で「知事の都合のつく日をお知らせください。お待ちしています」と記しています。知事との対話を求める住民の本気度が伝わってきます。
一方、県土木部からの3度目の文書にはそれが感じられません。
「協議当日に限り工事中断」とか「条件協議に応じないなら工事中断の具体的な条件を」など、工事のことしか眼中になさそうです。知事と住民の話し合いの実現や、その成功を願うより、とにかく工事を進行したい、やむを得ず中断するにしても、できるだけ早く再開したいとの思いが見え見えです。
住民の願い(ダムの必要性について知事の口から納得のいく説明が聞きたい。私たちの疑問や意見にも耳を傾けてほしい)を少しでも理解していれば、このような文書にはならないと思います。
いずれにしても、ボールは再び県に返されました。
県からの4度目の文書で、話し合いが実現するかどうか、いよいよ決まりそうです。
4度目の正直となりますように・・・!
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カテゴリー: 川原
3分ドキュメンタリー石木川のほとり 第3弾
笑顔の写真家・村山嘉昭さんの3分ドキュメンタリーの第3弾です。
川原住民の1人、ほーちゃんにズームイン!
動画の下に書かれている村山さんのコメントも是非お読みください。
また、今回、村山さんは、ひがしそのぎの情報サイト『くじらの髭』にも登場!
こちらも必見です。
https://kujiranohige.com/person/2438
笑顔の写真家
昨日お知らせしたNCCカメラマンリポート「笑顔の写真家~石木川のほとりで」は、大好評でした。見逃した方は・・・こちらで見ることができます。
「笑顔の写真家」という代名詞がぴったりの写真家、村山嘉昭さん!
と言っても、村山さんがいつも笑顔とか、村山さんの笑顔が特に素敵!とか、そういう意味ではありません。
村山さんがカメラを向けると、不思議なことに、誰でもみんな笑顔になってしまうという意味・・・だから村山さんが撮った写真はいつも笑顔が溢れています。
子どもたちも、
お年寄りも、
世代を問わず、なぜかみんなとびきりの笑顔になってしまいます。
苦労の多い石木川のほとりの住人たちですが、実はいつも笑っている素敵な人たちなのです。村山さんの写真から、それが多くの人に伝わることでしょう。
村山さんご自身のブログはこちらです。
3分ドキュメンタリー:石木川のほとり 第2弾
第2弾はこちら。「ゲンジボタルの乱舞」
長崎県川棚町を流れる石木川はゲンジボタルの生息数が多いだけでなく、川幅が狭いために手が届くほどの近さでホタルが乱舞する様子を楽しめるのが特徴です。
石木川では例年5月中旬からゲンジボタルが飛びはじめます。
コロナ禍によって2020年に引き続き今年も中止となりましたが、石木川のほとりでは5月最後の土曜日に「ほたる祭り」が催され、この祭りの前後が乱舞のピークと言われています。
ゲンジボタルはサナギから羽化して成虫になると、1〜2週間程度しか生きていけません。
この短い間にメスとオスは光でコミュニケーションを取り合い、交尾をして子孫を残します。
地元の方によると2021年は例年よりも羽化が早く、5月中旬頃には乱舞がはじまっていたとのこと。
そのため発光や飛翔のピークは過ぎていたかもしれませんが、それでも見応えのある乱舞を見ることができました。
今回はあえて字幕を入れずに編集しました。
日本の原風景とも言える景色をお楽しみください。
以上は撮影者村山氏によるキャプションです。
こうばるのホタルを何度も見てきた私には、正直なところ、「乱舞?」と思ってしまいました。
こうばるの皆さんも今年のホタルは寂しい・・とおっしゃっていました。
それはきっと、昨年夏の豪雨のせいかもしれません。
7月10日の線状降水帯による豪雨のときは、
例年ホタルが乱舞する辺りでも、このようにゴーゴーと荒れ狂ったように流れていました。
県が工事用の重機を搬入するために造った仮設道路も崩れてしまうほど、流れの勢いは激しかったのです。この時期のホタルはまだ卵か幼虫か・・川岸や川底で暮らしていたはず・・多くが流されてしまったのではないかと思われます。
その過酷な荒波を生き抜いたホタルたちです。
よく頑張ったね!
と言ってあげたい、そんな健気なこうばるのホタルです。
3分ドキュメンタリー:石木川のほとりにて
ぜひ見て頂きたい動画があります。
タイトルは、「3分ドキュメンタリー:石木川のほとりにて」
写真家の村山嘉昭さんがご自身のYouTubeページで公開されました。
以下は、村山さんによるキャプションです。
長崎県川棚町を流れる石木川は、佐賀県との県境にそびえる虚空蔵山を源とする全長5〜6キロほどの小さな川です。
長崎県がこの川に石木ダムを計画してから約50年の年月が過ぎました。
川棚町に隣接する佐世保市の埋立地に工業団地を誘致するための「水」が必要との判断から石木ダムは計画されましたが、立案から半世紀が経った今、社会情勢は大きく変化し、当初の目的は失われています。
それでも石木川に石木ダムを建設する計画は継続中です。
現在、石木ダムの事業予定地には13世帯が暮らしており、住民は時代に合わなくなったダム計画の見直しを訴えています。
この映像は石木川のほとりにひろがる自然環境や13世帯の日常を映したものです。
ある意味、とくに珍しくもない〝どこにでもある景色と日常〟だと思います。
それでも他の地域と絶対的に違うのは、この場所で暮らし続けるためには「ダム反対」の意志を持ち続けなければいけないことです。
住民はこの先も石木川のほとりで暮らす未来を望んでいます。
「こうばる」が凝縮された3分間を、どうかじっくりご覧ください。
そして、周りの方にも広げて頂けたら嬉しいです。
追悼 岩永サカエさん
着信音が鳴りスマホを見ると、昨年11月「こうばる」を訪れたT・Kさんだった。
何だろう?
「ご無沙汰してます。朝日のオンライン版で岩永サカエさんのことを知って・・」
岩永サカエさんとは、この家の主で、先月突然他界された。
Tさんが見た朝日新聞の記事はこちら。
https://digital.asahi.com/articles/ASP516TSXP4WTOLB001.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
原口記者が心を込めて書いた追悼記事。
写真もたくさん掲載されている。
https://digital.asahi.com/articles/photo/AS20210501002284.html?iref=pc_photo_gallery_next_arrow
11月にTさんをを団結小屋に案内したときは、サカエさんは入院中で会えなかった。
マツさんが一人ポツンと座っていた。
「もうすぐ退院してくると思うので」と心待ちにしているようだった。
「あのサカエさんが亡くなられたのですね?私は会えなかったけど、なぜか居ても立っても居られなくなって・・・つい電話してしまいました。突然すみません」と詫びられた。
会ったこともない人の死にこんなに突き動かされたのは、原口記者のペンの力だけでなく、彼女自身が、離れていても心の中でいつもこうばるの人々に寄り添ってくれていたからだと思う。
嬉しかった。
同様の連絡が数本あった。
彼女たちに伝えたのは、サカエさんの明るさと強さ。
掲載記事のとおり、サカエさんは、いつも明るく笑っていた。
暗いニュースも笑い飛ばしていた。
「来るなら来い。何も怖くない」
「どうしてもダムを造りたいなら、うったちば殺してから造れ」
「こうばるは皆きょうだい。みんな家族みたいなもん」
それが口癖だったサカエさん。
ただ、一度、不安を口にしたことがあった。
2015年8月、初めて畑を強制収用された時。
それは、13世帯の中の4世帯の田畑だけだった。
工事の都合からか、住民の分断を狙ってのことか、その両方か、理由は定かではないが、その4世帯の1つがサカエさんだった。
「権力って強かね・・」
記者の取材にそのように答え、怒りと不安に震えていたそうだ。
当時は、あのサカエさんが?と一瞬ショックだったが、
それは事実だし、事実はありのままに受け止めねばならない。
しっかり受け止めた上で、どう行動するか、それが大切なのだと改めて教えられた気がした。
その教えを忘れないよう、パソコンに残っているサカエさんの写真を拾い集めてみた。
(残念ながら、ごくわずかしか残っていないが)
県が初めて付け替え道路工事に着手した2010年3月。
工事現場ゲート前で、地面に座布団を敷いて抗議の座り込み。
写真左がサカエさん。
その背には「長崎県知事は強制収用をやめろ」と書かれたゼッケン。
2014年7月の阻止行動。(左端がサカエさん)
この頃は団結小屋に集うおばあちゃんたちも阻止行動に参加。
皆さんお元気だったし、小屋からゲート前まで近かったから。
それでも猛暑の中の座り込みはキツかったと思う。
こうばるを守りたい!という一心か・・
珍しくお出かけ姿のサカエさん。(同じく2014年夏)
見違えちゃった!
2016年3月、団結大会の後の記念撮影。
川原公民館横の石段に集合して、みんなで「エイエイオー!」と叫んでいるところ。
右隣はいつも一緒だったマツさん。
2017年に完成した映画「ほたるの川のまもりびと」のワンシーン。
パンフレットにも掲載されたのでサカエさんは、「こがん足ば投げ出しとるところば・・」と恥ずかしがっていたが、自然体でとてもいい。
同じく足を投げ出しているが、笑顔が最高!
私が一番好きなサカエさんの写真。
少々凹む出来事があっても、この写真を見たら誰もが元気になれそう。
村山カメラマンだからこそ撮れた写真だと思う。
サカエさん、あなたの魂は、いつまでも、この大地に在り、
こうばるの人々を励まし見守り続けることでしょう。
こうばる風景画展は明日(24日)までです!
明日(24日)までです。
佐世保市民の皆さん、ぜひ島瀬美術センターへ!
心がほっとする懐かしい里の風景画が展示されています。
春の「こうばる」は、菜の花がいっぱい!
こうばるの真ん中を流れる石木川。
細く、澄んだ流れは、まさに「春の小川」。
石木川にかけられた「こうばる橋」は、古い石造りのアーチ橋。カッコイイ!
こちらは、こうばるの上流地域の木場郷。
有名な日向の棚田です。
石木ダムができたら、ダム湖によって下流地域と分断され、寂しくなります。
だから、Yさん夫婦やMさんは、農作業の合間を縫って、こうばる住民と共に毎日抗議の座り込みをしています。
もっともっとたくさんの絵が展示されています。
よかったら、買い物帰りにでも是非立ち寄ってみませんか?
コロナ疲れも癒されますよ~
石木ダム工事現場の今
昨日の現場です。「力で奪った土地を返せ」と書かれたプラカード。その下には工事業者による「立ち入り禁止」のプラカードが何枚も並び、ネットの後ろは土砂の壁。これが、今の抗議行動の現場、座り込みの様子です。
こちらは2019年12月の写真。1年3ヶ月程前はこのように、座り込んでる前にも後ろにも、何も遮る物はありませんでした。
それが、昨年(2020年)10月、このように土砂が搬入され、
オレンジ色のネットが張られ、後方が狭められましたが、それでも見通しは良かったので、さほど緊張感はありませんでした。(今年1月の写真)
ところが、3月に入ると、ユンボの動きが活発になり、
早朝や夜も作業を行っていたので、こうばるの皆さんは三交代で、監視活動を余儀なくされてしまいました。
男性も、女性も
雨の日も
疲労困憊の日々が続きました。
3月下旬、ネット後方に土砂が落とされ、
29日には、ネットの位置が変わり、
4月に入ると、このような土砂の壁が造られてしまいました。
前方にも、ネットと土嚢で柵を造り、
土砂を積み上げ、堅め、こちらも壁を高くしていきます。
横から見ると、
こんな感じ。座りこめるスペースは前後10mほどに狭められてしまいました。
しかし、こうばるの皆さんも支援者も、今までと何も変わらず、元気に明るく抗議を続けています。支援者の数はむしろ増えています。県外(福岡や佐賀)からも応援したいと駆けつけてくださる人が、じわじわと増えています。
上の写真の手前にある手作りのテーブルの上で、昨日も美味しいコーヒーとおやつ(大学芋・クロワッサン・カレーせんべいなど)が振舞われました。
昨日は風が強くて、
ダンプカーが通るたびに、
こんなに土煙が舞い上がりましたが、幸い風向きが良かったので助かりました。
1月には、
こんな吹雪の中でも頑張りました。
踏まれても踏まれても芽を出す雑草のように、
踏まれるほどに強くなる麦のように、
こうばるの皆さんの意志はますます固く深く結ばれています。
知事も土木部長も河川課長も、思い出してください。
子どもの頃、きっと読んだはずの童話。
『北風と太陽』を。
知事は県議会での答弁では、「円満に土地を明け渡してもらうのが最善」として「話し合いを模索中」と答えていますが、やっていることは逆ですね。
工事の強行=強い北風を吹き付ければ、心は凍え硬くなり、話し合う気持ちは失せていくばかり。
円満を望むのは御門違いも甚だしい。
知事!
イソップの教訓を思い出し、戦略を立て直してみませんか?
新年度が始まった今こそ、チャンスだと思います。
(
こうばるの春をおすそ分け
もう4月。里山こうばるは花盛り。
2021年こうばるの春を、ほんの少しおすそ分け。
梅も、
桜も、とっくに散って、
菜の花も、盛りを過ぎたけれど、
野原や山道には、まだまだいろんな花が咲いている。
懐かしいレンゲソウ!
何十年ぶりだろう・・昔は田んぼにたくさん咲いていて・・両手にいっぱい摘んで、それで首飾りや冠を作ったっけ・・
アザミ
野イチゴ
スミレ
ギシギシ
クローバー
・・などは分かるけど、私は山野の花の名をあまり知りません。
これはデージーに似てるけど・・・?
こちらはリンドウに似てるけど、リンドウは秋では?と思っていたら、ハルリンドウだそうです。
これは、アケビだそうです。
こちらはムベだそうです。
実はよく似てますが、花は、あまり似てませんね。
これも
これも
みんな見たことはあるのですが、名前は知りません。
小さなチョウがとまっているのはキンポウゲだそうですが、黄色の花は、他にもいろいろ見かけます。
これとか、
これとか・・・
この花とそっくりな黄色の花が、工事現場のあちこちに咲いています。
ナルトサワギクというマダガスカル原産の帰化植物で、特定外来生物に指定されているそうです。
Wikipediaによると、毒性が強く、オーストラリアでは家畜の中毒死が多く報告されているらしい。また、繁殖力がきわめて強いので、在来植物を駆逐する危険性が大きいとも書かれていました。
たしかに・・・工事現場では、盛土の中から、次々に芽を出し・・
こんなところからも・・・
でも、現場では、そんなことはおかまいなく、重機が地肌を削り、
茶色になった大地の一角で、
雨の中、座り込みを続けるこうばるの女性たち。
女性も男性も交代で、早朝から夜まで抗議行動を続けている。
その姿は野花のように、しなやかで逞しい。
それでも、ほとんどが70代。疲労の色は濃い。
県は、これ以上県民を苦しめないでほしい。
春眠、暁を覚えず・・・そんな穏やかな春が、一日も早く、こうばるの皆さんに訪れますように! (._.)
教育現場で石木ダム問題
10月以降、他県からの支援者(座り込み参加者)が増えています。
新聞・TV等様々なメディアの情報発信のおかげです。
また、新たな傾向としては、高校生や大学生が石木ダム問題に関心を寄せ、現地を訪れるケースも増えています。
その要因は、もしかしたらorたぶんESDかもしれません。
ESDとはEducation for Sustainable Development の略で、『持続可能な開発のための教育』と訳されています。
今、世界には環境、貧困、人権、平和、開発といった様々な問題があります。ESDとは、これらの現代社会の課題を自らの問題として捉え、身近なところから取り組む(think globally, act locally)ことにより、それらの課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出すこと、そしてそれによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。
素晴らしいですね!
学校で学ぶのは、教科書に書かれていることだけではない。
現代社会の様々な課題にも目を向け、しかも身近なところにある課題に取り組もうとしている!?
私が学生の頃は暗記中心の授業で、公害問題など社会の課題を学んでも、どこでどんな公害が発生したか、その原因は何か、どれだけの被害者が出たか、その後どうなったか等々を覚えるだけ。知識としての詰め込み教育でした。
それが、今では、その課題解決に繋がる新たな価値観や行動を生み出すことを目指している!教育の現場から持続可能な社会を創ろうとしている!
もしかしたら子どもたちこそが、未来への道標かもしれません。
11月11日に、長崎市から小学生82人が「こうばる」にやってきました!
ダム建設に反対し現在も水没予定地に暮らす住民に話を聞いたり、現地に残る戦時遺構を調べたりして、人権や平和について考えたそうです。
https://this.kiji.is/699439206653674593
子どもたちの心にはどんな言葉や景色が残ったでしょう?
今回の社会科見学を計画してくださった先生や、その計画を実現してくださった校長先生や6学年の先生方の勇気に心から拍手を送りたいと思います。
県内の他の小学校も、是非ご検討を!
先週は長崎大学の学生さんが座り込み現場に訪れて、住民の皆さんの想いをしっかり聞き取りメモしていましたが、その質問の質の高さに驚きました。
これまでの経緯や石木ダム問題の本質を既にしっかり学んでいることが推察でき、今後の研究に密かに期待しています。
また先月は、隣の佐賀県の高校で6人の講師を招いての講演会が開催されましたが、その1人長崎大学の戸田清教授は「石木ダム問題をはじめとする地域の課題、公害・環境・開発問題〜SDGs(持続可能な発展目標)、ESD(持続可能な発展のための教育)を考えるために〜」と題して講演されました。
戸田教授を招いた高校教師は、その意図をメールで教えてくださいました。
常日頃、これだけ情報化やテクノロジーが進んだ世の中に、貧困、格差、差別、多くの問題に歯がゆさを感じておりました。
しかし、社会はSDGsやsociety 5.0に向けた取り組みを始めております。
その中の社会問題として防災、地域格差、の観点から隣県の石木ダム問題に注目していました。SDGs、society 5.0やESDに共感するのは「誰一人取り残さない」という思想です。
マイノリティの村人に寄り添いたいという気持ちと、なんとか水に関わる問題を考えたい気持ちと両方です。
このような先生方の存在に希望を感じます。
そして、未来を担う子どもたちが様々な社会問題に気づき、学び、考え、行動することは、私たち大人にも気づきや反省や勇気を与えます。
子どもたちの新鮮で純粋な想いは、知事や市長、官僚の皆さんのガチガチに固まった頭を和らげ、持続可能な社会への一歩を踏み出す勇気を与えてくれるかもしれません。 (^_-)-☆