心に杭は打たせない!

9月23日、真っ青な秋空の下を、私たちは朝から車で長与町へ。

「2011長崎のうたごえ演奏交流会」に出場するためです。

 

 

昨年に続き2度目の出演。

今回歌ったのは「心に杭は打たせない」

1982年の強制測量を歌で表現しました。

機動隊導入という強権を発動されても、ふる里を守ろうとした住民の思い、

その団結、その誓いが今も脈々と生きている川原の人々の絆。

 

それを伝えたくて、歌いました。

「命をかけてふる里を守り抜く」と断言する人々の心が、

少しでも伝わりますように・・・

 

 

全国集会が新聞に!

昨日、佐世保市役所の記者室にて実行委員5人で記者会見を行いました。

もちろん、全国集会のご案内です。

 

今日、長崎新聞は早速掲載してくれました。

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/ishiki/2011/09/23111052.shtml

 

「石木ダムいらない」 佐世保で来月23日に全国集会

 県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設事業の反対派住民は10月23日、同市内で学識経験者を招いて「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」を開く。

 同町の地元地権者でつくる石木ダム建設絶対反対同盟や、同市の「水問題を考える市民の会」など反対5団体が実行委を結成。約600人の参加を目指す。

 集会では、河川工学が専門で「ダムが国を滅ぼす」などの著書がある今本博健・京都大名誉教授が基調講演。集会前日に同町で総会を開く「水源開発問題全国連絡会」のメンバーは、自主的に実施した同ダム事業の検証結果を報告する。

 22日、同市役所で会見した実行委事務局の松本美智恵代表は「県や市が進める政策に無関心であってはならない。市民に石木ダム事業を自分の問題として考えてもらうきっかけにしたい」と参加を呼び掛けた。

 集会は同市体育文化館内コミュニティセンター大ホールで午後1時半開会。資料代500円。問い合わせは事務局(電0956・31・2782)。

この日は、「よさこい佐世保祭り」の最終日だし、

豪華客船「飛鳥」は寄港するし、

市民はお祭りムード一色かも。

昨年までの私がそうでしたから・・

カメラを持って、踊り子たちの後をくっついてまわってましたから、わかります〜

 

あるいは、そのような人ごみや喧騒を嫌って、この日は家から出ない!

という人もけっこういらっしゃるとか・・

どっちにしても、集会主催者としてはイタ〜イ現実です。

 

このブログをご覧になった佐世保市民の皆さん、

この日は潔く?街に出ましょう!

よく学び!よく遊べ!

集会もお祭りも両方楽しめる、素敵な一日にしませんか?

 

 

全国集会告知看板設置にNO!?

これは佐世保市水道局の建物です。

まるで全市民が石木ダムを願ってるような誇大広告です。

ここにも全く同じ文言の看板が設置されています。

設置者は「石木ダム建設佐世保市民の会」ですが、100%市の補助金で活動している団体です。

だから立派な看板も、横断幕も、バスの車体広告だって何でもござれ!です。

 

でも、ここは市営駐車場のフェンスで、場所代はタダなんです。

そうだ!私たちもここに看板を設置しよう!

来月開催の全国集会のこのポスターを看板にして。

 

             

 

多くの人に伝えて、来てもらえるように、ここなら人通りも多いし、グッドアイデア!

というわけで、9日に仲間が申し込みに行きました。

 

翌日、不許可の返事が電話で返ってきました。

なぜ?

納得がいきません。

市民に提供される公共の施設に、なぜ区別?差別?をするのでしょう。

許可を与えるか与えないか、その根拠は何なのでしょう?

 

このような疑問を、山下市議が15日の本会議で早速問いただして下さいました。

その結果は、翌日の新聞が報じています。

 

 

 

当実行委員会に届いた「屋外広告物設置不許可通知書」には、

「設置許可することができない理由」として以下のように書かれていました。

 

イベント開催に関する掲示物であり、佐世保市の後援を受けていないものと認められること。

 

つまり、佐世保市の後援を受けていないイベントのお知らせはダメだということのようです。

ところが・・・

ここにあるイベントの告知看板は、皆、佐世保市の後援を受けているのでしょうか?

中ほどの「芹洋子ふれあいコンサート」は佐々町教育委員会の主催で、佐世保市の文字は見当たりません。

左端の「かとうフィーリングアートバレエ 第29回リサイタル」の看板も、佐世保市の後援など・・・無し。

後援云々は明らかに言い訳のようです。

市の方針と違う、石木ダム建設を願わない市民は市民として認めないかのような扱いです。

このような非民主的なやり方が許されていいのでしょうか?

市長は、「市の財産は市の事業の方針に沿って利用されるべきだ」と言いましたが、

市の財産は元をただせば市民の税金からできたもの。

私たち反対派の税金もつぎ込まれているはず。

市の財産は市長の財産ではありません。。

 

全国集会ニュース第1号完成!

「本当に必要?石木ダムはいらない!全国集会」まで、もう5週間となりました!

まだまだ準備はこれから・・

大丈夫かな〜

かなり不安・・

でも、昨日やっとニュースの第1号ができました。

担当のMさん、お疲れ様でした!

一人でも多くの人にチラシやニュースを見て頂いて、関心を持って頂きたいと思います。

 

 

 

 

このように、賛同人の方々もどんどん集まっています。

賛同人or賛同団体になろう!と手をあげて下さる方は、次のアドレスへメールでご連絡下さい。

no.ishiki.dam@gmail.com

このブログのコメント欄でも受け付けます。

 

皆さんのメッセージをお待ちしています。 

 

 

日本初!ダム撤去

来年4月、日本で初めてのダム撤去が始まります。

熊本県の「荒瀬ダム」です。

ダムができたおかげで、自慢の清流から鮎がいなくなり、

基幹産業は衰退し、

村の人口は激減し、

洪水防止のはずが、水害は甚大になり・・・

 

ダムができて良かったことは何も無し!

一日も早い撤去を願う村民市民が集まり行動を開始したのはいつからだろう?

私が彼らと出会ったのは2009年の春。

皆さんの活動に圧倒されながら、

中でも抜群の知識と行動力の持ち主「つるさん」にはいろいろ教えて頂いた。

 

その彼女のブログに嬉しい写真が満載!

是非見て頂きたい。

ダム撤去を待ち望む村民の嬉しさがビンビン伝わってきます。

http://kumagawa-yatusirokai.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-efd1.html

Photo_2

 

 

 

抗議と申し入れ

昨日(8月22日)、私たち4団体(地権者と、まもり隊、清流の会、水問題の会)は、県庁へ行き、

石木ダム建設事業の継続方針決定に対する抗議と、事業断念を求める申し入れをおこないました。

 

申し入れた相手は、もちろんこの決定をした中村知事ですが、

知事が出てくるはずもなく、対応したのは河川課長N氏で、私たちの申し入れを、

必ず知事に伝えると約束しました。

 

地権者の一人のSさんは言いました。

「知事が話を聴きたいと言うから、私たちは一生懸命伝えた。

でも、それに知事は何も応えず、事業継続という結果を出してしまった。

私たちへの答えはどうなってるのか」

 

知事の誠実な回答を私たちは待っています!

 

抗議と申し入れの全文を掲載します。

 

                                     2011年8月22日
長崎県知事 中村 法道 様
 
石木ダム建設絶対反対同盟
石木川の清流を守り川棚川の治水を考える町民の会
水問題を考える市民の会
石木川まもり隊
 
 
   石木ダム建設事業「継続方針決定」に対する抗議と、「事業断念」を求める申し入れ
 
 
拝啓
 貴方は、去る7月26日の記者会見において、石木ダム建設事業について、「県として事業継続の方針を決定したことを国(国交省)へ報告する」旨を表明されました。

                         (1)
 私たちは、県の方針検討の過程で、その都度、意見を提出してきました。
今回の「事業継続」方針の表明に際し、私たちは、その方針検討の過程に、大きな欠陥があることをあらためて指摘します。
 先ず、「検討の場」での審議です。私たちは、石木ダム建設事業計画を分析して、専門家の助言も得て、「市民による石木ダムの検証結果」を提出しました。
ここには、川棚川の治水にも、佐世保市の利水にも、石木ダム建設は必要でないことを、根拠を示して指摘しています。
 「地権者との意見交換の場」で、私たちは、「検証結果」を詳しく説明しました。また、地権者は、ダム計画による様々な苦しみを切々と訴えました。
 「検討の場」の審議は、これらの根本的な問題を検討しないままに、「事業継続」の結論を出しました。
 次に、「県公共事業評価監視委員会」の審議です。ここにも、私たちの「検証結果」を提出しました。これをふまえて、委員から、新しい資料の要求や問題指摘がありましたが、それを無視して、「事業継続」の結論が強行されました。
 貴方は、佐世保市議会が「石木ダム建設促進に関する意見書」を可決したこと、県議会が「石木ダム建設促進に関する決議」を可決したこと、これらを記者会見で強調されました。
 しかし、佐世保市議会での「意見書案」の審議で、これを厳しく批判する反対意見が述べられたことをご存知でしょうか。県議会での「決議案」の審議で、これを厳しく批判する反対意見は、お聞きになられたはずです。
 私たちは、この反対意見の中にこそ、正義と道理があると確信します。
数の多寡に惑わされず、道理ある正論を見抜くことが、指導者の資質として必要です。
 佐世保市には、「石木ダム建設促進佐世保市民の会」という団体があります。
石木ダム建設促進のキャンペーン活動を行なっています。佐世保市長などは、この団体の活動を根拠にして、「石木ダム建設促進は市民の願い」だと主張しています。しかし、この団体の運営資金は、100%が佐世保市からの補助金であることをご存知でしょうか。この団体と佐世保市が共催して平成21年1月27日に開催した「石木ダム建設促進市民決起集会」は、2千人が集まったと宣伝されました。しかし、この集会に、市の職員が勤務時間中にも拘わらず  多数動員されたことをご存知でしょうか。貴方の真実を見る目が、「偽装された世論」のために曇ることがないよう望みます。
 以上の理由により、貴方が、石木ダム建設事業について「継続の方針」を決定したことに抗議します。
                        (2)
 次に、県の方針決定を受けて、国も「事業継続」を決定した場合に、生じるであろう事態について、貴方は、どのように想定されていますか。
 絶対反対同盟に結集した地権者の意思は強固です。それは自らの居住権、財産権を守るという何人も侵すことのできない基本的人権に基づくものです。
そして、石木ダム自体が不要であるとの確信に裏付けられ、その意思は益々強固です。
 ダム建設用地を取得するためには、強制収用の道しかありません。
それに対して、地権者は頑強に抵抗します。それでも強制収用を執行するためには、強権発動が伴います。そうなると流血の事態も想定されます。
そういう事態でも、貴方は、ダム建設を強行する覚悟がありますか。
いまの時代、強権政治は通用しません。世界的にも、強権政治家は国民によって辞任させられています。また、国民から訴追される事例も少なくありません。
 貴方は、政策を実現して政治家として名声を挙げたいという願望をお持ち かもしれません。しかし、誤った政策は、一時的には実現したとしても必ず破綻することは歴史の教えるところです。その際、名声は地に墜ちます。
 誤りを指摘されながら強行した政策の破綻は、国民に深刻な被害を与えます。いま私たちが体験している原子力発電所事故の被害はその何よりの教訓です。
 
 私たちは、貴方が「石木ダム建設からの撤退」を決断されることこそ、英明で勇気ある政治家としての名声を世に挙げる道であると考えます。
 私たちは、貴方が、国への「事業継続報告」を撤回すること、そして県公共事業評価監視委員会へ、先の審議で求められた資料を提出して、指摘された問題を検討するために審議の見直しを委嘱することなど、石木ダム建設事業から撤退する道を進まれるよう提言します。貴方の熟慮を求めます。
                                                     敬具
 

「石木川の清流とホタルを守る市民の会」発足!

                         代表の戸田清先生(長崎大学環境科学部教授)

 

8月20日、石木ダムに反対する新しい市民の会が長崎市に発足しました。

実は、もう一年前からその動きはあって、私たちはずっと首を長くして待っていました。

もちろん仲間が増えることの嬉しさが一番ですが、

県庁所在地の長崎市にその拠点が生まれることの意味はとても大きいからです。

情報収集、発信力、人脈、etc.

これから大いに連携していきたいな〜と思っています。

 

石木ダム建設に反対 長崎市で市民団体発足

=2011/08/21付 西日本新聞朝刊=

県と佐世保市が川棚町に計画中の石木ダム建設に反対する長崎市民を中心にした「石木川の清流とホタルを守る市民の会」が20日、同市で結成総会を開き、約50人が参加した。

 長崎市は同ダムの利水などには直接関係ないが、県民の立場で、石木川流域の清流や棚田、ホタルなどの自然環境を後世に残そうと、昨春から準備をしていた。会員は約90人で、今後は知事への公開質問状提出や建設反対の署名、水没予定地を撮った写真展などに取り組む予定。

 長崎大環境科学部教授の戸田清共同代表は「治水も利水も県の主張には説得力がなく、必要性のない公共事業。多くの人に関心を持ってもらいたい」と話した。

 総会には、地権者などでつくる「石木ダム建設絶対反対同盟」の岩下和雄代表も参加し「私たちの古里を残そうと集まってくれてうれしい。県全体の盛り上がりに期待したい」と連携を呼び掛けた。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/259332

2011こうばるホタル祭り

2011こうばるホタル祭り

 

ずいぶん遅くなりましたが・・

大村のTさんが、ホタル祭りの映像をYouTubeにアップしてくれましたので、お知らせします。

 

Tさんは今、原発問題で大忙しで、諫干問題もあるし…

市民カメラマン?として東奔西走の日々。

というわけで、5月末の録画の編集が7月末になったようです。

 

ともあれ、2011年の川原ホタル祭りの記録を、ごゆっくりご覧ください。

台風接近で、一日中雨!

しかし、雨にもマケズ準備する川原の住民パワー!

それを知っているからこれだけのお客さんが集まったのですね〜

いつもよりはうーんと少なくて、飲み物や食べ物もかなり残ってしまいましたが、

 

しょんなかさ〜、

天気ばっかりは どがんもできんけんね〜

晴れの日もあれば 雨の日もある、

それでよかとよ。

晴ればっかりじゃ、米もできんけんね〜

 

と、涼しい顔をしていた川原のおばあちゃんの言葉を思い出しました。

さすが!

 

( この日の様子はこちらのブログでも紹介しています。

http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20110529 )

 

石木川流域の夏

久しぶりに、昼間の川原にやってきました。

「川原の夏」をカメラにおさめたくて。

青々とした田んぼの畦道を通って石木川へ。

 

石木川の支流に沿って行くと、

虚空蔵山がひょっこり顔を出し、いらっしゃ〜い!とでも言っているよう…

 

「ヒミツの避暑地」には、

今日も冷たい清流と涼しい風が流れ、まるで天然クーラー。

水の透明感も、草や木も、去年と同じ。

河原で水を飲むアゲハチョウの居る場所も、去年と同じ。

来年も再来年も、アゲハチョウの子孫たちは、きっとここにやってくるでしょう。

 あなたたちの水飲み場を、ダム湖に沈めないよう、

頑張るね!

 

 

佐世保市水道局、ブロック化計画

昨日の長崎新聞ローカル面に、

佐世保市水道局が「配水ブロック化」を計画しているとの記事が出ていました。

 

「配水ブロック化」とは、給水区域を分割して水圧を適正に保ち、

漏水や破裂の防止、その早期発見につなげるもので、

漏水対策としては大いに有効な対策なのです。

 

本当はとっくにやっていなければならなかったのです。

平成6年の大渇水の苦労を言い続けるなら、

その苦労を回避するために、この対策を実行すべきだったのです。

実行した長崎市や福岡市は、急激に漏水が減り、有効率がアップしました。

ブロック化もせずに、「石木ダムを!」と言い続けた佐世保市に川棚町民への説得力はありません。

 

でも、遅すぎたとはいえ、取り組みには大いに賛成です。

来年度から本格着工のようですが、

ブロック化された給水が実施されるようになれば、配水量はさらに減少するでしょう。

 

先月(7月)の一日平均配水量は、74,356トンでした。

 

皆さん、

現在、佐世保地区の水源量は最大で105,500トンあるんですよ。

最低でも、77,000トンあると水道局は言ってます。

(専門家は、98,000トンあると言ってますが…)

 

十分足りてますね。

 

ブロック化でますます配水量が減れば、ますますダムの必要性は幻に・・・