6月5日は、たらみ図書館へ

 

 今度の日曜日、6月5日、諫早市内またはお近くの方で、

   お時間と興味のある方は、是非たらみ図書館へ。 

 

原発問題を考える映画、「ミツバチの羽音と地球の回転」の上映会が開催されます。

 ・第一回; 09:30開場 10:00〜12:30
 ・第二回; 13:30開場 14:00〜16:30
 ・第三回; 18:00開場 18:30〜21:00
 
 料金 ; 大人       前売り 1000円(当日 1200円)
        大・高校生   前売り 500円(当日 700円)
        中・小学生   無料 

 

映画の上映だけじゃないんですよ。

 

上映は、「海のホール」でおこないますが、

2階の研修室では、環境問題を考えるいろんな市民団体のブースが設置されます。

 

私たち「石木川まもり隊」も、参加  

諫干問題や、本明川ダム関係の方々と一緒の部屋で、発信させていただきます。

 

石木ダム計画の歴史、問題点、検証状況など、わかりやすくお伝えできれば・・

と思っています。

ほーちゃんの紙芝居や「こうばる通信」も、もちろんありますよ。

また、絵葉書、CD、川原のお花の種等々の販売も。

 

日曜日のひとときを、楽しみながら、

少し真面目に、

未来に続く道のことを考えてみませんか?

生活に欠かせない水やエネルギー問題、私たちの選択で未来が大きく変わるかも…

 

 

 

長崎県公共事業評価監視委員会へ意見書提出

昨日開かれた公共事業評価監視委員会を傍聴しました。

定員27名に対し5名多い32名が受付。

告知では定員オーバーの場合、抽選となっていたけど、全員傍聴が許可されました。

パチパチ・・そうでなくっちゃ!

 

7名の委員のうち、1名が欠席、1名が遅刻。

浦上ダムの審議から始まりました。

A3版45ページもの資料に沿って県の説明を聴いた後、ほとんど意見も出ずに、

(委員長の方が一人で質問なさっていましたが…)

県の原案通り継続と決定。

 

え?もう終わり?

これで浦上ダムについて評価されたの?

何を監視したの?

まさか、石木ダムもこれと同じ扱いってことはないよね?

などと、休憩に入ったとたん仲間内でワイワイガヤガヤ。

 

だって、私たちは、今日意見書を提出したばかり。

それに目も通さず審議終了ってことはないでしょう…

 

審議再開。

石木ダムに関する県の説明資料は、浦上ダムの倍以上の104ページ。

その説明だけでたっぷり1時間。

他にパブコメ、住民の意見、学識経験者意見などの各要旨、

3月6日意見交換会の速記録等々、その他の資料もいっぱい。

その上、今日渡した意見書もあって、

予想通り、本格的な審議は次回へ…ということになりました。

 

この意見書は、A4版で40ページ。

これもかなりのボリュームです。

よほど関心のある人でないと読む気が起きないかも…

それで、私たちは6ページのダイジェスト版を作成し、

前日、報道関係者の方にお渡ししてました。

 

そして、委員会が始まる少し前に県政記者室へ行き、

私たちがどういう思いで、このような意見書を作成したのか、

石木ダム事業の何が問題なのか、

県が行っている検証のどこがおかしいのか、等々について説明をさせてもらいました。

そして、40ページにも及ぶ本編に関心のある方はデータを送りしますのでご連絡くださいと伝えたら、

終了後、8人の記者の皆さんから送ってほしいとの申し出がありました。

 

たいへん嬉しいです。

そして、心強いです。

一人でも多くの県民に、本当の佐世保市の水事情、本当の川棚川の治水計画を知らせてほしい。

本当のことを知れば、石木ダムが必要なものかどうか、自ずと見えてくるでしょうから。

 

また、いま一番知ってほしいのは、昨日の評価監視委員の皆様方。

どんなに上手く数字や理屈が組み立てられていても、重要なのは事実と現実。

そこを理解するところからしか、未来への展望は開けないはず。

委員のお一人お一人が、長崎の未来へ大きな責任を感じて、審議に臨んでほしい。 

 

” こうばる ほたる祭り “ 開催のお知らせ

今年も開催しますよ〜

川原のほたる祭り!

 

5月28日(土) 夕方〜

川棚町岩屋郷川原地区、石木川そばの広場にて

 

山菜料理に、シシ肉のスペアリブ、おこわ、ほたる団子、ぜんざい、etc…

ああ、考えただけで涎が出そう・・・

川原の主婦の手料理は絶品なのです!

みんな川原で採れたもの、手間ひまかけて準備した、愛情たっぷりの逸品ばかり。

 

金魚すくい、蛍かご作り、蠅たたき作りなどの体験コーナーもありますよ。

 

夕方6時半からは、特設ステージで、ライブ演奏も開催しまーす! 

佐世保の人気グループ「オトヒトツ」、

佐賀県鹿島市からは「ホロヤカン」、

長崎市の男声合唱団「ながせん」など、みんな聴きごたえたっぷりの皆さん。

そして今年は、地元川棚の方が手品を披露して下さいます。

楽しみですね。

 

肝心の蛍たちは、例年より2週間ほど飛び始めるのが遅かったそうです。

まだまだ少ないかも・・

その時はごめんなさい。

でも、蛍の乱舞もいいけれど、

暗闇に、1匹フワリ、遠くにピカリ・・ってのも風情があっていいと思うな〜 

 

それから、それから、

天気予報によると、当日は「  時々  」になっていますが、

雨天決行!ですから。

土砂降りでない限り・・来てね。 

テントの中で美味しい物を食べて、語り合いましょう〜

ほたる祭りをずっとずっと続けるにはどうしたらいいか・・

つまり、川原を水の底に沈めないためにはどうしたらいいか・・

皆で知恵を出し合いましょうー 

 

石木ダム 検討の場 最終回! 

石木ダム 検討の場 最終回! その1

5月9日の検討の場(最終回)の様子が、You Tubeで見られます。

中身のない形式だけの「検討」で、見て頂くほどのものでもございませんが、

その中身の無さを確認したい方は、是非どうぞご覧になって下さい。

 

こんな虚しい「検討」を、多くの時間と税金を費やし、膨大な資料を作って…

ああ、もったいないな〜

 

続きはこちらです。

石木ダム 検討の場 最終回! その2
http://www.youtube.com/watch?v=a4s56I1bTns
石木ダム 検討の場 最終回! その3
http://www.youtube.com/watch?v=VdavdeqOa2c
石木ダム 検討の場 最終回! その4
http://www.youtube.com/watch?v=rGfd756pFcw
石木ダム 検討の場 最終回! その5
http://www.youtube.com/watch?v=EVJHwsUxL7g
石木ダム 検討の場 最終回! その6
http://www.youtube.com/watch?v=HDhbKIPStgo
石木ダム 検討の場 最終回!  その7
http://www.youtube.com/watch?v=xsEeDaIsfDU
石木ダム 検討の場 最終回!  その8
http://www.youtube.com/watch?v=iw9rHTqGHhc

                 

公共事業評価監視委員会

昨日、長崎県のホームページにこのような告知がなされていました。

先日の「検討の場」が終わって間もないのに、もう対応案が策定されたのでしょう。

いよいよ石木ダム建設事業の是非が評価監視委員会にかけられます。

 

第1回長崎県公共事業評価監視委員会の開催について

2011年05月13日
建設企画課


 長崎県が実施する公共事業の再評価・事業評価を行うにあたり、「長崎県公共事業評価監視委員会」の今年度第1回目の委員会を開催します。

                       記

1.開催日時
     平成23年5月25日(水) 15時15分〜

2.開催場所
     長崎県農協会館 7階 701号室
      (長崎市出島町1番20号) 地図はこちら

3.議題
     川棚川河川総合開発事業(石木ダム)
     長崎水害緊急ダム事業(浦上ダム)

5.委員会の傍聴について
     傍聴を希望される方は整理券が必要です。
     整理券は当日受付にて配布いたします。
     (定員) 27名(定員を超えた場合には抽選を行います。)
     (受付時間) 14時25分〜14時55分
     くわしくは『
傍聴にあたってのお願い【PDF】』をご覧下さい。

 
その『傍聴に当ってのお願い』を見ると、
9項目の「傍聴に関する注意事項」が記されていました。

 

1.傍聴名札を配布しますので、会場では常に携帯し傍聴終了後は受付に返却して下さい。
2.指定した傍聴者席以外での傍聴は禁止します。
3.
撮影、録画、録音は禁止します。
4.傍聴される方の発言、委員の発言への批判、可否の表明、ヤジ、拍手等は禁止します。
5.プラカードやのぼり等を掲げる行為は禁止します。
6.ビラ等の配布は禁止します。
7.みだりに傍聴者席を離れないで下さい。
8.携帯電話は電源を切るか、マナーモードにし、使用は禁止します。
9.その他、委員会の進行を妨害したり、会場の秩序を乱す行為は禁止します。
 
 
なぜ、傍聴者は名札を付けないといけないのでしょう?
なぜ、録音・録画をしてはいけないのでしょう?
 
この委員会の成り行きに関心を持っている人はたくさんいます。
傍聴希望者はたくさんいるでしょう。
しかし、27名しか認めないと制限されています。
抽選に外れた人は、会議の成り行きを知ることができません。
しかし、録音や録画が許されれば、後でそれを視て、聴いて、知ることができます。
県は、なぜ県民の知る権利を奪うのでしょう?
県は、何のために「公共事業評価監視委員会」を開くのでしょう?
そもそも「公共事業評価監視委員会」って、なあに?

朝日新聞掲載「キーワード」の解説によると、

「始まったら止まらない」と言われる公共事業の再評価のため、国が98年度から始めた。県も同年度、同様の目的で委員会を設置した。審議するのは、国の補助事業や県単独事業で予算化後(1)5年たっても未着工(2)10年たっても未完成の事業など。県は委員会の意見書をもとにして対応を決める。委員会は06年度までの9年間で320の公共事業を審議。うち99事業が「見直し」や「中止(または休止)」となった。コスト削減額は約529億円とされる。(長野県)

やると決めて、予算をつけたのに、

5年たっても始まらない、10年たっても終わらない・・

そんな公共事業は、どこかに無理があるんじゃないの?

ほんとは必要ないんじゃないの?

そんな疑問を解決するために、ちゃんと監視して評価しようじゃないの!

ということで作られた制度のようです。

そしてその結果、見直したり、中止したりして(長野県の場合31%も!)

コスト削減に寄与してきた意義ある委員会のようです。

 

長崎県の場合どうだったのでしょう。

きちんと評価してきたのかな・・

これまで一度も傍聴したことないから、是非傍聴してみたいなぁ〜

 

そんな意義ある委員会なら、多くの県民に公表すべきじゃないですか?

民主党政権になって変わったことの中で、国民の評価が最も高かった「事業仕訳」。

あれはすべてネット上で見られましたね。

仕訳結果の良し悪しは異論があっても、

そのプロセスは誰もが目撃できる、オープンな作業現場で好評でした。

そこが国民の支持を得たんですよね。

 

なのに、長崎県の場合、録音も録画もダメですか?

そんなにコソコソとやりたいの・・?

失礼!27人の傍聴は許すので、コソコソは言い過ぎですね。

そんなにひっそりやりたいの?

 

な〜ぜ?

 

 

石木ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場(第3回)

この長いタイトルの会議も3回目にして、早くも最終回となりました。

始まる前から私たちが予想していた通りの、形だけの・・・

時間と労力とお金を費やした税金の無駄遣いに終わりました。

 

5月9日(月)14:00〜JA川棚の広い会議室が用意され、今回は傍聴者の人数制限もなかったけれど、

過去2回よりも集まった人は少なく、その上、途中退席者も続出…

 

その理由は、「検討」されない「検討の場」だったからでしょう。

今回も初めにこれまでの「おさらい」(過去2回の検討の場の要約)の説明があり、

第2回検討の場の後おこなわれたパブリックコメントの公表

 

3月6日の地権者との意見交換会で出された意見の公表

 

3月11日の関係住民説明会における住民からの意見の公表

 

学識経験者の意見の公表

 

関係地方公共団体の長の意見の公表

 

関係利水者の意見の公表があり、

 

それらの意見を踏まえた?県からの補足説明があり、

その後あらためて、評価軸による評価を示し、最終的な総合評価が下されました。

やはり、治水の面からも利水の面からも「石木ダム案」が最良の選択という結果となり、

検討の場の構成員からは異論も出ずに、しゃんしゃんと承認、お開きとなりました。

 

寄せられた多くの声は、全く届きませんでした。

パブコメもただ集めただけ。

このような重要な意見も無視されています。

 

反対地権者の心からの叫びがどこに活かされたでしょう?

約束通り、討論会の速記録は提出されましたが、構成員の各首長さんが熟読された形跡はありません。

次々に貴重な意見、胸を打つ言葉が発せられたのに・・・

私たち納税者に突きつけられた言葉もありました。

 

 

 

これら地権者の声がどこに届いているのでしょう?

これらの声に真摯に耳を傾けたなら、

実現性という評価軸の「見通し」のところでは、明らかに「ない」としか書けないはずなのに、

「残る地権者の方々の理解が必要である」という表現で記されています。

 

また、県による補足説明はこれまでの主張を繰り返すばかりで、説得力は全く無し。

例えば、水需要予測の数値について、あらたにこのように説明していますが、

なぜ工場用水がこのように過大になるのか、その根拠は全く示されていません。

「実績値に新規開発分を加算し、将来値を設定している」と書かれているだけです。

21年度実績=2,096m3で

29年度予測値=5,245m3ですよ。

3,149m3も増える?・・・実に2.5倍にもなるという大胆な予測の根拠が全く示されていません。

 

また、負荷率は実績値だと書かれていますが、

負荷率の80.3%は、過去(平成19年度)の資料での実績値であり、

現在からみた過去10年間に、この数値は存在しません。

 

一番直近の負荷率は90.1%もあり、過去10年の平均値は86.5%です。

仮に負荷率を、この86.5%で計算すると、一日最大給水量は、103,424m3となり、

8,000m3近くも減少します。

 

すべてにおいて、この調子でした。

まじめに検証しよう、予断を持たずに最新のデータを基に見直そうという姿勢が、まるでありませんでした。

とても、とても、残念です。

 

たぶんこの調子では、県の対応案を評価する「公共事業評価監視委員会」の結果も同様でしょう。

と思いたくなりますが、諦めてしまってはダメですね。

委員の皆様にも失礼ですし、私たちも前へ進めなくなってしまいます。

 

心ある委員の方はきっといる!

そう信じて、さらなるステップでの検証を見つめていきたいと思います。

 

 

「アースデイさせぼ2011」に参加しました

 雨のち曇り・・

で、なんとかアースデイ開催できました〜 

ほっ 

佐世保公園には、市内外からたくさんの若者や子どもたちが集まりました。

70ものブースが出され・・

「石木川まもり隊」も、この大きなテントの中にたくさんのパネル展示をしました。

石木ダム建設予定地「川原」に住んでいるほーちゃんは、

川原(こうばる)のことを紙芝居にして伝えてくれました。

石木川に生息する、魚、周辺を飛ぶ鳥、

川原地区に住む動物や人間のことも、素敵な絵で紹介です。

 

テントの中では、写真展と、

佐世保市の水事情の実態を示す資料を少々展示。

他にも展示できなかった資料をテーブルの上に置いておきました。

この資料は、この春長崎大学を卒業したばかりのA子さんが、

情報公開で資料を取り寄せたり、漁協に取材に行ったりして、一生懸命調べ、まとめてくれました。

さすが!です。

 

このブースを訪れた方に、石木ダムに賛成?反対?のシール投票をお願いしました。

うーん、予想以上の結果です。

 

でもね〜、これがそのまま佐世保市民の声とは言えないし・・

ま、いつか、こうなることを夢見て、ぼちぼちやりましょうか、ね〜  

 

アースデイの様子はこちらにもあります。 http://blog.goo.ne.jp/michie39/d/20110424

 

アースデイさせぼ2011

例によって、直前のお知らせで・・すみません!!

 

明日24日(日)、佐世保公園で、10:00〜17:00

アースデイさせぼ2011が開催されます。

自然や平和を守り、アース(地球)のアス(明日)を見つめようという意義深〜いイベントです。

70くらいのブースが設置されます。

無農薬食材による食堂やお花屋さん、フェアトレードのお店、

ヨガや楽器、木工などのワークショップ、

玄海原発やミツバチのことが学べるブースもあります。

そして、「石木川まもり隊」もブース出します!

1982年の強制測量の時の写真や記事、現在の川原の写真、佐世保の水事情の資料等々の展示、

ほーちゃんの紙芝居や、あきこさんの研究発表(石木ダムが大村湾に与える影響)などなど

盛り沢山です。

素敵な川原の絵葉書のプレゼントもあります。

「川原のうた」も聴けます。

ちょっとお天気が心配ですが、御用とお急ぎでない方は、遊びに来てね〜

おっと、その前に、投票に行くの忘れないでくださいよ。

 

実は今日、嬉しいコメントを頂きました。

ブログ「佐世保便り」の2年前の記事(「石木ダム」)を読んだ「一市民」さんから、

こんな感想が寄せられました。

 

古い記事にすいません。 (一市民)
2011-04-23 16:41:12

今まで渇水を人生で2度体験しました。
その時の大変さが、「佐世保は慢性的な水不足」「石木ダムを建設しないと」と漫然と思い描いていました。
しかし、それは違うとわかってきました。
佐世保市民は私と同じように何となく洗脳されてきたと思います。
今の市長は長崎県知事と結託し、推進一本やりで、現実を隠して、後戻りできない、と諫早干拓と同じように思っていると思います。
私は明日の市長選、批判票として候補者に投票します。

とても嬉しかったです。

本当のことを知る大切さ、それを伝える大切さ、

忘れてはいけないと、あらためて感じました。

小さな声でも、微力でも、無力ではない…と。

 

明日、「石木川まもり隊」のブースを覗いて下さった方の中のお一人でも、

「一市民」さんのように気付いて下さる方がいたら・・・

それだけで、私たちは満足です。

 

だから、あした、天気にな〜れ!

 

ほーちゃんの手作り新聞

「こうばる通信」

石木ダム建設予定地に生まれ育ったほーちゃんが、

家族のこと、地域のことを感じたままに書いている手作り新聞。

 

それを始めるきっかけは、やはりダム問題でした。

昨年の今ごろ、付替え道路建設を強引に始めた県と住民との対決、

激しい抗議、毎日の座り込み。

親世代、祖父母世代の必死の抵抗を見つめながら、

ほーちゃんは、自分にできることは何か?と考え、始めたのが「こうばる通信」でした。

 

この新聞がNBC記者の目に止まり、昨日、夕方のニュース番組の中で特集されました。

「石木川まもり隊」の仲間でもあるほーちゃんの雄姿?を、是非ご覧ください!

 http://www.youtube.com/watch?v=c-IB3at5vN4

 

最低レベル!長崎県の水道施設の耐震化

2011/03/25付 西日本新聞朝刊の記事です。

今回規模大地震なら県内9割断水も 配水池の耐震化 全国最低

 災害の際、命を支える水。東日本大震災では、水道管の破損などで14県150万世帯以上で断水した。長崎県の水道施設の耐震化は全国でも最低レベルで、同規模の地震が起きると県内9割以上の世帯で断水の可能性が強く、早急な対策が求められている。

 標高約200メートルに位置する佐世保市の赤崎第2配水池。直径20メートルのコンクリート製水槽に浄水施設から送られてくる水道水1700トンを蓄える。ここから高低差の圧力を利用して10基の配水池を経由し、約3500世帯に供給する。だが、38年前に作られた壁の厚さは25センチと薄く、震度4以上の地震でひびが入るとみられている。

 長崎の水道施設で最大の問題はこの配水池だ。震度6強の地震を基準に厚生労働省が2009年度に行った全国調査によると、配水池の耐震化率は全国平均34・5%に対し、長崎は9・3%と47都道府県で最下位だった。

 県水環境対策課によると、コンクリートやステンレス製の配水池は近年建造されたもの以外は耐震調査すらできていない。特にコンクリート製配水池の強度不足が懸念されるが、補強工事や新たに建造するにしても最低でも数千万円かかるため、県内で千基以上とされる配水池の耐震化はほとんど進んでいないのが実情だ。

 悩ましいのが斜面地が多い長崎市や佐世保市。水圧を落とすため複数の配水池を経由する必要があるからだ。長崎市で約250基、佐世保市で約200基の配水池を抱えている。「限られた予算を耐震化中心には組めない」と、佐世保市水道局の川久保昭水道局長はため息をつく。

 一方、ダムと浄水施設をつなぐ管など主要水道管の耐震化率も、長崎県は18番目に悪い26・3%と全国平均を4ポイント下回る。水道管は揺れがきても継ぎ目が外れにくい特殊な「耐震管」に取り換える必要があるが、耐震管は非耐震管の2、3倍と値段が高い。旧合併町を含む県内33地域のうち雲仙市など15地域がまったく取り入れておらず、52・3%の長崎市など3地域以外は全国平均の17・2%を下回る。

 断水時の給水対応も問題だ。県内21市町のうち給水車を持つのは長崎市や佐世保市など5市のみで、緊急時のマニュアルがない自治体も目立つ。県は近く各自治体にマニュアル整備を指導し、他県との相互協定なども再点検する方針だ。

 

     限られた予算の中で、耐震化対策に力を入れるためにも、

             石木ダムはもう止めましょう!