どっちのバスに乗りたい?

佐世保で一番読まれている情報誌「ライフさせぼ」。

たぶん読売や朝日よりも・・・?

そのライフの今週号の中ほどのページにこんな記事が・・・

どんな記事って?

見えないかな?

こんな記事ですよ。

ライフの記者さんもやっと出会えたようですね、ラッピングバス「石木川まもり隊」号に。

「私たち市民にはなんとも不思議な字面です」って?

「賛成と反対の両意見が市民にオープンにされるということは健全なことにも思えます」って・・

そして最後に、

「市民ははたしてどっちのバスに乗りたいのでしょうか?」と結ばれています。

ですよねー

私も聞いてみたいです〜

 

「こうばるのうた」聴けません!

懐かしいこの写真は、2010年10月16日、「日本のうたごえ祭典in長崎」の一場面。

川原の皆さんによる「こうばるの歌」の合唱シーンです。

K君もHちゃんも、あんなにちっちゃかったんだねー

Hちゃんなんか今は私よりすっかり大きくなっちゃってるし、月日の経つのは早いもんです。

 

3日前のブログでお知らせしたように、7月4日の佐世保集会で、

再び「こうばるの歌」の合唱が聴けるはずでした。

来場者の皆さんに、ふる里を守りたいという思いを込めた生の歌声を届けたい・・と、

川原の皆さんも張り切っていました。

 

でも、それが叶わなくなりました。

ブログを見た県の職員が、

7月4日は、佐世保で集会があるそうだ。

阻止行動は休みにするか、ごく少数でやるか・・

大型重機を入れるならこの日だな!

と言ったかどうかは定かではありませんが、

とにかく、この日が狙われているらしいとの噂があちこちから聞こえてきました。

 

そこで、泣く泣く、地権者の皆さんの多くは不参加とすることに決めました。

「地権者からの訴え」をおこなう人など、ごく一部は参加しますが、

他は、残って抗議行動です。

もう、歌どころではありません。

 

実行委員の主要メンバーも抗議行動に参加します。

たいへん残念ななりゆきに、がっくりきましたが、しかし、これが現実です。

地権者の皆さんは、家族や友人と楽しい約束をしていても、ダム問題で何かあると、いざ鎌倉!

すべてを犠牲にしてダム反対運動に身を投じてこられました。

 

こうなったら、残ったわずかのメンバーで頑張ります。

現地で頑張る地権者や支援者の分まで、その思いが伝わるような集会にします。

だから、皆さん、ぜひ一人でも多くの方がアルカスに足を運んでくださって、

地権者からの訴えに耳を傾けてくださいますよう、

そして、地権者に勇気を与えてくださいますよう、お願いいたします。  

 

まもなく2回目の裁決申請へ!           そこには4世帯の家屋が・・

昨日6月16日、川棚町は、県が要請していた土地・物件調書に署名押印し提出しました。

県は準備が整い次第、2回目の収用裁決申請をする意向です。

それがいつなのか・・

1回目の場合を振り返ると、8月28日に川棚町が提出し、9月5日に裁決申請されました。

その間8日ありますが、この間に知事は訪米しており、その帰国を待ってということだったならば、

今回はもっと早く1週間以内に提出されるかもしれません。

 

その1回目の申請についての裁決の可否もまもなく決定するとのこと。

否となる可能性はとても少ないと聞いています。

 

県は今、付替え道路工事を強行し、

新たに4世帯の家屋を含む土地を裁決申請し、

昨年申請した4世帯の農地を強制収用しようとしています。

躊躇なくどこまでもダム建設に突進する県。

住民の理解を得ようとするパフォーマンスさえ最早ありません。

自ら住民との対話を求めた5年前の知事は、すっかり心変わりしてしまったようです。

住民の人権を無視する県政、何がそこまで彼らを掻き立てているのでしょう。。

 

石木ダム問題の真実

少し先のことですが、忘れないうちにお知らせを・・

関心のある方、カレンダーへのメモ、よろしくお願いしますね〜

7月4日に、またアルカスSASEBOで集会を開きます。

 

もうすぐ石木ダム対策弁護団編集のブックレットが出版されます。

そこに記された「石木ダムの真実」とは?

ブックレットに書ききれなかった真実の真実が聞けるかも・・・?

 

また、パタゴニア日本支社長の辻井さんが今なぜ石木ダムなのか?その想いを語ってくださいます。

 

地権者からは、現地で強行されているダムのための付替え道路工事の実態を伝えていただきます。

 

そして、どんなときにも明るく元気な現地の皆さんの歌声もお届けします。

皆さんが守り抜こうとしているふる里「こうばるのうた」です!

 

集会の後には、出来立てホヤホヤのブックレットの即売会もいたします。

石木ダム対策弁護団長 馬奈木昭雄弁護士に、その場でサインが頂けます。

ほーちゃんグッズのオマケもついてきますよ〜

 

マスコミの皆さんにも紹介しなくちゃと思っていたところ、

なんと既に告知記事が!

びっくりです。

http://www.data-max.co.jp/0615_dm1718/

2015年06月15日 15:53

長崎県・石木ダム問題 パタゴニア日本支社長が7月4日特別講演

img2 長崎県と佐世保市が計画を進めている長崎県東彼杵郡川棚町の石木ダム建設に反対する市民団体が、7月4日(日)午後1時から、アルカスSASEBOで反対集会を開催する。集会では、今年4月にダム建設反対運動への全面支援を表明した米アウトドア用衣料製造販売のパタゴニア日本支社・辻井隆行支社長が特別講演を行う予定。参加費は無料となっており、より多くの市民へ、ダム建設計画への問題提起を行う。パタゴニアは、米国でも環境保全の観点からダムのあり方を問う活動を行っており、石木ダム反対運動への支援や現地視察を行ってきた。

 石木ダムの建設は、6月12日に、県が中断していた付け替え道路の工事を5年ぶりに再開。反対する地権者らがいない早朝に機材を搬入するかたちで行われた。反対する側からは、不意打ちとも言えるやり方に怒りの声もあがっている。新たに建設されるダムの洪水対策上の必要性や、人口減少が進む佐世保市の水需要など、さまざまな点で疑問の声があがるなか、進められようとしている建設工事。長崎県は、納得してもらうことをあきらめ、強行手段をとっていくのだろうか。

 14日の集会では、石木ダム対策弁護団の講演や、地権者による訴えも行われる。

【山下 康太】

 

データマックスが配信するNETIB-NEWS とは、

「企業経営・企業間取引に必須なビジネスニュース、政治・社会ニュースを配信」とあります。

そんなビジネスニュースを扱うメディアがなぜ石木ダムに注目するのか、不思議です。

たぶん・・・ビジネスや企業の視点から見ても、石木ダムは問題の多い事業なのでしょう。

公共事業というならば、地元住民のためにも地元企業のためにもなるものでなければならないのに、

石木ダム事業は、そのどちらにも資するようには思えませんからね〜

 

データマックスさん、今後とも貴社の視点で石木ダムを追い続けて下さい。

よろしくお願いします。

 

 

川原ファン増殖中・・

14日、日曜日の朝9:00、川棚駅で東京からのお客様5人と待ち合わせ、川原へご案内。

いつもの抗議行動ではなく、のんびり穏やかな里の風景と石木川を見て頂きながら散策していたら、

突然、お花畑からMさんちのおばあちゃんの笑顔に出会いびっくり〜

草取りしてたのかな〜

年々小さくなっていくおばあちゃんは、そばに来るまでお花に隠れて見えませんでした。

若いお客さんたちもおばあちゃんの笑顔に出会えて、とても嬉しそうでした。

いつもの公民館で一休み。

お菓子を食べながらいろんな質問を受けたり答えたり。

この日はいつもの中心メンバーは、佐世保での孫崎享氏の講演会を聞きに行って留守。

ほーちゃんやY君、Mちゃんなど若者が集まってくれました。

きさくにいろいろ語り合っていくうちに、皆さんの最大の関心事が見えてきました。

ダムの必要性とか自然破壊とかそんな問題以上に、

「今の日本社会において、強制収用なんていう人権侵害がおこなわれることが信じられない、

しかも13世帯も!」と、本当にびっくりなさってました。

 

その後、上流の木場地区に行き、

田植えが終わったばかりの田んぼや

田植え中の様子に見とれたり、虚空蔵の水を味わったり、

石木川流域がどんなところなのか、駆け足で、見ていただきました。

 

今日、Sさんから届いたメールには、

「自然はもちろん、蛍もとてもキレイで、なにより住民の方々の温かさが嬉しかったです」
 
とありました。
 

前日の夜、一度川原を訪れ、ホタルを見に来たそうです。

地元の方と出会い、一緒にホタルを楽しんだとか・・・

もうホタルの時期も終わりで、その前の夜は全然いなかったのに、

この夜は、少ないけれど、ホタルが飛んでいたそうで。。

ホタルもきっと歓迎したかったのですね〜

このホタルの里を守って!

ホタルの里を守り続けている川原の人を守って!

とお願いしたかったのかも・・ね 

 

今日の新聞報道

今日の新聞記事を貼付します。

長崎新聞1面。

この写真の状況わかりますか?

ゲート前で進入を阻止するものではないのです。

作業が終わって帰ろうとする職員の前でスクラムを組んでいるのです。

もう始まってしまった工事に気落ちしながらも、あくまでも抗議する。この工事はおかしいと抗議を続ける。

そのための意思表示です。

 

23面にも記事が。

県は「安全面を考えて」5時という早朝に機材や車両を入れたと言うけれど、

地権者にとっては「また不意打ち」としか受け取れません。

一旦工事再開を中断して、地権者ととことん膝を交えて話し合うことが、まず大切だったのに・・・

 

 

こちらは朝日新聞の記事です。

古川所長は「工事再開については皆さんにも説明した。抜き打ちではない」と言っています。

確かに5月19日以降何度もゲート前で説明されました。県の主張を。

そして「意見があるならこちらを向いて話してください」と懇願されました。

しかし皆無言を貫きました。現場では今もそうです。

誰もが言いたいことは山ほどあります。

しかし、それを言いだせば声から人物を特定され、また仮処分申し立てとなるのは目に見えています。

地権者や支援者に反論できない状況を作って、その中で自分たちの主張とお願いを繰り返し、

叶わなかったから工事を再開したというのは、やはり一方的です。

 

どうして着工する前に、住民との対話をやろうとしなかったのでしょう。

 それをやればダムの必要性に言及されるに違いない。

 そこを突かれれば説明しきる自信が無い、だから、そのような話し合いの場には絶対応じない。

それがこの11ヶ月間の県のやり方でした。

真正面からぶつかって、本音で語り合っていれば、もっと早くより良い道が開けたはずなのに・・

残念でなりません。

 

 その思いを西日本新聞が伝えています。

西日本新聞のみが「阻止行動」ではなく「抗議行動」と表現し、地権者の思いを伝えています。

 

毎日新聞の記事も必見です。

なぜ地権者らがこの工事に反対しているのか、

石木ダム事業をめぐる40年の「深い溝」の背景を、コンパクトにまとめ、

さらに他の未着工のダム事業も紹介し、日本の公共事業の本質的な問題を指摘しています。

 

読売新聞も大きく取り上げていました。

 

これらの記事を少しでも多くの県民が目を通し、関心を持ってくれることを期待しています。

 

 

 

付替え道路工事再開!

今日夕方のNHKニュースです。

石木ダム付替道路工事に着手

県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設に関連した道路の付け替え工事について、県は、一部の地権者などによる反対運動でこれまで着工できませんでしたが、12日朝、反対派がいないうちに現場に入り木の伐採などの工事に着手したことを明らかにしました。
難航する石木ダムの建設を巡っては、ことし3月、長崎地方裁判所佐世保支部が反対派の地権者など16人について妨害活動を禁じる決定を出したことから、県は、5月から、ダム建設で水没する県道に代わる、新しい道路の付け替え工事に着工しようとました。
しかし、計画に反対する一部の地権者などが工事現場の入り口に立ちふさがり、無言で抗議するなどして抵抗したため、工事に入れずにいました。
県によりますと、12日午前5時ごろ、県の担当者と工事を請け負う業者あわせて15人が現場を訪れ、反対派がいないうちに必要な機材などをダンプカーで運び込んだということです。
現在は木の伐採を行ったり、土地の測量などをしているということです。
この日に着手した付け替え道路、620メートルの工事は、完成までおよそ9か月かかりますが、県によりますと、現在組んでいる予算の来年度以降の持ち越しができないため、県は、今年度中の完成を目指すとしています。
ダム建設に反対する地権者の1人の川原義人さん(74)は、「工事の時間は朝8時から夕方5時までと決まっているはずなのに、やり方が汚い。断固闘うしかない」と話していました。
 
 
ついに来ましたね。
いつかは来るだろうと思っていました。
残念です。
 
県は思考停止した人形のようです。
過去の政策に引きずられ、自ら考えようとせず、ただ引き継ぎ、次の担当者に引き渡すだけ。
そもそもそれが必要なのか、なぜ必要なのか考えようともしない。
手続さえ瑕疵が無ければそれでいい、何でもできると思っているのでしょうか。
 
そして、とにかく期限内に工事を終わらせること、期限内に予算を消化すること、それだけを考えているようです。
それはどう考えてもやはりおかしいと思う。
 
大事なのは土台です。
基礎がいい加減では、その上にいくらりっぱな家を建てても、やがて壊れてしまいます。
必要性を十分議論し吟味することなく形だけの検証で済ませて、あとは粛々と手続きを進める…
そんなやり方では、必ず将来に禍根を残す、ツケを回すことになる、
だから、今は工事ではなく話し合いをしましょうと訴えてきたのですが。
 
沖縄にこれ以上基地を造るのはおかしい、止めてくれと県民の総意を示しても、
体を張って抗議行動を続けても、日米で決まったことだからと強行する現政権と似ている・・・
 
原発の危険性はイヤと言うほど身に沁みてわかったのに、
そして原発が無くても暮らしていけることを確認できたのに、
それでもまだ「安全審査をクリアしたから」「原発が無くては経済が持たない」と言って、
再稼働へ向かう現政権と似ている・・・
 
おかしいことはおかしいと、ダメなものはダメと、やっぱり言い続けなければ・・・
 
 
 

社民党県連、強制収用しないよう県に申し入れ!

昨日の長崎新聞の記事を見てビックリ!

石木ダム反対地権者の土地を強制収用しないようにとの申し入れ、これ自体は驚きではありません。

護憲の党社民党が県民の人権を守ろうとの立場から、強制収用に反対するのは当然です。

佐世保市議会でも、強制収用を止めてほしいという私たちの請願に、社民党議員はいつも全員賛成です。

驚いたのは記事の中ほど、

「強制収用での建設には進んでもらいたくない。
(反対地権者と)話がつかないのであれば、
 石木ダム自体についても白紙に戻さなければならないのではないか」

と指摘した部分です。

とても意味のある、重い言葉だと思います。

これまで、強制収用には反対しても、石木ダムの見直しは決して公には言葉にしてこなかった社民党が、

勇気ある一歩を踏み出してくれました!

 

その申し入れ文書はこちらです。

あれ?

文書には「見直し」の文字は見られませんね。

まだ、そこまでの決断には至っていないのかな?

 

でも、

「土地収用法を使って強制的に土地を奪うことは、国民の私権・人権を損なうもの」
「(付替道路の建設は)反対地権者の所有地の強制収容に発展するであろうことは容易に判断できます」
「事情が大きく変化していることもある」
「「あくまで建設ありき」ではなく」
「決して強権を発動することのないよう」

などの文言は私たちの思いを代弁するものです。

多くの県民の考えも同じだと思います。

 

これを受けて里見副知事は、

「手続だけを一方的に進めるということがないよう、話し合いをしたいと考えている。
 どこかで話し合いの糸口ができれば、という気持ちだ」

と応じたそうで・・

是非そうしてください!

私たちはかれこれ一年間、フラれっぱなしです。

知事と会って話ができたのは昨年7月11日。

それ以来、何度弁護団が話し合いを求める文書を送っても文書で回答するだけ。

地権者が何度県庁を訪れても、対応するのは河川課職員だけ。

話し合いではなく、署名を渡すだけなので会ってほしいと頼んでも

「会わない」の一点張り。

 

もうかくれんぼは止めにしましょう。

里見副知事さん、どうか中村知事にお伝えください。

地権者の皆さんは、知事が現地に来て話して下さるのを待っています。

治水や利水の専門的な話は、おっしゃるように河川課の方としますが、

地権者の辛い気持ちを伝え訴える相手は、知事をおいてほかはいないのですから。

川原に来てください!みんな待っています!

 

 

川棚町長へ署名捺印拒否要請&抗議行動現地視察?

今日は、「石木川の清流を守り川棚川の治水を考える会」(通称「清流の会」)が川棚町長に申し入れをおこないました。

要請事項の要点は次の2つ。

①新たな収用裁決申請の調書作成のために県が町長の立会いや署名捺印を求めた場合には、これを拒否してほしいし、また、県知事と佐世保市長に対し、収用裁決申請手続きを進めさせないよう働きかけてほしい。

②付替え道路工事を即時中止するよう働きかけてほしい

 

これに対して町長はすべて拒否をしました。

①土地の所有者が立会いや署名を拒否した場合は、起業者は市町村長にそれを求めねばならないと土地収用法で定められている。また、求められた市町村長がそれを怠った場合には、知事は是正の支持をおこなうことができると示されている。川棚町としては、その手続きが法律に則って進められているのであれば、これに従わないという判断にはならない。

②昨年この工事への阻止行動を受け着工できなかったが、その事に対し妨害禁止の命令が出た。それを受けて起業者は再着工を試みているが再び阻止されている。この事業は事業認定の告示を受け必要性が認められたものであるし、すでに出て行った8割の方の思いも考えると中止という選択はない。

 

これらの回答は予想通りというか、県や佐世保市の主張と全く同じ。聞き飽きた台詞です。

清流の会の皆さんは、「川棚町長の立場は県や佐世保市とは違うはず。起業者ではないのだから、町長は町民の立場に立って、町民の人権や財産を守る義務があるはず」との思いで、山口町長の心情に訴えました。

あなたは昨年9月の長崎新聞インタビューに答えてこう語っています。

裁決されれば地権者の方々の農地の名義が県に変わるが、
強制的に明け渡しを求めることは何としても避けてもらいたい。町民も望んでいない。
その後の家屋についても実際には13世帯も強制収用した例はなく、簡単にはできない。
ふる里川棚の治水のため、将来のために地権者に県との話し合いに応じて頂きたい
との気持ちでいっぱいだ。

と。本当に強制収用は避けたいと思うなら、その手続きを止めるために、署名捺印を断るべきではないか?

それに対する町長の答えに私は驚きました。

強制収用をさけてほしいとの思いはその通りだが、それは県に望んでいるのではなく、

それを避けるために地権者の方が県との話し合いに応じてほしいという思いを語ったものだった

というのです。

それが本心なら、私は、山口町長のことを少し買い被っていたようです。

「強制的に明け渡しを求めることは何としても避けてもらいたい」という言葉は、

どう見ても知事へのメッセージだと思うのですが…

 

約束通り1時間で申し入れは終了。

その後、抗議行動の現場に向かいました。

お、やってますね〜

ゲートの前に立って、無言の抗議を続ける皆さんたち。

中村法道知事のお面は後頭部につけていますね。

ボスの顔に向かって語りかける県職の皆さんはどんな気分でしょう?

 

プラカードに書かれたメッセージは・・

なーるほど。県のお説教への反論ですね。

石木ダムの必要性はもう認められているんです。国が認めたんです。

今さら必要性についての議論をしても意味がない。

これからは生活再建の話をしましょう。

と主張する県に対し、

   そんなに自信があるなら、もう一度説明してよ。

   わかるように説明してよ。

   そうしたら、現状打開できるかもしれないよ。

と言いたいんですね?わかります!

 

職員が帰った後は皆さんテントの中で一休み。

美味しそうなおやつと、明るい笑い声に満ちて・・・

ふと、運動会のテントの中にいる気分。

こうばるチームはやっぱり強い!

応援するつもりが、元気をもらって帰ってきました〜

美味しいおはぎもご馳走様〜