付替え道路工事再開!

今日夕方のNHKニュースです。

石木ダム付替道路工事に着手

県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設に関連した道路の付け替え工事について、県は、一部の地権者などによる反対運動でこれまで着工できませんでしたが、12日朝、反対派がいないうちに現場に入り木の伐採などの工事に着手したことを明らかにしました。
難航する石木ダムの建設を巡っては、ことし3月、長崎地方裁判所佐世保支部が反対派の地権者など16人について妨害活動を禁じる決定を出したことから、県は、5月から、ダム建設で水没する県道に代わる、新しい道路の付け替え工事に着工しようとました。
しかし、計画に反対する一部の地権者などが工事現場の入り口に立ちふさがり、無言で抗議するなどして抵抗したため、工事に入れずにいました。
県によりますと、12日午前5時ごろ、県の担当者と工事を請け負う業者あわせて15人が現場を訪れ、反対派がいないうちに必要な機材などをダンプカーで運び込んだということです。
現在は木の伐採を行ったり、土地の測量などをしているということです。
この日に着手した付け替え道路、620メートルの工事は、完成までおよそ9か月かかりますが、県によりますと、現在組んでいる予算の来年度以降の持ち越しができないため、県は、今年度中の完成を目指すとしています。
ダム建設に反対する地権者の1人の川原義人さん(74)は、「工事の時間は朝8時から夕方5時までと決まっているはずなのに、やり方が汚い。断固闘うしかない」と話していました。
 
 
ついに来ましたね。
いつかは来るだろうと思っていました。
残念です。
 
県は思考停止した人形のようです。
過去の政策に引きずられ、自ら考えようとせず、ただ引き継ぎ、次の担当者に引き渡すだけ。
そもそもそれが必要なのか、なぜ必要なのか考えようともしない。
手続さえ瑕疵が無ければそれでいい、何でもできると思っているのでしょうか。
 
そして、とにかく期限内に工事を終わらせること、期限内に予算を消化すること、それだけを考えているようです。
それはどう考えてもやはりおかしいと思う。
 
大事なのは土台です。
基礎がいい加減では、その上にいくらりっぱな家を建てても、やがて壊れてしまいます。
必要性を十分議論し吟味することなく形だけの検証で済ませて、あとは粛々と手続きを進める…
そんなやり方では、必ず将来に禍根を残す、ツケを回すことになる、
だから、今は工事ではなく話し合いをしましょうと訴えてきたのですが。
 
沖縄にこれ以上基地を造るのはおかしい、止めてくれと県民の総意を示しても、
体を張って抗議行動を続けても、日米で決まったことだからと強行する現政権と似ている・・・
 
原発の危険性はイヤと言うほど身に沁みてわかったのに、
そして原発が無くても暮らしていけることを確認できたのに、
それでもまだ「安全審査をクリアしたから」「原発が無くては経済が持たない」と言って、
再稼働へ向かう現政権と似ている・・・
 
おかしいことはおかしいと、ダメなものはダメと、やっぱり言い続けなければ・・・
 
 
 

社民党県連、強制収用しないよう県に申し入れ!

昨日の長崎新聞の記事を見てビックリ!

石木ダム反対地権者の土地を強制収用しないようにとの申し入れ、これ自体は驚きではありません。

護憲の党社民党が県民の人権を守ろうとの立場から、強制収用に反対するのは当然です。

佐世保市議会でも、強制収用を止めてほしいという私たちの請願に、社民党議員はいつも全員賛成です。

驚いたのは記事の中ほど、

「強制収用での建設には進んでもらいたくない。
(反対地権者と)話がつかないのであれば、
 石木ダム自体についても白紙に戻さなければならないのではないか」

と指摘した部分です。

とても意味のある、重い言葉だと思います。

これまで、強制収用には反対しても、石木ダムの見直しは決して公には言葉にしてこなかった社民党が、

勇気ある一歩を踏み出してくれました!

 

その申し入れ文書はこちらです。

あれ?

文書には「見直し」の文字は見られませんね。

まだ、そこまでの決断には至っていないのかな?

 

でも、

「土地収用法を使って強制的に土地を奪うことは、国民の私権・人権を損なうもの」
「(付替道路の建設は)反対地権者の所有地の強制収容に発展するであろうことは容易に判断できます」
「事情が大きく変化していることもある」
「「あくまで建設ありき」ではなく」
「決して強権を発動することのないよう」

などの文言は私たちの思いを代弁するものです。

多くの県民の考えも同じだと思います。

 

これを受けて里見副知事は、

「手続だけを一方的に進めるということがないよう、話し合いをしたいと考えている。
 どこかで話し合いの糸口ができれば、という気持ちだ」

と応じたそうで・・

是非そうしてください!

私たちはかれこれ一年間、フラれっぱなしです。

知事と会って話ができたのは昨年7月11日。

それ以来、何度弁護団が話し合いを求める文書を送っても文書で回答するだけ。

地権者が何度県庁を訪れても、対応するのは河川課職員だけ。

話し合いではなく、署名を渡すだけなので会ってほしいと頼んでも

「会わない」の一点張り。

 

もうかくれんぼは止めにしましょう。

里見副知事さん、どうか中村知事にお伝えください。

地権者の皆さんは、知事が現地に来て話して下さるのを待っています。

治水や利水の専門的な話は、おっしゃるように河川課の方としますが、

地権者の辛い気持ちを伝え訴える相手は、知事をおいてほかはいないのですから。

川原に来てください!みんな待っています!

 

 

川棚町長へ署名捺印拒否要請&抗議行動現地視察?

今日は、「石木川の清流を守り川棚川の治水を考える会」(通称「清流の会」)が川棚町長に申し入れをおこないました。

要請事項の要点は次の2つ。

①新たな収用裁決申請の調書作成のために県が町長の立会いや署名捺印を求めた場合には、これを拒否してほしいし、また、県知事と佐世保市長に対し、収用裁決申請手続きを進めさせないよう働きかけてほしい。

②付替え道路工事を即時中止するよう働きかけてほしい

 

これに対して町長はすべて拒否をしました。

①土地の所有者が立会いや署名を拒否した場合は、起業者は市町村長にそれを求めねばならないと土地収用法で定められている。また、求められた市町村長がそれを怠った場合には、知事は是正の支持をおこなうことができると示されている。川棚町としては、その手続きが法律に則って進められているのであれば、これに従わないという判断にはならない。

②昨年この工事への阻止行動を受け着工できなかったが、その事に対し妨害禁止の命令が出た。それを受けて起業者は再着工を試みているが再び阻止されている。この事業は事業認定の告示を受け必要性が認められたものであるし、すでに出て行った8割の方の思いも考えると中止という選択はない。

 

これらの回答は予想通りというか、県や佐世保市の主張と全く同じ。聞き飽きた台詞です。

清流の会の皆さんは、「川棚町長の立場は県や佐世保市とは違うはず。起業者ではないのだから、町長は町民の立場に立って、町民の人権や財産を守る義務があるはず」との思いで、山口町長の心情に訴えました。

あなたは昨年9月の長崎新聞インタビューに答えてこう語っています。

裁決されれば地権者の方々の農地の名義が県に変わるが、
強制的に明け渡しを求めることは何としても避けてもらいたい。町民も望んでいない。
その後の家屋についても実際には13世帯も強制収用した例はなく、簡単にはできない。
ふる里川棚の治水のため、将来のために地権者に県との話し合いに応じて頂きたい
との気持ちでいっぱいだ。

と。本当に強制収用は避けたいと思うなら、その手続きを止めるために、署名捺印を断るべきではないか?

それに対する町長の答えに私は驚きました。

強制収用をさけてほしいとの思いはその通りだが、それは県に望んでいるのではなく、

それを避けるために地権者の方が県との話し合いに応じてほしいという思いを語ったものだった

というのです。

それが本心なら、私は、山口町長のことを少し買い被っていたようです。

「強制的に明け渡しを求めることは何としても避けてもらいたい」という言葉は、

どう見ても知事へのメッセージだと思うのですが…

 

約束通り1時間で申し入れは終了。

その後、抗議行動の現場に向かいました。

お、やってますね〜

ゲートの前に立って、無言の抗議を続ける皆さんたち。

中村法道知事のお面は後頭部につけていますね。

ボスの顔に向かって語りかける県職の皆さんはどんな気分でしょう?

 

プラカードに書かれたメッセージは・・

なーるほど。県のお説教への反論ですね。

石木ダムの必要性はもう認められているんです。国が認めたんです。

今さら必要性についての議論をしても意味がない。

これからは生活再建の話をしましょう。

と主張する県に対し、

   そんなに自信があるなら、もう一度説明してよ。

   わかるように説明してよ。

   そうしたら、現状打開できるかもしれないよ。

と言いたいんですね?わかります!

 

職員が帰った後は皆さんテントの中で一休み。

美味しそうなおやつと、明るい笑い声に満ちて・・・

ふと、運動会のテントの中にいる気分。

こうばるチームはやっぱり強い!

応援するつもりが、元気をもらって帰ってきました〜

美味しいおはぎもご馳走様〜

 

タレントさんのTwitterやブログにも「石木ダム」の文字が!

最近、石木ダムに関心を持ってくださる有名人の方をチラホラ見かけます。

 

元プロレスラーでタレントで俳優の高田延彦さんが、ご自身のTwitterでこんなことを呟いていらしたとか。

これは4月22日の朝日新聞の意見広告を見てすぐのことでしたが、なんとつい最近も・・

再び石木ダム問題に触れ、呟いてくださっています。

https://mobile.twitter.com/takada_nobuhiko/status/605896962622128128/photo/1

レスラーとダムは何の関係もなさそうだけど、

「日本の国土に生かされている人間として興味あるテーマだ」と書かれています。

生かされていると感じる方だからこそ、環境破壊には無関心ではいられないのでしょうね。

 

こちらは末吉里花さんのブログです。

http://ameblo.jp/sueyoshi-rika/entry-12033329599.html

末吉さんってご存知ですか?

「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターを務めた方だそうです。

私は見てなかったので知りませんでしたが、先日のほたる祭りでお会いして、その美しさに見とれちゃいました〜

そして、

鳥のさえずりが青い空に響き渡り、澄んだ空気を吸い込みながら、幸せを噛みしめました。
なんといいところだろうと。
この風景こそ、私たち日本人が愛し、次世代に残していくべきふるさとの姿だろうと。

ここに暮らす人たちの顔を見て、様々な話を聞いて、同じ時間を共にした今、
私もなんとかこの美しい場所が守られるように、できる限りのことをしたいと感じました。

と書かれていました。

世界を見てきたミステリーハンターさえ魅了された川原、

ここはやはり守っていくべき場所なんだと、大きな自信を得た思いです。

 

こんな声がどんどん広がっていきますように・・・ 

 

なぜ石木ダムなのか?NBC記者に答えるパタゴニアの想い

「石木ダム事業 こう着状態いつまで」

今日の報道センターNBCで、石木ダム問題についての特集が放映されました。

水没予定地で田植えの準備に励む住民。

豊かな自然とそれを守ろうとする人々に魅せられ、支援の手を差し伸べた企業パタゴニア。

なぜアウトドア衣料メーカーがダム反対運動に?

そう問われ、同社日本支社長の辻井さんは、こう答えていました。

それは、

その必要性について、

パタゴニアはそれを願っている。

 

その一つの手段として登場したラッピングバス。

両方というのは、すでにダム推進派のバスも走っているから。

私たちもそれを願っています。

でも県は・・・

だそうです。。。

そんな知事や河川官僚の皆さんに是非この光景をみてほしかった。

今年も開催されたほたる祭り

本当に美しい景色・・・(さすがプロのカメラマン!) 

中央左に見える青いテントが祭り会場です。周辺にはたくさんの人・人・人。

中央右に見える空を映した水面は川ではなく水田です。田植えを待つばかりの田んぼ。

石木川はその下。あまりにも小さなな川なのでここからは見えませーん!

この小さな川に棲むたくさんのホタルたちの命の輝きを見ようと、

県内外からやってきた人たちの車もたくさん!毎年駐車場の確保に追われます。

手前の花畑は、こうばる住民の想いです。

ダムのために土地を売り、この地を去った元ご近所さん。

主を失った土地は草ぼうぼうですぐに荒れ果ててしまいました。

それは見るに忍びなく、せめて花を植えて通る人の目を楽しませたい。

そんな想いで、ここに花を植えています。

ここが「こうばる」です!

ここにダムは似合いません!

中村知事、そう思いませんか?

 

暗くなったほたる祭りの会場でインタビューに答える地権者のお二人。

 

金と権力に弱い人もいるけれど、そんな人ばかりではない。

金や権力よりも大切なものの存在を知っている人がいる。

それを失いたくないと思っている人がいる。

そんな人たちが住むところ、それがこうばる

ここがこうばる

ほたるの里。

そして、みんなのふる里。

 

 

雨時々曇り・・それでも大盛況「こうばる ほたる祭り2015」

今日は朝から雨でしたが、川原公民館は祭の準備で熱気ムンムン。

こうばるの皆さんは家族総出で、美味しいもの作りに奮闘!

雨が降ろうと風が吹こうと、この川原の祭料理を買い求めてやってくるお客様がいらっしゃるので、

お天気なんぞ気にしちゃいられない。いつもの手順でビュンビュン料理が出来上がっていきます。

こちらはホタル団子を丸めているところ。

カメラマンのMさんも子どもたちと一緒にお手伝い。

川原のホタルと子どもたちの写真を撮るために、東京からやってきました。

もう1週間もここにいるので、住民の皆さんとはすっかり仲良しに・・・

Kちゃんはできたてのホタル団子をパクリ。

味見の手伝いだよね?

こちらではシシ肉やおこわのパック詰め。

はじめは秤に載せるたびに中身を足したり減らしたり・・・そのうち一発で合格。何事も慣れですね〜

 

窓を開けると新鮮な外気が気持ちいい。

降ったり止んだりで、今は小止み。このまま上がってくれるといいな〜

 

6時の祭り開始前に人が続々と集まってきました〜

石木川まもり隊のブースにもお客様がたくさん!

ほーちゃんグッズやTシャツやブックレットなど、たくさんお買い求めいただきました。

ありがとうございます! 

署名にもご協力いただきました〜

 

ステージでは今年も和太鼓の皆さんでオープニング。

勇壮な演奏に感動の拍手。

販売コーナーでは開始前から長い列ができていましたが、

その後も途切れることなくお客様が訪れ・・

ホタルカゴも人気です。

自分ではこんなにうまく作れないもんねー

こちらは・・・

イノシシの牙のペンダントと、キャー!イノシシの頭蓋骨!

 

 

うたごえが終わるころにはあたりはすっかり暗くなりました。

さあー、今度は主役のホタルさんを見に行かなくちゃ!と石木川の上流に向かって暗闇の中を歩き出す人、

缶ビール片手に話が尽きない人々、ホタルカゴ作りをお孫さんと一緒に楽しむ人々、

それぞれ思い思いに、このお祭りを楽しんでくださっている、その笑顔に、

川原の皆さんもきっと大きな励ましを得たことでしょう。

 

来年も再来年も、ほたる祭りは続けます。

この地で。

ここを水の底には沈めません!

 

もうすぐ「こうばる ほたる祭り」 雨雲よ 飛んでけ〜

皆さん、明日5月30日は、恒例の「こうばる ほたる祭り」!

ぜひぜひ遊びにいらしてくださいね〜

朝から、こうばるの女性たちは総出で美味しいもの作り。

煮物やおこわやホタル団子などなど・・

皆さんの寄付(クラウドファンディング)で集まったお金で、川原公民館の修繕も済み、

ピカピカになった公民館で、今年は気持ちよくお料理もできます。

(私たちは切ったり丸めたり、パック詰めをするだけですが…)

皆さん、本当にありがとうございました〜

 

夕方になると、こうばる広場は遊びに来た人でいっぱい!

会場では、焼き鳥や、ヤキソバ、トウモロコシなどもアツアツが食べられます。

おなかがいっぱいになったら、太鼓やコーラスなど様々な演奏も楽しめます。

そうこうしてるうちに暗くなってきたら、みんなで川辺に移動。

ホタルがふわふわ飛ぶ姿を見つめます。

今年はどうかな〜

いっぱい飛ぶといいなあ〜

 

そう思っていたら、ガーン!

天気予報によると、明日は雨・・・!

しかも夕方から。

これじゃあ、雨が嫌いなホタルさんは飛びそうにありません。

トホホ・・

 

全国の晴れ男・晴れ女の皆さん!

ぜひ、あなた方の念力で雨雲を吹き飛ばしてください。

九州は長崎県川棚町の方向に向かって、

雨雲よ、飛んでけー!と祈ってくださいませ。 m(__)m

 

 

(注)ここに掲載した写真は、みんな過去のほたる祭りで撮った写真です。

 

 

クラウドファンディング目標額達成! それ以上・・!?

ついにクラウドファンディングが終了しました。
 
5月13日夕方から始まって、5月28日夕方に終わりました。
15日間、わずか半月の期間でした。
スタートしたのが遅かったし、公民館の屋根の修理は「ほたる祭り」(5月30日)までに終わらせねばならなかったからです。
このわずかな期間に100万円以上集まるとは、とても思えませんでした。
足りない分は自分たちで出し合うしかないかな〜と思っていました。
 
と・こ・ろ・が!
終了のゴングが鳴った時点で、なんと、¥1,472,500も集まっていました!
 
皆さん、本当にありがとうございます!
 
このプロジェクトに参加してくださった方々は186人
知ってる名前もたくさんありますが、知らない方々がい〜っぱい。
ふるさとを守りたい、自然を守りたい、地域のコミュニティを守りたい、
そんな思いに共感し、応援して下さる人が、私たちの知らない日本のあちこちに、
こんなにたくさんいてくださる・・・ということを実感しました。
 
それを可視化してくださったmakuakeさんに感謝します。
そのmakuakeさんと打ち合わせ、企画を練り上げてくださったパタゴニアさんに感謝します。
 
私たち「石木川まもり隊」の誰も、クラウドファンディングというツールを知りませんでした。
地元こうばるの住民の方ももちろん!
クラウ・・?何じゃそれ?って感じで。
 
まもり隊隊員であり地元住民でもあるほーちゃんの頑張りで、
こうばるの素晴らしさや公民館の存在意義が、味のある絵と言葉で伝えられ、
徐々に寄付が集まり始めました。
すると、地元の人たちにも「何だかよくわからないけど有難いね〜」となって・・・
連日続けている無言の抗議行動で疲れた気分を、明るく変えてくれました。
 
昨日は工事が終わった公民館を住民の皆さんが大掃除したそうです。
ピカピカになった公民館で明後日のほたる祭りの準備が始まります。
 
明後日は天気予報では雨で・・・それだけが心配です。
 
晴れ男、晴れ女の皆さん、どうか九州の長崎県に向かって念力を送ってくださいね、
雨雲よ、去れ!と。
 

無言の抵抗4日目

 

    あなたがほっとする そんな処でありたい

 

なんて素敵なメッセージでしょう!

いま、石木ダム建設のための付替え道路工事現場では、

このお揃いの法被を着た集団が工事現場入口に立って、無言の抗議を続けています。

この写真は、この現場で毎日地権者と共に行動している「石木川まもり隊」隊員Y子さんが撮った写真です。

現場の行動の様子はY子さんのブログで毎日報告されています。http://blog.goo.ne.jp/bhdsy27

 

県の職員は毎日ここへ来て

道をあけてください。通してください。ここは県有地です。

あなた方の行為は妨害行為です。

司法の判断が示され既に16人が仮処分を受けました。

と言い続けています。

しかし、それは妨害ではなく、あくまでも

  工事の前に話し合いをしましょう。話し合いに応じて下さい!

という要請であり、その要請に応じず一方的に工事を強行しようとする県への抗議の意思表示なのです。

ここはみんなのふる里

自然豊かなこの地を守り、今もこれからも訪れた人がほっとする場所であり続けたい。

ダムはその場所を水の底に沈めてしまう、付替え道路はそのための工事、

だから始める前にしっかり話し合いましょう

と、背中で語っています。

それはきっと県職員にも伝わっているはずです。

 

その様子を撮影した動画で見ると、職員の方々にも同情したくなります。

何か言ってくださいよ。

顔を見せてくれんですか。

一言でも二言でもいいから、今のお気持ちを聞かせてください

と毎日同じ呼びかけを繰り返し、何も返ってこない。辛いでしょうね。でも・・・

おっとどっこい、その手には乗りません。

その手に乗って顔を出し、口を聞けば、人物を特定して、また裁判所に申し立てをするでしょう。

そうやって、行動する者を一人減らし二人減らしごぼう抜きしていくつもりなのでしょう。

残っている地権者も支援者も、皆さん昨年の経験でちゃんと学習できていますから。

皆さんの気持ちや言いたいことは、そのためにきちんとプラカードに書いて示しているのですから。

 
 
裁判所の判断、第三者の判断がでている。 
ルールには従わねばなりませんよね。 
こういったやりかたでは何も進歩がありません。

ともおっしゃっていましたが、長崎県はルールに従ってきましたか?司法の判断に従いましたか?

諫早湾を開門せよという福岡高裁の確定判決と、それを認めた当時の菅政権の判断にも従わず、

県知事は開門に反対し抗議を繰り返してきたではありませんか。

新たな訴訟を起こして戦っている営農者らを支援し、

彼らが国による開門調査のための工事を阻止するのを応援したではありませんか。

それはあなた方(河川課職員)の意思とは違うかもしれないし、あなた方の責任ではありませんが、

そのような矛盾する組織の指示で動くあなた方の言葉に説得力がないのは当然だと思います。

 

今のままでは何も前に進まない

背中を向けないで、顔を見せて話し合いましょう

その言葉は知事に伝えて下さい。

地権者に背中を向けているのは知事です。

  まず地権者と顔を合わせて、署名を受け取って下さい!

と知事にお伝えください。

 

 

 

 

 

ラッピングバスが新聞に紹介されました!

やっとマスコミがラッピングバスのこと、取り上げてくれました〜

話は聞いてるけど、なかなか出会わなくてねー

ほんとにそんなバスが走ってるのー?

なんて声もよく聞きます。

早くどこかのメディアが紹介してくれないかな〜と思ってたので、嬉しい!

 

ここに書かれているように、私たちが伝えたかったのは、

「いのち育む清流を未来へ」

「ダムはほんとうに必要か皆で考えましょう」

ということで、決して反対を押し付けているわけではありません。

一番問題なのは無関心。

石木ダムは私たちの暮らしに関わりのあることだから、皆で考えましょうよと言いたかったのです。

 

バスを見た川棚町民の方の賛否両論が紹介されていますが、

佐世保市内にも同様の意見や、もっと多種多様な考えもあるはず。

そして、

「さっき、こんなバスを見たよ!石木ダムのことだと思うんだけどさ、あれってどうなの?」

などと、家庭や職場や学校で話題になればいいな〜

市民が無関心から脱するきっかけになればと願っています。

 

そして、この記事にも書かれているように、ダム推進派のバスは20年以上前から走っています。

市バスと西肥バスの計2台も。

その費用は100%市民の税金から出ています。 

この理不尽さに抗いたかったのも、ラッピングバス実現を願った理由の一つです。