パレスチナのデーツとオリーブ塩漬け

お久しぶりです。

長崎県石木ダム水没予定地住民でイラストレーターのこうばるほずみです。

いつもお願いばかりですみません…

私は利益目的外でこうばるショップというネットショップを運営しています。

こうばるショップ
https://koubarushop.buyshop.jp/

先月、2月20日は長崎県知事選挙の投開票日でした。

私たちはパレスチナの支援を行なっている会社経営者の宮沢よしひこさんを支援していましたが、

得票率が一割に届かず供託金300万円も没収と、選挙で大赤字となってしまいました。

今回のお願いは選挙赤字の穴埋めも兼ねているのですが、

特にこうばるショップで現在扱わせていただいているパレスチナ食品のうち、

デーツとオリーブの塩漬けの賞味期限が今月の3月31日までと迫っています。

パレスチナジェリコのデーツ(972円)
https://koubarushop.buyshop.jp/items/59099637

パレスチナのオリーブ塩漬け130g(864円)
https://koubarushop.buyshop.jp/items/59479933

現在、デーツの在庫が20個、オリーブ塩漬けが29個です。

デーツはもともと乾物ですし、オリーブ塩漬けは密封されています。

あまり賞味期限が気にならない人ならば問題ないと思っています。

でも、気になる人は控えてください。

送料はできるだけ最低限の金額に設定しています。

実は、ネットショップでは送料からも手数料が引かれる仕組みとなっておりまして、

赤字を防ぐために例えば、

スマートレター180円の場合は梱包手数料込みで250円という設定になっています。

オリーブオイルは賞味期限がまだ10月31日までありますが、

レターパックプラスで送れる本数が4本までなので、一回の注文数の上限を4本にしています。

あ、でも一度に大量に買っていただくと、送料問題は吹っ飛ぶほど関係なくめっちゃ支援になります。

大量注文も受け付けております。

こちらのパレスチナ食品を買っていただくことで、パレスチナの支援と長崎県石木ダム水没予定地の両方の支援につながります。

いろんな意味で石木の支援につながっていきますので、どうかご支援をよろしくお願いします。

報告/こうばるほずみ

大石知事への手紙

一昨日、宮崎県在住の隊員MMさんからメールが届きました。新知事が川原を訪問したと聞いて自分も嬉しく思う。遠くに居て何もできないが大石知事への期待を伝えたいと思い、県のホームページ内の「知事への提案」欄にメッセージを送った、とのことでした。

とても共感する内容でした。知事は読んでくださったでしょうか?そもそも知事のもとに届いているでしょうか?はなはだ疑問に思えてならないし、知事以外にも、土木部長さんや河川課長さん、佐世保市長さんや水道局長さんにも読んで欲しいな~と思いました。ご本人にお願いし、快諾を得たので、ここに転載させていただきます。

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長崎県知事 大石賢吾 様

 

 長崎県知事、ご就任、おめでとうございます。

 私は長崎県民ではありませんが、一言、知事に提案があります。

 それは、石木ダム事業のことです。

 歴代の知事の愚行を踏まぬよう、これ以上、長崎県行政の横暴を許してはなりません。

知事は、「横暴」ではなく、「法にのっとった行政」と言うかもしれません。

しかし、傍から見ていると明らかな、行政の横暴であり、沖縄の辺野古の海の埋め立てと同じです。

 知事が、就任間もないこの時期に現地に行かれ、住民の方に対面されたのは、とても素晴らしいことだと思います。

 その次に、是非、行って頂きたいのは、石木ダムが本当に必要な事業なのかということを客観的にしかもオープンな形で、議論をすすめることです。

 参考になるのは、熊本県の川辺川ダム計画の説明不十分との考えから、当時の潮谷熊本県知事が行った「住民討論集会」です。このオープンな場を事業主体である国土交通省が主催し、ダム有効性、費用対効果、環境影響など様々な観点での議論をオープンな形で行いました。そのことによって、川辺川ダムの本質が皆さんに理解が深まりました。

 このようなことを石木ダム事業についても、是非、行って頂きたいと思います。

 そうして、あくまでも平和裏に、双方が納得いく形で、ダムの是非を問うてみて頂ければと思います。

 知事さんには、知事さんの立場、公約があるとは思います。その公約の裏には「絶対に県民を裏切らない」という強い人間性が存在していると思います。

 今後の知事さんのご活躍に期待しています。

 よろしく、お願い致します。

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長崎県のホームページには「知事のページ」があります。https://www.pref.nagasaki.jp/koho/governor/

大石知事からのメッセージの最後には、
県民一人一人の皆様の声を聞き、寄り添いながら、県政をしっかりと前に進めてまいります。「皆さんと一緒につくる新しい長崎県」の実現を目指し、自らが動く知事として邁進してまいりますので、皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
と書かれています。

MMさんは県民じゃないけれど無視しないでいただきたいですね。

そして、私たち県民こそ大石知事のこの言葉を信じて、MMさんのように「知事への提案」欄にメッセージを送ってみませんか。

入力フォームはこちらです。https://eap.pref.nagasaki.lg.jp/kv2/index_pc.php5?FORMNO=42000G00001085ibS&SETUID=SSL

 

大石知事こうばるへ!

今月2日に長崎県知事に就任した大石賢吾氏が初めて石木ダム建設予定地「こうばる」を訪れ、住民の皆さんと面会しました。

面会場所は、こうばるの男性たちがいつも座り込みをしているテントそば。
大勢の報道陣に囲まれながら、知事は住民のもとに小走りに歩み寄りました。

大石知事:ダム建設で皆さんに大変な思いをさせてしまっていることを、知事として心苦しく思っています。

岩下和雄さん:このダムは計画から60年以上経っている。今までの知事はしっかりとした話し合いをしようとしなかった。工事を一時止めて、話し合っていただきたい。私たちはいつでも応じます。

大石知事:しっかり調整していきたい。

岩下すみ子さん:こうばるを歩いてみて欲しい。とてもいいところです。私たちがなぜ頑張っているのか感じてほしい。

大石知事:そうしたい。今日は挨拶だけになってしまいますが、皆様にいち早くお会いしたいと思って足を運ばせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

全員:よろしくお願いします。

帰ろうとする知事を記者たちが囲み、「感想を一言お願いします!」

知事:故郷を思う気持ちが伝わってきました。ここを歩いてみてくださいと言われたが、それは私もそうしたいと思っていたので、時間を作ってまた訪れたい。今回はまずご挨拶だけでしたが、また来てくださいと言われ嬉しかった。

記者:住民の方からは工事の一時中断を求める声がありましたが、それについては?

知事:どういった形で話し合いができるかしっかりと調整をした上でさせていただきたい。

住民の方の感想はこちらです。

岩下すみ子さん:住民を苦しめる県政は止めてほしい。私たちはここで暮らしたい。普通の生活をしたい。ただそれだけです。私たちの話を聞いてくれそうな知事でホッとした。これから話し合いを重ねていくと言われたので、それを信じていくしかないですね。

岩本宏之さん:早期完成じゃなくて早期解決ということで話をしてもらいたい

岩本さんの発言は、大石知事が知事選で「石木ダムの早期完成」を公約に掲げていたことに絡めて、釘を刺されたのだと思います。

話し合いの中身が「石木ダム早期完成のための住民説得」ではなく、「県にとっても住民にとっても納得できる解決策を見出すための話し合い」となるよう希望されたのです。

中村前知事は就任直後に水没する県道の付け替え道路工事に踏み切りましたし、その前の前の高田知事は、やはり就任直後に強制測量をやっています。半世紀もの闘いの中で行政への不信感や警戒感は、住民の誰もが感じているところです。

その一方で、大石知事への期待感も大きいものがあります。
全国最年少の若い知事であり、人の命を守る医師でもあります。

いつの時代も社会を変えるのは若者の力です。

また、医師=科学者の視点から、事実を直視し、データに基づいた分析ができる方に違いない。その分析結果に基づいて、科学者の良心に基づいて、政策を変える勇気も持っている方かも・・

そして、医師というのは弱者に寄り添う存在であり、こうばるの皆さんの苦悩を理解し受け止める温かい心を持っておられるはず・・

などなど、あの場に居合わせた多くの人が、住民も支援者もマスコミの皆さんも、大石知事を信じたい気持ちに包まれました。

大石知事と住民の皆さんの、本当の話し合いが実現することを、私たちは心から祈っています。

この面会の一部始終はYouTube「石木川まもり隊報道部」で公開しています。https://www.youtube.com/watch?v=JNpz5zWCLPU

 

大石知事、住民と面会

NHK長崎 https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20220310/5030014284.html
NCC長崎文化放送 https://www.ncctv.co.jp/news/98914.html
NBC長崎放送 https://www.nbc-nagasaki.co.jp/nbcnews/%e5%a4%a7%e7%9f%b3%e9%95%b7%e5%b4%8e%e7%9c%8c%e7%9f%a5%e4%ba%8b%e3%81%8c%e7%9f%b3%e6%9c%a8%e3%83%80%e3%83%a0%e8%a8%88%e7%94%bb%e3%81%ab%e5%8f%8d%e5%af%be%e3%81%99%e3%82%8b%e4%bd%8f%e6%b0%91%e3%81%a8/
KTNテレビ長崎 https://www.ktn.co.jp/news/detail.php?id=20220310009
NIB長崎国際テレビ https://www.nib.jp/nnn/news106hijzw1fz03yb4bbc.html


11日の新聞全紙に大石知事のこうばる訪問の記事が掲載された。この日はわずか5分の面会だったけれど、これから話し合いが実現し、石木ダムの是非がしっかり見直されることを願う。無駄な事業は県の財政をひっ迫させるだけだから。

そう思いつつ、隣の記事を見てギョッ!!!
石木ダムだけではない。IRに来年度から着工!その総事業費は4400億円!?石木ダムの1ケタ上をいく予算!どこにそんなお金があるというのか。2630億円は借金で賄うという。狂っているとしか思えない・・・

佐世保市水道局、石木ダム関連で5億7500万円

3月5日の長崎新聞が報じているように、佐世保市水道事業の2022年度予算で、石木ダム関連事業費として、5億7479万5000円が計上されました。

こちらが、その資料です。これは水道局が自ら提示したのではなく、委員が資料請求して初めて出されたものです。

しかも、委員は「来年度の石木ダム関連事業費」として請求したのですが、タイトルは「長崎県への負担金及び水道施設再構築関連経費」と書き変えられています。

石木ダムにかかる経費をなるべく小さく見せたいのでしょうか?

かつての委員会資料には、このように堂々と「石木ダム関連事業費」と書かれていたのですが。

上の資料は9年前の委員会資料ですが、事業費の総額は、353億5千万円です。ところが、現在の総額は445億5千万円になっていますね。

これも議会で審議され採択されたことではありませんが、いつのまにか承認されたことになっています。

いずれにしても、R4年度=2022年度予算として、石木ダム関連経費として約6億円近くが支出されるということがわかりました。この金額を私たち市民はどう判断すればいいのでしょう?

こちらは資本的収支の予定表です。資本的収入から支出を引くと、その差はマイナス25億円にも及びます。それを留保資金で補填するので、自己資金は年々減少しています。

つまり水道事業会計は決して楽ではないのです。減らせる支出は少しでも減らしたいものです。しかし、石木ダム事業が続く限り支出はどんどん増えていく・・これは間違いのない事実です。

令和1年度再評価の資料を見ると、令和4年度=2022年度の石木ダム事業費は54億円と見込まれていました。しかし、実際の予算額は約10分の1でした。何故か?それは工事が進んでいないからです。

予定通りの進捗状況であれば、本体工事がどんどん進められ、それに合わせて新たな取水施設、導水管の埋設、新たな浄水場建設などなどたくさんの工事をしなければならないから、予算も桁違いの額となっていきます。

そのお金はどこから湧いてくるでしょう?今後収益が増えるでしょうか?

こちらは収益的収支の予定表ですが、営業収益は年々減っており、全体的な収支の差も昨年度比で26.7%も減る見込みです。

それもそのはずで、この表を見れば、有収水量が年々減り続けているので、当然、水道料金収入も減り続けます。

(今回の委員会資料はこちら file00006640 )

そういうことが分かっていて、なぜ石木ダム計画から撤退しようと水道局は考えないのでしょうね~

水道局だけではありません。予算審査する企業経済委員会の委員の中から、石木ダムへのアピールが足りないとの𠮟責の声が上がる一幕も・・

角田副委員長:今年度は佐世保市の水道事業が始まって115周年の節目の年。石木ダムをアピールするいい機会なのに何も予定していないのは何故か?平成6年の渇水の苦労とか、現地の8割の方が犠牲になって出ていかれたのに未だにできていないこととか伝えるべきではないか?

経営管路部長:100周年の時は島瀬公園でアピールし、パンフレット等も配布した。それ以後も毎年「水を大切にする日」にパネル展示などのイベントをやっている。

水道局長:次の120周年に向けてはイベントなど考えていきたい。

角田副委員長:知事も代わったことだし、佐世保が本気であることを示さないと。かつての渇水の苦労が風化しつつある。

水道局長:確かに最近では市職員の中にも、あの大渇水について知らない者もいるようだ。石木ダムへの理解を深めるよう、必要であれば局内でも議論したい。

角田副委員長:「必要であれば」ではない。必要だから言っているのだ。しっかりやってもらいたい。

(-_-; 角田議員とは一度じっくり意見交換したいものですね~)

もう1人、石木ダムの早期実現を願う委員から、熱心な質問が続きました。この方は小佐々町出身の永安議員です。

小佐々町は佐世保市以上に水不足の町です。水道局長の話では、3月4日朝の貯水率は佐世保市の下ノ原ダムでは60.7%でしたが、小佐々町のつづらダムは54.3%だったそうです。(後で水道局のHPで確認すると、北部の貯水率は72.1%でした。南北融通管は存在するのに、市内でも相変わらず南北格差は続いています)

永安委員は、合併後は佐世保市の水が送水され安心だと思っていたのに、16年経っても未だに管が繋がっていないので、相変わらず不安な日々を送っていると訴えておられました。

小佐々町の方には本当にお気の毒だと思います。以前は渇水時には佐々町から日量1000t~1500t送水してもらっていたのに、合併後は日量200tまでしかもらえないのだそうです。2018年の渇水の時は一日に113tだけでした。理由は佐々町自身にも余裕が無くなったとのことですが、本当にそうなのでしょうか・・?ここにも県の思惑が見え隠れします・・

今回の予算審議で、佐世保から小佐々までの送水管の整備計画がやっと示されました。

完成はR11年度=2029年度の予定です。

永安委員:やっと具体的に示されたのは有難いが、ちゃんと水は届くんでしょうね?管は通ったけど、肝心の水の確保ができるのか心配で・・

川野事業部長:送水管の完成はR11年の予定で、石木ダムはR7年度完成予定なので大丈夫です。万一それまでに石木ダムができていなくても、1000t~2000tは供給できるのではないかと考えています。

と、そこで、水道局長から「補足説明」が・・

水道局長:今申したのはあくまでも緊急的な供給であり、石木ダムができていなければ、やはり本格的な供給はできません。

と釘を刺していました。長年佐世保市水道の現場で仕事し、水源対策の責任者となっている川野事業部長が大丈夫と言っているのに、水道局長になってまだ2ヶ月しか経っていない中島氏が供給できないと否定するのはヘンですね~やはり石木ダム必要性の口実の1つを示すためでしょうか。

実は、この送水管整備事業については、午前中も面白いやり取りがありました。

湊委員:佐世保から佐々町を通って小佐々まで送水管を繋ぐ意味は何?

川野事業部長:小佐々地区の水不足の解消のためです。

湊委員:佐世保全体が水不足になったらどうするの?送る水が無かったら?

川野事業部長:ため池や民間の井戸などから水を提供してもらって・・・

湊委員:西海市や有田町など水の豊富なところと繋がることをなぜ考えないのか?渇水の時はそういうところから水を買えばいいではないか?佐々町も売ってくれるはず。また、五島では、天水の活用を進めているが、そういう努力も足りないのではないか。

川野事業部長:まずは市内での水源確保に努めるべき。渇水にいたらないと佐々町から買うことはできない。県からの達しでそうなっている。

(やはり・・・石木ダムを造りたい県が、代替案の邪魔をしているのかな?)

湊委員:石木ダムが要らないと言っているわけではない。石木は石木で進めてもらうが、いつになるかわからない。それまでに渇水がおきたときにどうするか考えておかねばならないと思う。光武市長の時は、海水淡水化などいろいろ考え、工夫されていた。新しい局長の下で変わってほしい。最初から諦めていたら何もできない。
このような危機意識を持ち、石木ダムだけに固執するのではなく、前向きな議論をもっともっと、してほしいものです。

 

石木ダムサイト、地質に問題有り!

選挙が終わった翌日、久しぶりに現場に向かう車窓に見覚えのあるブルーシートで覆われた四角い物体。また、ボーリング調査だ!前回やってたすぐそばで・・やはり、よほど地質に不安があるのだろうか・・?

ということで、今月の石木ダム勉強会のテーマは「石木ダムサイトの地質」ということに決定!

以前から、やりたいとは思っていたのだけれど、佐世保市民の私たちは、まずは佐世保の水需要や事業費の問題などをしっかり学びたかったので、地質については後回しにしていました。

ようやく、この問題を以前から調べていた佐世保市民のKさんに来ていただき、解説してもらうことになりました。Kさんはこれまで県がおこなったボーリング調査結果を情報公開請求して入手し、それを分析したところ、47%の箇所でダムには不適な地質だったと評価。

やはり・・・とは思うものの、私たちは地質については全く不勉強で、正直なところ、Kさんの評価が妥当なのかどうかもよくわかりません。

ところが、急遽、遠くにお住いのN先生がZOOMで参加してくださることになりました。N先生は地質や地層の専門家で、多くの著書や論文を執筆され、重要な調査にも加わってこられた方です。

これは石木ダムサイトの地質ですが、複数の溶岩が重なっています。その溶岩境界面は透水性が高い(水がしみ出る)そうです。

下の写真は以前の地質調査の時の横穴(石木川まもり隊のY子さん撮影)ですが、

拡大してみると、

入り口付近の地質には確かに層や節理が見られ、隙間が多そうですね。

その透水性を示すのが「ルジオン値」という指標だそうです。

ルジオン値は岩盤内の透水性を示し、青(2)~赤(20以上)の5段階評価。

C-74のボーリング結果は、極めて透水性の高い赤のゾーンがいくつも見られます。

通常コンクリートダムの地盤は2ルジオンになるまで薬液注入しなければならないそうです。ということで、N先生のまとめは、

でした。

ダムが造れないわけではないけれど、適地でないところに造るためには莫大な対策費が必要になるとのこと。県民の2割しか賛成していないダムに、これ以上お金をかける必要があるのか、新知事にはしっかり考えてほしいものです。

また、石木ダム本体のすぐ近くに、かつて砕石跡の大きな穴があったことを参加者のS子さん(こうばる住民)が証言。N先生はたいへん関心を持たれ、写真を送ってほしいと言われたので、こちらの写真(石木川まもり隊のMさんが1994年に撮影)を送信しました。

話には聞いていましたが、本当に大きな穴ですね!

平成2年の大雨の時は、なんと200万㌧も溜まったとか!佐世保の山の田ダムの約4倍ではないですか!

こうばるの皆さんが、「わざわざダムを造らなくても、この跡地をダムにすればいい」と指摘されたのは当然です。

なぜ、そうしなかったのでしょう???

不思議です。