Mさんちの稲刈り

ここは石木川の支流、中ノ川内川の上流にあるMさんちの田んぼ。

急な斜面を開墾して、様々な形をした何枚もの田が折り重なるように広がっています。

家族9人の一年分のお米がここで作られています。

一家揃って、みんなで汗を流して作っています。

昨日は、その様子を撮影にやってきた皆さんをご案内しつつ、私もお邪魔させて頂きました。

バインダーで稲を刈っているのは、今や一家の大黒柱のY君。

機械がポンポン放り投げた稲束を邪魔にならない場所に移動させつつ後を追っているのは妻のMちゃん。

若くて元気な仲良し夫婦です。

カメラマンもアシスタントも照り付ける陽射しの中、とても大変そうですね〜

Y君の作業着の背中には「WE ♥ LOVE KOUBARU」の文字。

カメラマンさん、もちろん撮ってくれましたよね?

アレレ〜、1束刈り残しちゃった〜、苦笑いする二人。

失敗しても楽しそう〜

 

稲刈りの済んだ田んぼで、おじいちゃんが4人のこどもたちに何やら説明しています。

後方にはたくさんの木の棒が…何をやってるのかな?

おじいちゃんの説明通り、同じ長さの3本の棒を長男のT君が針金で束ねています。

3本の棒は、長い棒を載せるための支えでした。

しっかり固定できるよう、おじいちゃんの指導を受けながら次男のM君が頑張っています。

横で三男のK君がしっかり聞いています。

 

さあ、長い長い稲掛け用の稲木の完成です。

おばあちゃんのJ子さんが、さすが!慣れた手つきでスイスイ稲束を掛けていきます。

こどもたちも田んぼのあちこちに置かれていた稲束を拾い集めて稲木のそばに運んだり、

それを干したり、

もくもくと頑張っています。

 

そして、干し終わった稲の束。壮観ですね〜

刈り取ったばかりの稲の葉はまだ緑っぽい。

先っぽも元気に広がっていて、前回干した稲束との差は歴然。

あちらは、そろそろ脱穀の時期でしょうか・・・?

 

お昼は皆でバーベキュー!

準備ができるまで、撮影チームはこちらに移動。

何を撮っているのでしょう?

おじいちゃんが、柿の実や葉っぱを取っていました。

寄ってきたのは、ヤギさんたち。

ヤギさんは柿の葉っぱが大好きだって!

(実は私がいただきました

 

K君に聞きました。「なんでヤギ飼ってるの?まさかバーベキューのためじゃないよね?」

「違う」

じゃ、ヤギのお乳を飲むとか?

「違う」

じゃあ、なんで?

「わからん。じいちゃんがアライグマと交換してもらってきたら、どんどん増えてしまったと」

 

ふ〜ん。そっか〜。で、おじいちゃんに聞いてやっと理由が判明。

「ああ、草取りしてもらうためですよ。ヤギが草をきれいに食べてくれるから助かります」

なーるほど!

でこぼこした山の斜面に田んぼや畑をつくっていたら、草取りだってたいへんですよね〜

ヤギさんも有能な作業員ですね!

そのヤギさんたちをこれまた有能な愛犬ボルト君がしっかりサポートしてくれています。

 

「できたよー!」の掛け声で登っていくと、いい匂い!

お肉や野菜やキノコをたっぷりいただきました。

そして、Mさんちの薪で炊いたご飯は最高でした!

その上デザートは、みかんやオハギや、近所の方が差し入れて下さった芋団子まで!

お腹パンパン。ほんとにご馳走様でした!

 

最後に一家揃っての写真撮影。

お日様に負けない眩しい笑顔。

Mさんちは皆スポーツマン&スポーツウーマン。

この元気と笑顔の素は、やはり家族総出で作るお米のパワーかな?

 

午後は、川原を見渡せる高台や、石木川沿いの小道に撮影隊をご案内。

川原や石木川のいろんな風景がカメラに収められていきました。

 

夕日に照らされた川原。山も家もほんのり桜色。山影もくっきり。

虚空蔵も紫色に染まっています。

最後は夕空の三日月を撮って、今日の撮影は終了〜

 

明日も天気でありますように・・・

 

オンライン署名にぜひご協力ください!

石木ダム建設は説明不足。長崎県は一度立ち止まり、
公開討論会を開いてください。(Change.org)

ほかにも、こうばるを守るためやっていただけることがあります。

→あなたにできること

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